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ふと思ったのですが、航空機にはジャイロセンサーがありますよね?
でもあれって飛んでる間に誤差が出てきますよね?
そう言う誤差を、空にいながらどうやって補正しているんでしょうか?
フト疑問に思いましたので、お暇なときにでもご回答いただければ幸いです。

A 回答 (2件)

今はGPSで10センチ精度で位置補正が出来るので、ジャイロセンサーは補助的にしか使用されていません。



ジャイロセンサーを「移動中にリセットしてしまった」と言うミスにより、飛行コースが北側に大きくズレて、自機がソビエト領空を侵犯しているのに気付かずソビエト機に撃墜されてしまった、乗客満員の旅客機があったのをご存知ですか?

「大韓航空機撃墜事件の真相」で調べてみましょう。

この事故を教訓に、GPSの利用が進み、ジャイロを用いた慣性航法システムは使われなくなりました。

ジャイロは、自機のだいたいの姿勢を表示するくらいにしか使用してない筈です。

「自機のだいたいの姿勢を表示する」くらいなら、飛行中の補正は不要です。

一応、航空機の運用マニュアルでは「離陸前は、必ず、停止状態でジャイロセンサーをリセットすること」となっている筈で、離陸前に1回リセットすれば良いようです。

なお、慣性航法システムが使われていた末期には、タイヤの格納中やタイヤが回転している時はジャイロをリセットしようとするとアラームが鳴るようになっていたらしいです(未確認)
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この回答へのお礼

知りたいことが、大変分かりやすく網羅された回答で、感服です!!!
私の知識の範囲では、ご回答の内容を読んでかなりすっきりしました。

お礼日時:2013/07/09 10:36

「ジャイロセンサー」と仰るものが航空機の何を指すのかが解りませんが、


ジャイロを使った計器でしたら概略は以下のようになります。

・定針儀(デレクショナルジャイロ、方位を示す。軸が地表に水平。)
ジャイロスコープ自体は「絶対(宇宙)空間に対し」軸方向を停止しよう
としてますので、自転する地球上では高緯度ほど影響を受け、時間と共に
ずれていきます。自動補正の無いものは人間が15分に一度、磁気コンパス
を基準に修正します。旅客機などでは地磁気を検知する「フラックスバルブ」
によって常に磁方位に自動修正されます。

・水平儀(ジャイロホライズン、飛行姿勢を示す。軸が鉛直方向。)
常に軸線が鉛直でなくてはならないので、これは錘を使って重力で自動
補正をします。錘が直接機械的に補正するもの、電気的に行うものが
あります。

ジャイロ計器参照サイト
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/p173.html#10

慣性航法装置にもジャイロは内蔵しますが、原理として初めの位置からの
加速度・角速度を積分・累積して自機位置を割り出す、というものですので
この場合は外部信号で逐次補正ということはしません。誤差はそのまま
拡大して航法上の誤差となって現れます。
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この回答へのお礼

大変分かりやすいご回答有り難うございます。やはり、何か地磁気なり、重力場なり外部のリファレンスを利用しないと無いと駄目なんでね。

お礼日時:2013/07/09 10:39

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