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メルセデスベンツのW124について。
よくネットで「W124の後期型はコストダウンが始まっていて、前期型とは全然違う車」などと
まことしやかにおっしゃるのを見受けますが。。。
たとえばシートの材料とか、そんなのだったら、まあコストダウンもわかりますが
中には「ボディー、シャシーまでコストダウン」という記述も見受けられます。
「あれはもう「ベンツ」じゃない」と。

「ホントかいな」というのが正直なところです。
ボディやシャシーまで、それまでの製造ラインがあるにもかかわらず
そういうところまでわざわざコストダウンするのかな、と思うわけです。
ダッシュボードの素材が変わった、シートが変わったならば判りますが
シャシーまで???????
中には鉄板の厚みも変わったとか?????

もしご存知でしたら教えてください。
自動車業界の方でも結構です、モデルチェンジ前に、シャシーにコストダウンするんでしょうか。
海外の掲示板ものぞいて見ましたが、そういう意見は見つけられませんでした。
「買うなら1995年(最終年)のw124を買え」と言う記述はいくらでも見つけられました。

ではよろしくお願いします。

A 回答 (3件)

#2の方が回答されているように、コストダウンが顕著になったのはW210と呼ばれるモデルからでしょう。


W210はW124までの四角いヘッドランプから丸いランプに大きくデザインを変えたモデルです。これは前期後期と区別されていて、後記からはミラーにウィンカーが内蔵されました。
ただ、W124からW210でコストダウンが激しかったからか、後記型では安っぽさが少し減り、むしろメルセデスらしさが戻ったと評されている位です。
W124は1984年秋にドイツでデビューし、86年から日本に投入され、セダンは94年まで、ステーションワゴンは95年だったか96年だったかまで発売されていました。
この頃のメルセデス、少なくともこのモデルは毎年のように仕様を追加、アップしており、また90年と93年にマイナーチェンジをしていますから、前期、後期という言い方はしません。
特に大きく変わったのは、93年にミディアムクラスからEクラスと呼称が変わった点と、フロントグリルが大きく変わった点です。
また、メルセデスは毎年欠点を直したり対策品が出たりして成熟していきますので、買うなら最終モデルと言われています。このW124もそうです。
そういうわけですから、おっしゃるように同一モデルでシャシやボディをコストダウンというのは考えにくいですし、W124の標準装備はむしろ豪華になっていました。
W210とW124の比較ではボディが薄くなったとは言われていましたが、高張力鋼板を多用したためという面がありますし、コストダウンが進んだとは言えボディ剛性は高まり、大型化などもあり、W124よりも重くなっています。
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124は124です。



あれはもう・・・というのは210のことでしょう。
一番の違いは、運転していても違いがわかる
ステアリング機構がリサーキュレーティングボールから
ラックになってしまったことです。
124までは後期もボールです

ハンドリングは日本車みたいな感じになってしまいました。
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実はね、俺も「ホントかよ」ってカテゴリーに分類される考え方なんっすよ。



要するにさ、『オーバークオリティ』が前期モデルの特徴でしょ?時代はバブル全盛期で、日本では「付加価値の時代」っつって本質より「そこにどんだけスゴいオマケがついてるか」「そこにどんだけオマケが乗っかってるか」を求められた時代でしょ?そういうオマケが普通より良ければよいほど刺激的で、どんどこどんどこ見た事ないど派手なオマケを付けてって、買うほうも見てるほうもちょっとやそっとの刺激じゃ満足しなくなってどんどこどんどこど派手に過剰に過激になってくの。で、日本では物質的な刺激じゃ飽き足らなくなって精神的な刺激を求めるようになって、オカルトや占いが富裕層を中心に流行ってって。。。その結果が、地下鉄サリン、と。オウムを作ったのは、他ならぬバブルを生きた人達全員だ、と。
だから俺は「付加価値より本質」っつーんっすけどね。マトモな神や仏なら目的地を見失った人の道しるべにはなるけど、祈ってりゃ誰でも幸せになるとは言わないよね。悪魔の囁きとか、生き地獄とか、聞いた事ないのかな。怠け者にゃ救いの手は差し伸べねえよ。それが神仏の本質っすよ。

っつー俺の押しつけがましいバブル批判論はさておき、W124って、前期型はそういう付加価値てんこ盛りの、分厚いあんこのシートに、走るのに必要ない代物のてんこ盛りだったわけで。ドア1枚取っても「バムッ…」っつー重厚な音で閉まるようにいろんな補強材を入れてわざと重くして、でもCDプレイヤーなんだよね?あの頃はMP3なんてなかったからしょうがないんだけど。特にあの頃のメルセデスシリーズの中でもEクラスはそういう「新しいモノ」「斬新なモノ」をぶち込んで様子を見る実験的車両の側面もあったからね。とにかくてんこ盛り、いい意味でも悪い意味でも『てんこ盛り』なんっすわ。で、こんなオーバークオリティが受けて売れるからそうなっちゃった。あの頃は日本って結構オイシイ市場だったらしいからね。

で、一般的に後期型は1999年以降のモデルでしょ?実はヨーロッパではチョイとしたセンセーションが起こってて、それがW124にも影響を与えてたんっすよ。
オペル特にベクトラが大衆車なのに、当時のヨーロッパでは「安いから、しょうがないね」って扱いだった大衆車なのに!BMW3シリーズとほぼ同等の性能でスポーティなデザインで、ワーゲンとそんな変わらない値段、で一気にヨーロッパスタンダードになったんっすよ。いわゆる今に続くスポーティ・セダンの流行がここから始まったんっすけど、実はECUをはじめとした電子制御はメルセデスと同じ(SIEMENS製)でマルチインフォメーションディスプレイを装備、っつーのも売りだったんっすよ。
で、1999年にはスポーティセダンなんだけど壊れやすいでおなじみだったアルファロメオが壊れにくい147と156を出して、ベクトラの座を奪取してスポーティセダンのヨーロッパスタンダードになったんっすよ。これに粟食ったのがフォルクスワーゲンで、2000年にはそれまでの『壁』のコンソールを全面的に見直して洗練された斬新なデザインのゴルフGTIでアルファロメオの座を奪取してヨーロッパスタンダードの座に付いたんっすよ。実はアルファロメオ147のデザイナーを引き抜いて作ったんっすけどね。日本ではRVブームの流れからミニバンブームになってたんだけど、ヨーロッパでは確実にスポーティセダンがトレンドだったんっすね。

で、メルセデスはっつーと。。。スポーティセダンが求められるヨーロッパ市場の流れを読み取って、前期型とは対極のスポーティでモダンな路線に切り替えたんっすよ。

前期型はオーバークオリティで後期型はスポーティでモダン、ってまるで対極っすよね?悪い言い方をすればバカみたいにぶくぶく太るだけ太って考えうる限りの贅肉付けた前期型が、急にダイエットして贅肉そぎ落とすだけそぎ落としたのが後期型だから。
じゃあ前期型贔屓目線で見ると。。。スポーツをするのに不要なものは無駄な厚さのアンコのシートや無駄に重たいドアね。足回りだってもっと硬くしないとシケインで踏ん張り切らねえよ、で硬くなる。出来るならボンネットやシャシーまで軽量化したいんだから、スポーツするなら。っつって改良されたクルマ見たら、貧相に見えるよね。最近のダイエットに成功したパパイヤ鈴木なんかと一緒っす。「どうせもう石ちゃんみたいな大食いはしねえんだろ?」って感じっすよ。

ついでに言うと、BMWもE46で肥大化してオーバークオリティを求めるあまりオペルに客を奪われて、今度はイタ公のアルファロメオまで追い上げてきてる、で焦って1999年(2000年モデル)以降の後期型ではスポーツ路線に戻ってるんっすよ。


だからね、実はコストダウンじゃなくてオーバークオリティを捨てただけなんっすよね。スポーティセダンって、相当運転する事目線で考えないとできないワケで、それは同時に「クルマの本質」を追及してる事になるんっすよ。テレビとかそういうオモチャはもっと上のグレードでやればいいんだよ、って事っすね。
でもそういう本質を追及している姿勢をコストダウンとか安っぽくなったっつってるのは、まだ付加価値に囚われてる証拠っすよね。もっともそれだけバブルの頃に与えられた刺激が強すぎた、って事で、オウムの最後の逃走犯が未だにあのカルト狂団を信じてる、ってのと一緒っすよ。強すぎた刺激から解放されるのって、難しいんっすよ。

じゃあ今のメルセデスが本質を追及した素晴らしいスポーティセダンかっつーと。。。現行のEクラスなんかでも確かにスポーティなんだけどオーバークオリティのクセが抜けてない、スポーツならタコメーターが重要なのにスピードメーターの脇で申し訳なさげに鎮座してる、スポーティなはずなのに妙にリアシートに余計な装備を取り付けて自重を重くしてる、じゃあ後ろの人が快適かっつったらスポーツダンパーのせいで高速に乗らないと常に小突かれてる感じがケツから伝わる、で、帯に短く襷に長くてどっちつかずな感じがチョイチョイ見つかってどこに着地点があんのか良く分かんないで浮上したはいいけど空中分解。。。って感じっすね。


頑張ってほしいっすね、メルセデスには。
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