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よく男の子は母親似、女の子は父親似と言われますが、以前あったTV放送(イカさま、タコさま)では父、母の遺伝情報は50%,50%という結論でした。
女の子が生まれた場合は23番目の遺伝子はXXで相同遺伝子なので確かに50%,50%というのはなんとなくわかるのですが、男の子が生まれた場合、母からX遺伝子、父からY遺伝子をもらいます。
この場合、23番目の遺伝情報はどう伝わるのでしょうか?
「男」という遺伝情報は当然伝わりますが、X遺伝子に書いてある情報は母親由来のX遺伝子からしか伝わりません。となると22組の分は50%、50%ですが、23番目の情報はXY両方から情報をもらうが、Y遺伝子の情報は少ないと書いてありますので、結果的に母親から来るものが多いということになるのでしょうか。

A 回答 (4件)

>染色体はXにしろYにしろ、基本的に「性」に関する情報なので父、母に似ているなどの


>顔や体形、性格などの情報が入っていないので「遺伝子の由来がオスかメスかを
>論じるべきものではない」
はい、そのようにとらえてもらってかまいません。
Y染色体にはどちらかというと、X染色体の機能を限定するような遺伝子が多いのです。

>相同遺伝子の場合はどちらかの遺伝情報が形質として出てきます。
これはちょっと違います。
遺伝とはもっと複雑なものです。


染色体の数が48本というのは10年後も変わりません。
しかし「遺伝子」という概念が10年後には無くなっているかもしれません。

遺伝情報(ゲノム)とはアミノ酸の配列を記録しているにすぎません。
そして、その配列の通りにアミノ酸を組み立てていくと酵素ができ上がるのです。
すなわち、遺伝情報とは酵素の種類と言い換えてもよいのです。

現在、遺伝子というのは特定の形質を出現させる遺伝情報の意味になっています。
しかし、特定の形質には多くの酵素が関連していて、1つだけの遺伝情報で
できている訳ではないのです。
種が同じであれば99%以上の遺伝情報は同じです。
ですから、99%は同じ酵素を持ちます。そして、そのわずかに違った1%の
部分が個体差となって現れます。現在のレベルでは、その1%の遺伝情報を
区切って「遺伝子」と呼んでいるだけです。
1つのとく体の遺伝情報をもつ部分には父由来の遺伝情報と母由来の遺伝情報
の2種類があります。すなわち、父由来の酵素と母由来の酵素の2種類が
生産されるわかで、どちらか片方の遺伝子が形質として出る訳ではありません。
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この回答へのお礼

Saturn5様
なんとなくわかってきました。

>Y染色体にはどちらかというと、X染色体の機能を限定するような遺伝子が多いのです。
メスからオスができたと言う論に関係するところですね。

>特定の形質には多くの酵素が関連していて、1つだけの遺伝情報でできている訳ではないのです。
>種が同じであれば99%以上の遺伝情報は同じです。
>現在のレベルでは、その1%の遺伝情報を区切って「遺伝子」と呼んでいるだけです。
サルも数%しか違わないと言っていますからね。確かに今問題にしているのはこの1%の部分だけですね。

>父由来の酵素と母由来の酵素の2種類が生産されるわかで、どちらか片方の遺伝子が形質として出る訳ではありません。
ここは間違った理解をしていました。酵素は2種類できるんですね。
1つの形質に関係する複数の酵素が複雑に働きあい、酵素が一方だけ働くように見え、片方が働かなくなる(?)などして形質が出てくると言うことですかね。

素人なりになんとかイメージができてきました。
ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/30 00:53

>男の子は母親似、女の子は父親似



これ自体はただの迷信です。
心理学的に親は子供に異性の親の特徴を探そうとするらしいですので、男の子にほんの少しでも母親に似た面があったり、女の子に少しでも父親に似た面があれば印象的に感じるというだけの話ですね。
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この回答へのお礼

確かに男の子なのに母親の変なところが似ていると目立っちゃいますもんね。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/30 00:59

ちょろっと調べると.... Y染色体にある遺伝子で外見に影響があるのは成長遺伝子くらいかなぁ? その他は SRY とか「精子を作るためのタンパク質」とかみたい.



性格に関しては遺伝より環境の方が強く影響するんじゃなかったっけ.
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この回答へのお礼

>Y染色体にある遺伝子で外見に影響があるのは成長遺伝子くらいかなぁ?
そうなんですね。じゃ、外見にはほとんど影響がないと言うことなんですね。

ありがとうございました。

お礼日時:2013/09/30 00:57

おっしゃる通りでX染色体の方が遺伝情報が多く、


そういう意味では男子は母親由来の遺伝情報が50%を
超えるということもできます。
しかし、これは遺伝情報(ゲノム)ではなく、意味のある
情報単位である遺伝子を考えれば意味がないことです。

性染色体は人間の染色体48本中の2本です。
でも性染色体は小さいので、遺伝情報は2/48ではなく
1%以下です。
また遺伝子は基本的に1対ではたらくものです。
男性の性染色体のみ単独ではたらきますが、Y染色体には
性分化の情報しかなく、遺伝子の由来がオスかメスかを
論じるべきものではありません。

この回答への補足

Saturn5様
回答ありがとうございました。
まだわからないところがあるので教えてください。
相同遺伝子の場合はどちらかの遺伝情報が形質として出てきます。
でも性染色体はXにしろYにしろ、基本的に「性」に関する情報なので父、母に似ているなどの顔や体形、性格などの情報が入っていないので「遺伝子の由来がオスかメスかを論じるべきものではない」と言うことなのでしょうか。
すみません。
よろしくお願いします。

補足日時:2013/09/29 18:18
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