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中学生です。学校で論文を作成しているのですが、仮説の筋道がなかなか立たず、行き詰っています。どなたか私に知恵をお貸しください。

「日本の東西・日本の伝統文化」というテーマより、実地体験に基ずく問題提起、または実地調査による仮説検証をし、FWや修学旅行で調査・検証して論文を書くのが課題です。
修学旅行の行き先のことも考えると、比較対象は関東と関西にしようと思っています。それぞれの中心地として関東は東京、関西は大阪に焦点を当てて調査・検証していきます。

関東と関西の違いはいくつもありますが、その中でも性格の違いに注目していきたいです。
関西人と電話の受け答えをしたときに思ったのですが、もう少し詳しく説明してくれたら、もう少しゆっくり説明してくれたらと少し戸惑います。この経験も含め、関西人は関東人に比べて、強気、明るい、せっかちなどという性格の違いを感じました。

本当に性格の違いがあるのかと思い、車の運転を例にとって考えてみました。交差点で停止線の手前で止まる車は東京で53%、大阪では38%、横断歩道の上かそれよりも先で止まるのは東京で8%、大阪では27%でした。さらに大阪のひき逃げ率は東京の3倍でした。大阪の運転の荒っぽさが数字に表れていることがわかります。

そこで、関東と関西での性格の違いが生まれる理由は何かという疑問にぶつかります。仮説を立てるうえでは「関東と関西で性格の違いが生まれるのは何故か」という疑問に対して、ある程度の予想を立てないと調査・検証が厳しいです。歴史や地形、環境という視点で調べたのですが、これといった手掛かりが何も見つかりません。そのため、検証方法も決めることができない状況です。

知識のある方でも、ない方でも、どなたでもいいので私に知恵を貸してください。
参考文献なども記してくださると助かります。

A 回答 (4件)

多分これねぇ・・・証明も棄却も出来ないかと。



というのも、「せっかちである」ことの因果関係が証明できない
からです。

関西は歴史的に「商業の集積地」であったのに対し、関東は
「商売が中心で無かった」ということは言えますが(過去の商
工業の統計を見れば、江戸期・ならびに大正~昭和初期は
関西が商工業の中心地であったことが判るかと)、商業が
中心であることと、人間の性格付けに論理的な相関を考える
事が出来ないんです。

論理的な相関で無くて良いなら、上記のような商工業に対する
考察から(特に江戸期)、関東は人口の割に田舎者の集まり
だった・・・という事は証明できると思いますが、話はそこまで
で止まっちゃうんです。

(「下らないもの」という慣用句は、酒や醤油などが関西から
来るものより、江戸周辺で作られるものが極端に質が悪かった
ことから来ています)

もっと違う事象を考えた方が良いような気がします。例えば
この本などは、非常に有用では無いかと思いますよ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4101441219/
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
性格の違いというのは論理的な証明は難しいですか…
とても分かりやすく説明していただき、本当に感謝しています。

初めは「関東と関西のバカとアホのニュアンスの違い」について書こうと思っていたのですが、すでに研究し尽くされているということで、題材を変えてしまったんです。
参考資料も提示して下さり、本当にありがとうございます。

お礼日時:2013/01/25 15:11

 こんにちは。

中学生ならば「論文」というよりも「論説文」ですね?。
論文も論説文も「ある課題なり結論に対し、その言説を立証するための材料(資料)を集めてそれの正当性を吟味した後に、問題の組み立て方や論理の整合性に基づいて論証する作業」です。
 質問者様の場合には「日本の東西・日本の伝統文化」との抽象的なテーマにアプローチするにはどうすればより適切な方途となるかのことを考えて「関東人と関西人の性格の違い」に着目したのでしょう。
 けれどもこのままでは括り方が大きすぎます。以下その問題点に関してお話しします。
(1)「関東人」および「関西人」の定義付けがなされていない。
(2)「性格」は個人に依拠する部分(その人物が過ごしてきた生活来歴やら住環境、そして職業環境や階層などの要素に規定される)であって、それを考えるならばこれこれの要件を満たす者「のみ」が関東人でありまた関西人であるとは一概にいえない(同じ環境を関東関西に拵えることはできる)。
(3)「関東」と「関西」を空間的に隔てるのが、どこの場所や地域であり、それはどのような根拠に基づく結論であるのか。
などといった基礎的データに関する検証が一つとしてクリアされてもいない状態です。
 自動車運転と交通安全に対する意識の違いを数字的に提示していても、それがどの様なサンプリング調査に基づく結果であり、そこから何をどの様に読みとるかも示されていません。一見して合理性を装っているように見えますが、それが必ずしも客観的な検証であるとは限らない。ここから直ちに「関東と関西での性格の違いが生まれる理由」を知る由にもならない。
 仮に「関西人」といっても大阪のそれと京都のそれではかなりの違いも見受けられます。京都の町屋は別名「鰻の寝床」などとも呼ばれる様に、間口は狭くとも奥行きの幅が広く、坪庭と呼ばれる小さな中庭を間にこしらえ、表にある職場空間と奥にある生活空間構造を隔ててもいます。ここからどの様な印象を受けるでしょう。
 また「一見(いちげん)さん、おことわり」などとの馴染みの客以外は受け付けないなどの側面もあります。これに対し、大阪の方々はどうでしょう。見知らぬ相手に対し「僕」あるいは「君」などと馴れ馴れしい呼びかけの言葉を使ったり、場所を弁えずに「えらい」「ごっつい」など耳慣れない言葉を使っても相手に通ずるかのような意識を持ってもいます。このように「関西人」を一括りに定義づけることが安易にできるかとの問題もあります(京都には町衆もいれば公家や寺家もいる、同様に大阪にも商人もいれば武家もいる)。
 もっと単純で身近にある「具体的なもの」から考えてみることをお勧めします。関東それも東京と関西で最も大きな違いといえば、食生活などに現れていることをお気付きではありませんか?。例えば「寿司」です。関東それも東京ならば「江戸前の握り」ですが、関西それも大阪ならば「恵方巻」に観られる「巻き寿司」が一般的です。この違いはなせでしょう。一つは生鮮食料品の入手の問題があります。京阪神地域で魚の本場は日本海に面した丹後の宮津や瀬戸内の漁場がありますが、大阪が商業圏を形成する以前の中心は京都です。そこに魚介を運び込むならば陸路や河川を辿るしかありません。逆に江戸は江戸湾および相模や房総といった比較的近い場所に漁場がある。こんなところから手を着けていくことも可能ではありませんか?。それにはもちろん史料による具体的な裏付けも必要です。
 もし質問者様が大学生であり卒論で「日本の東西・日本の伝統文化」や「関東と関西での性格の違い」などとのテーマを持ってきたならば、即座に却下します。その理由はここまでのお話しでわかるはずです。それほどに質問者様はテーマを絞りきれず、また自らの論理構成や検証能力に自惚れを持っているとしか考えられない。青森の三内丸山遺跡から出土した打製石器の素材ひとつを考えてみても、そこで産出する素材ではなく他の地域から交易を通じてもたらされたものがあるなど、人と物の移動によって文化も様々に変化することも一方では頭に入れておかねばならないでしょう。除算して余りが出ないなどの数学的でソリッドな割り切り方ができないのが歴史や文化が持つ特性であるともいえますので、パターン化して考えることを先ずは頭から外し、全くのゼロベースから組み立てていった方が面白い考察ができると思われます。
 幾つかの材料から「何がわかるか」が大切であって、これこれの結論を立証するために材料を集めることを我田引水もしくはプロクルーステースの寝床などと申します。
 そして同時に「論理」の基本も身に付けることを「論説文」を書くための主眼であることも申し添えます。
「AであるならばBである」が必ずしも「AでなければBではない」とはならない可能性もありえます。質問者様が集めた材料を裏返しに見たら何が見えるでしょうか。
 【追記】
中学生にとってはかなり難しい内容ですが、網野善彦さん(日本中世史の専門家)の『東と西の語る日本の歴史』(講談社学術文庫)などを一読することをお勧めします。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
わかりやすいご説明のおかげで今後の課題がはっきりしました。

もう一度テーマを見つめなおし、仮説を立て行きたいと思っています。

的確なご指摘ありがとうございました。

お礼日時:2013/01/25 20:16

関西では、おつりをわたすとき「50円のお返しです」と言います。

伊賀上野から愛知にかけては「50円のお戻しです」となります。
関東ではどう言うのか、そしてその境目はどのあたりなのか、「お返し」と「お戻し」の歴史的経過なんかしらべてはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

歴史的な面からの考察は幾度か試みたのですが、性格の違いとの因果関係が成り立たないんです。
性格というのは地位別に見ても例外はつきものですし、環境下の違いということでの調査・検証は難しのかもしれません。

お礼日時:2013/01/25 20:10

「交通事故」や「世帯収入」,「住居面積」などについては統計資料がありますが,「○○県民は怒りっぽい」などといった「ヒトの性質」についてはいっさい存在しません。

それぞれの県民性について述べた書籍を見たこともありますが,学問的根拠を有さないハッタリです。日本人1億人すべてに面接調査や質問票調査をした結果ではなく,かぎられた印象にすぎません。ぼくは東京で30年間暮らして東京人を観察しましたが,それからみると関西人のほうが悠長で柔らかく感じることもあります。いっぽう,すぐ怒る知人もいますし,腹が読めない陰湿な知人もいます 笑。

あなたが提示する交通データから強いていえば,「大阪府民は東京都民よりも,交通法規の遵法精神が低いという性質をもつかもしれない」 爆。これは,何も言っていないのと同じです。さらにこの現象とても,大阪の交通量が多かったり,道路設備が悪かったり,商用車の割合が多かったりしたために生じたのかもしれません。短絡的な結論づけは,すべきではありません。あなたが学ぶべきは,慎重な思考方法でしょう。
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この回答へのお礼

関東人にもせっかちな方はいますし、関西人もそういう方だけとは限りませんね。人の性格を環境の違いと結びつけることは難しいですか…

関東人と関西人の性格の違いの根拠が欲しいがために、車の運転データを無理やり性格の違いの根拠にしようとしてしまいました。物事を短絡的に結論付けるのはよくありませんよね。以後気を付けます。

迅速かつ分かりやすい回答をありがとうございました。
無知な中学生の質問に付き合って下さったことを本当に感謝しています。

お礼日時:2013/01/25 15:22

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