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芥川賞や直木賞は応募ではなく既発行の本から選ぶようですが、受賞前は無名の作家がどうやって出版するのですか?
例えば自費出版とか。それだったら文藝春秋の目にとまるとも思えませんが。
それとも文藝春秋に頼み込んで発行してもらった本ですか。大手の出版社が無名の本をいきなり出版するとも思えませんが。

A 回答 (2件)

公募新人賞の場合は文字通りの素人が応募した作品の中から選ばれます。


そりゃもうたくさんあるんですよ。
http://www.sakkatsu.com/pubcontest/

それで受賞したり、受賞はしなくても編集者の目に止まった作家が第2作3作を文学雑誌などに発表する。
そうして行くうちに優れた作品が生まれれば芥川賞にノミネートされる、というケース。
自費出版での発表作が候補になることはまずないです。
応募でなく「持ちこみ」作品が認められてデビューするケースもあります。
その場合は大手出版社が無名の本をいきなり出版する場合もありますよ。
まあそんなところが主ですね。デビュー後数年以内で受賞する「新人賞」に当たるのが芥川賞。

芥川賞が新人賞なら直木賞はある程度キャリアを積んだベテランに送られる賞です。
デビュー後10年以上という作家もザラです。
芥川賞を取った後に直木賞を取る作家はいますがその逆はありません。
また芥川賞は純文学に送られる賞ですが直木賞はミステリーやエッセイ等も含みます。
したがって芥川賞は取ってないが直木賞は取る作家も多くいます。
選考と受賞式は同時に行われます。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/18 19:37

芥川賞は一般的に単行本化されていない純文学が対象で、作者も原則単行本を発行したことのない人がほとんどです。

(尾崎行雄などの例外ももちろんありますし、大江健三郎のように2度もノミネートを受けた人もいます。)
また、たいていは原稿用紙150枚程度の短~中編小説が対象になります。
で、どうやって作家を発掘するのか?ですが、単行本化されていなくても、「文芸春秋」「オール読物」「新潮」「群像」などの文芸雑誌に掲載される作品があります。また、新聞や同人雑誌からの発掘もあるようです。


対して直木賞ですが、必ずしも「無名の新人」である必要はなく、商業誌デビューはおろか、単行本化された書籍がたくさんあっても、「作家として一本立ちできる新人」が対象になるため、「新人」というより「文壇デビュー後あまり年数の経っていない人」というべきでしょう。
たとえば「長崎ぶらぶら節」のなかにし礼は作家ではなかったものの、知名度は当然ながら無名とは言えませんね。
あと「空中ブランコ」で受賞した奥田英朗は、同じ伊良部シリーズの作品として「イン・ザ・プール」を先行して発表、単行本化されています。
また受賞こそしていませんが、中島らもは「人体模型の夜」「ガダラの豚」「永遠も半ばを過ぎて」と3度もノミネートされています。
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この回答へのお礼

回答、ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/18 19:36

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