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 日本語を勉強中の中国人です。日本では、日本人の国民性をよく分析できた、日本人の醜い、痛いところを刺し、国民に悟ってもらいたいような作家はいらっしゃいますか。中国人にとって、魯迅先生は中国でこのような存在の国民作家です。日本ではやはり夏目漱石先生でしょうか。太宰治氏もそうでしょうか。川端康成氏のような美しい風景を書く作家より、いま前述のような思想が深い作家のほうに興味を持っております。ご存知でしたら、教えていただけないでしょうか。

 また、質問文に不自然な表現がございましたら、それも教えていただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

思想とか国民性云々は別として漱石、森鴎外、泉鏡花、芥川、宮沢賢治、石川啄木、斎藤茂吉、太宰治、あたりは常識として外せない所ではないでしょうか。


大衆的なメンタリティーと言う点では菊池寛・北原白秋・室生犀星なんかもはずせないでしょうね。

「日本人の醜い、痛いところを刺し、国民に悟ってもらいたいような作家」ですか。
 日本人にたいして批判的内省的ということでしたら、永井荷風・金子光晴・高見順・坂口安吾・安部公房・大江健三郎・深澤七郎・中野重治・野坂昭如ちょっと変化球で筒井康隆、古い所で島崎藤村の「破戒」などもつらい話です。

批判的とは言えないけれども理解する上で外せないというところでは、横光利一は必要ではないかと思います。
戦争の時代をどうしのいで、戦後に自分をどう省みているかは大事な点だとは思いますが、あまり単純にレッテルを貼ってもしょうがない場合もあるとも思います。

翻訳では魯迅ももちろんありだと思いますし(私の頃、国語の教科書に載っていました)、戦後ではヤン・ソギルであるとか朝鮮・韓国系の作家の日本語作品も入ってくるでしょうね。

http://www.chikumashobo.co.jp/special/japanesebu …
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この回答へのお礼

 ご親切に紹介していただきありがとうございます。いろいろとても参考になりました。筑摩書房のその全集はどこかの番組で聞いたことがあります。持つと幸せですね。でも、とても高いです(><)。

お礼日時:2013/04/02 21:55

大江健三郎はいわゆるウヨクから散々に叩かれている作家の一人です。

日本人作家として珍しく思想的、哲学的な作風を持っています。川端康成と同じノーベル賞作家ですが作風はまったく異なります。国内より国外で評判の良い作家です。一読お勧めします。代表作「万延元年のフットボール」「死者の驕り」は初期の作品です。
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この回答へのお礼

 ご親切に回答していただきありがとうございます。大江健三郎はノーベル賞作家として知っているだけです。「万延元年のフットボール」と「死者の驕り」のあらすじを見てみました。どちらも強烈的な作品のようですね。いまのところ、まだ読む気分にはなりませんが、いつか気が向きましたら、読んでみたいと思います。本当にありがとうございました。

お礼日時:2013/04/02 00:03

三島由紀夫

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この回答へのお礼

 早速のご回答ありがとうございました。参考とさせていただきます。

お礼日時:2013/03/30 17:35

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