プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 私はベース始めて六年くらいになるのですが、四弦ベースではどうしても音域が狭く限界が来てしまうので、今度五弦か六弦のベースを購入しようとおもっています。

ですが今まで四弦しか弾いたことがないので、多弦ベースがどのようなものかわかりません。

多弦ベース初心者は、最初はやはり五弦ベースから弾いていった方がいいのでしょうか?
それとも、いきなり六弦ベースに手を出してもいいのでしょうか?
また、四弦ベースよりどれくらい難しくなるのでしょうか?

回答お待ちしております。

A 回答 (2件)

はじめまして。

 ベース暦:41年、54歳の男性です。
私の経歴(プロフィール)にも書きましたが、5弦は4本、6弦は2本を経験し、現在も
5弦2本、6弦1本を所有しています。 私の経験を踏まえて、お答えしたいと思います。


<多弦ベースの必要性について>

 私は「Low D」の音が欲しくて多弦ベースに手を出しました。まだ5弦ベースがほとんど
世に出回っていなかた時代です。(今から30年位前です)
 D、あるいはDmの曲で、演奏の最後に「レ」の音で終わる時、3弦5フレットのDですと、
どうも迫力が無くて、モヤモヤしていたのです。
 当時はヒップショットもなく、どうしたものかと考えいたのを思い出します。
 ですから、5弦モデル(Low B仕様)が出た時は、すぐに飛びつきました。
 実際に弾いてみると、Low Dだけではなく、楽曲によりますがLow C や Low Bも使えます。

 その後、5弦でもHigh C仕様が欲しくなり、Low B仕様のナットを交換して、High Cの弦を
張った5弦ベースで弾いていた頃もありました。
 High C仕様の5弦ベースは、高音域が出せるようになるわけですが、どちらかと言うと
リードベース、コード弾き的な演奏になろうかと思います。
 ですから、バンドの形態や、演奏する楽曲によってはHigh C仕様の5弦ベースが合わない
場合もありました。

 そして、自然発生的に6弦ベースが欲しくなったワケです。
 6弦ベースは、Low Bの5弦ベースと、High Cの5弦ベースの合体を意味しますので、とても
嬉しいかったですね。
 6弦はLowもでるしHighもでるし、音域が広いので色々な楽曲にマッチさせることができます。


<演奏性について>

 5弦ベースは、すぐ慣れると思います。
 ネックを握った感覚から言いますと、1~2カ月もあればすぐ慣れると思います。
ただ、見た目の問題があって、5弦ベースの5弦(一番太いLow B)が、最初の頃はどうしても
4弦ベースの4弦「E」に見えてしまって、弦を一本間違えて弾いてしまうのです。
でも、これもすぐ慣れると思います。

 6弦ベースの方は、弾いてみるとわかりますが、ネックがまな板のようです。
僕も、バンドのメンバーから「魚がさばけるなー」と言われていました。(苦笑)
 つまり、それだけ幅が広くなるわけで、左手の運指は少し辛くなると思います。
 その対策としては、ベースをかつぐ時、上の方(胸に近い方)でかつぐようにする
ワケですが、これは2フィンガー奏法の場合は良いんですが、ピック弾きの場合は
弾きにくくなると思います。
ですから、ピック弾きの方で6弦ベースを弾いている方はほとんどいないと思います。

 多弦ベースの利点は、フレット間の移動が少なくて済むことですが、前述の演奏性と
比較して、どちらを取るかはプレーヤーの判断になるでしょう。


<ベース個体とアンプ等>

 私が使った アトリエZのJB 6弦は良いベースでした。セミオーダーでしたので、
パッシブ回路とアクティブ回路の切り替えスイッチを付け、アッシュ材でボディーを
重くしたので、Low Bの音も締まった音で良く鳴っていました。
 ただ、6kg程あって超重かったのと、Fender USA の Custom Shop JB が欲しくて
売ってしまいました。

 YAMAHAのTRB-6櫻井哲夫モデルはとても高額でした(定価60万円!)が、造りと
しては最高ですね。もう20年程経ちますが、弦を緩めなくても6弦のテンションに
負けることなく、ネックのソリは全くありません。今でも、最高の演奏性です。

 5弦ベースはLow B仕様にするかHigh C仕様にするか、良く考えた方が良いでしょう。
途中で交換もできますが、ナットを交換しないとならない、ブリッジにできた溝に上手く
弦が乗るかどうかという問題もでてきます。

 ベースアンプは、良く考えて選ばないと多弦ベースの広い音域を殺してしまうことに
なりかねませんので、再生能力を良く吟味することをお薦めします。
 できれば、ウーハー2発のみ等のタイプではなく、ツイーター(スコーカー)とセット
にしているタイプが良いかと思います。


<4弦からも持ち替えについて>

4弦からいきなり6弦にいっても大丈夫だと思います。
要は「慣れ」の問題なので、何回も何回も弾いていれば、そのうち慣れてきます。
 それよりも、バンドの演奏する楽曲のジャンルやタイプにどう合わせるかだと思います。
 

<「音」に」ついて>

 多弦ベースはアッシュ材が多いようです。
 私の経験では、Low D C Bの「ド~ン」という低音は、アッシュ材の方が音に輪郭があって
良く鳴るように思います。
 アルダー材の5弦(Low B仕様)のPBも弾いていましたが、アルダー材は中音域が豊かな
反面、低音域は今一つ輪郭のある響きが無いように思います。
 最終的には好みの問題ですが、色々と情報を集めてみると良いと思います。


以上です。お役に立ったでしょうか? 長文失礼しました。
楽しいBass Lifeを!
    • good
    • 21
この回答へのお礼

詳しくわかりやすく説明していただき、ありがとうございます。
とても参考になりました!

自分はまだバンドを組んでおらず、曲にあった音域を求められることも無いので
とりえず五弦から始めてみたいと思います。

あなたの様に生涯ずっとベースと付き合っていきたいと思うので、これからも練習頑張っていきたいと思います!
回答ありがとうございました!

お礼日時:2013/11/03 09:21

五弦ベースは必要になることはよくありますが、六弦まで必要になることは滅多にありません。


また、ネックが太くなるので弦が増えると弾きにくく感じる人もいるようですが、6年もやっているのならすぐに慣れることはできるでしょう。
実際に店頭で試してみることをおすすめします。
    • good
    • 1

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!