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中高年の再就職難が深刻な理由がよく分かりません。何故ですか?
私はまだ20後半ですが10年後には他人事ではなくなってしまいますので気になってしまいました。

私なりに情報収集して考えられる理由を挙げてみました。

1.年齢が高いと扱いづらくなる。
  (これは納得できます。40歳が部長を務めている会社に50が入社されても...って感じは確かにありますよね。)


2.前職でもらっていた給与が高いため。
(ただこれは雇う側が同じ給与水準にしなければならない義務はないので、雇われの身も
職探しを第一優先としている時にこだわり過ぎる人はそんなにいないような気がするので
若干疑問ですが。)

3.一番問題なのは終身雇用制度に甘えて自己研磨を怠ったから
一度その会社を出ると、井の中の蛙のごとく他では通用しないということのように思えてなりません。

特に今の中高年はバブル入社=終身雇用が当たり前で現在のような惨憺たる状況は予想だにしなかった。

ただしこうであれば自己責任ではないでしょうか。
うちの会社にも窓際族的なほぼ一日中ネットサーフィンで会社の大半を過ごして
私たち世代の倍の給与をもらっている中高年もいます。そういう窓際族もある意味必要悪なのでしょうか?

御意見お願い致します。先輩方のインプットによって自分が今後どういうキャリアを形成すべきかを考えたいと思います。

A 回答 (9件)

 中高年の再就職難が深刻な理由として「自己責任ではないでしょうか」とありますが、そうとは言い切れませんよ。

自己責任として自ら研磨を積みスキルアップしていれば、みんなが再就職難から免れるかと言うと、そうはなりません。それは社会構造的な問題があるからです。

 ヒエラルヒー(ヒエラルキー、ハイアラーキ)ってご存じでしょ。ピラミッド型の階層構造で、軍隊で言えばいちばん下に兵隊がたくさんおり、その上に兵隊を指揮統括する少数の将校がいて、さらにその上には僅かな参謀がいます。警察組織などは、みごとな階層構造になっていますよね。

 零細企業は別として、ふつうの会社でも階層構造をなしていて、その会社の仕事のことを熟知した出来る人間(例外を除いては経験豊富な年配者)が階層を上がり、階層の上になるほど、その数は減ります。ですから、ふつうの会社では中高年を割り当てるポストはどんどん減るわけです。

 それなら、兵隊としていつまでも底辺層で働けばよいのではないか、と思うかも知れません。ですが、同じ給料で同じ仕事をさせるのなら、仕事の覚えが良くて素直でよく働き無理もきく若い人のほうがいいわけで、わざわざ古びた中高年を兵隊として選ぶ理由がありません。

 若ければ給料が少なくても独り身なら十分ですが、中高年になると家族も養い家も持つので、若い人と同じ給料なら不平不満が出て、それが仕事の出来にも影響します。そういうわけで、中高年は再就職難になる社会構造的な問題があるんです。

 「今後どういうキャリアを形成すべきかを考えたい」のなら、組織の上にあがるときの「ふるい」から漏れて落とされないように、前後左右上下の同僚と比べて「人並み」のレベルになってはならず、「人並み外れたダントツ」の業績を絶えず出せるようにならないといけません。
 そのためにはキャリアの形成も必要かも知れませんが、何が何でも結果(業績)が出せなくては意味がありません。ビジネス社会の成否は結果ありきなんです。幾らまじめに働き、サービス残業も休日出勤もして、最大限の努力しても、結果が出せなくては評価されません。

 「私たち世代の倍の給与をもらっている中高年もいます。そういう窓際族もある意味必要悪なのでしょうか?」ですが、以前にも同じような質問がありました。残念ながらやむをえません。

 というのも、昔ですが、彼らが若くて働きのいいときは給料を安く抑えられ、その会社で最後まで務め上げてから安く抑えた給料のツケを払う、という仕組みになっていたからです。彼らが高給なのは、昔よく働いたツケをいま払ってもらっているんですよ。
 なぜそんなことになったかというと、昔は(高度成長期の頃は)人手不足で、やっと確保した社員をつなぎとめるために(他社に引き抜かれないようにするために)、どの会社も低く抑えた給料はずっと後で払うことにしたわけです。
 ですから「私たち世代の倍の給与をもらっている中高年」に、その働きにふさわしい給料に下げようとすると、昔のツケを全部払ってからにしてくれ、ということになります。
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私は45歳の中高年齢層です。



求職者の志望理由を履歴書を拝読したり面接でお尋ねすると、
自社のお客様・自社のお客様のその先に存在する人(お客様・ご利用者)の為に、
ご自身が何をしたいのかが、殊に中高年齢層の方からは受け取れない場合が実際に多く感じます。
即ち、仕事の経験が豊富である筈なのに、その経験を誰の為に尽くしてきたかが見えないのです。
その結果が、Paltaroさんの考えられる理由の1~3に当て嵌まってしまっているのではないかと思います。

仕事をする・・・その理由は自分の為だと思いますが、
いざ、その会社・その職業を選ぶ理由は・・・誰の為に自身の身と心を削って働きたいかだと思います。

自社のお客様・その先に存在するお客様やご利用者の為に、
自分を捨てて一心に働く意識がある方は、年齢に関係なく、どこにいってもつぶしが効くと思いますし、私は歓迎します。
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 それだけ分かってれば十分ではないかと。



 その会社の中でしか通用しないローカルな技術は磨いても意味がないので、どこでも通用する技術を磨いておけば、会社を辞めても職には困りません。

 1つの会社に長くいると、ローカルな技術者になりがちなので、3年前後で人脈を作りながら転職していくと良いかと思います。
 (1つの会社でスキルアップする余地がなくなり、ルーチンワークになり始めたら辞める)

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 海外では長く務める社員は能力がないとみなされるようです(転職する能力がないから、一つの会社にしがみついている)。
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10年後の話ではなく、5年後の話と思いますよ。



35歳頃からは求職が少なくなります。

私が理解している範囲では、この年代から会社の生え抜きの中から役職につきはじめます。

会社の中で地歩を固めた方を押しのけて、外部から採用されるのは余程な人材か…その会社に何かしら問題があるのか…

平社員で雇われるにもギリギリな感じですよね…

仕事は一人の能力だけではなく、チームワークも大事と思います…

いきなり外部から来て、人の上に立ってもついてこないですよね。

転職は30代前半までにしたい…

なかなかうまくいきませんけどね。
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1.採用側の立場を考えれば、よくあるだろうと思います。



2.はい、全く疑問です。

3.これは、誤解があります。
日本のこの高度成長をとげることができた大きな要因の一つは、終身雇用制度です。
Paltaroさんは、中高年の方に少し批判的な印象ですが、日本がこれだけ成長できた原因には、あまり目が行っていないようです。


中高年の再就職難が難しいのは、この不景気のために採用数が少ないというのが、何といっても第一の理由です。
かつては、企業が良い条件を出して就職希望者を求め、希望者たちが企業を選べたんですよ。
立場は逆だったんです。
つまりは需要と供給ですね。
今では想像できないでしょうが。
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>中高年の再就職難が深刻な理由



再就職ということは既に職がない状態からの
就職ということなので
離職に至った理由と当人の資質が
人を求める企業の募集にマッチするかどうか。
当人が能力があることが業界で知れていれば
会社倒産で職を失った時には同業他社から声は掛かりますよ。
当然、同業他社とは敵対しない人間関係や人脈があることは必要ですが、
名の知れた人を放ってはいません。

年齢別人員構成があるので
中高年を若い人の下にはつけない。
ある程度、権限のあるポジションで採用すれば
昇格候補だったプロパーの席がなくなる。

自分で辞めるのに次を決めないで辞めるような
無計画な人を雇うのはリスクが高い。
ポジションが不満であったり、高い権限で仕事がしたければ
転職エージェントを通してマッチングを図るのが普通でしょう。

高い技能や技術、実績、顧客を持っていれば
同業で職を得るのはそんなに難しくない。
曖昧な職種、総務や人事などでは難しい。
購買や調達部門は長くやらせないので実績ができない。

自己研鑽といっても本業と無関係の資格では
実務経験がなければ無意味。
本業の職務能力と実績が評価対象。

賃金は契約する本人がそれで納得すればいいだけで
会社は配慮しない。

離職理由がリストラでは
会社がリストラする、或いは希望退職を募る場合、
本業になくてはならない人を希望退職はさせない。
営業できる、工程管理ができる、品質管理ができる、
加工技術がすばらしい、と言うような人をリストラはしません。
そこに至るまでに
社内の情報収集に疎かったり
本流の派閥にいなかったり
擁護してくれる人がいなかったり
というような社内政治に無頓着であったりすれば
中間的な管理部署にいる人は席が危ない。
当人は
世情や環境が厳しいからと言うかもしれませんが
自分をそういう立場においていたということなので
状況認識が甘く、認識しても手を打たなかった、
或いは、それに失敗したということになるのではないでしょうか。
特に技能はない、特筆すべき技術はない、本業の資格もない、
と言う人は
その人を雇ったら得だという売りがないので
何もその人でなくてもいいので
なかなかチャンスがない。
同一労働、同一賃金では求める金額に達しないので
応募もしないという状況になるでしょう。
本人がそれを認めれば職がないことはないという状況ですが
会社が、その人を選ぶ理由もないでしょう。
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資本主義社会ではどういうよう場合でも結局は自己責任ですが、ではそれは本人だけの問題かといえばそうとも限りません。


今の50代の社員の入社時の基本給は恐らく10万円以下でしょう。それで中高年と同じような仕事をしたのですから当時は割を食っていたのです。(実際私も家賃と食費で殆ど消える程度の額でした)その代わり将来は昇給して元が取れると言うことを信じてそれに耐えていたのです。
当時は会社は定年まで雇用は責任を持つと公言している会社がほとんどでしたから、その会社の実務以外のことをかんがえることもその必要もなかったのです。ところが実際にその中高年になったら雇用は保証できないと言うことになったのですから、本人にすれば詐欺のようなものです。これがすべて自己責任でしょうか。半分は会社の責任ではないでしょうか。少なくとも新入社員の時代はそのようなことを(途中でリストラするなど)をいう会社は殆ど無く、一方的な忠誠心を求めていたのですから。
私はたまたま在職した会社の不景気で中途で自分で辞めるということがあり、その後は自分の才覚で生き延びると言う努力をしなければ無かったのであなたの自己責任論も理解できるのです。
でもそのようなことを誰も言われないときにそういう用意するというのはなかなか出来なかったと思いますよ。

貴方も今から働くのであれば30年後に何を社会的に求められるかの予測は難しいですね。
例え自己研磨をしたとしてもそのスキルがその時代には陳腐化していることもあるのですから。そのことを良く考えることですね。30年後に貴方もそういわれる立場にならないとも限らないのですよ。
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こんにちは。



中高年者でも充分なキャリアや難関国家資格などを持ってる人は再就職も困難ではなく高待遇で迎えられることがあります。

一般的な中高年者の再就職が難しい最大の理由は「将来性がない」からでしょう。

1の、扱い難いは年齢が高いだけでは理由にならず、むしろ「仕事の覚えが悪く動作が緩慢」の傾向があるから中高年者は扱い難いのです。

2の、前職の給料が高いも理由にならず、中高年の再就職希望者は給料の高望みはしてないはずですが、同じ額の給料を払うなら「仕事の覚えと作業動作の早い」将来性ある若者に払った方が良いと経営者は考えるのです。

3の、終身雇用制度に甘えてたも理由にならないでしょうけど、リストラによって退職を余儀なくされた中高年者は「能力が低い」と会社から評価されたからで、能力の高い中高年者はリストラの対象にはされないので終身雇用制度の恩恵を受けて定年退職を無事に迎えることになります。

なお、私自身も終身雇用制度の恩恵を甘んじて受けて60歳の定年退職を無事に迎えた者ですが、若い頃は安い給料で会社には充分な貢献(作業改善・省力化・品質向上・コストダウンなど)をしてきたから昇給・昇進出来たと自負してるので若い社員より倍以上の高い給料をもらっても当然と思ってました。

しかし、65歳までの再雇用制度は辞退して若い社員を採用するように人事担当部長には進言してます。
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日本の場合、同期入社のきづなが強すぎて、中途採用者は別扱いになってしまうのが問題だと思われます。

その上で、大学や高校の同窓生が同級生を全く助けない日本特有の慣行も問題です。

私は、同級生が大学や高校の同窓組織を使って、就職を斡旋するようになったら、もっと日本の再就職は改善するように思います。しかしながら、日本の男性は職場の人間関係がすべてで、高校や大学時代の人脈はほとんど持っていないのが実情で、そこから改めるべきだと思います。

サラリーマン社会の日本では、韓国や中国のように、ファミリー親類の一員の就職の世話をするなんて考えられませんから、今のところ親類に頼れるのはごく一部になるでしょう。日本は親の面倒すら見ませんから。
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