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門外漢です。
量子CPが実現した場合、どのようなロボットの製作が可能になるのでしょうか?
また、どこまで人間に近ずけるのでしょうか?
人工頭脳はどこまで進化しますか?
意志を持つロボットは誕生しますか?

A 回答 (3件)

>量子CPが実現した場合、どのようなロボットの製作が可能になるのでしょうか?


>また、どこまで人間に近ずけるのでしょうか?
>人工頭脳はどこまで進化しますか?
とりあえず限りなく人間に近い「思考能力」「判断能力」を持つロボットは作成可能になるでしょう。

>意志を持つロボットは誕生しますか?
・・・が、何をもって「『意思(意志)』を持ったロボット」と定義するのか、はとても難しい哲学的命題です。
また、仮に万人が認める「意志を持ったロボット」を定義できたとして、それを作る人がいるかどうか、もまたかなり難しい問題です。

●「『意思(意志)』を持ったロボット」とは?
世間一般の漠然とした広義としては「自分のしたいことを自分で決定できる」ことが「自由意思を持っている」ということに近いと思います(既にこの時点で賛否両論出るところですが、ひとまず置いておいてください・・・)。
しかし、これをロボットに当てはめた時、「何を自力で決定すれば『自由意思を持ったロボット』と認められるか」はとても難しいです。
例えば、『新しい歌を創りたい』。
まったく0からフレーズとメロディを想像し、創造し、作詞・作曲する。現状、人間だけができる「機能」です。
で、これをロボットができたとして、果たして自由意思を持っていると言えるでしょうか。

『新しい歌を創る』という機能設計のもと、
乱数やランダム理論からスタートして、
楽曲作りの基礎的な知識を元に音符を配置し、曲調から曲のジャンルを定義し、
それに沿った詩を日本語の言語知識から抽出・羅列する。
・・・やろうと思えば、このくらいのことは既に「機械にさせられる」のです。
そして、できた歌の評判を数値化、記憶し、改良していくだけの学習機能があれば、『作詞作曲ができるロボット』を作ることは不可能ではありません。
・・・が、貴方は、そして人間はこれを「自由意思を持ったロボット」として認めるでしょうか?

上の例だけ挙げれば「それは歌を作るだけのロボットじゃん」と言われるでしょうが、
では「人間のできるおよそ全ての活動を自己判断で活用できるロボット」が完成したら、どうでしょう?
上記のように「既存の理論の組み合わせによる、新しい何かの創造」は、量子CPUの処理能力でほぼ確実にできるようになります。
そしてその機能の行使を行うタイミングまでロボットの判断に委ねれば、形の上では「自分の考えで、自分のしたいことをする、人間相当の機能を持ったロボット」になります。
この領域にまでロボット技術が近づくのは、そう遠い未来ではありません。
・・・が、どうです?上記のように説明付られるロボットに「意志」を感じられますか?
感じられないとすれば、逆に、どういう条件がつけばそこに「意志」があると認められますか?

●「意志」を持ったロボット、本当に必要?
自分で判断して要救助者を救助するレスキューロボット。
自分で判断して要介護者を介護してくれる介護ロボット。
自分で判断して危険地帯で働くロボット。
できたら便利ですし、とても助かることでしょうね。・・・けど、そこに必要なのは人間相当の「判断力」「思考力」であって、意志ではないのではないでしょうか。
自由意志を与えるとは、即ち、「人間と同じだけの尊厳をロボットに認めること」に他なりません。
しかし、どう前向きに考えてもロボットからは「職業選択の自由」は剥奪されるでしょう。

自由意志を持つ貴方(というロボット)は、誰か(わかりやすいのでカミサマにします)に「カミサマのために●●という仕事について働きなさい」と言われて、そのとおりに働き続けることを良しとしますか?
救助にせよ介護にせよ重労働です。危険地帯で働くなんて死ぬ(壊れる)可能性すらあります。
カミサマは貴方が怪我や病気(=機能不全、損傷)すれば、治療(=修理、メンテナンス)してくれます。3食与えてくれますし、寝床もあるでしょう。
・・・ですが、好きな仕事につく自由はくれません。
暴れたくなりませんか?このカミサマに反逆したいと思いませんか?
あるいは分相応な生き方に満足して一生過ごせるかもしれません。
ですが、少なくとも「奴隷」という身分に落とされた人間達は、貴族や王族というカミサマ達に反逆しつづけた歴史があります。

ロボットにもしも意志を与えることができるとして、それが「人間のためになるか?」という問いを発するためには、そもそも「人間はロボットに何を求めるのか」から考える必要があるのです。
人間とは異なる、人間と対等のパートナーとしての『ロボット』を本当に真剣に求めるのなら、「意志」を与える理由になるでしょう。
しかし、「人間の世の中をより(人間にとって)よくするための道具」を求める限り、
『意志』は不要----どころか邪魔です。


>意志を持つロボットは誕生しますか?
技術的な話に限定するなら、「誕生させることは可能になるだろう」と答えます。
ただ、人間側が「意志を持つロボットを必要とするか」「ロボットの『意志』の存在を認めてくれるのか」については、とても大きな疑問符を浮かべざるを得ません。
そして、この疑問が解消されない限りは、意志を持ったロボットを造る理由がないでしょう。

あるいは誰かが純粋な探究心・好奇心から「意志をもつロボット【誰か】」を作ることはあるかもしれません。
しかし、その【誰か】は「世界に必要とされない自分」が存在し続ける理由を見出せるのでしょうか。人間なら『生存本能』に従って、ただ生きることを目的とすることもあるのでしょうけど。
・・・もし【誰か】と話し合う機会が得られるなら、是非とも「キミは何のために生きたい?」と問いかけたいところです。

・・・いまいちまとまっていませんが、ご参考まで。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

とても良いご意見だと思います。
ロボットに意志が与えられる場合の、その内容の定義及び倫理観とお見受けしました。
たぶん、ですが、
仰るように
「人間の意志」というものについての考察に突き当るような気がします。
それは、人が人らしきものを造るに当たっての命題として登場してくるのかもしれません。
人間とは何か?
という事を真剣に考えなければならないという・・
まあ
何というか
変な感じがしますが・・

(人間が人間の事をどこまで理解できるのかという、変な壁みたいなものを感じるのですが・・
ある程度までにして、とにかく便利なロボットが出来さえすればいいのではないか・・という気もしますし・・)

まあ、いずれにしても
やってしまうんでしょうね
疑似人間ロボットの製作を・・
やらなければ気が済まないと思います。
やってはいけない、と言われても必ずやってしまうと思います・・



>「既存の理論の組み合わせによる、新しい何かの創造」は、量子CPUの処理能力でほぼ確実にできるようになります。

ここだけですが、ちょっと引っ掛かりました。
創造とか独創性といった事は、人間だけが成しうる事のように思います。
新しい発想とかは、既存情報の積み重ねだけからではないような気がします。
物事に対処する最適な情報の検出はCPの方が速いでしょう。
でも、既存情報に捉われない自由な発想というものは、どこまでも人間だけが出来る事かもしれません。

その事を、なぜ?
と問う時がいずれ来るのでしょう
宇宙遊泳をしながら地球を見るように・・
お~い
何なんだ・・
人間って

そんな感じでしょうか。

お礼日時:2013/11/03 22:53

現実問題として、高額なコストをかけて開発するには


量産を前提として商品化出来るモデルを開発しなければ
なりません。

一台数億円のロボットは原発メンテや災害救助には
使えるでしょうし、数十億円単位の製品ならレイバーの
ようなものも出来るでしょうが、限定された目的を仕様化した
ものでは、それを納入して維持管理可能な主体となると
官公庁や一部の企業・大学に限られてしまいます。

個人所有が可能な価格帯での量産モデルは、様々な
シチュエーションに対応可能なプロトタイプから、目的別、
例えば介護、家事、育児、教育、運転、コミュニケーション等々の
目的に特化した仕様にスピンオフすることが出来るように
造るでしょう。

ちょうど、車が同じシャーシと同形エンジンを搭載して
チューンや設定を変えて何種類もの車種バリエーションを
産み出すことで様々なニーズに対応して利益を上げる手法と
同等なことをハードだけでなくソフトウェア面でも行うでしょう。

そうなった時に、車は5人乗りなら然程サイズが変わらないのに
対して、ロボットは極端な話、人体内部検査・治療用の
マイクロタイプから、コマツのガンダムみたいな大型モデルにも
同様のアーキテクチャからの派生が可能になります。

自律機構を持つことが基本となる高機能ロボットについて、
その自律性が昆虫のように特定の環境維持や活動を制御する
ロボらしいものから、人の会話や声、表情から相手の思考や
感情を推論し、その人物の人格モデルとなるデータベースの
フィードバックを行えるような、「読心機能」を持つ医療用・介護用
などの柔らかいタイプのサイバネティクスまで、小指の爪程の
サイズの中に、それらの目的別の自律機構や推論演算機能を
持たせることが出来るようになるからです。
小さい脳、ということですね。 言葉がしゃべれる、感情がある
ようにしか思えないコミュニケーション機能を持つ、小動物、
例えばネズミ型やカブトムシ型のマイクロ・ボットも作製出来る。

それと同時に、都市部において24時間高速通信の常時接続
ネット・インフラが普及した現代。 今後のネットの進化の方向を
考えると、これらの小さな脳と言える量子コンピュータとは別に、
ネット上に思考や制御を行うプログラムを置き、常時接続で
ロボットの各種ドライバを動かし、フィードバックを行うシステムが
高度な機能と、有機的に状況に応じて先ほどの「仕様」の変更を
瞬時に行える・・・まるで万能細胞みたいですが、そのような
ロボットの運用形態が一般的になるだろうと思われます。

公共サービスに従事させるロボットは、まるで公務員のように
様々な職種に対して必要に応じた仕様のカスタマイズを受けて
活動する方が、低いコストで高い効率的な業務遂行が可能に
なる。

人間と違って、心や記憶だけ、瞬時に違う体にインストールしたり
リンクさせることで同一個体の仮想人格を複数ボディで稼働させ、
言わば分身の術で頭数を増やしてチーム活動で災害救助などを
行うなどのシステムも現在研究中です。

ロボットにも当然「意思」というもの、或いは擬似的であれ目的遂行に
必要な判断とオプション選択に必要な、完全に確証が無いが、
決断を下さなければならない事情に対しては、この擬似意思が
必須であるため、見た目には生きて思考して、感情も性格もある
ように見えるロボットが日常的に人間に交じって社会を形成するのに
あと20年はかからないでしょう。

我々人間も、自立思考システムとして、有機的にこのロボットたちの
ネットに接続されることになります。
更には、自分の人格モデルを模倣した代理自分をネット上で活動
させたり、自分の別性体や先ほどの分身処理を施した群体化した
自分、というようなものも派生して生まれてくると思われます。

たとえば、こうやってあなたへの回答を書いている私が、実はネット上に
存在しているプログラムで、主体となる人間が存在している訳では
ない、というように。

ヴォーカロイドの声の波形の原型が人間でも、生まれたものは
人間とは切り離された仮想人格を持つオートマタ・シンガーで
あるように、です。

初音ミクは無数のネット上の人間たちによる疑似人格を持つに
到っており、膨大な数の人々が、模倣し、なりすましたりアレンジを
加えた派生累計を生み続けている・・・ちょうど群体と呼んで良い
疑似人格モデルを形成しているように、です。

現在進行中のロボットとそれを制御するサイバネティクス、そして
人間の脳を・・・侵襲するにせよしないにせよ、これらにつなげて
別な存在にアップグレード、或いは意識の変質、の模索を通じて
「柔らかく」人間の個体と社会の進化の方向を、無数の意識体が
必要に沿いながら、その日常的な変化の中で獲得していく。

そういう時代がもう、そこまで。

来ています。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>感情も性格もある
ように見えるロボットが日常的に人間に交じって社会を形成するのに
あと20年はかからないでしょう。

そうですね・・
空想としか思えなかった事が、次々に現実化してゆきます。
その速さが加速度的に速まってゆくのなら、20年後の未来においては、仰る事が現実になっているかもしれません。
精神科学のより深い解明を伴って、疑似人間ロボットが生まれる可能性はあると思います。

機械は道具です。
人間にとって便利な代物です。
その機械が道具以上のものになっていってしまうのでしょうか・・
社会に混乱を引き起こす可能性もあるかもしれませんね。
IP細胞においてもそうであったように、無制限に進化する発明に倫理上の制約を設ける事が必要になってくるかもしれませんね。


>そういう時代がもう、そこまで。

来ています。



ちょっと、こわいな・・
新しい時代の訪れは、常に不安とともにあるのでしょう。

お礼日時:2013/11/03 18:27

>人工頭脳はどこまで進化しますか?


>また、どこまで人間に近ずけるのでしょうか?

時間が許す限りどこまでも進化します。逆に言えば人間のパターンは半無限であるため100%に限りなく近づく事はできるけど100%になる事はありません。

>意志を持つロボットは誕生しますか?
>どのようなロボットの製作が可能になるのでしょうか?

何をもって意思とするかでしょう。人間の意思って事なら上記の通り100%近くまではいくと思いますが100%になる事はないでしょう。

ちなみに、もし100%になった、超えてしまった、その時はロボットが支配する世界になるはずです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

>100%に限りなく近づく事はできるけど100%になる事はありません

そうでしょうね。
計算や検索といった部分的能力では人間以上になっても、全体的な能力を超えることはできないような気がします。

>限りなく近づく

そのへんが面白そうなのですが・・
人間臭いロボットは可能かもしれませんね。

買い物ロボット
育児ロボット
話し相手ロボット
介護ロボット
お掃除ロボット
運転ロボット
救助ロボット
医療ロボット
学問ロボット
(お仕事ロボット・・)

>ロボットが支配する世界

人間が横着になれる喜びがなくなってしまいます。
それは困ります・・。

お礼日時:2013/11/01 20:38

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