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イプシロンが成功しましたが、ロケットなんて今時珍しくもありません。人々に夢を持たせるのは、やっぱり、月などに人を送る有人宇宙飛行機でしょう。日本版スペースシャトルを作る気は無いのでしょうか!?

A 回答 (6件)

#4さんとかぶりますが、日本でも「有人輸送船」は考えています。

でもスペースシャトルは作らないでしょう。スペースシャトルはアメリカだけでなくソ連も考えましたが、コストがかかりすぎることと技術的な信頼性が低いことから、開発が見送られました。

スペースシャトルが退役した現在は、ISS国際宇宙ステーションに人を送れる(または帰れる)宇宙船をもっているのは、ロシアだけなのですが、そのロシアの使っている宇宙船は基本的にガガーリンが乗ったものと同じ技術でできています。
つまり、同じ技術で故障を徹底的につぶしたから、安全だと言えるのです。

アメリカはアポロ計画の時代に、国の威信をかけて宇宙開発をしました。当時のソ連も同様です。当時は米ソ冷戦で軍拡競争と宇宙開発は同じ意味で行われていましたので、軍人を宇宙飛行士として乗せて事故があっても「軍拡に必要なリスク」として処理されていたのです。アポロ計画でもソ連の事業でも相当数の犠牲者がでているのが事実です。

日本の場合、そのような人的なリスクを見込むような宇宙開発はできません。しかし、宇宙に初めて人が乗った宇宙船を送る、ということは一か八かの勝負の部分があるのです。

今日、打ち上げに成功したイプシロンロケットも何年にも渡ってリハーサルを繰り返したのに、前回は失敗しました。打ち上げの管理上、19秒前までしかリハーサルでカウントダウンできなかったため、18秒前に起こったシステムトラブルを発見できなかったからです。
すべての技術はこういう怖さ(リスク)がありますが、人が乗って打ち上げるものでリスクがあるのに乗せる訳にはいきません。

そうなると人が乗る前に犬やサルを乗せて、何度かリハーサルを行うということになるのでしょうが、日本の予算ではそのようなことはできないのです。

しかし、日本のHTVこうのとりは人は乗せられないものの、与圧した機体をISSまで打ち上げることができ、実験用の生物なども載せています。また、食料や水なども乗せて打ち上げています。

これらの運用を積み重ねることで、与圧区画の信頼性やロケットの信頼性などがだんだんに向上していきます。経験を積み重ねることで、リスクをどんどん減らしていくのです。

実際HTVは人が乗っても大丈夫なように設計されていますので、これらの経験を積み重ねることで往路はいずれ技術的に大丈夫になるでしょう。

問題なのは帰りです。宇宙からの帰還をコントロールできる技術は事実上アメリカとロシアにしかありません。中国も成功していますが、まだリスクが高いです。

帰還技術についても、日本は様々な方法で経験を積んでいる途中です。たとえば有名になったはやぶさは小惑星から採取したものを持ち帰る計画でしたが、当然地球に帰還する必要があり、大気圏突入のコントロール技術・大気圏突入時の高温でも密閉されている技術・予定地点に到着する技術・着陸地点を回収班に通知する技術など様々な技術の実験でもあったのです。
また、この間HTVが大気圏に突入し燃え尽きましたが、これも実際にHTVをコントロールして予定していた突入角度・予定していた突入場所・突入してから燃えきるまでの時間(これでHTVの耐熱予想と実際のデータが得られる)なども全部モニターして今後の研究に役立てられているのです。

日本の宇宙開発は予算の制約も大きく、また派手なことが少ないですが、ひとつひとつのミッションに様々な要素を盛り込んで、経験を積んでいるのです。

これらの準備が整えば、いずれ人を乗せて打ち上げする日もくるでしょう。ただ、その前に宇宙エレベーターができたら、作らないでしょうけどね。。
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無理無理 笑


無人ロケットでさえヒーヒー言いながら飛ばしてるのに有人ロケットなんか夢のまた夢
金が無いなんてただの口実 技術力がないんですよ 笑
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>日本版スペースシャトルは作らないの!?



 最大の理由は金が無いからです。

 何百億か何千億円かかる事やら…。アポロ計画は、今のお金で兆単位の金がかかったとか…。
 (人命が軽い某国ならこんなにかからないのでしょうが…。)

 どこかの金持ちが、ポンとJAXAに必要額を献金してくれれば出来ます。
 (今回の打ち上げの実況でも献金募集はやってましたし…。)

 なお公共機関への献金には、ちゃんとその使途を限定する事ができますし、税金の控除も出来るのですが…。


 次いで問題となるのが、ロケットを打ち上げる目的の優先順位です。

 国費をもってやる以上、その成果は少しでも大きくしなければならないのですが、人間を送るからにはその分、大量の水や食料や空気が必要です。

 人間を宇宙に送ると、代わりに大量の観測機器などを積む事が出来なくなり、お金が沢山かかる割にはその成果(成果を出すのは観測機器なのですから)がたいして増えません。

 なお、衛星に積まれた観測機器が測定したデータは、それ一つで何人もの大学教授の相当の期間の研究生活を保障(関わっている間は職にあぶれずに済む)しますから、人積む為に観測機器を下ろしましょう何て意見は彼らから無茶苦茶抵抗・反対されます。


 最後に、人を宇宙空間に送るってリスクを極限まで減らしたと確認する為に、膨大な回数の実証実験などが必要ですが、別に新しい技術開発が必要な分野では有りません。

 国際宇宙ステーションに荷物を日本が送る際に使っているHTVは、人間を積んだ状態で宇宙空間に存在していても大丈夫な設計(実際にステーションにドッキングした際に、乗組員が普段着のまま中に入って荷物の出し入れをやっている)に成っています。

 一応HTV(こうのとり)を流用(というか中に空気と水と食料と人を積む)しての有人計画は研究と言うか検討まではやっているのですが、上記の理由で…。
 (もちろん、地表帰還型のHTV-Rの成果を踏まえた後ですが)

 まあ、HTVには月軌道間輸送機とか日本単独宇宙ステーションなどの夢が広がる構想だけはいっぱい有るのですが…。

 ちなみに、宇宙は誰の者でもないので、これを日本が軍事的に利用しても憲法9条には抵触しません。
 ですから、日本の宇宙利用を決めた法律である宇宙基本法でも安全保障の為に活用する事(要するに宇宙の軍事利用)を可能としています。

 まあ、既に何機も軍事衛星を開発・利用している日本にとっては上記の法律なんて、現状の追認でしかありませんが…。

 宇宙の軍事利用の恐ろしさは、アメリカの神の杖構想からも分かりますが、日本はやぶさの地表帰還(地表まで完璧な減速をさせたので被害は有りませんでしたが…。)で、その基礎技術を持っている事を証明しました…。←ロシアの報道機関我がはやぶさ帰還直後に取り上げたくらいに…。
 (神の杖で想定している速度を遥かに超える速度を持った物体が、地表1km未満の誤差で着弾する事を立証した…。高速な物体[音速の数十倍の物体]が地表に激突するとどうなるかは、メキシコ湾を見れば一目瞭然…。←重量と速度が十分なら核兵器なんて比較にならない威力が有る。)
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一応HOPEってのがあったけど…計画は凍結されてます。



再利用型宇宙往還機って案外運用上デメリットが多いようです。
それを証明したのがスペースシャトルの長期運用だったのだと思います。
アメリカの次期宇宙船オリオンはアポロ型です。
ただし新しい技術により部品の多くが再利用可能となってます。
宇宙船まるごと再利用するより部品として再利用する方が効率的かつ安全なのでしょう。
頻繁な改良も容易ですし…再利用する為に機体に負担をかける事もありません。
結局再利用するにはかなり整備が必要でその費用が馬鹿にならず、再度新しく作ってしまった方が安いって事らしいです。
ソユーズがそれを証明してます。

ただNASAは小型の再利用型宇宙往還機として「ドリームチェイサー」という宇宙船を民間委託で開発してます。
シャトルより小型の物でロケットの先端に取り付けて打ち上げます。
この形の宇宙船は結構開発計画があるようです。
米軍の無人シャトルの例もありますし…。

月に行くのには再利用型往還機は不適当です。
地球への再突入の為だけに翼をつけなくてはならんし、宇宙では必要の無い空力的に考慮した形状にしなければなりません。
これは全く意味が無いでしょう。
再利用型宇宙往還機は地球と宇宙を往還する事が目的ですから…。
将来的にはスクラムジェットエンジンやハイブリッドロケットエンジンを積んだ航空機のような宇宙往還機が作られるんだろうとは思いますがまだまだ先の話でしょうね。
この手の基礎研究もJAXAはやってますよ。
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まず先に言える事は、日本版スペースシャトルは作らない。

理由はデメリットは有ってもメリットが無いから。
アメリカ版スペースシャトルが大活躍していた時、バブル時代負けじと日本版スペースシャトルの小型実験機が有ったのは御存知ですか?
アメリカにはスペースシャトルは専用のシャトル用着陸の為の広大な空港施設が有りますが、狭い日本には無い為 既存の空港に着陸させようなんて計画もたっていた、先ずいきなり無人のシャトルを空港に下ろすのは危険な為 海に着水させ着水後浮きを放出し沈まないようにした後回収する事となった。
結果は、無事シャトルは着水し浮きを放出したが・・・浮きとシャトルを繋ぐロープが切れシャトルは海の藻屑に成りました。
原因は不明、海は波が立っているからなー、波で着水時の姿勢を狂わされキリモミ状態で海に突っ込んで大破したと考えた方が普通なのかな。

それ以降、アメリカ版スペースシャトルでは事故が有ったり(実際有った笑い話)燃料注入時 燃料タンクの凍結を防ぐ為の外板にキツツキが巣を作り出して発射が遅れるなど、当初格安に打ち上げれれると歌っていたが、結果はロシアの打ち上げるロケット数倍以上の経費がかさみ銭喰い虫に成り、アメリカはスペースシャトル計画維持を断念した。
日本でもシャトルを打ち上げても国内で下ろせる場所が無い、大金注ぎ込みメンツで人を乗せるシャトルを自主開発するより人を乗せ打ち上げる事はアメリカとロシアに出資して共同で行い、物を乗せ打ち上げる商業衛生を開発した方がメリットが有ると言う結論に達し日本版スペースシャトル計画はバブルと共に泡と消えた。

理由はこんな所です。
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米国やロシア、中国が宇宙開発に熱心なのは、


宇宙開発技術が軍事技術に直結しているからです。

憲法9条があり、軍事開発が押さえられている
日本では限界があります。

憲法を改正せず、米国という外国に国防を委ねている
間は無理というものです。
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