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「笑止」には「大変なこと、困ったこと、困惑を感ずること」などの意味と、「おかしいこと、笑うようなこと」などの意味があるようですけど、なんで逆の2つの意味があるんですか?

A 回答 (6件)

先のお答に、初歩的な間違いがあります。



勝事は 「しょうし」 または 「しょうじ」 ですが、 笑止は 「せうし」 です。
言葉を現代語の範囲内で考えてもかまわないのですけれども、 場合によっては古語に立ちかえって考えなければならないこともあります。
古語に立ちかえって考えるときは、 歴史的かなづかいによらなければなりません。

笑止が勝事の転だとする説は確かにあり、 あるというよりも、 複数の辞書が採用しています。
ま、 語源説はたいへんに難しい。
なんと言っても、本質的に 「終わったことのむしかえし」 だし、転化の道筋が残っていないことが多い。 道筋が残っていれば信用できるが残っていないからだめだとも言えない。

原義は普通でないことで、 困ったこと、気の毒なこと、笑うべきことの両方の意味があり、 笑止顔と言えば同情する顔つきです。
ご質問は 「なぜ相反する二つの意味があるのか」 ということですが、 そのように使われることが起きて原義から離れた用法も通用してしまった、 というしかありません。
合理的に、 かくかくの場でこのように使われていて意味が広がった、 という説明はできないと思います。
いつのまにか意味が広がってしまったのだろうと思います。
現代語でも、「気の置けない人」 というのは、本当は緊張をといてつくろいで話ができる人のことなのに、 油断のできない怪しい人という意味で使う人もいます。
それと同じことだと思います。
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お前の話で私は笑うのを抑えなければならないですね。

俺は笑止千万回です。それほど強烈な笑い話だという事でしょう。爆笑を抑えるです。理由は多義であれ、笑止せざるを得ないひどい話なのです。
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同感ですね。

私もこの言葉を遠慮してきました。笑止という非難の言葉遣いの方がよっぽど奇妙に感じられるからです。

私見ですが勝事という説はあくまでも一説でしょ、その転用された経緯がはっきりしないのでは笑止です。

ご質問を機に考えてみました。
笑止は勝事ではなく笑止です。笑いを止めるです。笑いを止めるの用法として十分に古い歴史があります。
多義的になるのは問題ありません。つまり派生した多義をいちいち定義付けようとするのが問題なのです。意味は笑いを止めるという状況表現でありその他は派生、連想です。

笑いなさんな。笑ってはいけません。笑い事ではありません。笑うのを止める場面だということです。大変気の毒の場面にも使えるでしょう。

実際は笑止千万の略のつもりで使われる事がほとんどですよね。ふざけんなって事でしょう。馬鹿も休み休みにしろとか。お笑いを止めなさいです。国政を面白可笑しく報道するのは笑止です。

もうやだ~。馬鹿ね。などと同様に場面にあてられて意味を成すのだから、用例間の整合性を分析されないことです。笑いを止めるです。
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言葉には複数の意味を持つ言葉が数多く存在します


それぞれ、文章の前後、話の流れの中で解釈するしかありません
「笑止」はもともと当て字で本来は「勝事」の転です
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「笑止」を単語でとらえるとそのようになりますが、この語は単独で使うことはありませんから、「笑止」に繋がる言葉によって、意味が使い分けされているのです。


国語辞典などの【用法】を見ていただくと理解できると思います。
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本当かはわかりませんが、


元は「勝事」という漢字だったらしく、
「普通でないこと」「人の注意を引く事柄」という意味だそうで、

これがいつのころからか「笑止」という漢字に置きかえら、
(謡曲熊野(ゆや)に「笑止」とあるのでかなり古い時代に変わったらしい)

笑という漢字から、おかしい事、ばかばかしい事という意味が付帯されたようです。
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