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英キャサリン妃初の肖像画に批判噴出
絵を見た評論家は・・・
 「長年、いろいろな肖像画を見てきましたが、もっとも退屈でありふれた肖像画のひとつです。街の写真屋の窓に飾ってある写真みたいですよ」(アート雑誌の編集者)
 他の評論家からも「年をとって見える」「目が笑っていない」「悲惨な出来」などと辛口の批評が相次いでいます。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn?a=201 …

画の出来としてはどうなんでしょうか?
老けてみえるのマイナスと思いますが。

A 回答 (3件)

 肖像画はいろいろな要素をクリアする必要がありますね。

特に不特定多数に公開するとなれば、一層です。

 本人を際立たせる必要はあるけれど、いろいろな面で本人を上回ることがあってはいけません。まず肖像画を見てから本人の会ったとして、「肖像画のほうが美しい/立派」という印象ではいけないでしょう。

 本人と分かる絵でないといけませんが、新聞に載る風刺漫画のように特徴を非常に誇張したものもよくありません。

 絵描きさんが副業で似顔絵を描いたりします。そういう肖像画では、描かれる人次第ですが、おおむね若く見えるように描くと喜ばれます。そのため、顔のパーツの配置を少し変えます。具体的には、目鼻を下に寄せます。これは子どもの顔の特徴で、そのために若く見えます。しかし、成熟や威厳といった印象からは遠ざかります。

 写真ではなく、絵にするからには、画家の取捨選択や理想化が施されます。絵は写真ほどの細部までの再現は無理ですから、何を描いて、どこを描かないかの取捨選択が必要です。絵ならではの価値を持つためには、理想的なイメージに近づけるため、どのように誇張するかなども大事です。これらが画家の腕の見せ所になります。

 お示しのキャサリン妃の肖像画ですが、低評価の理由として「老けて見える」があるようですね。そういう印象はありますし、それが生き生きとしていないという印象にもつながるでしょう。

 そういう評価が、どうして出ているかということですね。おそらく、肖像画としてはこうなるはず、こうであるべき、というイメージと実際の肖像画の比較で、そのような評価がなされているのではないかと思います。イメージしていたのは「若々しく美しい女性」という方向性で理想化されたものだったのでしょう。

 キャサリン妃(ひいては英国王室)としては、「若くて美しい女性」というイメージの絵を望んでいたのではないと思います。それが「ありのままの自分」という要望なのではないかと思います。公爵夫人として描かれることを望んでいたのではないかと思います。威厳と優しさの調和といった感じでしょうか。そういう面では、その肖像画は上手く描かれています。

 ご本人は、その肖像画に満足されたようですが、そうした点を評価してのことかと思います。後々まで残る自分の肖像画として、「美しい方である」よりは「立派な方である」ということが描写されているといった評価だったのではないかという感じですね。

 また、今後はキャサリン妃ご本人は加齢により変わって行かれます。肖像画は変化しませんが、若さや、それに伴う美しさを強調していないため、将来のキャサリン妃ご本人と見比べられても、たとえば「若い時は美しい方だった」といった印象を持たれにくいと思います。そうしたことも評価しているのではないかと思います。
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退屈でありふれてない王族の肖像画なんて描こうものならもっとバッシングされてしまうでしょう。


みかけより若々しく描いたらこんどは「まもなく母になろうというのに小娘みたいで落ち着きが無い」とか言われかねない。

居直って大仰ではあっても高貴な風に描くべきなのかもしれませんが、いろいろ政治的な理由もあってそうでないようにプロデュースされている、指導されているのでしょう。古くさい印象を避けたんでは。

エリザベス女王なんてこうですよ。
http://blog.goo.ne.jp/austimes/e/6cee1b21018f81f …
http://www.scmp.com/lifestyle/arts-culture/artic …

たぶん大衆に身近な印象・受けをリサーチした結果これなんだろうなという感じですし、話題になるのも計算の内でしょう。
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イギリスの番組で毎週3人の肖像画家が参加して有名人を対象に肖像画を一ヶ月かけて制作し、描かれた人が一枚選ぶというのがありました。



それぞれが自分の持ち味とモデルの持ち味をミックスして作り上げる、料理の鉄人の芸術版のような番組でした。

それで素人目にもわかったのは小綺麗にまとまったものより、自分の性格を反映させてくれた絵を選ぶということです。いわば占い師に性格を読み取られてカンバスに描かれたような表現力を、モデルは「ここまで私のことを見通してくれて嬉しい」と感じるようです。

その見立てを間違えた時に一般人が素晴らしいと思っても本人はそうは思わないというところがミスマッチで興味深いです。

今回の肖像は表情が硬いですね。でもそれが本人を良く写しているのかも知れません。この先子育てをしながら王室にも慣れたらもっと誇らしげな表情を描く肖像画が出来上がると思います。

私はハッピーな若い女性を期待しましたが、そんなファッション雑誌のような明るい画面は無理なんでしょうか。
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