プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

あなたがふらりと立ち寄って、一杯のグラスを前にひとときの安らぎを楽しむ「隠れ家」はどんなところ?

カウンターバー、クラブ、スナック、小料理屋、なるべくお店の名前を隠したまま、そんなお店の情景を簡潔に披露してください。ご披露は1店か精々2店までとしておきましょう。

A 回答 (6件)

>あなたの隠れ家はどんなお店?



さて、酒・博打・女に明け暮れた、無頼の人生からキッパリと足を洗い、伝書鳩の如く職場と我が家を往復する、模範亭主へと変貌を遂げて早数年。

一介のサラリーマンで、私ほどはちゃめちゃに遊び暮らした人物は、恐らくそうはいないでしょう、それはもう明日ポックリ逝っても悔いは無いほど。

博打場で三食喰らい、さるクラブのママの自宅から出勤した時期もあった、そして夜明けのコーヒーを御一緒したさるホステス嬢の部屋へ、パトロンである土建屋の社長に踏み込まれた事もあったが、それも今は昔、現在の平穏な生活を送れる事に対し、神様に感謝申し上げねばならないのかも知れません。

昨今は古女房殿との旅行・ゴルフに明け暮れ、クラブの美女のお誘いすら袖にするほど、堕落した遊び人に成り下がった我が姿を見て、かつての私を知る者は、皆等しく驚くばかり。
つまり今現在隠れ家は無いのですが、その私の唯一の例外が、我が地元S町商店街にある、今にも朽ち果てそうな小料理屋。

そこにはかつての「時間ですよ」篠ひろ子の様な、小股の切れ上がった美人女将がいるはずもなく、店主は80歳近いおばあちゃん、しかも私が青洟を垂らし・盛大に悪さをしていた頃すら知る人物でして、当方としても当然頭が上がらない。
我が地元は、渋谷から僅か10分程度の典型的な私鉄沿線、かつては都内有数の高級住宅街と飯場のバラックが同居する特異な土地として知られたが、そこに開業して55年にもなるらしい。

さて肝心のお店はといえば、全体の雰囲気としては可も無く不可も無い、ただひたすら時の流れへの迎合を拒否し続けた内装とメニューの数々、しかも店内の照明が誠に暗い、加えて店主にやる気が無い為、常連客以外は殆んど寄り付かない店と成り果て、現在に至る次第。

営業時間もPM6時から同10時までの僅か4時間、但し御約束の6時には滅多に開店せず、鍵の所在を知っている常連諸氏が勝手に店を開けて、三々五々と飲みだす。
ところが開店2時間後くらいから、件のおばあちゃん女将は次第に仕事をさぼり出し、場合に依っては奥の部屋にて横になる始末で、プロ意識は限りなくゼロに近い。

依って各々が勝手に酒を作り、小腹が減ったら誰かがフライパンを握って得意料理を披露、そして帰り際には適当な金額をカウンターに置き去って、家路に就くのですが、ここの常連メンバーがまた面白い。

下はこそ泥の如き風貌をした失業中の友人から、上は我が先輩で某上場企業の社長職にある人物まで、客層のウイングが誠に広く、しかもほぼ全員が当店から半径2km以内に邸宅を構え、且つ何故だか年齢も私±5歳以内の方ばかり、つまり全員面識があるどころか、殆んど家族構成すら知っている間柄、依って毎回が同窓会状態といった特異なお店なのです。

当然大した物は食べられないし飲めないが、何しろ何でもあり且つ持ち込み自由、稀にボルドー五大シャトーから直接取り寄せた、80年代のヴィンテージが振る舞われたり、「銀座久兵衛」辺りの差し入れがあるから面白い。

件の大社長などは諸事多忙であろうに、未だ一定のペースで足繁く通ってくるが、或る意味肩書きの無い世界に浸れる心地良さに、惹かれるのかも知れない。
但しその際、リトル・リーグの後輩である私に必ず電話があり、同席をきつく厳命されるのが迷惑至極なのだが・・。

かくいう私にも、かつては小洒落た隠れ家的お店が無かった訳ではありません。
中でも最も思い出深いのが、高校生時分から遊び暮らした六本木はロア・ビルの斜向かいを、東京タワー方面に向かって左折したどん詰まりの桃源社ビルにあった「ボギーズ・バー」、それは開店3日後の事でした。

かつて何度か褥を共にし、某月刊誌に映画・音楽のコラムを持っていた、女性の友人に連れられて行ったのがそもそもの取っ掛かりだが、その席で紹介され、その後数度酒席を御一緒したのが、若き頃の柴門ふみさん。

当時は『P.S. 元気です、俊平』で売り出し中、当然名前は存じ上げていたが、失礼を承知でその印象を非常に率直に申し上げると、さほどお綺麗ではなく(その後綺麗になられたが)・口数が少なく話が弾まない、つまり私が最も苦手としたタイプ。

彼女は確か私より4つほど年上、無論その頃既に弘兼憲史氏と結婚しておられたと思うが、 その後『東京ラブストーリー』他で大ブレークされるとは、もう少し仲良くしておけば良かったとの後悔と、弘兼氏の慧眼に敬服した次第です。

尚当時の六本木は「ハリーズ・バー」や「ケンズ・バー」といった名の、アーリー・アメリカン・タイプのプール・バーが大流行、御多分に漏れず先のお店もそう、他にダーツやバック・ギャモンが置いてあり、ジャックダニエルのソーダ割りばかり飲んでいたはず。

但しそれも長くは続かなかった、開店後暫くは、都会の喧騒から隔離された心地良い空間であったのだが、次第に訳知り顔の「自称業界関係者」というよく分からぬ方々に占拠され始めまして、当時の私は方言や訛りが大の苦手、特に関西弁に対する拒否反応が強く自然足が遠のいたが、さすがに六本木は流行のサイクルが早く、その後3年ともたなかったと聞き及んでおります。

この回答への補足

今にも朽ち果てそうな隠れ家の今にも朽ち果てそうなママにBAを…♪ ごめんなさい。

補足日時:2013/09/18 21:12
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
お礼が遅くなりまして失礼しました。

 なんだか映画を見た後のような不思議な満足感。男の命を賭けた鉄火場に入り浸り、クラブのママだという女のベッドから出勤した日々のあの朝日の色、そして毎夜の燃え残りのような気だるい夜明けのコーヒーを共にしていたホステス嬢のあの女、彼女の部屋に突然、強面のダンナに踏み込まれてなんともヤバい状況に…、ウフ、ちょっと脚色しすぎた想像かしら。

 女のわたしにはいまひとつ良く分からない男の人の世界、でも、心のどこかでちょっぴり憧れるんですよね。もしわたしが男だったら、そして世間体を重んじる小うるさい家系の生まれ育ちでなかったら、そうした世界に身を置いてみたかったと…。

 でも、isoken様の隠れ家、素敵ですね。我が地元は、渋谷から僅か10分程度の典型的な私鉄沿線、そして第三京浜にもほど近い…ま、それはともかく、隠れ家の描写がとても愉快。

 そこの女将はかなりのご高齢、開業して55年にもなるらしいく、isoken様が青洟を垂らし、盛大に悪さをしていた頃すら知る人物でして当然頭が上がらない。

 お店はといえば、…ただひたすら時の流れへの迎合を拒否し続けた内装とメニューの数々…、フムフム。しかも店内の照明が誠に暗い、加えて店主にやる気が無い為、常連客以外は殆んど寄り付かない店と成り果て、現在に至る次第。

 鍵の所在を知っている常連諸氏が勝手に店を開けて、三々五々と飲みだす。ところが開店2時間後くらいから、件のおばあちゃん女将は次第に仕事をさぼり出し、場合に依っては奥の部屋にて横になる始末で、プロ意識は限りなくゼロに近い。依って各々が勝手に酒を作り、小腹が減ったら誰かがフライパンを握って得意料理を披露、そして帰り際には適当な金額をカウンターに置いて家路に就く…、ほうほう。

 だが、ここの常連メンバーはその客層の…ウイングスパン…がグライダー並みにまっこと広い。下は風貌冴えない失業中のお友達から、上は先輩で某上場企業の社長様まで、だから、たまにはボルドーのヴィンテージが振る舞われたり、「銀座久兵衛」辺りの差し入れがあるから…、あ、そりゃ面白い。こんな、まるで自分の家のような隠れ家を持つisoken様はある意味とてもお幸せ。

 六本木はわたしが知っている範囲でさえ変わりました。もう表通りやちょっとした路地に面したお店では…愛すべき隠れ家…なんて望むべくもない。

 わたしの父などは、そのむかし、医大生だった頃には六本木をいたく愛した世代。といっても、精々ニコラスとかキャンティなどといったイタリアンレストランのスパゲッティか、無名のパーガーショップのハンバーガーと一杯のコークで青春を楽しんでいたのだとか。六本木のハンバーガーには必ずポテチが添えられていて、それがとてもカッコ良かったもんだった…とは、もう何度となく聞かされたひとつ話。

 当時の六本木界隈では、クルマがあればモテモテだった、いえ、外車やスポーツカーなんか必要なかった、日野自動車がライセンス生産していたルノーの、それもオンボロでも十分だった、とにかく車輪が4つ付いていればモテた…のだとか。たかがその程度の楽しみを求めるために、父は下町の実家を出て、六本木に近いところにひとり、オンボロルノーとともにアパート暮らしを始めたぐらいだったのです。

 そんなにも父が愛した六本木、なのに、当時とても静かだった六本木交差点のすぐ近くに突然きらびやかなステーキハウスSが開店した、六本木が変わり始めたのはその時からだった…と父は言います。わたしが隠れ家にしている六本木のバーなどは、だからこそ…と言うわけでもないけれど、客をしっかり制限しているのだとか。採算が悪化してもいい。地元中心の古くからの常連さん以外には新しい客を作りたくないとオーナーは言ってます。父が若い頃愛していたそのバー、だから今はわたしが愛しています。

 「時間ですよ~」の篠ひろ子さん、わたしが師事する音楽の先生が覚えていました。当時は妖艶でとても人気があった方、森光子さんが取り仕切る銭湯の、その近くでひっそりと小料理屋を開いていたどこか陰のある女。結局無理心中を図って静かな町内は大騒ぎ…。検索しても見ました、皆さん若かった。

お礼日時:2013/09/16 23:20

こんにちは、いつも心温まるお礼を有り難うございます。

(笑)
(よろしければ、たまには、当方のプロフィール欄もご覧になって下さい。)

ちょっと、ご質問のシチュエーションと違いますが、ご容赦下さい。

そのお店は、とある小学校の脇に、ひっそりとたたずんでいます。
お店の名を記した看板等は一切ありませんし、パッと見た外観は、どうみてもただの民家です。玄関引き戸をを開けて靴を脱ぎ、備え付けのスリッパに履き替えて、入り口から続く廊下にそった和室に通されます。部屋は4部屋。ひとつの部屋は六畳程度の広さ、7~8人も入れば窮屈さを感じてしまいます。(笑)

料理は、肉や旬な魚、野菜等でバランスよく構成されます。ご主人が京都の懐石料理店で修行されたそうで、素人目にも手が込んだ、色鮮やかな一品が並びます。言い方が悪いのですが、これ見よがしでなく、さりげない感じが、より好感を持ちますし、食欲もそそられます。

あと、お酒の種類も結構豊富に取り揃えられていました。全国の有名どころの地酒、焼酎なども選り取り見取りです。

だいたい、お任せコース料理で7~8品、そんなにお店の敷居も高くなく、だいたい値段も1万円2~3千円ぐらい、2~3ヶ月先まで予約はいっぱいだとか、何度も引き合いに出して申し訳ないのですが、例の大震災のボランティア現場で遭遇した旧友を招待したいなぁ、とは思っていますが、さてさて、うまくいきますか、どうか・・・
(もちろんご要望があれば質問者様もご招待しますょ。 いや、こりゃ、また失礼!(苦笑+汗;))

3年前にこのお店を見つけましたが、まだ3回しか行ったことがありません。
これじゃぁ、「自身の隠れ家」とは呼べませんね。(苦笑+汗;)

街中を見ますと、「オトナの隠れ家ダイニング」ってな看板を見かけることが有りますが、滑稽に感じること、この上ない。(爆!)

このお店は滅多に行けませんから、普段は近所の小さなスナックが行き着けの場所になります。
おかみさんは別に美人じゃないし、料理のメニューも少ないし、客は同じ会社の仲間や顔見知りの近所の町工場のおっちゃんたち、カラオケが始まれば騒がしいだけだし、ちっとも「隠れ家」じゃぁありませんねぇ~(苦笑+汗;)

以上、「相棒」に出てくる「静かな小料理屋」にひたすら憧れるllinimoの報告でした。lin(_ _)imo
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
お礼が遅くなりまして失礼しました。

 とある小学校の脇に、看板もなく、至極ひっそりと佇み営むその料亭。それはある意味、騒がしく訳の分からない一見の客を暗に拒絶する店主の心意気。

 玄関の引き戸をを開けて靴を脱ぎ、奥へと続く廊下を進むと4室ある和室のひとつに通される。

 お料理は、新鮮な旬のものをバランスよく選び抜き、京都での懐石料理の奥義を極めた腕前によって、手の掛けようをあえて隠した、さりげなくも色鮮やかな一品が次々と目を、そして舌を心行くまで楽しませてくれる。

 当然と言うか、お酒も全国の有名どころは常時用意されていて、地酒、焼酎、お好み次第。お任せコース料理で7~8品、値段も1万円2~3千円ぐらいというならとてもお得感たっぷり、とかく財布のひもの結び目が固い女性でもそんなに敷居が高いお値段でもない。こういうお店を知っているとなにかと便利ですよね。まさに素敵な隠れ家です。

 そりゃまあ、2~3ヶ月先まで予約はいっぱい…というのも当然と言えば当然、それはしかたがないこと。そうですよ、あの旧友の方とは、ぜひこちらで美酒を酌み交わし旧交を温めてくださいませ。そ、それと、ぜひわたしにも…。

 とは言うものの、そうそう気軽には行けないとすれば、とりあえず…というか、さしあたっては近所の小さなスナックが行きつけの隠れ家に…。

 女将さんは別に美人じゃないし(アラッ)、料理のメニューも少ないし(アララ)、客は同じ会社の仲間や顔見知りの近所の町工場のおっちゃんたち(オ~オ~)、カラオケが始まれば騒がしいだけだし(ウ~ム 汗)…、でもさ、とか言っちゃったって、それでも結局はそちらに足が向いてしまうのでしょ、だったら立派に隠れ家ですよ、見慣れた顔が見られる…というぐらい幸せなこともないのですから。

お礼日時:2013/09/16 23:58

素敵なお礼をありがとうございました。


そう、隠れ家は青山、南麻布あたりが似合いますよね

それにしても、わたくしの大好きなものばかりいっぱい並べていただき
本当に感激です。
ちょっとコラージュにしてみました。
ご笑納ください。
東京タワーはオレンジでなく5輪招致を祝って五色の彩りですが
「あなたの隠れ家はどんなお店?」の回答画像4
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この回答へのお礼

うわ~、すてき♪ 有難うございます。

 コラージュお上手ですね、どんなソフトを使ってどんな風にすると、こんな素敵なコラージュが出来るのでしょう。懐かしのラフロイグのボトル、ボールアイスのグラス、「As Time Goes By」のジャケット、ビリアードのプール、オヒョイさんの写真、そして五輪カラーに彩られた東京タワー、どうやってこれだけの写真を集めるのでしょう。

 隠れ家は青山、南麻布あたりが…、こりゃまた、どうやら隠れ家のロケーションはバレバレみたいですね。あっ、そうでしたね。今は東京タワー、こんなカラーにライトアップされていたんですね。そういえば、このところずいぶん長く、わたし夜の東京タワーを見ていませんでした。

 隠れ家…といえば、横浜にもひとつあるんですよ。歓楽街や繁華街からちょっとだけ外れたあたり、よくある古びた重厚な感じの木製のドアの取っ手を引くと、中はおきまりの薄暗い、よくあるスタイルのバー。けっして狭くはないけれど、前のオリンピックの頃からの開店と言うその薄汚れた店内が妙に嬉しい。

 でも、ここには有名な「ちぐさ」ほどではないけれど、かなりのLPがずらり。そして、ギターを離せない常連さんがいつもそこに…。「Nちゃん、なにか歌えよ」、「うん、そうだな、Mistyなんか聴きたいな」、ただ、こんなだけのうらぶれた酒処、でも、ここには…横浜…が息づいているんです。

お礼日時:2013/09/14 10:29

予約もしないで気軽に行ける所は、近所のビストロですね。

店名にはビストロがつくけど、実際にはワインバーですね。内装は、パリの気取らないブラッセリーそのもの。ボルドーなどのワインの木箱が粗雑に置いてあったり、パリの風景の写真が飾ってあったり。間口の小さな店で、半分は立ち飲み形式。店長選りすぐりのワインの種類が豊富で、ボジョレー・ヌーボーの時は、赤のスパークリング・ヌーボーなんて珍しいものにもありつけました。気軽にワイン一杯だけ飲んで帰れますが、店長の季節毎の素材を活かした絶品料理を食べないと、もったいないです。特に感動したのがジビエ!某2つ星レストランでは、蝦夷鹿なんてディナーで注文すると、一皿8000円もしたのに、ここでは山盛りの蝦夷鹿が一皿千円台で食べれるし、美味しい!全ての料理に勢いがあってたまらないんです。だから、人気が人気を呼んで雑誌にも紹介されて、今やいつも満席で予約必須ですが、早い時間なら入れますし、顔なじみになったから融通してもらえて、予約のお客さんが来るギリギリまでいさせてくれたりします。そしてサービスもいいですね。小さなお店だけど、手抜かりが無く、待たされてイラつく事もないし、帰りは外までお見送りしてくれるし、心遣いを感じます。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

 予約もしないで気軽に行けるご近所のビストロ。ビストロとは名乗っているけれど、実際にはワインバーと言うほうが似合っているかも。内装は、パリの気取らないブラッスリーって感じ。ボルドーなどのワインの木箱が粗雑に置いてあったり、パリの風景の写真が飾ってあったり。とても間口の狭い小さなお店だから半分は立ち飲みスタイル…。なるほど~、細やかで巧みな描写から想像すると、たしかにパリのブラッスリーって感じですね。

 気軽にワイン一杯だけ飲んで帰れるけれど、店長の季節毎の素材を活かした絶品料理を食べないと、もったいない…。ここではことに、シーズンであればジビエがお勧め…、エゾ鹿の美味しいお料理がボリュームたっぷりで、しかもとてもお得なプライスで頂ける。…全ての料理に勢いがあってたまらないんです…って、いかにもグルメなhaiji1996様らしい素敵な表現。

 人気が人気を呼んで雑誌にも紹介されて、今やいつも満席で予約必須ですが、早い時間なら入れますし、顔なじみになったから融通してもらえて、予約のお客さんが来るギリギリまでいさせてくれたりします…というのは、あまり「隠れ家」的ではないようにも思えるけれど、常連客となって、特別の心遣いをしてもらえるようになれば、これもたしかに「隠れ家」的なアットホームさを感じることでしょうね。

 わたしは、「隠れ家」に行く時は、ほとんどの場合お食事を済ませた後。ですから、「隠れ家」ではほとんど何も食べませんが、このお店のようなところを知っていると、またお酒の頂き方も変わって来そうですね。いいお店をたくさんご存知で、ほんとうに羨ましいです。

お礼日時:2013/09/13 20:01

交差点の角で隣はガソリンスタンド。

外見は100年程前のこ汚い古い建物。大きな公園の向かい。

ドアを開けようとすると通りに面したドアは開かずのドア、ぐるりと回って入り口を探して入る。

中は埃くさいが、大きなポップアートが目を引く。

バーは二カ所。手前のカウンターは西部劇そのまま、奥のカウンターの後ろにはボトルが立ち並び、ミラー面がモダンな雰囲気。

その脇にある窓口から食事が出て来るので、丸いテーブルと低い椅子のコーナーは食事中心。おすすめのハラペーニョの天ぷらが美味。

奥のドアを開けると板張りの広いデッキで駐車場に面し、向かいの壁に大きなスクリーンが。ここに夜間は映像が投射される。駐車場は週末は閉鎖され地元のマーケットとして解放。アクセサリーや手作り小物が販売されている。

家族的なパブです。お酒を飲まない私のレギュラーの飲み物はレモン・ライム・ビター。

なぜここに行くかというと息子がバイトしてるから。チップをグラスに入れるのを欠かしません。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。

 交差点の角で隣はガソリンスタンド。外見は100年程前のこ汚い古い建物。大きな公園の向かい…。ドアを開けようとすると通りに面したドアは開かずのドア、ぐるりと回って入り口を探して入る…。中は埃くさいが、大きなポップアートが目を引く…。ほう、巧みな描写で、なんだか引き込まれますね。

 バーは二カ所…。手前のカウンターは西部劇そのまま…、奥のカウンターの後ろにはボトルが立ち並び、ミラー面がモダンな雰囲気…。ほう、なんだか、ちょっぴり変わった雰囲気のお店みたい。

 その脇にある窓口から食事が出て来るので、丸いテーブルと低い椅子のコーナーは食事中心。おすすめのハラペーニョの天ぷらが美味…。へえ、かなり本格的なお食事もできるのでしょうか。

 奥のドアを開けると板張りの広いデッキで駐車場に面し、向かいの壁に大きなスクリーンが。ここに夜間は映像が投射される…。駐車場は週末は閉鎖され地元のマーケットとして解放。アクセサリーや手作り小物が販売されている…。なんだか、とても大きいというか広いお店みたいですね。感じとしてはアメリカンスタイルでしょうか。

 いいですねぇ、レモン・ライム・ビターを召し上がって、グラスにチップを…、粋だなぁ。KoalaGold様のプリンスってどんな方なのかしら♪

お礼日時:2013/09/13 19:36

気の利いたbarというものは、きまって小さなビルの3階か4階にあるものだ。

私の行きつけのSも駅から分の立地ながら、一度では行きつけない似たような路地を曲がった先にある。
エレベータを下りた先にある店のドアは何の変哲もない場末のスナックのようでもあり、最初に訪れたものは、入るのをためらうはずだ。
それを押して入った先にカウンターがあり、テーブル席もいくつか並んでいる。
カウンターの背後に並ぶ豊富な酒瓶がなければ、ここがカラオケスナックだと言っても誰も疑わないかもしれない。
しかし、一旦カウンターにすわりスタンダードカクテルの一杯も口にすれば、この無名のカウンターバーが只者ではないということがわかる。
「やっぱり、ギムレットはライムジュースでなくちゃいけないよね」
「はい、ライムジュースにも銘柄がありまして・・」
ひとしきり薀蓄を語る若いバーテンダーの口調に嫌味がない。
バーでワインというのは無理があるのだが、ここの女性オーナーがソムリエの資格をとったということで、ニューワールドのレストラン向けのワインが少量おいてある。
「Eさん。ジンファンデルでも面白い生産者のものなんですが、いかがですか」
私がカリフォルニアのピノしか飲まないのを不満に思っているのだろう。しきりに勧めるので、一杯もらうとこれが、また手元の肉料理の一皿とよく合う。
言い忘れたが、ここでの料理がまた結構いける。美味い物がすくない山手線のビジネス街のこの駅の周辺ではこれは貴重だ。
しばらく行かないで、つぶれただろうと覗いてみると満席だったりする。
うれしいような悔しいような気分。アイラモルトの種類の多さも特筆すべきもの。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
やっぱりお出でになりましたね、お待ちしておりました。

 何の変哲もない場末のスナックのようでもあり、最初に訪れたものは、入るのをためらうはずだ。しかし、ここに通う者たちは、この無名のカウンターバーがじつは只の存在ではないことを知っている…。

 なんだかレイモンド・チャンドラーの小説の書き出しみたい。そしてチャンドラーと言えばギムレット。小説『長いお別れ』に出てくる「ギムレットには早すぎる」という名セリフが思い出されます。それじゃ、わたしにもギムレット、ライムジュースはエトナのシシリーにしてくださいね。

 ジンファンデルはとても口当たりのいいアメリカンワイン、最初は若い印象を覚えてしまうけれど、いかにもアメリカンなお料理に、なんとこれがぴったり、不思議な魅力は捨てがたい。

 あ、ずるい、わたしもラフロイグを2フィンガー、ボールアイスのロックで頂きたいわ…。

 ついでにおしゃべりをさせてもらってもいいかしら。わたしの隠れ家、前にも書きましたよね。いいえ、セルリアンタワーではございませんわ。都心の静かな高級住宅街、それと知らなければ通り過ぎてしまうほど目立たないドア。でも、ドアを押してみると、中は案外明るいアメリカンスタイルのバー。アールを描いた磨き込まれたマホガニーのカウンター、中にはオヒョイこと藤村俊二さんそっくりな白髪のマスターがひとり。ぶらっと行くと、静かな声で「元気だったかい」と聞いてくれる。

 奥の壁際には60'sなジュークボックス、そしておきまりのビリアード。フォアロージズのロックを注文しておいてからジュークボックスに歩み寄って、そう、いつもの曲。

You must remember this,
A kiss is still a kiss,
And a sigh is just a sigh.
The fundamental things apply
As time goes by.

 大好きな曲だからそっと口ずさむ。「なにか、あったのかい」「え、いいえ、そんなんじゃないの、ちょっとここが恋しくなっただけよ」

 この隠れ家に初めて足を踏み込んだのはまだ女子大生の頃、生意気だったあの頃、でも、今でも時々、無性にあの頃を追いかけてしまうわたし。東京タワーがオレンジ色に輝いているあいだに帰りましょう。


 

お礼日時:2013/09/13 19:22

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