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今後、ブラックバス産業が公に?認められることは無いんでしょうか。

10年前の大ブーム→大バッシングから時間が経ち、
最近は大がかりな駆除もなりを潜めていますが、関心の薄い人からすると
「ブラックバスは悪い魚!駆除!!」
という意見で固定されていて、ブラックバスはもちろん、他の魚も釣る雑食な釣り人である私としては悲しい気持ちです。


自然保護的な観点から見て、ブラックバスが悪影響を与えていないとは思いません。
閉鎖的かつ小さな水域に一定数以上のブラックバス/ブルーギルを放せば、ヘタをしたら
数年内にバス/ギルしか存在しない池になり、最終的には生き物がいなくなってしまうでしょう。

ただ、駆除ブーム時代の
「早くバスを根絶やしにしなければ、日本の魚は全て絶滅!」
というような状況にならないことは、既に証明されていると思います。
爆発的に増えたブラックバスは、当然の帰結として今個体数を大きく減らしています。
これは駆除の効果ではありません。爆発的増殖をした種は、その後個体数を減らし、
やがては一定数に落ち着くものです。
これは、ハエをはじめとした実験で証明されている自然の摂理です。

もちろん、これは結果論であり
「だからブラックバスは悪くない!」
とは言いません。単に「絶滅はしなかったね」というだけで、
バスがいない方が在来魚に良い環境だと思いますし、
そもそも自然環境が人為的に変化してしまったことが問題なのですから。

それに、今個体数が減っているとは言っても、さらに10年後、20年後
100年後にどうなっているかはわかりません。
地球温暖化により降雨量が減り、水の流れが寸断され、水温が上がっていけば、
在来魚よりバスに都合の良い環境が揃うわけで、また爆発的増殖が起こるかもしれません。
逆に、大型の水鳥が大繁殖して、メインターゲットがバスになる可能性もあります。
先のことはわかりません。

ただ、いずれにせよ人為的な駆除は、小規模なダムなど完全に水抜きができる
環境でないと、根絶は不可能で、根絶しなければ意味が無いということは
水産関係者、自然保護主張者も理解できているはずです。
(経験上、早々に駆除を諦めた湖、ダムよりも、未だに駆除を続けている水域の方が
バスの個体数は多いです。サイズは小さいですが)


であれば、バスの駆除は諦めて、バス釣り産業との共存という考えに
シフトした方が絶対に得だと思うのですが、何故そうならないのでしょうか?
言っちゃあ何ですが、淡水水産業の規模はびっくりするほど小さく、
また、後継者もいません。完全に消えゆく産業です。

日本の自然環境の保護は素晴らしいですが、バスを根絶できる、
あるいは駆除を続けることで在来の自然環境を保てると、
駆除派の人は本気で考えているのでしょうか?

「やったもん勝ち」
みたいで良くないですが、事実上根絶が不可能で、かつ利用価値があるのであれば
利用した方が良いように感じるのですが、いかがでしょうか。

ヘラブナも鯉も、釣魚として人気の魚で、放流もされていますが
いずれも自然には存在しない魚です。
魚食魚ではないため、在来魚種に対するインパクトはバス等に比べたら
圧倒的に少ないでしょうが、それでも良い影響は与えていないでしょう。

彼らのように、いずれバスも
「そこにいてあたりまえの魚」
になる未来は無いのでしょうか?

A 回答 (11件中1~10件)

自然保護もあると思いますが、漁業従事者への対策も含まれていると思います。



バスフィッシングというレジャー的な事がやり玉に上がっているとも思います。
要は個々に困っているか、困っていないかの問題なのでは?

電車の携帯電源OFFも同じかも ペースメーカー使用者を優先するか普及率を優先するか。

野球やサッカー、ゴルフにプロ制がありますが、公園で球技禁止みたいなものだと思います。
バスフィッシング専用の場所が無いので迷惑に思う人がいれば、そちらにも対応が必要なのが現状です。
あなたがそういう施設を作れば大手を振ってバスフィッシングできますよ。

バス産業界は何故専用施設を作らないのでしょう? 昔ジャッカルがルアーテスト用に専用池と作ったとの情報がありましたが、今は?
釣具屋の広告にもバス関連は激減してます。賑わってた頃は広告の半分はバス関連で占められてましたから。

漁業従事者は生計が成り立たないので後を継がせないのが現状だと思います。
ブラックバスだけ居なくなれば解決する問題ではありませんが、暮していくだけの収入があれば後継者は居ると思います。
どの産業でも同じで淡水漁業に限った事ではないと思います。
海外製造で日本の産業が廃れていく、TPPで農産業のダメージが大きいかも知れない。
昔から培われてきた産業を守るか諦めるか。人それぞれだと思います。
国産にこだわる人もいれば、安ければ輸入品で良い人もいます。
日本から製造業が無くなって飲食や観光・レジャーだけになるのも仕方ない?

全ての人がそれを自然な流れと考えられるかどうかは難しいでしょうね。

バスの根絶は水源を空にして2~3年放置すれば居なくなるんじゃ?
私は琵琶湖水系で水道のお世話になっているので枯渇は困りますが、関係ない地域のバスフィッシングに興味ない人には可能な手段と思うでしょう。生活に困らない方法が見つかれば進められるかも知れない。
でも水槽で育てて放流する輩は居るのでしょうね。
バサー人口は全人口からすれば少人数です。その時は逆の立場ですね。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

ここまで皆様からの解答を見て愕然としたのですが…
皆様、日本の淡水水産の水あげ規模減少は、その多くが外来魚による影響だ、と思っていらっしゃるのですね。

こちらについては、「違う!」とも「その通りだ!」とも言えないのです。
影響が全く無いわけはありません。ですが、その影響がどの程度のものかはわからないのです。

まずはそれと、付け焼刃の駆除は何の意味もないこと、それを理解いただきたいです。


>バスの根絶は水源を空にして2~3年放置すれば居なくなるんじゃ?
その間、琵琶湖の在来種はどうするんですか?同じように死んじゃうと思うんですけど

補足日時:2013/07/15 11:28
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この回答へのお礼

皆様から沢山の真摯なご回答をいただきましたが、特に釣りや、環境問題についてご存じ無い方の意見として印象的だった解答をベストアンサーとさせていただきました。

私は某自然保護団体や某新興宗教や某政党に悪印象を持っていますが、別に政治を勉強したわけでもなければ、強い興味があるわけでもありません。ネットや、週刊誌などの記事を見ての印象でしかないです。

きっと、私が悪印象を持つ存在にも良い所や、考えなければいけないところがあるのだと思います。一度植えつけられた印象や知識を覆すのがどれだけ難しいのか…

今、次業界は釣り全体のイメージ回復にやっきになっています。
BSへの進出、ニコニコ動画の利用、釣りガールのブーム作り…どれもぶっちゃけ失敗していますが。

もちろん、我々釣り人のマナー向上という大前提はありつつ、いつかブラックバスはもちろん、釣りという趣味自体がもっと好意的に受け止められるような日本になることを願ってやみません。

お礼日時:2013/07/29 12:36

こんにちは



質問者様のご意見は、普通にまともな考え方だと思いますよ

ちょっと真面目に考えれば、一旦繁殖してしまった魚を、その魚種だけ狙って絶滅させるなんて事は絶対に不可能って、考えたらすぐに分かりそうなもんですよね・・
駆除の為の費用なんて、完全に税金の無駄使いです

では何故その為(駆除の為)に膨大な予算を使うのか・・?
やっぱり地元住民の生活の保護(という大義名分、実効はなくても良い)及び感情論じゃあないんでしょうか?

詳しく取材したり、データを蓄積しての意見ではありませんので、少し想像も混じってしまいますが・・

「ブラックバスなんていう外来の悪い魚が入ってきたせいで、漁師の稼ぎが減った。行政はなんにもしてくれないんか? じゃあ次の選挙は何かしてくれる人を選ぶぞ!!」
となると、政治屋さん達はとにかく何か動いたフリでもしなくてはならないのでは?

「そういえば、この間、朝早くきたバサーとかいう悪ガキどもが、家の塀の横にウ○チしやがった!!」
「そうそう、農道に止めた車のせいで、作業が出来ん!!」
「じゃあ、そいつらの釣ってるブラックとかいう魚も悪者にしてもいんぢゃね?」
で、マスコミもこぞってバスを悪者に仕立て、以来ずっとその状況が続いていると。

行政を動かすのは政治屋さん達と、その人達に投票する住民です
はたから見れば真っ当な質問者様のような意見よりも、政治屋さん達やそれとつるんでいる業者さん達にとっては、次の選挙や目先のお金が大事なのでしょう


バス害魚論華やかなりし頃をとうに過ぎた数年前、テレビ(某○BS系、日曜の夕方18:30からの番組)で、
ブラックバスを絶滅させる発明をしたという人が出てきました、
たしか縦横1m位の網上のカゴを、スポーニングの時期に合わせて、ベッドの出来るであろう場所にいくつも沈めておき、産卵が終わった頃を見計らってカゴを引上げると、数万匹分の卵を一度に駆除できるんだそうで(笑
見ていて、「はあ??こいつらマジか??」でした
番組の最後に、その発明者の言葉「ブラックバスを絶滅させる事が僕の夢です」
その番組を作った製作会社と放送した局ってば、何にも考えてないんだな、と思いました
その製品にお金を出す行政も。

すみません、少し話が逸れてしまいました
テーマに戻りますが、
古くは、#7様の回答にもありますが、当時の法案成立の直前、
○池○合子バカ環境大臣様の鶴の一声で、バスは特定外来魚に指定されてしまいました
業界団体か或いは滋賀県側からの働きかけがあった事は想像に難くありません
その時、大臣様は、10万人の署名を無視しました
おそらく、投票にいくかどうか分からない10万人より、得票の読める団体の方が大事だったのでしょう。

ところで、元来そこに居なかった魚種云々というご意見がありますが、
コイもニジマスも外国から入ってきた魚ですよ
今、生きてる「人間様」のたかだか数十年の尺度で考えるからそうなるのでしょうね
何と傲慢な・・
ご質問の趣旨とは違いますので、これ以上は書きませんが・・


すみません、書きたい事が多すぎて、つい長くなってしまいました
最後に、少し希望の持てる話↓
http://www.sponichi.co.jp/sports/sfj/column/suzu …

バスマスタークラシックが、なんとあの○HK様で放送されるらしいです
悪い事ばかりじゃないですね
後は、我々アングラー一人一人に出来る事、車の駐車やゴミ問題等のマナーを守る事を地道にやっていくだけです
これからのバスアングラーが、もっと環境(バス業界を取り巻く)にも配慮できるように考えてくれる事を願って止みません。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

やはりスケープゴートとして丁度良いのでしょうね。
在来魚の減少理由として、直ぐに思いつくものは下記でしょうが、比べるとお金を持っている方々にとって一番都合が良いのが外来魚”だけの”せいにすることということがよくわかります。


-------
・不明(気候などによるもの?)
→「わかりません」では誰も納得してくれない

・環境破壊によるもの
→対策に超大金がかかる上、直ぐには結果が見えない
 また付近産業の成長阻害にもつながりかねない

・伝染病によるもの
→原因が特定しづらい上、予算を投じたからといって
 結果が出るかどうかもわからない

・外来魚によるもの
→環境復帰よりも低予算で効果が見易い(駆除した魚が目に見える)
-------


結局、漁師さんは自分の生活を維持したいし、一般の方々も、日本に元々いた魚がいなくなって欲しくないだけなんですよね。

でも、普通に生活しているだけでは、マスメディアで流される情報や、目に入ってくる情報のインパクトのみで判断するしかない。
特に生き物に興味の無い人なんて、肉食魚はピラニアとサメだけだと思っている人も多いくらいですから、昔馴染みのフナやコイを丸のみにする魚が、そこらの川に生息しているというだけで、ものすごいインパクトですよね。

まず、在来魚の現象には他にも原因があること。
外来魚も原因の一つなのは間違いないが、他の原因にくらべてどれが、どのくらい悪影響が強いかはわからないこと、
中途半端な駆除には意味が無いこと、
産業としてのブラックバスには大きな可能性があること
これらをキチンと伝えていただいて、ブラックバスが

”ただの”悪者

では無いことを、より多くの人が知っていただけるといいですね。

補足日時:2013/07/16 17:49
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バサーのマナーの方はどうでしょう? 漁業と切り離して



マナーの悪いバサーも根絶が不可能なので バスフィッシング産業に貢献していれば利用価値として認めますか?

バスフィッシングによる弊害 についてはご存じない部分が多いでしょうか?

ブラックバスの拡散防止は何故? ブラックバスが居なくなればマナーの悪いバサーも居なくなります
良いバサーだけが来て何か利益が出る? 近くに釣具店やコンビニなどが無ければ釣り場のある地域に収益0です

野池やダムなどのバス駆除は基本的に「バサー立ち入り禁止」だと思っています
切れたラインやルアーなどで怪我をする 揚水排水機器に入り込んで機械が壊れてしまう 残されたワームで水質が悪化してしまう 他の生物が掛かって死んでしまう 農作物にラインが絡んで育たない などなど

昔の兵庫県加西市の野池では捨てられたラインやルアーが沢山釣れました
ラインブレイクしないように太いラインを使っていれば難なく回収できました
農作業をしようとしてもバスフィッシングの車が邪魔で農道に車が入れない 車の持ち主は探しても返事もしない
休みの日にユックリしたいのに 騒がしくて五月蝿い 夜明け前から車の音や話し声で眠れない
その後 加西から淡路島に問題が広がったように記憶しています
やったもの勝ち 逃げたもの勝ち

行った事はないですが 富士五湖辺りはエンジンボート禁止 ハードルアー禁止などもあるとか

街中の公園の池でルアーが通行人に当たって怪我をした事例もあります

漁業に関連していない場所では「バスフィッシング公害」になっている所が多いと思います
最近は釣って良い場所にしか行かないので 現状は不明です

バサーのマナーが確立されて共存可能になったら 容認派も増えてくるかも知れません
しかし 今でもバックラッシュしたラインを捨てて帰る人がいます
ワームの袋も落ちています
バスフィッシングに来たというよりゴミ掃除に来た感じです(土日は行かないので)
街中の公園の池で立ち入り禁止の柵を越えてバスフィッシングをしている人がいます


マナーの悪いバサー対策に漁業権の問題が一般的に周知されやすので目立つ事柄になっていると思います
個人を攻撃すると角が立つので ブラックバスに責任転嫁でしょう ブラックバスは文句を言ってこないので

100人の中に1人でもマナー違反の人がいれば まとめて攻撃されるのは仕方ないと思います
どちらの解決策が先か 私はバサーのマナー徹底が先だと思います
それだけ休み明けはゴミが多いです

ブラックバスが泳いでいて当たり前になっても ブラックバス目的で来る人の問題は無くならないと思います

この回答への補足

解答ありがとうございます。

質問意図とはズレすぎなため、絡めてお返事するのは避けますが、おおむね仰る通りかと思います。

ただ、一部誤解があると思います。
「バサーのマナーが悪い」ではなく「釣り人のマナーが悪い」です。
バス釣りは性質上歩き回ったり、糸を多く出したりするため、ゴミが非常に目立ちます。
一つのところに座ってする釣りではないため、車の違法駐車、早朝の移動音などが迷惑なのも事実と思います。

樹に引っかかったルアーなど、よく目にすることが多いですしね。

が、私の経験上、海釣り、ヘラ釣り師の方がマナーは酷いです。
これは、年齢的なものがあると思います。
釣りに限らず、ゴミを捨てるな!なんて言い始めたはここ十数年の話ですから…

ヘラ台の設置は完全な違法行為ですし、ご年配の方々がちゃんとゴミを持ちかえる姿を見る事の方がまれです。
タバコのポイ捨てに至っては、一度も携帯灰皿など利用した場面を見たことがありません。
比較的マナーが良いのは、渓流釣りの方々くらいでしょうか…彼らはもはや半分登山家なので、釣り人とは性質が違うかもしれませんが。

他の釣り人がどうあれ、バサーのマナーが悪いのは事実ですし、バスに限らず、釣り人のマナー向上を願って止まないです。

補足日時:2013/07/15 16:30
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私自身バス釣りはしますが、たとえバスフィッシングが出来なくなっても湖沼、川から在来種がいなくならない方に賛成します。



バス釣り推進者はその殆どが利己主義の塊か頭がイカレています。

ブラックバスなどいなくなってもルアーフィッシングは出来ます。

依ってブラックバスが生息する地域で、それを釣った場合はキャッチ&キルが常識です。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

私の質問文が悪かったのかもしれませんが、的外れです。
バス釣りとは是か非か?駆除はすべきか否か?ではなく、
・何故意味の無い駆除を続けるのか?
(本気ならもっと大規模な駆除作戦が必要です)
・意味が無いなら、何故利用の方向にシフトできないのか?

です。


私も回答者様と同じく、「根絶が可能なら駆除した方が良い」です。
但し、今までの結果から、水抜きできるダム、小規模な池以外では、根絶は不可能です。
そして、根絶できない限り、バスの害は消えません。そればかりか、中途半端な駆除はバスの個体数を一定に保ち、さらに個体数を増やす一因にもなりかねません(駆除の規模と、継続できるかに寄ります)

補足日時:2013/07/15 10:57
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ブラックバスなどの外来魚は「悪い魚」ではないと思います。


琵琶湖ではバスの駆除活動をやっています。
確かに琵琶湖では、タナゴ、モロコ、アユなどの在来魚は減っています。
しかし、それは水質悪化や環境破壊による影響が大きいと僕は考えています。
河川をコンクリート張りにすると魚は登ってきにくくなります。
まあ閉鎖的な小さなため池などでは、ブラックバスなどの影響と考えられますが…
やっぱり悪いのは外来魚を放流した「人」ではないかと僕は思います。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

私の質問文が悪かったのかもしれませんが、的外れです。
バス釣りとは是か非か?駆除はすべきか否か?ではなく、
・何故意味の無い駆除を続けるのか?
(本気ならもっと大規模な駆除作戦が必要です)
・意味が無いなら、何故利用の方向にシフトできないのか?

です。

補足日時:2013/07/15 10:57
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>>今後、ブラックバス産業が公に?認められることは無いんでしょうか。



一部条件付きながら、認めて頂いてる所もあります。つい最近も、10年に一度の魚種認定の更新を受けた所があります。
特定外来種の指定から外されない限り、一般に認知されるのは難しいと思います。

さて 一番の疑問かと思われている、ブラックバスがなぜに他の外来種と比べてやり玉にあげられるか?
という疑問ですが、答えは簡単明瞭なんです。

『スケープゴート』・・・にされた。

と言っても、過言ではないでしょう。

当時法案提出まで、バスを含めるかどうかはギリギリまで揉めていました。
ご存知のようにバスフィッシングブームであり、その産業規模はとても大きなものでした。
当初 バスは指定外の流れで推移していたのですが、法案提出直近に追加指定された経緯もあり、よりマスコミの注目を集める事となりました。
このマスコミの報道の影響は非常に大きく、一般の何も知らない人々に、多大な誤解や間違った(嘘の情報も含む)認識を与えた事で、未だにその時の情報を鵜呑みにしている方も大勢います。(このサイトにも結構いますよね)

曰く

バスは小魚を丸のみする獰猛な魚・・・・・魚食魚は丸のみするのが普通でしょ。逆に丸のみじゃない日本の淡水魚教えてほしい

バスは大食漢で在来種を喰い尽くす・・・・ご質問の本文にあるので割愛

バスの繁殖力はすごく強いので・・・・・・同じくご質問の本文にあるので割愛

ワカサギやアユを食べてしまい漁獲高減少・・・・学術的調査無く憶測での発言。その後の調査では無関係とまでは言われないまでも、非常に軽微な事象と判断


特定外来種の指定にあたりその理由付けが必要となるのですが、希少種の保護や漁業権魚種への影響を取りざたされる事となり、後述する事も含め大きく取り上げられる事になりました。

バスと同様の理由でブルーギルも同時に指定となったのですが、現実問題としては、バスよりギルの方が何倍も深刻な状態でした。
なぜブルーギルがマスコミの矢面に立たなかったのかは、最初に日本に持ち込んだ人に、どのマスコミも触れたくなかったからです。最近は本人も公の場で発言されていますので、知る人も多くなりました。
加えて、在来水棲種の減少傾向をバスやギルに被せる事によって、公共事業(河川・湖沼の護岸事業等)による影響から、遠ざける意向があったのでは?とも言われてました。


よくご存じのようですので、バスの駆除関連は割愛します。
おっしゃる通り、完全駆除は画期的な方法でも開発されない限り、無理でしょう。

だからと言って、放任すべき魚種では無いのも明らかです。
場所や状況によっては在来希少種を駆逐してしまう心配は拭えませんし、他の魚種への影響も当然懸念されます。
過去の経緯からみても、公然と容認してしまうと、無闇な放流が行われるであろうことは容易に想像できます。

へらや鯉、レインボーやブラウントラウトから鮎・岩魚・山女・わかさぎ等に至るまで在来生物の保護等を全く考慮していないのに放流を繰り返し、容認されている魚種の多さを考えるとブラックバスも同様に考えたところで、文句を言われる筋合いのものではないと思います。(考え方の良し悪しは別ですけど)

私も正直な話、住み分けが出来れば良いかな・・・とは思います。

バスやギル(その他の魚種も含む)の駆除が必要な所は引き続き努力される事に異論はありません。
(琵琶湖の話を持ち出されると鼻で笑っちゃいますけどね・・・ただし琵琶湖の環境と特殊性は理解します)
費用対効果なんか思うと、駆除費用もわかりますが、保護に金と力を使う方が効果的に見えますけどね。
そのうえで、駆除を必要としない処においては、やさしく見守って欲しいな(ハート
実際 バスが魚種認定されていないのに、入漁料を払う釣り人も非常に多く、それがメインの漁協の収入だったりするところもあります。
茨城県のとある小さな湖沼が県内入漁料収入NO1の対象魚はバスです。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

バスによる在来種への影響は、どんなに調査したところで「わからない」が結論だと思います。
実際に在来種が減っているのは事実ですが、擁護派は
「環境のせいだ!水質悪化のせいだ!」と言うでしょうし、駆除派は「いいやバスのせいだ!」と言うでしょう。

深山に湖クラスの自然湖を用意して、付近10kmとか自然公園扱いにして立ち入り禁止、完璧な水質、環境管理をして、その後試験的にブラックバスを放して10年後調査…などと、バカげた実験でもしないと結論は出ないでしょうね。


ブラックバスばかりスケープゴートにされているのは、事実だと思います。
ですが、なんとか住み分けといいますか、前向きにバス釣りを容認してもらうことはできないんですかね?
(しかし世間的に容認されたら、また無作為なゲリラ放流が再発してしまうような気もしますよね…)

補足日時:2013/07/15 11:04
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貴方の理論だと


根絶は無理だから利用しよう・・・てことですか?

だったら飲酒運転もなくならないから、飲酒運転も解禁したほうがいいですね。

飲酒運転を解禁すれば
事故が増えるので車産業が盛んになります。
家などの建築物にも突っ込むので建設産業が盛んになります。
人が引かれて医療が盛んになります。
子どもが引かれて死ぬといけないから・・・と子どもをたくさん生むようになります。

自分ひとりがやっても意味が無い・・・とみんながやらなければ改善しません。
みんなが「自分だけでもやろう」とすればみんながやることになります。
一人が一つごみをすると・・・百人で100個のごみがでます。
一人が一つごみを拾えば・・・百人で100個のごみがなくなります。

それと・・・
個体数の推移ですが、餌の量とリンクします。
餌とは在来魚の数です。
在来魚が多く居たからバスが増えた・・・
在来魚が減ったからバスが減った・・・
つりあったところで推移します。
でも川の中で生きられる魚の数は決まっていますので・・・

この回答への補足

解答ありがとうございます。

飲酒運転と本問題は根本的に意味が違います。
飲酒運転による事故は、減る事で意味があるものです。
また、事故が頻発すればそれだけ儲かる業者も多いですが、物流が阻害されることによって生まれる損失は計り知れません。
細かく言えば保険屋も大赤字です。

根絶できなくても、減らすことによって意味があります。
さらに言えば、厳罰化により飲酒運転は減りました。効果が出ています。


ブラックバス問題は違います。何度も申し上げますとおり、ちょっとやそっとの予算で駆除作戦をしても意味がありません。
釣り人が釣った魚をリリースしなくても、意味がありません。

解答者様もご理解されていますが、個体数は餌の量とリンクしています。残念ですが、事実だと思います
何度も申し上げますが、大規模な駆除作戦で、一気に大量のバスを殺さない限り、ちょっと間引きする程度では、その分残りのバスに餌が行きわたって、元気になったバスはよりたくさんの卵を産むでしょう。

駆除は意味が無いのです。根絶できなければ。
そして、根絶は不可能とわかっています。
さらに、利用することで利益が出ることはわかっています。

それなのに、躍起になってバス釣りを否定する意味はあるのか?という質問です。

補足日時:2013/07/15 11:13
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2の物です。



貴方から、補足でといが有りましたので再度書かせて頂きます。

アメリカザリガニ、何故許されるのか?

これは、戦後の貧しい頃の日本にまともに食料が無い時にアメリカから入ってきたと聞いております。

確かに、居てはいけない生き物と思いますが、問題は、いかにその水域を占拠してしまうかです。

貴方の、いっそそれを産業にしては?

もちろん、ダメです。  何故ならば、貴方が書かれてる通り都合の良い問題の擦り変えにしかなってないからです。

貴方は、キャッチ&リリース出来る所しかばすふぃシングされないとの事ですが、

事実、琵琶湖では、もろこ、タナゴ、鮎等、古来からいた魚が激減してるのです。

そして、それを第1次産業として生業を持ってる方にとっては深刻な問題と成ってます。

また、鮒も、どんどん漁獲高が減少して 滋賀県ではめでたい事には鮒ずしと言う食べ物を食べるのですが

今では、高級な食べ物です。高級なお寿司屋さんの様な値段するようになりました。

実際に、一般の方の生活にも及ぼしつつある問題と思いますが、それでも貴方は新たなレジャー産業とお考えでしょうか?

2~3年前に、ギネス級のバスが琵琶湖で釣れたそうです。

貴方ならご存知かもしれません。  10キロを超えていたそうです。  バスがですよ。

確かに、口に入るなら自分の大きさと同じ魚でも食べてしまうので、共食いとかもあるでしょう。

しかし、現実に、琵琶湖から古来種が減って、肉食魚がうようよしてるのは御存じのはずです。



貴方は、仕方がないから新たな形にしませんか?

と、いう事ですがやはり受け入れられない現実です。

今、福島で原発問題に成ってますが、貴方はどう思います?

話が違う?  かも知れません。

しかし、家を失い、自分の土地に帰れない人が沢山居ます。

琵琶湖で、漁業をしてる方は同じ思いをしてるのです。

代々、次いで来た家業をバス等が繁殖力が強すぎる為に魚が激減して食って行けないから職業を変えないといけないのです。

僕は、違う仕事です。バスを釣りもしません。しかし、生態系が変わって琵琶湖がおかしく成ってるのは事実です。

それを、簡単に諦めましょう!!  これに賛同は出来ません。

貴方自身も書かれてるでないですか? 残念ですが、もし可能なら駆除が必要と、、、、!!

ならば、答えは決まってるのでないですか?

また、バスフィッシングのゴミの問題も有ります。

釣で、練餌の汚れを書かれてましたが、ルアーが底で絡んでちぎれてるとか、釣り糸がぐちゃぐちゃに成って居て、

時々、それが足に絡んで動けない鳥とかの映像とかTVで流れてることが有ると思います。

こういった問題も有るんですよ。

ですので、バスフィッシングを認める為に、苦渋の決断が釣ったらゴミ箱にお願いします。 なんだと思いますよ。

最終的には、両方の言い分を上手く考えた方法と僕は思いますが、、、、、リリース禁止は仕方ない事

僕は、認識しています。

この回答への補足

解答ありがとうございます。

お気持ち、ご最もです。
漁業が立ち行かなくなっているのも十分理解しています。(それがバス等外来種のせいにされているのが納得いきませんが)
ゴミ問題についても事実です(他の釣りも同じようにゴミが出ますが)

ですが、
>貴方自身も書かれてるでないですか? 残念ですが、もし可能なら駆除が必要と、、、、!!
>ならば、答えは決まってるのでないですか?

こちら、全く理解できません。
可能なら、です。
不可能です。

大バッシングブームの時は、今とは比べ物にならないほどの巨額の投資をもって、全国各地あらゆる場所で駆除作戦が実施されました。
当時僕は自然活動のボランティア団体に所属していましたので、何度か駆除作戦にも参加しましたが、
「これはもう完全に駆逐だろう」
と思えるほどのものです。

地引網、電気ショッカー、釣り、罠…小さな湖でしたが、トラック数台に及ぶブラックバス、ブルーギルが取れました。

が、その湖は今も元気にブラックバスが生息中です。

これは私の体験談であり、何の説得力も無いかもしれませんが、あれだけの駆除ブーム後も平気でブラックバスが生息しているのを見れば、駆逐は一部除き不可能であると理解いただけると思います。


また、規模の問題ではないことを十分承知で申し上げますが、淡水水産の産業規模と、バス釣り業界の産業規模を比べてみてください。

補足日時:2013/07/15 11:22
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現在の規制の目的として、生魚の移動に対する罰則でこれ以上の拡散を防ぐ事もあると思います。


しかし実際には、それは釣り人の良識頼りでしょう。
その様な状態で釣り産業として認めてしまえば、質問者さんの言うような「やった者勝ち」という事でさらなる組織的な放流を招きかねません。
また、うがった見方をすれば、法律の罰則の根拠として、駆除しているという大義名分が必要とも考えられます。

以下は余談ですが、三十年以上前に釣り雑誌の読者投稿欄でヘラ釣り師が「釣具メーカーがバスの稚魚を輸入して、日当を払って放流させている。」という物が有りました。
もちろん匿名投稿の信憑性は疑うべきですが、ルアー釣り師の放流だけではブルーギルの拡散までは説明がつかず、輸入種苗ならばブルーギルの混入も考えられ、さもありなんと思わせる話です。

また、アメリカザリガニはエクルビスと名を変えてフレンチの高級食材(キロ2000~3000円)に化けているそうです。

この回答への補足

私はブラックバスの害が無いとか、拡散しても良い!
という考えはありません。
害はあるし、拡散してはいけないし、可能なら駆除もいたしかたなしと思っています。

ただ、同じように害があって拡散すべきではない魚が、平気でのさばって、挙句放流までされているというのに、何故ブラックバスだけがそうはなれないのかが、合点がいかないのです。
コイもザリガニもヘラブナも(生息域が限られるのでインパクトは少ないですが)ニジマスもオイカワも、全てもともとその場所にいた魚の生息域を奪い得る危険性を孕み、実際に奪っていることもあります。
それでも彼らと、彼らを釣ったりして楽しむ人々は表立っての”悪者”にはなりません。
「今更駆除なんてできないから」「釣り産業としての利用価値があるから」
これはブラックバスも同じはず。なのに何故ブラックバスだけが?


私がヘラブナ釣りをしていると、よく声をかけられます。
「釣れたかい?」なんて、温かいものです。
ブラックバス釣りをしていても、よく声をかけられます
「釣れてもちゃんと殺せよ!」


あと、ザリガニの件は食用として利用していることは知っています。エクルビスなんて名前なんですね!
ただ、当然ながら食用のアメザリは、食用に養殖されたものです。
(ウチダザリガニは湖で漁獲しているみたいですけど)
自然にいるアメザリは、とてもではないですが、利用価値はありません
泥抜きしないと臭くて食えないし、食材としての需要が限られ過ぎています。
肉食観賞魚の餌として一部流通しているザリガニは、もしかしたら野生?のザリガニなのかもしれませんが、それにしてもパイが少なすぎますし、釣り業界の規模には到底及びません。

補足日時:2013/07/12 17:58
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滋賀県在住の物です。



特別に、釣りに興味はありませんし、貴方のおっしゃる 鯉、鮒とかの産業に付いてる物でも有りません。

ただ、琵琶湖には、もともといない外来種です。

地球規模での、温暖化等で少しは住んでる魚とかに影響は有るものと思いますが、基本 元来から有る姿で後世に

琵琶湖を残していくべきものと考えます。

貴方の、意見も解らなくはありませんが、もともといない魚だったんです。

ちなみに、話はそれるかも知れませんが、滋賀県の熱帯魚の販売ショップには絶対にピラニアだけは売ってはいけない

と、成ってるそうです。 もし飼うのを飽きて放流されたらどうなるか、、、、

と言う訳です。それには、ブラックバス、ブルーギルも元々元来居なかった魚ですので、居てはいけないのが筋と思います。

滋賀県ではちなみに、御存じと思いますが、ブラックバス、ブルーギルは釣ったらここに入れて下さいと言う箱が用意されてま

す。

貴方がおっしゃる共存、またその釣道具とか、貸し船等の新しい産業として認めて欲しい!

これは、滋賀県の条例ではまだ不可能という事です。

僕は、どちらかと言うと、貴方の意見には反対ん立場です。

ブラックバスの釣りに友達に誘われてやった事は有ますが、基本は元のままが良いと思いますので、、、、

居てしまってる、ブラックバス、ブルーギルはどうにも出来ないかもしれませんが、出来るだけ駆除するべきと考えます。

県議会等でも、論議されて結果が滋賀の琵琶湖にはそういう体制と言う訳です。

また、最近は、カミツキガメとか琵琶湖の近くに歩いて行くだけで非常に危険な外来種が離されてるそうで、、、、、

結局は、責任の意識の薄い方が簡単にそう言った類のペットを飼うのを飽きて捨ててしまった為に起こる問題と思います。

あれに噛まれたら、本当に大変な怪我に成りそうです。

それと、同じにするなと、質問者様は思われるかもしれませんが、、、、

結局は、ブラックバスも、ブルーギルもそこには居なかったのです。カミツキガメも、、、、、

ですので、それを産業として、新たに考えましょうよ、、、、

これは、ブラックバスの釣りを趣味、若しくはプロとして楽しまれてる方の偏った意見と思っています。

長文失礼しました。

この回答への補足

すみません、消えてしまったのでもう一度。

「産業としてどうとかは置いといて、もともといなかったのだから駆除すべき」
というご意見は、仰る通りかと思います。

ですが、ブラックバス/ブルーギルの繁殖力は強いです。
少々駆除をしたからといって意味はなく、根絶させなければまた直ぐに増えます。
しかし、根絶は不可能なのです。

1.ナイルパーチの例に見るような、在来種の絶滅という最悪の結果を招くことは無さそうである(絶対に無いという保証はありませんが)
2.事実上、完全駆除は不可能
3.利用価値がある

と、3点揃っているなら、意味がなく、お金ばかりかかる駆除よりも利用の方が良いのでは?という意見です。


最後に、カミツキガメの件につきまして。
もちろん駆除すべきです。カメは魚のように繁殖力は強く無く、また個体数もそれほど多く無いことが予測されるため、十分に根絶が可能だと予測されるからです。

駆除が可能なら、寂しいですが駆除すべきです。でも無理なんです。だったら利用すべきだと思いませんか?

問題のすり替えに感じられるかもしれませんが、アメリカザリガニは何故声高に駆除!駆除!と言われないのでしょうか。
ブラックバスと同じように本来いない生物、そして在来種に悪影響を与え、その上産業的な利用価値すらないのに、です。

私は、ブラックバスだけに対する風当たりの強さは、10年前の大バッシングによる印象が、人々の間に強く根付いているからだと思っています。

補足日時:2013/07/12 13:44
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