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はじめまして、閲覧ありがとうございます。

自分はもうすぐ受験を控えているのですが、
慶応義塾のSFC、環境情報学部への受験を考えています。

過去問に力が及ばないながら取り組み、すこしずつ理解を深めています。

ところで、自分が言う「過去問」とは、数学です。
しかしネットでSFC受験対策のことを調べていると、
どうも英語のことに関する記述が多いように思われました。
また、他の質問等見ていると、やはり英語受験の方などが多いように思われました。

数学受験か英語受験か、また数英受験かで
合格難易度のようなものは変わってきたりするんでしょうか?
やはり国際人教育という面においても、英語受験者がとられやすい、
なんてことがあるのでしょうか?

ぜひ教えていただきたいです。

A 回答 (2件)

元塾講師です。



 まず、「英のみ・数のみ受験」と「英数受験」での違いを書き、その後英のみ、数のみの受験の違いを書きます(以下小論文も含めての記述になります)。
 入試の基本事項として、同じ大学学部の入試の場合、科目数が少ないと合格最低点(得点率)は上昇します。これは当たり前のことで科目数が少ないほうが得点率が低くなることはありません。慶應のデータを見ると、一次選抜時点では逆点現象も起きていますが、重要な合否に関しての点数はしっかり複数科目の方が低くなっています。2012年度のデータでは(13はありませんでした)、英のみは246点、数のみは256点、英数は233点です(いずれも小論文の得点も加算して)。


 英のみ、数のみの情報量の差には、それぞれの科目の特性があると考えられます。

 入試として受験生が1科目だけを希望する場合、恐らく一番多いのが英語でしょう。みなさん一生懸命勉強しており、文理だけでなく、英語が試験科目でない入試を捜す方が大変なくらい受験科目として採用されており、みなさん「とりあえず英語」を勉強するのです。入試は偏差値で決まり、自身の到達度でないのでみんなが勉強しているものの方が得点差がつきにくく合格も難しいのですが、「自分が勉強している科目」なので関心が高いのでしょう。仮に偏差値30の人が受験勉強を始めた時、できれば科目数少ないところを希望します。そこに「慶應で1科目!しかも英語!」なんてなったら注目しまくりなはずです。実際は偏差値50の3科目の方があるかに簡単で慶應の英語レベルに到達する方が難しいのですが、そうした妄想はマーチクラス狙いの人でも頭によぎり、慶應の他の学部より一度はチャックされる確率が非常に高いのです。
 また、慶應の場合、帰国子女が多いことや、英語だけの入試では帰国子女にとって「有利なことはアピールでき、不利なところがバレない試験」として重要視します。特に帰国子女の多くは大企業のエリート社員の子供が多く、その子供も名門大学への入学を希望します。そうすると慶應の英語1科目は魅力的です。もともとSFCは欧米の大学にならって広大な田舎キャンパス、24時間開館の図書館や研究室等を擁し、そこに(日本人であっても)海外の教育を受けた人を受け入れるのはむしろ歓迎すべきことです。

 数のみに関しては、科目のポジションが半端であると考えられます。「英語が苦手で数学受験だけがいい」という受験生は確かに存在します。しかし、そうした方の大半は理系でIIICまでやっています。また、入学後の勉強内容も理系学問を希望していますが、SFCの場合、文系要素が多分に含まれています。また試験科目もIIBまでなので、理系の心をひきつけないのでしょう。以上から、試験制度・学部の特質と、受験生の特質の相性が悪く、「志望する受験生が少ない=ネットに情報がすくない」となります。
 しかし、ネットの世界で多いのは「受験生や志望者」であり、実際合格している人にはしっかり数学受験の人もいます。また慶應としても、慶應の数学を解ける位数学を勉強したなら、大抵は英語も勉強しているだろうし、そうでなくても地頭がいいので入学後の授業も何とかなると踏んでいるのでしょう。
 私としては、「受験の基本は英数で、文系なら国語、理系なら理科」を受験科目にすることを薦めています。早慶の文・法学部(慶應の商も一応社会が必要)は確かに社会が必要ですが、それ以外は数学受験ができます。そうした学部以外では数学の方が合格がしやすいデータが多く出ています。
 「自分が得意」ではなく「合格しやすい」という目的や相手目線に立てない人は社会でも自己中人間となり出世できません。そうした目的達成のために無駄を省けるかをある意味試験で試されている気もします。逆に早稲田は「自分のやりたいことで勝負」出来るので受験数も多いのでしょう。ただ、「受験数が多い=優秀な合格者」ではないことは注意が必要です。
 数のみ受験はそうした考えから非常に「おいしい科目」であると言えます。英語と違い、それほど受験生のレベルが高くなく、名門大学に入学できるからです。私は英数社で商学部に入学しましたが、当時は科目数が少ないSFCでは合格できないと思い受験しませんでした。今思うとしても良かったかなと思いますが…。

 帰国子女が多いということを書きましたが、大学としては、「帰国子女クラスの語学力は別枠で、残りの人数を英数で半分」にしているくらいでしょう。そうすると英語の割合が多少高くなりますが、差はその程度でしょう。帰国子女の多くは海外の大学でも普通に授業が受けられるくらいのレベルで、日本の大学受験の英語レベルとは違います。勿論、勉強している内容も違いますが、彼らの語学力からすれば高校3年間の英語の勉強は1カ月でマスターできるでしょう。親の教育等もともと地頭がいい人も多いですし。

 ただ、気に留めてもらいたいのは「慶應は英語も数学も大事だと考えている」ということです。経済学部や商学部では数学受験者の枠が多かったり、私の出身の商学部では微分積分や統計学が必修になっています。これは大企業の人事部の幹部に言われたそうで、「(採用試験の)最終選考時に数学が大学で必修だと他の大学より有利」とのことです。これは商学部に限ったことでなく、恐らく数学の勉強は他の学部にも広がりますし、入試でそうした人材を獲得することを想定しているのでしょう。また商学部では(私の時は)入学式の当日にTOEICの試験(正式にはそれに準ずるIP試験)を行いクラス分けをしました。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

自分は英語が苦手な訳ではないのですが、
単語が難しくなってくると弱くなってしまうので数学受験がいいなと思い、この質問をさせていただきました。
回答者さんの話では、数学受験者はいえば
受験生からの「マークが薄い」といったところでしょうか。
自分は今、一応数学の過去問には手が出るようになってきた感じで、少しずつ、道が開けたかなぁといった感じですw

果敢にチャレンジしかけたいと思います!
ありがとうございました!

お礼日時:2013/10/28 20:49

NO1の者です。



 「マークが薄い」
 …ズバリ正解です。(上から目線な回答ですが)、あのような文書を一言でかつ簡潔にまとめられています。小論文ではこうした「この文章はつまり○○を主張している」という要約力は大事です。

 また前回は書きませんでしたが、経済学部の形式は総合政策に非常に似ています。小論文等も参考になるので一緒に対策し、試験も併願兼ねて受験してみてください。
健闘を祈ります。
ご参考までに。
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この回答へのお礼

再度ありがとうございます!w

今日先生に小論文添削してもらったものがかえってきて、
もっと要約した文章を書くように散々言われました・・・w
その点、今回の褒めはとてもうれしいものでした!w

一応自分は理系なのですが、
いろいろな学部のものを参考にして見ていきますね!

ありがとうございました!

お礼日時:2013/10/28 23:21

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