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自分は文法の格といった文法学に興味があるのですが
文法論の良い入門書が探しても見つかりません。何かいい本はありませんか?

A 回答 (2件)

質問者さんが「格」と言うとき、どの言語のことでしょうか。

インド・ヨーロッパ諸語のことでしたら、それぞれの言語でかなり異なりますね。インド・ヨーロッパ諸語以外のフィンランド語やトルコ語なども扱いたいのでしょうか。それか、「英語学」の内部で考えたいのでしょうか。「生成文法」との関連で言うと、やはり、古いですが、フィルモアでしょう。
http://en.wikipedia.org/wiki/Case_grammar

「格の階層」などについても論じられていますから、インド・ヨーロッパ諸語を見渡す場合にも役立つと思います。わたしも「格」にはたいへん興味があります。Agentive と Instrumental の相互関連性など、おもしろいと思います。Agentive と Objective なんか見ていると、Ergative の性格なんかも見えてきますね。
http://en.wikipedia.org/wiki/Ergative_case

最近はちゃんとこういう理論に触っていないので、用語に間違いがあるかもしれません。その節はご容赦を。
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    古いものですと


1。Fillmore, Charles J. (1968) The case for case. In: Emmon Bach & Robert T. Harms (eds.) Universals of linguistic theory, 1-88. New York: Holt, Rinehart and Winston.

     比較的新しいものでは
2。  Blake, Barry J. (2001) Case. Cambridge: Cambridge University Press.
3。  Butt, Miriam (2006) Theories of case. Cambridge: Cambridge University Press.

などがあります。

 また下記もご参考になるかと思います。
4。  亀井孝・河野六郎・千野栄一(編)(1996)『言語学大辞典』第6巻 術語編。三省堂。

    ヨーロッパ式の格と、それ以外の比較などでは、下記もご覧になるといいと思います。
    http://www.tufs.ac.jp/ts/personal/choes/korean/c …

    格は、例えば英語なら case の訳なので、case でお探しになると結構出てきます。
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