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 私の知人からの質問で,適切な回答を私自身ができなかったため,質問させて頂きます。
 知人は,実習助手として工業高校に勤務しています。最終学歴は高卒です。実習助手として勤務し,免許法認定講習を受講し「高等学校教諭1種免許 工業実習」を取得しています。
 この教員免許を元に大学院修士課程入学を検討しているようです。修士課程の募集要項の受験資格に「文部科学大臣の指定する者」という記載があり,その指定する者には「教員免許1種取得者」が含まれるようです。
 この要項通りであれば,受験は可能と思うのですが,実際に最終学歴が高卒で大学院修士課程に入学した事例があるのか,または上記の質問のように実際に入学した人を知っているという方がおられましたら,教えて頂けないでしょうか??
 よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

最終学歴が高卒で、大学院に入学した例としては、私も#3さんと同様に、桑田真澄さんが真っ先に思い浮かびます。

あと、#3さんが書かれている女優さんは、秋吉久美子さんだと思います。

基本的には、大学院は、大学卒業でないと「受験資格が無い」ようです。
ただし、学校教育法施行規則等だかで、現在は「大学院において個別の入学資格審査により認めた者(施行規則第155条第1項第8号)」という受験資格もあるので、高卒でも「入学したい大学院の、個別の基準を満たしている」場合は、受験することはできます。

たとえば桑田真澄さんの場合は、早稲田大学の大学院・スポーツ科学研究科トップスポーツマネジメントコース(1年制コース)に進学したんですが、ここの受験資格には、
(1)トップレベル(日本代表等)の実績を3年以上有するスポーツ選手。
(2)スポーツビジネス関連企業、一般企業、スポーツ団体、プロスポーツチーム、企業スポーツチーム等において、通算5年以上の実務経験を有する者。
(3)弁護士、公認会計士、税理士の資格を有する者。
となっているので、プロ野球選手として活躍した実績が認められた(2番目に該当しますね)ということです。

ということで、「最終学歴が高卒で、大学院修士課程に入学した事例」は、あることになります。
ただし、誰でも受験資格があるわけではなく、大学ごとに個別審査の基準があるようです。
この「個別の入学資格審査により認めた者」(大学卒業と同等の学力があると認められる者)の中に、教育関係の大学院などでは、「教員免許第1種免許を持っている者」とする所があるようです……が、全ての大学院で、教員免許第1種免許状を持っていればいいってわけでも無いようです。

また、受験資格があるだけで、個別審査で入学しようとする人たちの中で(または、大学を卒業した人にまじって)院試を突破しなければいけないので、かなり狭き門のようですよ。
まずは、その方が進学を希望する大学院の個別審査が、その方の状況(高卒で、講習により教員免許の第1種を持っている)に対応しているのかを確認する/そういう大学院を探す、から始める必要があるかと思います。
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この回答へのお礼

 #3さんと同様に,事例を挙げてご回答頂き,感謝しております。ありがとうございます。
 知人と話しをしながら,様々な方向で検討してみたいと思います。

お礼日時:2013/05/06 22:09

事例はないこともないです。


身近な例でなくてもうしわけありませんが、野球の桑田さんがそうですよね。
あと、お名前忘れましたが、女優さんでもいらっしゃったと思います。
ただ、どちらも理系ではないので、基準が少し曖昧なところがあるようなきがするんですけどね・・・。

ただ、大学院は研究室ありき、なので、ほかの方がいっている内部進学の方が有利に関してもそうなんですが、受け入れてくれる研究室を探すのが先、という部分があります。
内部進学が有利なのは、受け入れ先の研究室がはっきりしているかっていうのが一番の理由なんです。

大学院の場合、同じ電気工学専攻だったとしても、各研究室でやっている研究が細分化されていて全く違いますし(似たような研究室が重複することもありますけどね)、各研究室ごとに定員もあります。
そうすると、院試に受かっても行き場がない、という学生が出る可能性があるんです。
実際、入試の結果は合格でもそのひとの専門の研究室が定員オーバー不合格になってっていう話を知っています(まあ、本人だって専門外の研究室に押し込まれても困るんで、その方が普通はいいんです)。

そうすると大切なのは根回しです。
私の友人の場合、私の大学ではあまり盛んではなく、かつ学部で所属していた研究室とは異なる専門で進学するため、外部受験をしました。3年の終わりころから、進学したい大学院の研究室に出向き、その教授にと面会したり、研究室の在校生と交流したりして、院試の前に研究室を確保していました。
高卒で進学する場合、客観的に能力や専門性を示すもの(大学での実績)がないので、こういったことがより重要になると思います。
進学したい大学院ではなく、研究室を探して、そこの教授に受け入れの確約をもらう、それが必要かと思います。
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この回答へのお礼

 ご丁寧な回答,ありがとうございます。
 研究室単位で異なることが多いんですね。また,知人と一緒に色々と考えてみたいと思います。参考までに,回答者さんは,大学に勤務されている方なんですか?? 高卒での修士は必要としてはいない現状でしょうか??

お礼日時:2013/05/06 22:07

 何か疑わしげな話ですね。

大学及び大学院を所管する文科省の規定によるところでは、
(1)学士号を有すること
(2)海外の大学で所定の課程を修了している者
(3)海外の大学が日本国内で行う通信教育により所定の課程を修了している者
(4)我が国において、外国の大学相当として指定した外国の学校の課程を修了した者
(5)指定された専修学校の専門課程(文部科学大臣指定専修学校専門課程一覧)を修了した者
(6)旧制学校等を修了した者
(7)防衛大学校、海上保安大学校、気象大学校など、各大学校を修了した者(これらは文科省が所管する「大学」ではありません)
(8)大学院において個別の入学資格審査により認めた者
等々が出願資格とされています。
 ご友人の場合はおそらく(8)のケースに相当されると想像されますので、それは受験を志望する大学院の事務室および相談会などで直接に質問されることをお勧めします。
 実習助手に関しても自治体により採用基準が異なり、例えば福島県は短大卒以上者およびそれに準ずる者などの規定がある一方、青森県では高卒以上となっている様に全国一律での出願資格や採用基準もありません。
 なお大学院に関しては、内部進学者が多いとのご指摘もありますが、実際には試験の成績次第ですので必ずしも内部進学者のみに有利であるとの話にはならないともお話し申し上げておきます。
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この回答へのお礼

 親切なご回答,ありがとうございます。
 他の回答者にもありますが,大学院は保守的なんですね。そのことについても知人にお伝えします。

お礼日時:2013/05/05 17:13

じかに大学に電話して、聞いてみたらどうですか。


もしくは、その大学院に他大学出身の院生が多いかどうかを調べてみる。
一般に、受験は可能といいはっても、実際に合否を決めるのはむこうなので、むこうが来てほしくないと思えばあっさり落ちます。発表にしたって合格か不合格かしか言わないので、何が原因で落ちたかもわからないし、問い合わせても答えてくれません。
よってこの場合、合格できるか否かは、むこうが高卒の受験者を 「歓迎」 するかどうかです。かりに募集要項の定める受験資格をみたしていたところで、むこうが歓迎してなければ、二次にも進めずバッサリ落ちます。
だから知るべきは、めざす院が高卒の受験者を歓迎しているか否かです。 で、それは募集要項に書いてないので、どうしても知りたいなら件の大学事務局に聞くのが早い。はっきり答えてくれなくても、雰囲気でだいたい分かるでしょう。

ちなみに院試では、同じ大卒でも他大学からの受験者より内部進学者の方が有利という話はご存じですか。
大学院はけっこう保守的ということです。
逆に言うと、他大学の受験者をたくさん合格させているところは、比較的自由な実力主義の所といえ、高卒でも実力あれば受かる率が高いといえそうです。
高卒の修士という、もともと万にひとつのレアケースを探すより、その院に他大学出身者が多いかどうかを調べてみてはどうでしょうか。
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この回答へのお礼

 親切なご回答,ありがとうございます。
 知人にそのように伝えたいと思います。

お礼日時:2013/05/05 17:11

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