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美利堅合衆國の略称だそうですが、なぜ「美利堅」と呼んだのですか。
歴史的に何かの意味がありますか。
「美利堅」と呼んだ当時、中国は、アメリカが「美」「利」「堅」の国であると認識していたのですか。
もしそうであれば、「美」「利」「堅」の中国語の意味も教えてください。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

  こんにちは。



  単に聞いた音声をその音の漢字に置き換えただけです。日本でも「亜米利加」ですよね。この二番目で「米国」というわけです。

 中国語での可楽(コーラ)と同じです。日本と違うのは、聞こえ方が違うからです。神戸のメリケン波止場は、「アメリカン」のアが弱いために「メリケン」になりましたよね。

 どこの国でも自国の言葉に取り入れる場合、2つの方法があります。音を中心にするか、意味を中心にするかです。

 この場合は、音が中心と言うことでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
アッ!そうか、メリケンですか! それならよく解ります。
納得しました。

お礼日時:2013/06/30 14:09

固有名詞は音訳、一般名詞の外来語は音訳+意訳などが基本のようですが、


音訳とは言っても、漢字選定には何らかの意図が入るのは避けられません。
「美利堅合衆國」か否かは別としても、「美国」の「美」に注目した場合、

イギリス人宣教師モリソンによって作られた“米利堅”
(『西游地球聞見略伝/RobertMorrison=馬礼遜(1782-1834)/1819年』)は
宣教師などの書物に使用されるだけでなく、
清朝の外交文書における米国名の中国語訳として、19世紀中葉まで使用された。
ブリッジマン著1838年『美理哥合省国志略』(初版シンガポール版)が出版される以前、
大陸名には“亜墨利加”“亞米利加”“阿米利加”が使用され、
米国名には“花旗”“米利堅”が使用された。

米国名の漢字表記列のうち「米」から「美」への変化のキーパーソンは、
アメリカ人宣教師「ブリッジマン=裨治文(1801-61)<Elijah Coleman Bridgman>」。
「美国」使用のキーパーソンは、
イギリス人宣教師「メドハースト=麦都思(1796-1857)<Walter Henry Medhurst>」、
1853~56年に香港で刊行された中国語月刊誌『遐邇貫珍<Chinese Serial>』の
1854年10月の記事に、“美国・美国商人・美国公使”のように使用されたのが最初とか。
あと中国の洋務運動に協力して法律・科学書の翻訳につとめたアメリカ人宣教師
「マーティン=丁韙良(1827-1916)<William Alexander Persons Martin>」が
ホイートンの国際法に関する著書を訳した『萬國公法/丁韙良漢訳/1864年』以後、
“美国”が使用され、定着したとか…

どうやら当時の中国側と言うよりは、英米人の関与・貢献が大きい様子が伺えます。

詳しくは下記URL等を踏み台にしていただければと思います。

「『美理哥合省国志略』の1844年香港版は誰の手によるものか:
"美"と"合衆国"を手がかりに/谷口知子」
『關西大學中國文學會紀要 27/2006-03-20』(193-211)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110006155348

以上 疑問解消の糸口に繋がれば幸いです^^
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
これは意外でした。
英米人が漢字の国のお株を奪って「美利堅」にしたのですね。
発音しやすいようにAmericaのAを省いて3文字にしたということで「美利堅」と3文字になった理由も頷けます。
大変よく解りました。

お礼日時:2013/07/01 21:12

ビリケンっていう神がおりますが、この場合は明らかにメリケンの音訳でしょう。


だから意味はないと存じます。
邪馬台国や卑弥呼も音訳だそうですが、この場合はやはり卑しい漢字をわざと使っていますね。
まぁ当時から中華意識で、海の向こうはバルバロイということでしょうね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
私は「ビリケン」だと思っていました。
それよりも「バルバロイ」を教えて下さり、大変参考になりました。

お礼日時:2013/06/30 20:05

まずは、他の方が回答しているように発音です。


中国語では美はメイと発音します。
それで米国が美国となったわけです。
アメリカの「メ」ですね。

次に、米国に対する憧憬みたいなものも否定
できないと思います。
美とは、中国語では美しいの他に、美味しい
とか素晴らしい、という意味があります。
米国は豊かで進んでいる国だ、という認識が
あったのかもしれません。

というのは、彼らは、昔の日本を「倭国」
と呼んでいたからです。
矮とは違いますが、これはあまりよい意味では
ないとされています。

これに対して、ドイツは徳国で、フランスは法国
です。
発音だけではなく、そこに秘められた意味も
あると考える次第です。

”「利」「堅」”
   ↑
これは日本語とほぼ同じです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
なるほど、漢字の国ですから何かの意味を持たせて当然ですね。
「徳国、法国」参考になりました。

お礼日時:2013/06/30 20:00

今放送大学でやってたのを見返してみたけど, 「いい意味の文字を使おう」という意図があって中国で表現を変えた, といっていた.

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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そういう意図があったのですか、参考になりました。

お礼日時:2013/06/30 14:30

美国 メイグオ


米国 ベイこく 日本のと同じですね。

ただし、中国が外国の国名を対する当て字を作る場合、音だけで当てはめるのではなく、意味も当たるように当てはめるのが普通。
美しい という単語がアメリカにふさわしいと思っていたのでしょうね。
日本にはメイという発音の漢字がないから、意味もないけど米を使うしかなかったのでしょう。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
当時のアメリカが「美国」に映ったのですね。納得しました。

お礼日時:2013/06/30 14:27

 


美利堅
中国の発音は「Měilìjiān」メイリーヂェン
#1に解答があるように日本人が聞き取った「メリケン」と同じですね
 
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
日本人は「メリケン」と聞こえ、中国人は「メイリーチェン」と聞こえたのですね。

お礼日時:2013/06/30 14:18

耳で聞いた音を発音の近い漢字で表現しただけのことだと思います。



日本ではアメリカのことを米利堅と言いますが別に当時のアメリカが
米の生産国だったわけではありません。

同じように独逸という国は他の国と付き合わず一人ぼっちで
どこかへ変な方へ逸れていく訳でもありません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
「耳で聞いた音を発音の近い漢字で表現しただけ」
なるほど!そういうことですか!

お礼日時:2013/06/30 14:12

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