無機水銀と有機水銀について
すみません、質問があります。
今、社会科で水俣病の原因の「有機水銀」について調べています。
でも、無機水銀というのと、有機水銀というのの区別がわかりません。
炭素か鉱物かというちがいがありそうですが・・・
有機水銀は人体に有害だとわかりました。
でも無機水銀は人にとって無害ですか?有害ですか?
回答(3件)
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ほとんど回答は出そろっていますが、ちょっと補足を。
有機水銀も無機水銀も有害といえますが、その性質から次のような大きな違いがあります。
・有機水銀
脂溶性、生体濃縮性が高い→海に流された場合、魚に高濃度に蓄積
∴通常の生活(魚を食べること)で多量に摂取する危険がある。
・無機水銀
脂溶性、生体濃縮性が低い→魚にあまり含まれない
∴No.2の方が挙げているような特別な場面でのみ多量に摂取する危険がある。
「公害」というのは、前者のような通常の生活において害が出ることをいいます。
後者の場合は「事故」ですね。
この回答へのお礼
更に補足の回答をありがとうございました。とても勉強になりました!
No.2ベストアンサー10pt
有機物と無機物の違いは、
二酸化炭素や炭酸塩・炭化物などの例外(これらは無機物扱い)を除き、
炭素原子を含む(有機物)か含まない(無機物)かですが、
有機水銀などの「有機金属」の定義は、金属-炭素結合を含むものを指します。
だから酢酸水銀などは、水銀有機物ですが、有機水銀化合物ではありません。
水銀の毒性は、酸化数と脂溶性に依存します。
金属水銀などの0価の水銀は毒性が低く、
1価、2価の水銀は生体に毒性を示します。
また有機水銀は無機水銀に比べ脂溶性に富み、
より皮膚や細胞内へ浸透しやすく毒性が高くなります。
塩化水銀などの無機水銀も海へ投棄すれば、
バクテリアによって有機水銀に変換され、
魚の体内に蓄積されると言われています。
また液体の金属水銀は口から摂取してもそのまま排出されるだけですが、
水銀蒸気を吸った場合は肺から体内へ直接水銀が入ったことになり、
体内の酵素で水銀が2価に酸化されて毒性を示します。
奈良の大仏建造の際、金アマルガムを用いたメッキで
大量の水銀中毒者が発生したことは有名です。
この回答へのお礼
>化水銀などの無機水銀も海へ投棄すれば、
>バクテリアによって有機水銀に変換され、
>魚の体内に蓄積されると言われています
…なるほど,分かりました!それで水俣病の経緯では「工場側は無機水銀を流したと主張しているが,検出されたのは有機水銀だった」というところのなぞが解けました。ありがとうございます。
No.1ベストアンサー20pt
無機水銀は化合物によって違うと思います。
無機水銀の一例に液体金属状態の水銀がありますが、これは有害です。ただ、経口摂取(飲んでしまった)のような場合には、案外、摂取量は少なく、ほとんどはそのまま排泄されてしまいます。
逆に怖いのは水銀蒸気ですね。水銀は25℃ぐらいでもかなりの蒸気が発生します。これを吸うと非常に身体に悪いです。
一方、水銀が合金になったアマルガムは非常に安定であり、毒性は極めて低いと思います(歯の詰め物に使われていましたね)。
なお、「有機と無機の違い」は過去の質問で答えたので、参照してみて下さい。有機水銀(炭素化合物)の場合には、経口摂取でもダメでしょうね。
この回答へのお礼
どうもありがとうございました。過去のものも参考にさせてもらいました。どちらも有害なんですね…
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