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不完全優性とは何ですか?
わかりやすく教えて下さい。

A 回答 (1件)

Aが赤花、aが白花の遺伝子とします。


通常の遺伝では、遺伝子型[AA]、[Aa]が赤花で、
遺伝子型[aa]が白花になります。これが完全優性です。

不完全優性は[AA]が赤花[Aa]がピンク花、[aa]が白花になります。
ヘテロが中間的な形質を示すのが不完全優性です。

赤色の色素は1つの遺伝子だけでできているのではありません。
数百の遺伝子が作り出す数十の酵素によって、いろんな材料が少しずつ
変換されて赤い色素になります。
このとき、材料から赤い色素ができるまでは数十の酵素反応を経ています。
このとき、反応のどこかにヘテロ(遺伝子が少ない)行程があり、
中間生成物の量が決まっています。ですから、最終的な段階で[AA](酵素が多い)
であても[Aa](酵素が少ない)であっても同じ量の色素しかできません。

これに対し、赤色の色素を作るのがA遺伝子1つによって成り立っている場合、
[AA](酵素が多い)と[Aa]では精算できる赤色色素の量に違いがあります。
ですから、赤花とピンク花の差違が生じるのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
わかりやすかったです。

お礼日時:2013/03/07 20:19

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