曾祖父の時代のこと(戦争)について

曾祖父の時代、戦争について質問です。

私の友人の曾祖父は大正生まれで、第一次世界大戦(当時2、3歳)も第二次世界大戦も経験しているそうです。そのため、第二次世界大戦中に既に成人だった友人の曾祖父はおそらく軍隊入りをしていたのではないかなと思います。
しかし、片足は義足ですが今も元気で、病気も放射能による白血病などもないみたいです。

そこで質問なのですが、当時(おそらく)軍隊に入っていた人が病気もなく生き延びることはよくあることなのでしょうか？
何かしらの理由で、軍隊に入らず過ごした人もいたのでしょうか？

文がゴチャゴチャですみません。回答おねがいします(^^

No.2 ベストアンサー 回答者： eroero1919 回答日時： 2013/08/24 11:29

まず大前提として誤解があると思いますが、いくら第二次大戦とその前の時代とはいえ年がら年中戦争をしていたわけではありません。

明治20年代に生まれていれば、徴兵されたのは大正時代で戦争を経験することはあまりなく、第二次大戦頃には50歳くらいになっているので動員されることもなかったでしょう。
お友だちのひいおじいさんの世代は、いちばん損をした世代でしょうね。最悪なのはその5歳くらい下の世代だったでしょう。

また、戦争中の軍隊にいたから必ず死ぬかといわれれば、必ずしもそうとも限りません。例えば旧日本陸軍の場合、軍隊全体の死傷率は約20％といわれています。なぜなら、軍隊には経理係のような後方勤務の人たちもいるからです。戦闘機のパイロットになれば戦死率は極めて高いでしょうが、戦闘機の整備員なら飛行場が敵から爆撃されない限り戦死する可能性はありません。
また第二次大戦においても、激戦地もあればこれといった大きな戦いがなかった地域もあります。南太平洋とかフィリピンとか沖縄に派遣された人たちは生きて日本に帰れた人たちは極めて少ないです。しかし、インドネシアに派遣された人たちならたまに空襲があるくらいで、むしろ日本本土にいたほうが危険だったくらいです。
例えば旧日本陸軍が太平洋諸島に派遣した兵数は約5万人でこれはとても多く思いますが、陸軍の総兵力は500万人を超えていますから、比率でいえば1％くらいです。

一方、軍人ではないなら軍隊にいるより安全なのかというと必ずしもそうとは限りません。第二次大戦で最も被害を出したのは船舶の乗組員です。太平洋戦争は海の戦いだから、輸送船（民間船）が重要ですよね。この民間船がもう、ボカスカ沈められたのです。なんと民間の船乗りの死亡率は50％を上回ったそうです。つまり、海の男たちは半分以上が死んだということです。
その恨みつらみは今も根強く、21世紀の現代でも民間船舶業界は海上自衛隊（旧海軍）が大嫌いなんだそうです。
また沖縄戦の直前、沖縄が戦闘に巻き込まれるからと子供たちが疎開しようとしましたが、その子供たちを乗せた対馬丸は米軍の潜水艦の攻撃を受けて沈没して多くの犠牲者を出しました。そして沖縄戦が始まると、日本軍は兵力の関係で南部に部隊を集中したため北部では小競り合いがあった程度で、沖縄南部に避難した人たちはどえらい目に遭った一方、北部に避難した人たちは大きな被害は出ずに済みました。なんとなく、味方の兵隊さんがいっぱいいるほうに逃げた方が安心な気がしますよね。皮肉なことです。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました！わたしの知識不足なので、これからたくさん勉強していこうとおもいます。友人いわく、曾祖父は『時代は変わったなー』と良く言っているそうです(笑)詳しい回答だったので、BA送ります

お礼日時：2013/08/24 15:28

No.3 回答者： santana-3 回答日時： 2013/08/24 11:36

＞当時(おそらく)軍隊に入っていた人が病気もなく生き延びることはよくあることなのでしょうか？

当たり前ですよ。

大正生まれなので、終戦時には２０～３０才位ですね。
その人達が戦後の日本を支えて来ました。

この回答へのお礼

回答ありがとうございます。そうなんですね！高校生のわたしにはまだまだ知識不足なことがたくさんあるようです・・・
話す機会があれば友人の曾祖父に直接お話を聞いてみたいです

お礼日時：2013/08/24 15:24

No.1 回答者： sirayukichan 回答日時： 2013/08/24 10:48

軍隊を経験された方は今の中高年の方々より体が鍛えられていましたら丈夫だったと思いますが、病気と体が丈夫とはあまり関係が無いと思います。

癌は８０歳を過ぎても発症する可能性があります。

合気道を通して知っている方は中国で陸軍兵として戦いました。
作戦名は忘れてしまいましたが、中国からベトナムまでの長い距離を徒歩で進軍しました。
途中、中国共産党や米軍の攻撃を受けながらの作戦でした。
当事者から聞いたのでは無いのですが、偶然にNHKの番組に出ていて驚きました。
９０歳近い今でも合気道の稽古をしています。

当時でも軍隊に入隊できなかった方はいました。
軍隊は身体検査がありますのでその段階で合格できなければ入隊はできませんでした。
中には検査前に醤油を飲んで入隊を免れたと聞いたことがあります。
真意は分かりませんが。

この回答へのお礼

回答ありがとうございました！友人いわく、もうすぐ100歳らしいです・・スゴイ。(笑)私も何度か面識があるので、機会があれば話を伺ってみようとおもいます

お礼日時：2013/08/24 15:33