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パレスチナ問題には全くのシロウトで恐縮ですが、お教え下さい。

イスラエル側には国際的に認知された政府があり、私たちからみると、国家として統制がとれた状態のように感じます。

一方、パレスチナ側というと、アラファト氏がPLO議長という立場で一応パレスチナ人民の代表者という扱いをされてきた、と思います。

しかし、アラファト氏は革命戦士としては、かなり優れた素質を発揮されたようですが、統治者あるいは政治家としての素質は、残念ながら ・・・ という意見をよく聞きます。

先日、ムハンマド・アバス氏が後継者としてデビューしたように思ったのも束の間、権力闘争に負けたのか、短期間のうちに一線から退き、またアラファト氏がリーダーとして返り咲いた、との報道がありましたね。

しかしアラファト氏には、ハマスなどの過激なグループの行動を押さえつける力がないようにも思われます。

イスラエル側がイライラするのは、そういう所に問題があるように私には思えます。

パレスチナ問題が発生して半世紀にもなるのに、なぜパレスチナ側に強く有能なリーダーが登場し、一致団結した体制になる事ができないのは、どこに問題や原因があるのでしょうか?

シロウトですので、分りやすくお教え願えれば幸甚です。

また、パレスチナ人を見下すようなご回答はご容赦下さい。

A 回答 (2件)

簡単に言うと、パレスチナの人も一枚岩じゃないんです。


「イスラエル(政府)を粉砕しろ!!!」と言う過激派もいれば、「まあまあ、じっくり話し合いで解決しようよ」と言う人もいます。
反イスラエルテロ組織だけでも4つや5つじゃないんです。有名なところでは「ハマス」がありますが、そのハマスでも急進派と穏健派がいるように、いろいろな利害関係が重なって合同戦線を張れないものと思います。
アラファトは、自分も「乱世の名君、治世の愚君」の部類かもしれませんね。日本史にも、加藤清正や福島正則のように乱世には向いても世の中が落ち着いたらダメになるような人がいるように。でも、あえてアラファト氏を擁護するなら、それだけパレスチナ人同士の利害関係がややこしくなってしまっているんですね。
1999年にイスラエルに行ったことがありますが、当時はいたって平和で、テロなんて全くなかったです。今は「自爆テロ銀座」なんて名前がついてしまったヤッファ通りも、深夜でも一人で歩けるくらい平和でした。ユダヤ人とパレスチナ人が決して仲が良かったわけではなかったですが、ごく普通の歴史がある町そのものでした。ある意味イスラエル建国史上いちばん平和な時に行ったのかもしれません。

乱文失礼
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この回答へのお礼

詳しいご回答ありがとうございました。

やはりパレスチナ側にも色々と派閥があるんですねえ。  でも、心から人民の平和を考えるなら、なんとか小異を捨てて大同につかないと、いつまでもイスラエル側に押されっぱなしになるんじゃないでしょうか。  個人的には、両方とも言い分はあると思うし、どちらか一方を応援するつもりは全くないんですが、パレスチナ問題が発生して、もう半世紀になろうというのですから ・・・。

イスラエルにいらっしゃった事があるんですねえ。 うらやましいかぎりです。  私も機会があれば、エルサレムとか歴史のある町を訪問したいと思うのですが、今の状態ではこわくて、いつになるやら ・・・。

お礼日時:2004/04/15 10:59

イスラエルだって一枚岩ではありません。


イスラエル内の穏健派(軍部・情報部)は同じ穏健派のPLO内の若手を支援していましたし、強硬派(現首相)はハマスなどの戦闘相手を支援していました。
パレスチナ要人の暗殺、挑発、相手内部で敵対を煽るような支援などなど、イスラエル側の暗躍がなければもう少しまともなパレスチナ政権が成立していたことでしょう。

まぁパレスチナが団結して一番困るのはイスラエルな訳で。彼らを根絶やしにするには、このまま内戦状態のまま押しつぶしていくのではないでしょうかね。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

イスラエルの強硬派がハマスを支援していた事があるんですか ・・・。  パレスチナ側が団結すれば、一番困るのはイスラエル側というのは、おっしゃるとおりでしょうねえ。  でも、パレスチナ側にも有能なリーダーになるべき人材が絶対いるはずですから、早く一致団結してイスラエルに対してほしいと願います。  それが、世界の火薬庫を世界の安全地帯にかえる最も有効な方法だと思います。

お礼日時:2004/04/15 11:08

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