プロが教えるわが家の防犯対策術!

    質問は二つです。

1。次の話をお聞きになったことがありますか。
2。この話を聞いて、どう思われますか。何でも、どうぞ。

    昨日の夕方(日本では翌日の昼ごろ)家内が近所のスーパーから帰ってきました。レジの列の前は、ポルトガルの人で、ブラジル語は英語が混じっている、と言ったそうです。

    それに答えて、レジの若者(彼のお爺さんの代から知っているコミカレの学生)が、そういや日本には礼を言う習慣がなかったのでポルトガル人が教えてやったそうですね、と言ったそうです。

    僕は、冗談じゃない、日本には昔から「有り難う」と言う言葉があるじゃないか、と一蹴して忘れかけた頃「あれ、オブリガードが日本で訛ってアリガトウになったと言っているのだ」と気づきました。

    家内はその変化を見て「そうなのよ」と言いました。

A 回答 (5件)

SPS700さん、こんばんわ。



>1。次の話をお聞きになったことがありますか。

ありません。

>2。この話を聞いて、どう思われますか。何でも、どうぞ。

興味深い話だと思いました。SPSさんのことですから既に調べておられると思いますが、私も気になったので少し検索をかけてみました。
「語源由来辞典」によると、「有難う」の原型である「有り難し」にも通じる、「ありがたきもの」という表現が、平安時代に書かれた「枕草子」に出てくるそうです。つまり、オブリガードが訛ってアリガトウとなったというのは俗説に過ぎないとのこと。
http://gogen-allguide.com/a/arigatou.html
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/1125589.html

気になるのが、一体誰がレジの若者にそのような話をしたのか、です。んーっ、謎だぁ。

まぁ、それはともかく。
よく考えてみると国に限らず、謝意の会話表現って結構バリエーションに欠けますよね。
ありがとう、Thank you、Gracias、Merci、Danke...。
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この回答へのお礼

一時お書き込みがなかったので心配しておりました。またご活躍、このたびはご回答有り難うございました。

お礼日時:2013/05/24 12:33

こんにちは。



>1。次の話をお聞きになったことがありますか。
あります。

>2。この話を聞いて、どう思われますか。何でも、どうぞ。

他の回答者の方が書かれているように、発音が似ているだけでアリガトウの語源はオブリガードではありません。
これは南欧出身の方がよく勘違いされている通説・俗説のようです。

ただ、古来から連綿と続く礼節や人間関係を、精神面でのアイデンティティとし、更にそれが自らの誇りに変えている日本人としては、次の点で違和感を覚えたり、あるいは人間性を否定されるような気分になるでしょう。
「今現在では、どの世界にあっても他人への優しさやそれに対する御礼などが通用する。元々、日本人には古来からあった人間関係を重んじる日本人的な感覚はあった。そしてそれが現在の世の中で通用する。が、仮にありがとうの語源がオブリガードであるのであれば『ポルトガル人が教えてやった』以前には存在しないことになり、言い換えればそれまでの日本人は、感謝の意を示す必要の無い、今でいう「人間的な生活」をしていなかったということではないか。」

ただ、南欧の人が悪意なく親近感を持ってそれを言うのは確かなようで、そこにはちゃんとそうではなくたまたま偶然で似たんだよ、日本にはありがとうという言葉は大昔からあったよ、南欧と日本は似ているね、で済ませればいいと思います。

この初出となる「『枕草子』 七十二段 「ありがたきもの」」の成立経過を厳密に言えば、成立は996年-1010年だったかと思います(「1010(とうとう)出来たわ枕草子」とか昔覚えた気が・・・)。上記年に幅があるのは色々論があり、特定できていない為です。一方、ポルトガル人が種子島に漂着したのは天文12年(1543年)。

日本という国はそれこそ言葉の輸入と加工、輸出を繰り返しました。
幕末以後、西洋概念に対する和訳として和製漢語が作られた際、それらの多くが中国大陸へ伝わっています。
その中国大陸に今まで存在しなかった概念とその言葉である和製漢語は、中国大陸では新名詞と呼ばれており、あまりの文化流入に際し、「日本から流入する新名詞を使うな」と号令が出されたのですが、その「新名詞」という言葉自体が新名詞であったというオチがついたりします。
この新名詞の中には「社会」「主義」「人民」「共和国」と中国の正式国名を構成する単語もあり、この言葉の発祥としては日本、更にその哲学、概念の形成として欧州が源流と言っても差し支えありません。
日本は加工貿易国です。
欧州から取り入れた新しい概念という原材料から漢字文化圏用に使い易いように加工をし、それを輸出したのです。

ただし、日本人は人間の根本となる感謝の言葉や概念を、他国の人間に教えられるほど低俗ではありません。
私はこの話を聞く度にスルーしていますが、日本人は何やら人間の根本が備わっていないのだな、と言われた気がして少しだけ腹が立ちます。

この回答への補足

これは、2日後の後日談です。いま同じスーパーから晩飯の買い物をして帰ってきた家内の話では、同じレジの若者が、「あの後、あの話、誰から聞いたか、考えてみたら高校の時、スペイン語を習ったポルトガル人の尼さんで、何かにつけてポルトガルの自慢を、聞かされた」のだそうです。
家内が、「主人が8世紀の『万葉集』に大伴家持の歌に安里我多之(ありがたし)ってあり、ポルトガル人が日本に行ったのは16世紀と言ってたわよ」と言ったら「そんくらいのことでしょ、あの尼さんいい加減だったからなあ」ということで、みなさんお騒がせしました。
 僕もすっきりしました。

補足日時:2013/05/25 11:35
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この回答へのお礼

 今起きたところで両眼霞み意識朦朧ですが、丁寧なご回答、誠に有り難うございます。何度も読み返させていただきます。

お礼日時:2013/05/25 01:25

日本には礼を言う習慣がなかったたとか?何を持ってそのようにおっしゃるのか分かりません。


どの辞書にも、「有難う」はアリガタクの音便。したの「ございます」「存じます」の略された形
感謝の意を表すあいさつ語となっています。
ちなみに「有り難い」文語「ありがたし」という言葉は、
存在が稀である。なかなかありそうもない。めずらしい。存在しにくい。
世にも目づらしいほど優れている。尊い。もったいない。
人の好意為や親切に対して感謝したい気持ち。
まんが良くてよかった。うれしいきもち。有り難い事に雨が止んだ。
などとなっています。古くから使われていた言葉だとおもいます。
いまでこそ外来語がずいぶん使われていますが、じゃいつごろ
オブリガードが有難うに変わったのか由来が知りたいと思いました。
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この回答へのお礼

五木の子守唄の「おどまくぁんじんくぁんじん、(私たちは貧乏人<勧進)あんふとたちゃよかしゅ(あの人たちはええし)よかしゅ、よかおび、よかきもん(ええし、ええ帯、ええ着物)を思い出しました。ご回答ありとうございます。

お礼日時:2013/05/24 12:48

英語の「ハブ アンナイ」が,日本語の「あぶない」になったのだよ。



この類いの話だろうね。
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この回答へのお礼

オハイオの州名が、朝の挨拶、「私の鼻髭に触るな」がどういたしまして、の類ですね。ご回答有り難うございます。

お礼日時:2013/05/24 12:42

「有り難う」はね!



『忝い(かたじけない)』は?『感謝する』は?

日本人は逆に昔っから『礼』1つで敬語だの、尊敬語だの、~~語だの習慣を超えるモノが、いーーーっぱい有るっしょ!!無駄な位w日本語検定すら取れない位w

オブリガードが「有り難う」になった!
ただ、ただ、ただそれだけっしょ!w

レジの若者が無知なのか、妻の和訳が間違ってるにすぎないw
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この回答へのお礼

 レジの若者も家内も英語ネイティブなので、和訳が間違っていれば、僕でしょう。ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2013/05/24 12:37

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