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新植民地主義について調べてます。
wikiの説明が少し難しくて。ネット情報によると日本は戦前に占領して植民地化し、戦後にodaをばら撒いて新植民地化したと書いてありますが、マジですか?
odaで、損しているだけで、その国を植民地化しているという認識がまったくないのですが。
あと、この国は植民地みたいな国なんですか?周辺国の傀儡なんですかね?

A 回答 (4件)

回答No.3です。


お礼欄での最質問に対して補足しておきます。

>日本のodaが賠償だったのですか?

直接的な賠償であったわけではありません。
名目上はあくまでも「政府開発援助(ODA)」です。
日本は戦後の国際社会復帰のため1954年10月6日にコロンボ・プランへの加盟を閣議決定しました。
コロンボ・プランというのは,戦後最も早く出来た発展途上国援助の為のプランです。
そして,そのプランのモデルとなっているのが米国のマーシャル・プランです。
日本は国際社会復帰の場として米国の後押しもあって第六回会合から正式に参加しました。

その辺りの事は,外務省のホームページに載っていますので引用します。

===引用===

戦後賠償と並行して行われた経済協力


 政府ベースの技術協力は上記のコロンボ・プラン加盟をもって始まりますが、資金協力は、1954年11月に署名された日本とビルマ連邦(現ミャンマー)の間の平和条約、賠償と経済協力に関する協定が発端となります。その後、賠償協定はフィリピン、インドネシア、ベトナム共和国(南ベトナム)との間で次々に署名されました。このほか厳密な意味での賠償ではありませんが、やはり戦後賠償の一環として、カンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国およびミクロネシアに対する無償資金協力(いわゆる「準賠償」)も行われました。このようにアジア諸国に対する賠償とそれに並行する経済協力として日本の資金協力が開始されたという事実は、日本と密接な関係をもつアジア諸国との協力を重視するというODAの基本方針を相まって、その後の日本のODAのアジア重視の原型となりました。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/pam …
===引用以上===

上記の「厳密な意味での賠償ではありませんが、やはり戦後賠償の一環として」との記述から,ODAを行う動機として「戦後賠償」的な意味合いを持っていたというのが外務省の見解でしょう。
ただ,それは最初期だけであり,ODAの歴史の殆どは外交目的の経済援助です。
高度経済成長などを受けて,援助金も伸びそれによる経済大国として地位向上に繋がりました。
その一方で,大企業の海外進出の一貫(利益誘導)として行われたり,青年海外協力隊などの協力団体による不祥事や天下りなど問題点も指摘されています。


>レイプ魔欧米列強からアジアを独立させたのに。

日本がアジア独立させたかというのは,右の人と左の人で平行線をたどる議論です。
歴史的評価はまだまだ定まっていないと言えます。
その反面,イデオロギーにまみれた主義主張ばかりが目立つテーマでもあるでしょう。
私個人は,浅薄な知識しかないので逃げます。すいません。。。

>odaで、損しているだけで、その国を植民地化しているという認識がまったくないのですが。

ます,新植民地主義というのは戦前の帝国列強による植民地政策とはまったく別物です。
一見,独立国として存在していて国連にも加盟している国であっても,その国の国民が求める政治が行われるとは限りません。
新植民地主義としてやり玉に上がるのが,エジプトのムバラク政権です。
最近,クーデターにより権力の座を追われましたが,実に30年以上も政権トップについていました。
その背景には,米国による援助があるのは公然の秘密でした。
他にも中東諸国やアフリカ諸国に対して欧米が経済的・軍事的圧力でもって意のままにしてきた事も「新植民地主義」として批判されます。


>ネット情報によると日本は戦前に占領して植民地化し、戦後にodaをばら撒いて新植民地化したと書いてありますが、マジですか?

日本のODAが新植民地主義的であるかは別としても,経済的な意味で国際社会に影響を及ぼしたのは事実でしょう。
物事には善悪両方がありますが,悪い面に目を向ければ「新植民地主義」だと言う人もいるかもしれませんね。
まぁ,そういう人は悪い面ばかり強調したがりますが(ってこれは良い面ばかり見る人と鏡写しですけどね。)
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新植民地主義というのは,戦後に一応独立はしたものの,未だに嘗ての宗主国や先進国に抑圧されていることを批判した語ですね。


つまり,ここで言う「植民地」というのは,戦前戦中の帝国列強に支配された「植民地」とは少し違う概念です。
まぁ,後進国が先進国に抑圧されていることを,嘗ての植民地支配に重ねあわせたということです。


>ネット情報によると日本は戦前に占領して植民地化し、戦後にodaをばら撒いて新植民地化したと書いてありますが、マジですか?


ODAは戦後アメリカが欧州復興に行った支援(マーシャルプラン)が起源とされています。
最初は欧州の復興のためでしたが、それにある程度目処が立つと、別の問題が国際社会で起こりました。
それが、先進国と発展途上国との経済格差(南北問題とも言われる)です。
格差の是正・解消を目指して国際的に資金援助が行われることになりました。

日本の場合は、最初はアジア各国に対する賠償金の替りに払われていました。
その後、高度経済成長という「奇蹟」を成し遂げてからは、円借款や技術供与を中心に支援が行われてきました。
これには、日本企業の海外進出と軍事力での貢献は出来ない替りに、という二面的な目的があります。
実際、日本のODAに感謝し、親日国家となっている国も多々あります。
ただ、インフラ整備の為に日本企業を優先的に採用するような契約をしたり、政治家や企業家との間の癒着に消えたりと、色々と問題点が多いのも事実です。

ご覧になったサイトの情報は,ODAが屡々日本国籍企業の進出に偏りすぎており,ODAを受け入れる国から見て国内の雇用に必ずしも繋がらなかったりしたことを批判してるのでしょう。
例えば,A国がインフラ整備したいと思っていたとします。
A国は経済が弱くインフラ整備する財力も技術力もありません。
そこで,日本がA国に資金と技術供与(つまりODA)を申し出てA国と合意します。(その際,石油資源を融通してもらうなどの取引も行います)
しかし,そのODAを行う上で日本側は条件として日本国籍企業に工事を発注するように条件をツケます。
A国は日本国籍企業が来れば,雇用が生まれそのノウハウも蓄積できて経済発展出来ると思っていました。
ところが,その日本国籍企業は高い技術が必要な場所は日本から来た技術者が,単純労働は単価の安い出稼ぎ外国人を雇いました。
こうなると,インフラは整備されるものの,A国内の雇用も生まれず技術も習得できないことになります。
結局A国は,ODAという餌につられて石油資源を買い叩かれただけとなります。

ODAの全てがそうだと言う訳ではありませんが,そういった側面もあったので日本のODAのを「新植民地主義」だとして批判する人もいます。
何も日本だけでなくて,アメリカのナイキがアジアで労働者を奴隷のように扱い靴を作っていたのがやり玉にあげられたりもしています。

>あと、この国は植民地みたいな国なんですか?周辺国の傀儡なんですかね?

まぁ,経済的に抑圧されたり,旧宗主国の影響力を殆ど脱っし切れていなかったりする後進国はまだまだあります。
つまり,「主権は返すけど経済的支配は手放さないぞ」っとなっている事を「新植民地主義」と言って批判するわけです。

ではでは、参考になれば幸いです。
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この回答へのお礼

日本のodaが賠償だったのですか?レイプ魔欧米列強からアジアを独立させたのに。

お礼日時:2013/07/23 09:28

1:>wikiの説明が少し難しくて。

ネット情報によると日本は戦前に占領して植民地化し、戦後にodaをばら撒いて新植民地化したと書いてありますが、マジですか?

2:>あと、この国は植民地みたいな国なんですか?周辺国の傀儡なんですかね?

回答1
リンクも項目名もないのでWikiのどのページの記述についてなのかわからない上に、
「戦前」についても、どの「戦」(日清、日露、日中、大東亜、朝鮮戦争、その他)なのか不明なので。回答不能

日本の植民地は台湾とパラオでしたが、それらは侵略や占領によるものではありません。
統治についても、欧米のような搾取や虐待は行っていません。

【日本とパラオ ~歴史を越えた友情~】

【日本と台湾は一心同体】
http://www.youtube.com/watch?v=gwPwOrmdlMs

無知であったり偏った認識の人は朝鮮のことを言いますが、
朝鮮の場合は、失政で破綻した彼等の方から併合(植民地ではない)を要請してきたものです。
(これらについては、質問の範囲から外れるので詳細は説明しません。)


回答2
質問内容が不明瞭(みたいな~)なので回答不能。「周辺国」についても意味不明。

「経済植民地」(独立国としての主権は保っているが、経済活動は他国政府の経済援助、民間による資本提供に頼っている状態)という意味なら、日本はそのような目的での援助はしていません。
それをしているのは中国です。

【中国のアフリカ援助 その狙いは】
http://jp.ntdtv.com/news/1447/%E4%B8%AD%E5%9B%BD …
(アフリカの一部の団体も、中国政府の投資は、資源開発に偏っていると批判。中国は実際のところ、アフリカの資源を牛耳っており、「新植民地主義」を行っているとの声すら上がっています。)



大東亜戦争「中」の占領地についてですが、
日本は一時的にアジア諸国を占領・統治しましたが、植民地にしてはいません。
これもよく誤解している人がいますが、戦場はアジアですが、日本が戦ったのは欧米諸国であって、アジアの国々ではありません。(アジア諸国には宣戦布告はしていません)
また、その人達は日本がアジアで現地人を虐待していたと主張していますが、事実は白人に協力していた華僑と戦っていただけです。

ラジャー・ダト・ノンチック (マレーシア元上院議員)
「日本軍はマレー人を一人も殺していません。」と私は答えてやりました。日本軍が殺したのは、戦闘で闘った英軍や、 その英軍に協力した 【中国系の抗日ゲリラ】 だけでした。

華僑は、植民地時代に白人の「分断統治」に協力して利益を得ていました。

分断統治:植民地を異なる宗教、人種、地域ごとに反目させ、支配者への反抗を逸らして統治を安定させる方法。

東南アジアの中国人は最貧民層でした。
しかし白人にとって、現地に詳しいが現地人と親しくない彼らは、支配を代行させる者として、最適でした。
白人は、華僑には富と現地での特権的身分を与え、現地人への圧政・収奪等の汚れ役を華僑に代行させ、白人が直接的な憎悪の対象になるのを回避していました。


日本は占領後、「フィリピン共和国」、ビルマ(現ミャンマー)を独立させています。
他の地域も、占領時に欧米のような搾取や差別はせずに、将来の独立の為の教育や指導をしています。
アジア諸国も、それらを理解しており日本が侵略したとは思っていません。
その為に、連合国が認めた戦争への賠償請求権を放棄してくれています。
(しかし、日本はそれらの国々に自発的に準賠償として、経済協力をしています。)


日本は、戦時中に独立したアジア諸国の指導者を招いて「大東亜会議」を開催しています。

参加国
日本:東條英機
中華民国:汪兆銘(国民政府:行政院長)
満州国:張景恵(国務総理大臣)
フィリピン共和国:ホセ・ラウレル(大統領)
ビルマ国:バー・モウ(内閣総理大臣)
タイ王国:ワンワイタヤーコーン殿下
自由インド仮政府:チャンドラ・ボース首班

その会議はアジアの自主独立を旗印とし、各国代表演説が行われ、↓の共同宣言を満場一致で採択しています。(動画も参照)

一、大東亜各国は協同して大東亜の安定を確保し、道義に基く共存共栄の秩序を建設す
一、大東亜各国は相互に自主独立を尊重し互助敦睦(とんぼく)の実を挙げ、大東亜の親和を確立す
一、大東亜各国は相互に其の伝統を尊重し、各民族の創造性を伸暢し、大東亜の文化を昂揚す
一、大東亜各国は互恵の下緊密に提携し、其の経済発展を図リ、大東亜の繁栄を増進す
一、大東亜各国は万邦との交誼(こうぎ)を篤うし、人種的差別を撤廃し、普(あまね)く文化を交流し、進んで資源を開放し以て世界の進運に貢獻す

http://www.youtube.com/watch?v=7ZlX3bM-qUo&f …
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ODAをずいぶん皮肉った説明を読まれたのではないでしょうか?


ODAは確かに将来の自国の利益も見込んで発展途上国に援助や出資をしますけど、植民地経営程直接ではないですよ。日本は金を貸す円借款が多いようですが、「金貸し」と批判にされされてかなり債務免除してるのでかなり損してます。過去の中国・東南アジアへの支援では戦後補償とごっちゃになってます。もちろん大赤字です。

日本は「植民地みたい」というより 他国に依存しやすいのではないでしょうか?東西の大国の間にあるという地理的要因もあれば、ほかの先進国を目標にしたがる国民性の原因もあります。
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