ホモサピエンスと他の哺乳動物の外見上の特徴の大きな差の一つして、体毛の有無(多寡)があります。
ホモサピエンスが25万年ほどまえに誕生したということですから、この時代はまだ現在の間氷期になる以前の氷期で、現在よりも平均気温が6℃ほど低かった時代です。
現在よりも平均気温で6℃低い地球というのはとても寒い処であって、その時代にはユニクロもありませんので、裸体での寒さに対する耐性が重要な生存能力のひとつだったと考えられます。
氷期において、しかも防寒衣類が発明される以前に、体毛が無く生れてる来る種のメリット(競争優位)が思いつきません。
なぜ、ホモサピエンスは氷期において、他の哺乳類よりも環境耐性が低い状態で登場したのでしょうか?
どなたか、ホモサピエンスの体毛が少ないことのメリットを思いつく方がいらしたらご教示ください。
No.13ベストアンサー
- 回答日時:
#12の者です。
>どうしてホモサピエンス以外の霊長類が体毛に覆われているのかが良く理解できません
人類も、火の利用や衣服の発明がなければ、滅びていたでしょう。
暑さと寒さ、どちらが致命的かといえば、寒さです。
寒さに耐えるより、暑さに耐える(昼間は活性を下げたり木陰で休む)
方がましです。
霊長類でいえば、人類以外は皆んな樹林=木陰に住んでいます。
ただ、道具を用いて対処するとしたら、暑さより寒さの方が簡単です
(火、衣服)。
ありがとうございます。
寒さに弱いという大きな欠点と、発汗に有利という小さな(?)利点をもって誕生したホモサピエンスがたまたま知恵をもって大きな欠点を克服したので、サバイブできたということなのかもしれませんね。
No.14
- 回答日時:
>あ
今年で何歳ですか。ヒトの進化にお婆ちゃんが必要だったという説もありますが後進の手本になるべき世代ではありませんか、あ?
他人の時間を奪わない質問者さんはキリスト教嫌いにしては横文字がお好きなようですから。
ご自分の疑問に対してご自分の時間を消費してネオテニーでも検索されたら他人の時間を奪う機会も減りますよね。福岡センセイもマターナルmRNAとかなんとか語りつつもヒトとチンパンジーとの間で錯綜している科学用語の感想文を綴られています。
ホモサピエンスは毛も少ないかもしれないが尻尾もないよね。考え出すと急に視野が狭くなる傾向がありませんかね。理性の眼圧が上がるというか。
盲腸みたいに被毛も残した方がいいですか。炎症の元です。
無駄だろうが何だろうが、現実である、発生上の都合を無視した進化は、観念世界のサイエンスフィクションにすぎません。
毛の組織がヒトの発生上どうなったからかとか調べたり考えたりされましたか。
ご自身の疑問です。
No.12
- 回答日時:
氷河期は300万年前から始まり、本格的氷河期は100万年前
からであり、人類がチンパンジーから分かれた400万年前は、
今よりはるかに暑くであり、ましてその地はアフリカの低地
(リフトバレー)の草原です。
毛などないに限ります(発汗を有効にするためにも。帽子と
しての頭髪は別にして)。
もちろん、その後北方へ進出し、氷河期にもなったのですが、
その時には既に火を使い、衣服を発明していたので、無毛が
不利として淘汰圧がかからなかったのでしょう。
そもそもその頃からの100万年という時間は、生物進化に
とってはきわめて短期間であり、再び毛を生やす進化を
するより、人類の特長である脳の発達を生かした非遺伝子
的適応(いわゆるミーム)によった方が、進化の筋書きに沿っ
ていると言えるでしょう。
有難うございます。
発汗を有効にするのがメリットだったのですね。
どうしてホモサピエンス以外の霊長類が体毛に覆われているのかが良く理解できません。
No.11
- 回答日時:
過去の気温に関しては、環境学者というニッチの生き物が好き勝手しているぐらいに把握した方が科学として面白いです。
何を調べたんですか。過去の気温が何に記録されているというのです。土台がオカルトなんです。権威主義なら議論せずに思考停止して早々に納得された方が幸せだと思います。ヒトの生活圏が6℃低かったのですか。山も穴もあります。プレーリードックの巣は化石になりますか。宇宙ではなく地球には昼と夜があるのはご存じですよね。前提の吟味を楽しむのが科学の醍醐味ですよね。アフリカ単一起源説とかね、詐欺師的説明ですよ。
裸のサルが寒冷地に向かって絶滅するのは勝手です。基本ですが、南方のサルがジェットで移動したんじゃないですよ。一世代でしたわけじゃないです。開拓民だって犠牲があっての定住です。
気化熱に関して補足すると完全な無毛は効率的ではありません。実際、ヒトは毛が生えてますし、風呂など濡れて一番寒いのは有毛部の皮膚です。
毛は外皮の最外部に過ぎません。熱媒体の循環を比較せずに毛の数で何が決まるのですか。手足の長さは心配されないのですか。平熱から解剖、腸内細菌、などなどみんな同じなんですか。
ホモサピエンス同士でも黒人と白人では違うでしょ。日本人が汗だくになったり震えたりしても外人は違いますよ。同じ日本人でも寒がらない人もいます。冬でも足出してる女もいます。
科学を学んで専門バカになったら無駄です。キチガイの増殖です。
地球の平均気温って何?何丁目が寒かったのよ。
No.10
- 回答日時:
デフォルトで毛皮着用では衣服を着るのがたいへんだっただろうし、泳ぐのも苦手だったのではないですか。
火を使うという発想もしにくかったでしょう。
寒ければ火を使い衣服を着るからひとつの種でありながら極暑、極寒の両方の地にも適応できたのでは。
No.9
- 回答日時:
回答No.4です。
>チーターや豹など、時速90キロで疾走して、捕食する肉食哺乳類は、ホモサピエンスよりも筋肉量が多く、メタボリズムも高いと思いますが、なぜ、毛皮で皮膚を覆っている種が生きのこったのでしょうか?
チーターはアフリカ東部ではなく、北アメリカ大陸で進化した動物です。
チーターの「高速を生かして獲物に急接近して捉える」という狩猟スタイルから考えて、チーターはサバンナ等の草原地帯で進化したのではないかとは思いますが、北アメリカ大陸はアフリカ大陸と比べて緯度が高い位置にありますから、ホモサピエンスが進化したアフリカ東部程には、高温となる事が多い気候ではなかったと思います。
一方、ヒョウが何処で進化した動物であるのかに関しましては、私は知りませんが、ヒョウは樹上で獲物を待ち伏せしたり、捉えた獲物を樹上に運び上げてから食べたり、樹上で休憩をとったり、等々、樹上という場所を利用する事が少なくありませんから、樹木の多い環境の下で進化した動物であると考えても間違いはないと思います。
樹木の多い森林の中であれば、直射日光を浴び続けて体温が上昇し過ぎる事も少ないと思われますし、「獲物を待ち伏せて、不意打ちで捉える」という狩猟スタイルであれば、人類の祖先の様な「獲物を求めて広範囲を探し回る」という事も行いませんから、体温を下げる機能を高める事はあまり必要性がある事ではなかったと思います。
この様に、ヒョウやチーターでは、進化した環境や置かれた状況がホモサピエンスとは異なりますから、毛皮で皮膚を覆っている種が生き残った事には何の不思議もないと思います。
それと、進化してきた環境以上に重要な点は、ヒョウやチーターは汗をかかないという事です。
回答No.4で触れました「なぜヒトだけ無毛になったのか(The Naked Truth)」という論文では、汗をかくヒトの場合、体毛が多いと、汗の水分が蒸発するのは、体毛の層の表面近くとなるため、皮膚の表面から「汗の水分が蒸発している所」までの間の熱の伝導が、体毛の層によって阻害され、放熱量が少なくなってしまいますから、放熱のためという観点では、体毛を少なくする事には大きなメリットがありますので、ヒトは無毛になった、という趣旨の説が唱えられています。
処がヒョウやチーターは汗をかかず、呼吸を激しくし、肺で蒸発する水分の量を増やす事で体温を下げています。
汗をかかず、体温を下げる主たる手段が肺からの放熱なのですから、体毛を少なくしても、放熱量はあまり増えない事になり、体毛が無くなる事で何らかのデメリットが生じる事もあり得ますから、ヒョウやチーター等の場合は、体毛を無くする事のメリットよりも、体毛を失う事によるデメリットの方が大きかったのではないかと推測致します。
カガクスキさん、分析ありがとうございます。
チーターは北米でしたか。
我が家のワンコも散歩で走り回ると、長い舌を出し呼吸で体温を下げています。僕も熱い時に真似してみたことがありますが、舌の長さが足りないせいか、余り涼しく感じませんでした。
ホモサピエンスが東アフリカのラクダの様にビッシリと体毛をもって生まれてきた場合、どのような不都合がありえたのか、分析してみていただきたいです。
内容の真偽はともかく、カガクスキさんの分析が面白いので。
どうもありがとうございます。
No.8
- 回答日時:
>地球の平均気温が今よりも6℃も低い時代にホモサピエンスが出現したらしいこと、そしてそれ以前にいたネアンデルタール人は体毛が多かったらしいこと
仮にそうだとして、紫外線のメリットを考慮してないではないですか? ネアンデルタールが猫背であるのは、紫外線不足による骨密度の低下や変形だと考えている説もあったりします。
紫外線は多いと有害ですが、不足だとビタミンD不足を招きます。食品にはビタミンD前駆物質で含まれていることが多い。日射の紫外線によってビタミンDに変化させる必要がある。干しシイタケのように、経験的に食品のビタミンD前駆物質をあらかじめビタミンDに変化させることもある。
ビタミンDは食物摂取によるカルシウムの吸収に必要です。ビタミンDがないと、カルシウムの吸収効率は非常に低下する。現在でも、たとえば、くる病の第一原因はビタミンDの代謝異常です。
このことは、黒人が年間日照量の少ない地域に住んだ場合に問題となってくることが少なからずあります。白人より紫外線に強いことは、逆に働けば紫外線不足も起こしやすい。別の事例では、年間日照量の少ない北欧での日光浴の習慣は、必要があってのことだと思われます。
体毛が長くて濃かったら同様になります。体毛が極めて短い場合より、紫外線吸収には不利になります。人類が寒冷地や日照量の少ない地域に進出できたのは、火と衣服を含む道具あってのものです。体毛と違い、衣服は着脱可能です。
ありがとうございます。
紫外線吸収不足を克服できるメリットが考えられるわけですね。
そうすると、現代人は衣服をまとって、ホモサピエンスが具備しているメリットを殺していることになりますか。
北部に移住したホモサピエンスにとって、脱衣して日光浴が可能であることは、体毛がないことのメリットではありますね。
No.7
- 回答日時:
人類学に興味があっても人類学者は好きなれないのですが、科学として、平均気温とは何で、どのように変化してきたというのが通説なのですか。
地球は部屋一つですか。どういう感じのカーブなのか気温変動を簡単にご紹介くださると助かります。
人類学者によればヒトは数百万年前に出現しているようです。毛の化石はないでしょうし。
ちなみに現代の気温なら無毛でも納得なのですか?
既出回答ですが、チーターが時速と言っても一分間も走らないでしょうからチャンスにスクランブルできるよう体温が高い方がいいんじゃないの。
それと性淘汰という論理はデメリットを凌駕するものです。繁殖に不利なメリットはメリットになりません。
日本人が馬鹿でも従順を求めたら利口な日本人のメリットは保障されません。
イギリス・フランス・イタリア・ドイツ・デンマーク・スウェーデン…の間接税が多いから日本は少ないのである、そういうコクサイ人種的な短絡思考は、動物種間に適用しても短絡思考ですよね。毛の数以外が全く同じなんですか?
差別反対キチガイが実は誰よりも差別的人格者であるように、多様性キチガイが、多様性をすっかり無視していたらインチキ主義者です。
ありがとうございます。
質問に答える立場ではないのですが、私は下記のグラフを参考にしています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1% …
No.6
- 回答日時:
氷河期に入ってから人間が裸になったということは証明されてはいないのではないでしょうか。
これまでのスレで誰も触れていないので、あるいはタブーになっている考え方かもしれませんが、以前どこかで私が書いた性的猿人説はD.モリスなどが言っていることです。つまり、直立し、社会生活し、更に基本的に一夫一婦制になった人間は必然的にセックスを異常に好むようになり、無毛症の異性それも多くが選ばれる側の女性のそれが珍重されるようになったということでしょう。それは更に近年における白子の異常繁殖(白人、そしてブロンド、目の色の透明化など)において補強されているのではないでしょうか。氷河期が無毛化した人間にとって他の動物よりもハンディになったとは私は思いません。彼らは毛皮を発明し、更に火を発明したのですから(火は毛皮よりも普遍的で、人類では氷河期よりも紀元が前だった可能性もあります)。
回答ありがとうございます。
ハンディは、体毛が有る哺乳類よりも耐寒能力が劣ることです。
氷期において、このハンディを帳消ししてうわまわるメリットがあったのかどうかを知りたくて質問しております。
No.5
- 回答日時:
おはようございます
(素人の意見です)
ヒトは 付いた泥を落とすのは楽なので
湿地・泥濘地での活動が有利です。
ゾウ・カバなども体毛が薄いですね。
これらは『泥』に強いです。戯れるほどです。
(サイも体毛薄いけど サイは泥と戯れているイメージがあんまり無い…)
毛もじゃの哺乳動物は 大抵 泥を嫌います。付いたら落とすのが大変大変面倒だからです。避けて歩きます。
(もちろん現代のヒトは 泥を嫌う場合が大多数です…)
ありがとうございます。
アザラシやラッコなどの水生ほ乳類は、湿地・泥濘地でも、スキンだけのホモサピエンスよりも有利に感じます。
泥を落としやすい、洗いやすい、と言うメリットが有ることは同意します。
ご意見ありがとうございました。
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