プロが教えるわが家の防犯対策術!

小学生男子の母です。

実家にギターがあり、それを使って近所のクラシックギター教室に通わせようと思っています。

一度ほかの小学生さんのレッスンの時に見学させてもらったのですが、
ギターを弾くためには爪を伸ばさなくてはいけないんですね。

私自身ギターの経験が全くないので「ピックとか使ってひくのかな」と思っていたのですが、
その小学生さんの右手の爪の長さにびっくりしてしまいました。

先生にも質問するつもりですが、小心者の母ゆえ、ある程度の答えを知ってから先生に電話しようと思っています(^_^;)。

私としては子供の爪を伸ばしたくありません。

そのような考えではギターを教えてもらうことができないのでしょうか?

それとも短い爪でギターをする道があるのでしょうか?

ご存知の方おしえてください。

A 回答 (3件)

 重要なのは、その先生が指弾きを容認されるかどうか?という点です。



※アンドレス・セゴビアにより開発された爪弾きが今日のクラシックギター奏法のスタンダードとされてしまっているのは他の御回答通りですが・・・・それがアカデミックな奏法となっている点が問題です。

※ワタシ個人は爪弾きのトーンが大キライで(妙に鋭角なトーンで、しかしジャズやポップスで使われる力強いアタックは表現し切れないなどあきらかに妙な奏法だと思うのですが)、しかし爪を使わないと速いパッセージに追従し難い(完全指弾きでは弦との抵抗が大きく、爪弾きほど速く弾くことが困難です)ということがあり、ワタシはちょっとだけツメを伸ばして爪1~2:指8~9ぐらいの比率で弾いていますが、アカデミックな演奏家の一部から『邪道』『トーンが濁っていて聞くに堪えない』などとバカにされることがあります。

※『そのような考えではギターを教えてもらうことができないのでしょうか?』・・・・それはその先生が、爪を伸ばさない事をどう考えているか、でしょう。
 確かにおカネを払えばレッスンはやってくれるでしょうが、ハナで笑われながらレッスンを受けるのもどうでしょう?逆に、完全指弾きの価値も理解されており、例えば指弾きに向いた曲を課題として選択してくれるかもしれません(クラシックギターの奏法の歴史には紆余曲折ありますが、曲によって指弾きと爪弾きそれぞれ向き/不向きがあるのも事実です。)
 やはり先生に直接相談されるしかないでしょう。
 ワタシは爪弾きはキライですが、否定はしません、爪弾きも指弾きも両方アリだと思います。もし先生に相談されて呆れられても、爪弾きの追及をされているヒトなんだ、ぐらいの理解でよろしいでしょう。 モノを知らぬバカものと思われた、などとヒクツに受け止める必要はありません(断じてありません)。
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この回答へのお礼

ギターの事だけでなく、先生とのことも考えて下さりありがとうございます。
色々な考えがあるのですね。まずは相談!します。

お礼日時:2013/04/11 09:40

クラシックギターの近代奏法としては、爪を使いますが、そんなに驚くほど長くはしないです。

指の頭からせいぜい1ミリ程度のものです。
また、爪を切って指先で弾く人も多く、例えば高校の音楽の先生はピアノを弾く必要があるので、爪は短くする一方、クラシックギターも教える必要があるので、爪無しで弾かれます。また、その他調理に関わる人、医療や介護に関わる人などは爪を伸ばせないですが、クラシックギターを練習している人は多いです。
ただ、ある程度大きな音で弾く、あるいは多彩な音色が必要というときには、やはり爪弾きでないと対応できませんが、それはステージでソロを弾くくらいのレベルの人の話であって、小学生で練習する場合は、必ずしも爪を伸ばす必要は無いと思います。ギターの先生に相談する一方、もしほんの少し(0.5ミリ)伸ばしなさい旨のご指導があった場合は、学校の先生にお話してご理解を頂く必要があるかもしれません。
昔の人になりますが、フェルジナンド・ソルというギタリストは爪無し奏法で有名な人でしたが、同じ時代のアグアドという人は爪を使っていました。近代ではプホールという人は爪無し奏法で著名です。近代ギター奏法の父といわれるタレガという人の出現から、爪を使うのが一般的となりました。特に有名な「アラハンブラ宮殿の思い出」という曲は、「トレモロ奏法」で作られており、このような曲は爪弾き奏法でないとキレイに弾くことは難しいです。


また、クラシックギターにこだわらなければ、例えば歌の伴奏に使うアコギとかエレキギターであれば、もっぱらピックを使って弾くので、爪を伸ばす必要はありません。
ギタリストの爪についての予備知識を持ちたいのであれば下記のサイトが参考になりますが、近代奏法としては爪を使うのが一般的であること、習い事は先生のご指示に従うのが礼儀であることも心得ておく必要があろうかと思います。

http://www.mangore.net/classical_guitar_fingerna …
-フェルディナンド・ソル(1778-1839)は彼の生きた時代で最も賞賛されたギタリスト・作曲家の一人でした。彼の曲は今でもギター・レパートリーに大きな位置を占めています。爪の問題に関して彼はこう述べました。「私の人生の中では、決してその演奏が我慢できるギタリストを聴いたことがない。爪を使って弾く限りにおいては」。
ソル以前の著者たち同様、彼は爪で作られるサウンドに不満を抱いていました。不快な音で雑音が多過ぎると感じていたのです。それにまた爪を使うと「音質の変化に乏しくなる」とも考えていました。その欠点を補う一つの要素は「爪は急速なパッセージを容易にする」でした。この爪の問題を判断するためにソルは、全てのギター奏者が実際に決めねばならない要素を指摘しました。「私があれやこれやの指針を守るよう指示しても、ただ私の権威を盲信するのではなく、その理由を考えていただきたい。それにもし私の言うことに十分納得できないのであれば、私が科学的だと尊敬するに足る信頼は大きく揺らぐことでしょう。」。
-ディオニシオ・アグアド(1784-1849)は1843年に著した "Nuevo Metodo para guitarra"(新しいギターメソッド)のなかで現代ギタリストに非常に近いテクニックを述べています。どうやって指頭と爪――特に爪を優先させながら――の両方を使って演奏するかを説明しています。アグアド自身は師であるマニュエル・デ・ポポロ=ヴィンチェンテ・ガルシアに倣って爪弾きしていました。彼は爪を使うことでギターに独自のサウンドを与え、それによってギターの真の特性が引き出せると信じていました。爪を使うことは多彩な音色を可能にするだけでなく、速くて明瞭な演奏が可能であると。
- ギターの歴史の中で次に重要な人物はフランシスコ・タレガ(1852-1909)でした。彼は教則本は書きませんでしたが、エミリオ・プジョール(1886-1982)の著作を通じて教育的に重要な人物になりました。彼の師であったフリアン・アルカスが爪弾きしていたので、彼も亡くなる9年前まではそうしていました。1900年、彼はコンサート活動から身を引き、指頭弾きを始めたのです。タレガは指頭を使っても透明なサウンドを生みし、それは「弦を鳴らす彼の身体の大きさ、敏捷性、強靭さにあった。この確実なタッチが進展されたに違いない」とプジョールは記しました。彼は又また、フエンラーニャを真似て、付け加えています。「指頭は魂の震えを一番伝える・・・爪のような反応の鈍い手段は、芸術家の感性を弦に直接伝える妨げになる」
時々プジョールはこの主題について非常に感情的になることがありました。「指頭ではじかれた弦のトーンは美を内在し、それはちょうど空気や光が空間にしみ渡るように、私たちの感覚の最深部にある感情を襲う。それらの音は実体のない、あたかも表現豊かで敏感な究極的ハープの音のようなものかもしれない。それは、この親しみやすい特性と同時に、ローマ人的強さとギリシャ人的バランスがあった。それはオルガンの荘重さとチェロの表現性を思い起こさせる。ギターは女々しさから脱却し、威厳ある男らしい楽器になる。ついにこのスタイルは私たちの最深部にある情動を、混じりけなしに純粋に伝えるのだ」。このような声明を述べたにもかかわらず、彼は最終的には自分のルールに辿り着きます。"El dilema del sonido en la guitarra(ギター・サウンドのジレンマ)(1960)では、それぞれのアプローチの特性を非常にバランスよく要約し、どちらを取るかは読者に任せています。彼は爪によって、音色の多彩さ、透明なハーモニー、ヴィブラート、スピード、アーティキュレーションを得る能力が高まると言っています。また右手の奮闘を最小限に抑えられるとも言っています。いっぽう指頭は均一性、節度、音の太さ、透明なピッチカート、聞き取りやすいスケール、メタリックでない霊妙なトレモロが得られるとも言っています。指頭で弾くには弦を震わせるための力と努力を要します。(皮膚の)抵抗が増し、ここで妙技を行うのはより困難だからです。妙技とはスピードと同じ意味で使われます。
-アンドレス・セゴビア(1893-1987) はアグアド・スタイルの爪弾きをしていました。タレガの指頭弾きについて意見を求められた時、彼はこう答えました。「絶対にバカげている。ギターの音量は下がるし、音質・音色も変ってしまう。タレガはギターの本当の性質、つまり豊かな音質、様々に異なる音色を放棄してしまったのさ」セゴビアの影響で大半のギタリストが現在、爪弾きをしています。この結果は決して発展によって解決されたのでも多数決で投票されたのでもなく、セゴビアとその後継者たちの活動と人気によって決定されたのです。この大きな流れこそ、今日のギタリストがほぼ満場一致で爪を使用している状況を解き明かします。
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この回答へのお礼

詳しく教えて下さりありがとうございます。
そう、そうなんです。やはり先生のご指示通りに従うのも習い事の基本!という意識があるため、いざ先生に質問しても良いのかと躊躇しておりました。
参考サイトも上げて下さってありがとうございます。

お礼日時:2013/04/06 22:56

こんばんは!


一応爪を伸ばさなくてもギター用のつけ爪がありますよ。こいつがピックの代わりをしてくれます。
それ以外にも普通の女性用のつけ爪でやっている方もいます。スカルプチャーと呼ばれるものとか。

瞬間接着剤などでつけている方もいますがお子様ということでオススメはしません。私生活でも付けるはめになるので。強力両面テープなどで止めるのがいいでしょう。着脱が楽な奴もあったはず。また色々種類があるので先生に直接聞いてみるのもいいかもしれません。補強などやマニキュア使ったりすることもありますしね。

こればかりはお子様の指の形やらサイズ、そしてつけ爪で納得していただけるかわかりませんゆえ。
参考までに。

後爪を伸ばさなければギター弾いちゃならん!なんてことは決してありません。自分は爪ありませんしつけ爪もあまりつけませんが色々な弾き方があります。クラシックギターの奏法だけに限るとレンジは狭いですし爪が長いに越したことはありませんが色々模索してやるのも「音楽」だと思いますよ!
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この回答へのお礼

わかりました。
本当にありがとうございます。
相談して良かったです。ホッとしました。

お礼日時:2013/04/06 22:46

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