5月１４日の国会答弁について

Question

前日仕事が珍しく入り車で現地まで向かったのですが、なんせ距離が長く５時間位かかる場所でした。その間車の中で国会中継を聞いていたのですが、国防軍の話が出ていたのですが、毎回思うところなのですが国防軍と自衛隊の違いが分かりません。よろしくお願いします。

mekuriya · Accepted Answer

端的にいえば国防軍＝憲法に根拠を持つ軍、自衛隊＝憲法に根拠を持たない軍という違いがあります。

自衛隊は自衛隊法に依拠し、合憲・合法な組織とされてしますが、憲法に直接的に依拠しているわけではないのです。すなわち国防軍と自衛隊の違いは憲法との関係、位置づけだけです。現行の日本国憲法のどこをどう読んだ所で自衛隊の「ジ」の字も出てこない。これはおかしいでしょ？というのが自民党の主張です。

例えば中華人民共和国憲法は、第29条で以下のように謳っています。

１．中華人民共和国の武装力は、人民に属する。その任務は、国防を強固にし、侵略に抵抗し、祖国を防衛し、人民の平和な労働を守り、国家建設の事業に参加し、人民のために奉仕することに努めることである。
２．国家は、武装力の革命化、現代化並びに正規化による建設を強化し、国防力を増強する。

じゃあ、武装力って何よ？となるわけですが、それは中国人民解放軍の現役部隊と予備役部隊、中国人民武装警察部隊、民兵で構成されると下位法によって規定されています。

ところが日本国憲法は９条で以下の通り。

第九条 　日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
○２ 　前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これをいくら読んだところで自衛隊の位置づけは読み取れない。ということは日本国憲法がインチキなのか、それとも自衛隊の方がインチキなのかという疑念も生じます。考えれば考えるほど日本国憲法の役割がわからなくなってくるし、自衛隊の役割もわからなくなってしまう。

これでいざという時、本当に自衛隊は国を守れるのか？それが自民党の問題意識なのです。

mekuriya · Answer

＞なるほど、それで国防軍という名前に変えて憲法に入れようじゃないかという事ですか？

そうです。憲法に依拠する組織にしましょうってことだけです。世の中には妄想で勝手に尾ひれをつけたがる人もいるようですけど、それだけの話なんです。名前を変えるだけじゃ意味がなくて、それは法理上の位置づけを改めるということです。

van62097 · Answer

国防軍と自衛隊に違いは無く名称が違うだけ。

177019 · Answer

この数年前、衆議院で自民党が勝利しましたが、その公約として「国防軍」という言葉を使っています。私も若い頃は自衛官でしたが、今の自衛隊は法律からして本当に中地半端な存在です。武力行使という点からして、憲法第９条を改正して自衛隊を「国防軍」に昇格して命令一つで武力行使できるようないわゆる軍隊にしようではないか、と言うのが自民党のねらいのようです。しかし、私個人の考え方から憲法第９条は「戦争放棄」をうたった憲法です。だから平和が守られた。これを改正してとなると恐らく近隣諸国、中国、韓国がこれはとばかりに日本に対して打ち手の小槌を打って来るのではないかと思います。ですから今まで通り、アメリカの傘の下でアメリカに日本を守ってもらう、沖縄の皆さんには申し訳ないがこれしか無いと私は思います。

5月１４日の国会答弁について

端的にいえば国防軍＝憲法に根拠を持つ軍、自衛隊＝憲法に根拠を持たない軍という違いがあります。

この回答への補足

＞なるほど、それで国防軍という名前に変えて憲法に入れようじゃないかという事ですか？

国防軍と自衛隊に違いは無く名称が違うだけ。

この数年前、衆議院で自民党が勝利しましたが、その公約として「国防軍」という言葉を使っています。

この回答への補足

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