プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

15・6年ぶりに使い始めたLP用カートリッジについて、性能劣化の疑いがあります。ひとつはマグネットの減磁による出力減少です。音量つまみの位置が昔は10程度で良かったのですが、今は25-30に上げないと同音量になりません。(アンプの劣化はさておきます)。もうひとつは、ゴムの劣化による大きな振幅に対するトレース能力減です。同針圧での針飛び、歪っぽい音などがその現象です。理論的には加齢による劣化は想定できますが、実用上も起こる現象でしょうか?

A 回答 (7件)

はじめまして♪



未使用で長期保管した場合、やはり一番影響が出易い部分がサスペンション系ですねぇ。
私も10年程放置したら7本中6本は正常な音が出なく成っていました、、、、

その他に針先に付いた汚れが固着してしまう、と言う可能性も否定出来ません。
私の場合は針先を顕微鏡で見た程度ですが、問題は無さそうに思えましたけれど、、、

マグネットの減磁は相応に在ると思います。ただ、聴いてワカル程の影響は無いハズです。
保管環境が、強い磁気が在る場所、電源系の影響を受け易い場所、温度変化の非常に激しい場所、などですと、影響度は大きく成るかもしれません。

あとは、格接点の磨き直しですね、これは我家でも接触部の変色等は見つかりました。
この部分で言いますと、アンプ側のスイッチ類も疑ってみるべきなのかもしれません。

なお、昔はアナログソースがメインでしたでしょうけれど、そこにCD等のデジタルソースを組み込んでいますと、音量感はかなり違って来ますよ。

アナログオーディオ機器間の基準レベルが、平均0.5Vとか0.7V程度なのに対して、デジタル機器の場合は最大2Vと言う基準ですから。
フォノアンプ部もアナログ機器用のレベル付近まで増幅する設計ですしね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご指摘のポイントすべて思い当たることばかりです。特にアナログ・デジタル機器間の音量感の差という観点は非常に新鮮に感じました。カートリッジの責任だけではないのですね。勉強になります。

お礼日時:2013/02/23 19:15

最近MCカートリッジの修理をしてもらった者です。


2003年に買った一つは、片面を聴いてる途中で音が歪っぽくなり、終わると針先に黒いかすが付くようになりました。針圧を範囲内でかけても腹をこすりそうにもなりました。
こちらは針交換及び調整(腹すり対策)をしてもらいました。ダンパー交換かと思いましたがしなくても良いと。オーディオテクニカのクリーナー液をほぼ演奏ごとに使いました。
もう一つはSPUで4年ほど使いました。これはモノラルになってしまい、針圧を2g余計に掛けないとステレオになりませんでした。コイルが短絡してると思いましたが、ダンパーが変形しコイルがフロントヨーク?に触ってました。大体ですが使用時間を付けてまして100時間でしたが針が減ってるのとのことで、針交換とダンパー交換をしてもらいました。今思うとヒーターに当ててしまったし、カバーは針に当たってたり、シェルが破損してるのを気付かずエンジンぶらぶらの状態で聴いてしまったりとひどい扱いをしてました。修理後は前より音が良くなった気がします。
MMを使ってる時は不都合なかったので安心して使えてます。
色々知識を得て解ってるつもりでしたが結構外れてました。
実際には開いてみてみないと解らないなーってとこです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

質問を投稿したとき念頭にあったのは、SHUREのV152種類でした。他に、GRADO、SAECがありましたが、GRADOは片チャンネルの音が出ず、SAECは全く音が出ません。いずれも簡単に修理サポートを得られそうもないので、放ってあります。詳細な構造も分からないし、わかったところでさてどうしたものか?
「実際には開いてみないと解らないなあってとこ」同感ですし、分かったところでどうなるものやら。MM型は交換スタイラスがありさえすれば、蘇りが期待できます。V15VxMRの交換針注文しましたが、注文殺到で納期一ヶ月とか。デジタル時代にアナログに回帰するのは容易なことではありませんなあ!

お礼日時:2013/02/26 09:44

私は技術者ですので、その視点でご回答します。



カートリッジのカンチレバーの根元は、いわゆるゴム系の材料で
可動性を持たせていますので、
それが経年劣化して硬化するケースがあります。
経年劣化としては、加水分解というものが考えられます。
もちろん、溶剤系による劣化も考えられますが、
カートリッジでは考えられません。
(メガネのフレームなんかは整髪料によってソルベントクラックが
起きたりしますね。女性が使うマウスも手に付けたハンドクリームの
せいで樹脂が溶けていたりします)

カートリッジは、保管している部屋が高温多湿であると、
樹脂部は加水分解で硬くなります。
(輪ゴムが劣化して切れているのをご覧になったことがあると思います)
そうなると、寿命ですが、スタイラス部分を交換すれば、
従来通り使用できると思います。

まさか、本体内部のコイルの絶縁まで劣化しているとは
考えにくいからです。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

カンチレバーの根元→ゴム系材料で可動性→経年変化(加水分解)→硬化 というプロセスは文系の私にも理解できます。やはり一度スタイラスを新品に代えてみようと思います。純正は入手不能なので国産の代替品になりますが・・・有難うございました。

お礼日時:2013/02/24 09:01

私はお金がないので、いつも中古のMMカートリッジを買います。


30年以上前の物が結構ありますが、それでも劣化の感じないものと、すごく劣化を感じるものもあります。
保管の状態もあるでしょうし、使用した時間もあると思います。
針がきれいに尖がっていても、ゴムが弱っていたり、硬くなっていたら、本来の力は発揮していないと思います。

通常500時間くらいで針を交換。っと言われていますが、私は500時間以上もつと思います。
しかし、交換針と交換比較してみると、やっぱり新品の交換針のほうがいい場合が多いです。

なので、古くなると使っていなくても、劣化が進んで実用に耐えないものもたくさんあります。
ひどい時は、針もゴムもなんともないのに、片方だけ音がでないとか、音が異常に割れるなど、
中古のカートリッジだとたまにあります。

でも、出力がそんなに低くなることは、経験したことがないです。
新品でも中古でもボリュウムの位置はそんなに変わらないです。
MCカートリッジをMM入力につないでいるとか、そういうことではないですもんね・・・。

針にホコリが付着してると音が歪んだり、音が小さくなることがあります。
そのときは、針のホコリを落とすクリーナー(オーディオ・テクニカのAT607)を使って針先をクリーニングしています。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

実は私も古くなったカートリッジの性能が劣化するとは思ってなかったのです。むしろ針の摩耗を心配して早目に針の交換をしてましたので、経年変化を心配する機会がなかったのかもしれません。そんな流れで、プレヤーにLPを乗っけて針を落として始めて「こんなだっけ?」「年かしら?」と思った次第です。交換針も入手が難しくなってくるので、中古を上手に使わなければなりません。いろいろアイデアをいただき有難うございます。

お礼日時:2013/02/23 20:58

オルトフォンのMCカートリッジをかれこれ20年使っていますが、まったく劣化していません。

針も磨り減っていません。昔と同じ音が出ます。問題はカートリッジよりこちらの耳の方で、歳を取ったためか昔ほどいい音に感じなくなりました。好きなモーツァルトやバッハを聴いても、あまり感動しなくなりました。おそらく周波数の高い高音が聞こえにくくなっているためでしょう。後10年ぐらいこれで聞くつもりです。その頃には耳が聞こえなくなっているかもしれません。
    • good
    • 4
この回答へのお礼

仰るとおりです。数年前からドック検査で聴力が3・4000ヘルツから数dbダウンしてることを指摘され滅入っていますが、一方では、人間の器官は足らざるを微妙に補う能力ありとも教えられ、身の丈のオーディオ道を歩き続けるつもりで諸兄のお教えを乞うております。我が身より機器に頼る性癖を正していただき有難うございます。

お礼日時:2013/02/23 19:08

マグネットの劣化はそれほど顕著に出るものではありません、その根拠としては、50年以上前のスピーカーやカートリッジマイクなど特に劣化せずビンテージ商品として取引されています。


どちらかと言うとアンプの電解コンデンサーの劣化の方が酷いです、電解コンデンサーはその名の通り化学薬品を使ったコンデンサーで、中身の薬品が経年変化で減少します、また通電していないと、寿命の劣化が激しく、これはバッテリーと同じです、かと言って定格の50%での使用が一番寿命が長いのですが、コストパフォーマンスから定格の80%から90%で使われる場合が多く、また温度によるアレニウスの二条法則にもとづいて寿命が変わります、またコンデンサーに印加されるリップル電流でも大きく寿命が変るもので、指標としては約7年で寿命と言われます。(その他耐熱温度85℃から115℃のものまで有る、高リップル対応の物などさまざまで用途を間違えば寿命は短くなる)
エミッターのコンデンサーの容量抜け、NFBのコンデンサーの容量抜け、半固定抵抗の表面酸化等によるバイアスのズレ等が起これば、ゲインが低下することは十分にあり得ます。
ゴムの寿命は約10年で普通に使っていればカートリッジの針がそんなに長く持たないので、5年程度で針交換すれば、寿命を考える必要はないと思えます、またカートリッジの性能低下で1/3の出力になることは非常に考えにくいです、起きても数%の範囲でしょう。
>針圧での針飛び、歪っぽい音
カートリッジの針は消耗品です、消耗すれば針飛び、歪などは当然出ます、消耗部品の交換は当然の事と思います、例えばスリップラインを超えたタイヤを履いて、雨の日にスリップしても、当たり前だと言われるのと同じです。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

ご指摘のポイントすべて正鵠を得ていると思います。コンデンサーなどパーツの劣化の影響はビンテージのギターアンプでもいやという程実感しています。「モノには寿命」をトラブルシュートの出発点の一つにさせていただきます。有難うございました。

お礼日時:2013/02/23 19:22

カートリッジはご存知のように精密加工されたメカの塊ですから、経年劣化があると思われます。

中に使われているゴムは間違いなく硬くなっているでしょう。針飛びの一因かもしれません。それと、カートリッジだけではなく、プレヤーのアームも微細な加工された部品ですから、中に使用されているオイルなどがダメになっている可能性があります。きちんとレコードをトレース出来ない状態ですから、先ずはカートリッジを交換され原因の切り分けをなさるのが早いかもしれません。ただ、歪っぽい音は使用されているアンプに原因があるのでは?アンプに使われている電解コンデンサーは寿命があります。この部品が劣化しますと音が歪みますし、低音が出にくいです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

「カートリッジは精密加工されたメカの塊」「歪っぽさとコンデンサーの劣化との関係」など基礎的な認識が疎かになっていたことを痛感させられます。ご回答有難うございます。

お礼日時:2013/02/23 19:34

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!