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作家の山崎豊子さんが亡くなられました。
ご冥福をお祈りします。

さて、「山崎豊子氏といえば白い巨塔、白い巨塔といえば山崎豊子氏」というぐらい、白い巨塔は山崎氏の代名詞的代表作です。
今まで数々の映像化がなされてきましたが、今回の死去のニュース、および今までの山崎氏に関する話題では、白い巨塔の映像化については
1966年の映画版
1978年のフジテレビ版(主演 田宮二郎)
2003年のフジテレビ版(主演 唐沢寿明)
ばかりが取り上げられます。なぜ1990年のテレビ朝日版はめったに取り上げられないのでしょうか?(というか、取り上げたところを見たことがありません。あと、他の映像化作品は1967年のNET版(現在のテレ朝)(主演 佐藤慶)もありますが、これもあまり取り上げられません。)

1990年のテレ朝版は村上弘明が主演を務め、東教授は二谷英明、鵜飼教授は丹波哲郎、里見助教授は平田満、ケイ子(財前の愛人)は池上季実子、財前の義父に藤岡琢也、という大御所・ベテラン勢が並び、同時に安西はそのまんま東(現国会議員、前宮崎県知事)、婦長の亀山君子の夫に西川のりお、という妙味のあるキャスティングでした。
また、後半のキーマンとなる柳原医局員(トカゲの尻尾きりにされる)には堤真一が起用されました。堤はこの作品で好演したことがきっかけで、そののち、医師役や、上級公務員役、そのほか巨大組織内で奮闘する熱血漢役の路線へ進んでいったように思います。

このドラマは週一の連続ドラマではなく、前後編で2回に分けてそれぞれ2時間ドラマを放送する、という変則的な物でしたが、あの長い白い巨塔、続白い巨塔をコンパクトに、しかも余すところなくまとめた内容で、非常に面白かったと思います。(カットされたところは、柳原の口封じのために、美人で金持ちの見合い相手をあてがわれるところと、平田助教授の兄が登場するところぐらいでしょうか)

なぜ白い巨塔、山崎豊子氏を語るとき、このテレ朝版白い巨塔が取り上げられることはないのでしょうか?
生前、山崎氏が
「1990年のテレ朝版は、あんなもの白い巨塔とは認めません!」
というような発言でもしていたのでしょうか?

詳しい方、お願いします。

A 回答 (1件)

真相は知りませんが、田宮次郎の白い巨塔をリアルタイムで見ていた者として


言わせてもらうなら、
白い巨塔=田宮次郎だから

ではないでしょうか。
当時、田宮次郎が航空機の中で、病人が出たときに、周囲が田宮次郎を
医師だと思っていたという逸話もあったと思います。
それほど田宮次郎はあの役にはまっていました。

さらに言うなら、あのドラマは、木村拓哉では正直太刀打ち
できません。
村上弘明でも無理です。
あまりに軽すぎて。
これは視聴率の問題とかではないです。

あの小説そのものの重みを支えられるだけの俳優陣でないととても耐えきれない
その意味でも田宮次郎版が今でも輝いており、そう扱われている

ということだと私は解釈しています。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>さらに言うなら、あのドラマは、木村拓哉では正直太刀打ち
できません。
村上弘明でも無理です。
あまりに軽すぎて。
これは視聴率の問題とかではないです。

では唐沢版が取り上げられる理由は何でしょうか?

お礼日時:2013/10/04 23:43

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