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中国GDPの固定資産投資の割合が50%そして輸出が20%ほどと、内需に占める割合が少ないようです。固定資産投資が50%というのはかなり特殊に感じるのですが、他の国と比べると中国のGDPはどのような側面がありますか。

A 回答 (2件)

GDP=官民の設備投資+消費+輸出


ですが、中国のGDPには次のような特徴
があります。

1,まず、個人消費が占める割合が少ないです。
  日米欧などは、GDPの60~70%が、個人消費ですが
  中国では35%ぐらいです(2010年)
  一人辺りの消費は年で12万円ぐらいですが、日本は
  222万円で、20倍もの開きがあります。
2,設備投資が官民併せて44%で、これは日本の2倍もあります。
3,中国は、日本よりも輸出が占める割合が多いですが
  そのうち50%は外国企業によるものです。
  つまり、自国産業が育っていない訳です。
4,以上から解るように、中国のGDPは、政府の金融、経済政策
  で、どうにでもなる、というか大きく左右される構造に
  なっています。
  つまり、GDPを大きくしたければ、簡単だ、という
  ことです。

なお、李克強さんが首相になる前の話ですが、米国政府高官に
中国の数字は信用できない、と伝えたという話があります。
ある中国の学者は、GDPはかなり水増している、という
主張をしています。
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>中国GDPの割合の特異性



統計に表れない金額が大きいです。
たとえば、共産党員に金を渡す代わりに高価な「お茶」を送ります。
高価なお茶というと、日本人は100グラムで2千円ぐらいを想像しますが、中国で高価な「お茶」というと100グラムで2万円、3万円、4万円、と青天井です。

中国で贈答にされる高価な「お茶」は、パチンコ屋の景品のようなもので、実際にお湯を注いで飲む人は少ないのです。パチンコ屋の景品と同じように最終的には現金に換えられるのですが、それまでの間、人の手から人の手に贈られて行くので、一種の通貨の役割を果たしています。

市レベルの公務員(=共産党員)でも、お茶やタバコ、ウィスキーなどの贈答品の形を変えた「収入」は現金収入と同じか、それ以上になります。

つまり、年収200万円の公務員が、現金とは別に200万円分、400万円分、600万円分の「現物収入」があるわけです。

GDPの統計は、現金の部分(年収200万円)は捕捉していますが、”贈答品”の部分の400万円、600万円の部分は捕捉しないという現実があります。

中国人の友人から、港の税関の公務員が、二人の息子をアメリカに留学させ、私立大学に入学させたうえに、子供用のマンションを買った話を聞きましたが、中国人からみれば、「税関職員なら当然だ」という感覚だそうです。
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