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現在フリーターで高校3年生を卒業した代の者です。(今年19歳、高校は卒業しておりません)

中卒なのですが、現在8月の高卒認定試験(旧大検)に向けて勉強をしていて、高1まで通信制に通っていた単位があるので、全て免除科目になり、合格確実ということで今は高卒認定試験の勉強をしつつ、大学に向けての勉強をしております。


そこで質問なのですが、私が今更なぜ大学に行こうかと思っているかというと、「心理学系の職に就きたい」と考えているからなのです。

前からその夢は視野にあったのですが、学力的に無理だと思い、半ば諦めていました。


ですがやっぱりどうしても諦めきれず、頑張ってみようといろいろ情報を集めているところです。



他の心理学の質問などにも目を通しましたが、


「臨床心理士以外は食いっぱぐれの危険が大きい」

「本格的に心理職に就きたい場合は最低限でも大学院修士課程まで視野に入れる」

「臨床心理士は大学院修了が必須」


などが書いてあって、やっぱり学力的に難しいのかな?とも思います。



中学の時から勉強を半ば諦めてしまって、理数系が特に苦手という厳しい状況なのですが、コツコツ努力をしてる段階です。



心理職の中でも特に興味があるのが「犯罪心理学」なんですけど、臨床心理士とかの心理職とは内容が違うんですかね?


犯罪心理学を学ぶならむしろ法学部で刑事学や刑事政策、少年法(付け加えれば刑法と法社会学)を学んだほうがよいとの声もありました。



実際のとこどうなんですかね?


大雑把な感じの質問ですみません。



犯罪心理学のことを詳しく教えていただきたいのと、それが初心者でも詳しく分かる最新の本なども教えていただけたら幸いです。

皆様の知恵を貸してください。お願いします。

A 回答 (4件)

臨床心理士で、元は大学の教員をしていました。



いくつか気になる点がありましたので、回答というよりも、私見を述べさせてもらいます。

まず一つは、「学力的に難しい」と書いていらっしゃる点について。
世間一般でも良く混同されていますが、頭が良い・悪いということと、基礎的な知識、基本的な学力が身についているかどうかを分けてお考えになってみた方がよろしいという気がします。
失礼ながら、質問者様は、過去には、「勉強嫌い」であり、学校で学ぶ「教科学習」にきちんと取り組まなかったように拝察します。
そのため、基礎的な知識や、基本的な学力が十分には身についてこなかった、という側面がおありなのかも知れないとお見受けします。

しかしながら、向学心というものは、少なくとも、ある時点から以降は、強くお持ちだと感じられます。
それ故、現在はコツコツと努力なさり、まずは、高卒認定試験をパスし、その後、大学で心理学を勉強したいと考えていらっしゃると理解しました。

大学で学ぶ上では、高卒程度の基礎的な知識は、やはり不可欠です。
心理学は、日本では、文系の学部に含まれますが、学部の段階で学ぶ際には、統計学などは必須ですし(ただし、きわめて数学的な数理統計ではありません。どちらかというと、心理統計という、統計を正しく利用することが中心です)、脳の機能など理系的な内容も含まれます。
また、やはり学部の基礎学習の段階では、実験演習も必須ですので、理系的な発想(仮説を立てて恵、実験を行い、そのデータを分析して、仮説を確かめていくというアプローチを取る、という意味で)も必要となります。
一方では、研究対象は基本的人間ですから、人文・社会系の要素もかなりあります。
こういうことから考え、上に書いたように、高卒程度の基礎的な知識が必須ということになります。

心理学がどのような学問であるか、就職先にはどういうところがあるかについては、たとえば次の本が参考になりますから、一度お読みになることをお勧めします。

海保博之著「心理学ってどんなもの」、岩波ジュニア新書#427、岩波書店、\740+税

新刊書でも、Amazonなどの古書でも入手できるでしょうし、図書館にもあるかも知れません。
出版は、2003年といささか古い本ですが、今でも十分、役に立ちます。

さて、犯罪心理学について。
心理学の発想と、ご質問にあったような、法学部で学ぶ刑事学(これは、おそらく刑事法なのでしょう)、刑事政策、少年法など法学の発想は、まったく異なります。
心理学は、人間行動について研究しようというものですし、法学は、法律の考え方や、法体系について学ぶものですから、視点がまったく異なります。
また、No.1の方が書いていらっしゃるように、「使う職業としては警察官だから、法学部に行って警察官になれということでしょう」というのは、間違いではないと思いますが、一般の警察官が犯罪心理学について、学び、何かを実施するというのは、考えにくいでしょう。

犯罪心理学が活かせる職業としては、科学捜査研究所や犯罪科学研究所など警察の科学部門における心理鑑定などの仕事、法務省関係では、「法務技官(心理)」などがあります。具体的には、少年鑑別所などの法務教官、刑務所の○○などがあります。
こちらをご覧ください:
http://www.moj.go.jp/kyousei1/kyousei_kyouse15.h …

最近では、犯罪者の更正に、認知行動療法など心理療法を応用する動きも増えてきていますので、これから将来的には、心理学を学んだ方の活躍領域も増えると思います。

また、裁判所関係では、家庭裁判所の調査官という仕事があります。
ここをご覧ください:
http://www.courts.go.jp/saiyo/message/tyousakan/

上に掲げた職業は、その就職先でもかなりきちんとした研修が行われますし、もちろん、その分採用されるのも難しい面があります。
また、これらの職に就いている方には、臨床心理士の資格を持っている方もたくさんいらっしゃいます。

臨床心理士については、現時点では、国家資格ではありませんが、現在、心理師の国家資格の実現に向けての動きが急速に進んでいます。
財団法人日本臨床心理士資格認定協会などのサイトをご覧ください。
http://www.fjcbcp.or.jp/index.html


なお、犯罪心理学は、心理学の中では、応用分野になります。
どの学問でも、応用分野は、基礎的な分野、基礎的研究の上に成り立っています。
したがって、まず、学部段階では、心理学科(心理学専攻)、教育心理学科(教育心理学専攻)のように、心理学全般について、きちんと学ぶことができるところへ進学なさる方が良いでしょう。

最近は、臨床心理学科、福祉心理学科など、特定分野を標榜した心理学科も増えています。
これらの学科でも、基礎的な心理学の授業やトレーニングは行われますが、私自身は、学部の段階から特定の領域に絞り込んで学ぶのは得策ではないと考えています。

大学によっては、学部、大学院とも、犯罪心理学の授業が開講されていたり、専門家の教員がいないところもたくさんあります。
しかし、私の考えでは、学部の段階では、基礎的、一般的な心理学についてきちんと学び、その上で、法務省や裁判所、警察などの心理職の採用試験を受けることが望ましいと思います。

大学院に進学して、臨床心理士の資格を得てから、法務省、裁判所などの採用試験を受けることも可能でしょうが、年齢制限などもあるかも知れませんので、その辺りは、きちんとした情報ソースを調べてお考えになってください。

以上、ご参考まで。
参考文献は、一度、是非お読みください。
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この回答へのお礼

いろいろ貴重なお話ありがとうございました。


そうですね・・・。

全くその通りなんですけど、「勉強嫌い」になった原因が「基礎がわからない」のに「勉強はドンドン進んでいく」ってとこだったんですよね。

テストもある、部活もある、友達とも遊びたい・・・って中で、「義務教育だし、普通の高校行く気ないし、いっか」ってなっちゃったんです。

いじめなども受けて精神的にやばかった面もあったので、教室にいるだけで苦痛で、集中力とかの問題じゃなかった感じですね。


今は環境が変わって「自分で行動を起こさなきゃなにも変わらない」って気づけたんで、勉強にも意欲が湧いてきたんです。

本を読んだり、ネットをあさったりと、いろいろ行動を起こしてますが、今まで逃げてきたぶん時間が全く足りない気がします。


大学を受験するまで、後1年と半年ほど・・・。
将来の最終的な目標、目指す大学など決まるかな?と正直不安です。




本やサイト、目を通してみますね!

後、私が得た知識と、やっぱ本場で働いてる方の知識は違うんだなと再認識しました。


こういう場を借りて、本職の人に話を聞けるっていうのはすごく嬉しいです。
本当ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/09 20:33

他の方が書いてある事と重複する所は割愛させていただきます。


気になる点だけ。

犯罪者すべてにカウンセリングを受けさせることは、日本ではやっていません。
犯罪者が正常な判断ができる状態にあったを調べる時と
いわゆる心神喪失状態にあったとみなされ、カウンセリングが必要とされる場合です。

その他、犯罪心理学が使える時は、犯罪者に巻き込まれた人に対応するとき
騙されたり操作的なことをされたり、洗脳などを解く時に必要とします。
その場合、職業として常時必要な人員とは限りません。

カウンセリングにも宗教関係などから抜けたくてくる人はいますが
本人が抜けたくて抜け方が分からないとか、信じてやっていると苦しくなる
言われたとおりにしているが状況が悪くなるなど、なにかしら自覚している方になります。

それ以外で、犯罪心理学が使える、しかもメインでとなると
大学の心理学担当教諭になることだと思います。


個人的には心理士として雇ってもらって、仕事を与えてもらって給料をもらってと
それは本当に必要かなって疑問に思うときがあります。

本当に人の心理が分かって、それを具現化できるレベルなら

何も雇われなくて仕事として成立させることができるんじゃないかなと思います。

犯罪心理学専門で開業もありでしょうが、自分を磨きに磨けばの話しとなりますね。

いずれにせよ仕事としてやっていく時、学力より大切なのは思いの強さと勤勉さだと思います。
心理学は、一生勉強が必要な領域ですから。
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この回答へのお礼

んー・・・考えさせられました。

犯罪心理学は、犯罪にあった人、被害者の心のサポートなどの手助けというかそういうことにも使えるのですね・・・。


「心理学は一生勉強が必要な領域」という言葉、すごく胸に響きました。

グッときました・・・。

まだ途中段階というか、終わりがない学問。
可能性は未知数という感じがします。



開業・・・私にとっては夢のまた夢ですね。

でもやっぱり未来の道の選択肢には残したいなと思いました。



ありがとうございました。

お礼日時:2013/04/09 23:59

日本では犯罪心理学が職業になるところがありません。


アメリカならBAUがありますが、FBIのエリートが入るところですので、かなり優秀でないと難しいです。
犯罪心理学を勉強して、普通の捜査官になるとか、あちらではあたりまえにある事ですが、日本の警察はそこまで進んでいないんです。

犯罪心理学を勉強したいだけなら、心理学か心理分析学が学べる学科がある大学にいく事です。
心理学は最近細かくなってきて、病じゃく学なんていうのもあります。
単に勉強する分には面白い分野だと思います。
ただ、それによって就職に有利になるかは微妙なところです。
日本は特に医者以外の医療関係者やそれに関する知識があるものを軽視するお国柄ですし、
心理学をやってきたなんて言っても、面倒くさそうとしか見られないという感じがあります。

将来、犯罪心理学をいかした仕事をしたいのであれば、法律関係の大学に行った方がいいでしょう。
そこから警視庁の試験を受けてもいいですし、ソーシャルワーカーの資格をとって犯罪被害者に接する仕事という選択もあります。

臨床心理士は犯罪とはあまり関係がなく、いわゆるカウンセラーになります。
今の日本ではそれほど必要とされている感じがありません。大学院まで修了しないといけないのに、収入も低いです。
病院にも働き口はありますが、日本の精神医療は薬物療法が主流なのでお飾りくらいの仕事しかなさそうです。

結局は心理学的なものは、日本では学問的な部分より経験や年数が重視されるのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

なるほど・・・現実的な回答ありがとうございます。


やっぱ夢見てる職業とはみんなそれぞれ違うみたいですね。

特に日本では、やっぱまだ理解が薄いということなんでしょうか?



生きていく以上、収入の面なども考慮しなければいけないですよね。


法律関係の大学ですか・・・そうなると学部はどういったものを専攻すればいいんですかね?



後、本場アメリカへの留学なども視野にいれているのですが、そこらへんはどう思いますか?



よかったらアドバイスお願いしますm(_ _)m

お礼日時:2013/04/09 20:41

犯罪心理学


という職業はない
使う職業としては警察官だから、法学部に行って警察官になれということでしょう
「犯罪心理学を学ぶならむしろ法学部で刑事学や刑事政策、少年法(付け加えれば刑法と法社会学)を学んだほうがよいとの声もありました。」 この意味は

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AF%E7%BD%AA% …

主な研究者が精神医学であがっており、純粋に(?)犯罪心理学なのは越智啓太さんくらいかな、所属が文学部であるように、心理学の中であり
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%8A%E6%99%BA% …
経歴を見て分かるように、警察上がりです。
http://wdc-jp.com/jacp2/list.html
ここに一覧があるが、犯罪というより問題行動へのアプローチがメインな感じですね。
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この回答へのお礼

なるほど・・・。

迅速な回答ありがとうございました!



サイト全部見ましたが、自分が興味がある分野の名称が「犯罪生物学」だということがわかりました。

「犯罪心理学」・・・奥が深いです。

お礼日時:2013/04/09 03:13

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