No.6ベストアンサー
- 回答日時:
日本は明治になるまで、外国との戦いはしたことがありませんでした。
明治になってからも日清戦争・日露戦争、事実上ほとんど戦闘行為のない第一世界大戦参戦ここまではすべて勝利側におり、第二次世界大戦で初めて負けたのです。
つまり日本人にとって、太平洋戦争というのは世界デビュー後初めての負け戦で、それにへこたれて「戦争はイヤだ」と言っているのに近いのです。
それに対して、大陸にある国は「戦争」といえば原則的に他国か異民族との戦争になります。古代であれば「勝者の権利」として、負けた側を皆殺しか奴隷に売り払うことで、民族を消滅させてもなにも問題なかったのです。
このような近隣国との戦いの中で、それぞれの地域でルールができてきました。たとえば、隣の近隣国と戦って、その国(民族)を滅ぼすとその向こうにいるもっと強い民族と戦わなければならなくなる、というようなことです。
こういうことを徐々に学び、勝敗が決したら負けた国を事実上の同盟国や属国にすることで、さらに遠い強大な敵国から自分の国を守るような相互条約を結ぶようになっていきます。
もちろん、負けた国がその隣の強大な国から攻撃を受けたら、条約にしたがって同盟国が戦いに参加してくれる、というような約束もあります。
こういう約束をすれば、お互いにメリットもあり、何十年も経つうちに戦争でいがみ合った記憶も薄れ、お互いに信頼し合えるパートナーになることもあるのです。
日米同盟がそれに近い成功例でもあります。
また、戦争は感情的に行うものではありません。日本人が戦争について一番誤解しているのは「感情は戦争の邪魔にしかならない」ということです。
日本で言えば、第二次世界大戦のときに、明らかにやめどきを誤りました。ミッドウェイ海戦の前であれば、優位に講和できただろうといわれていますが「この戦争で犠牲になった兵士のことを考えるとこの程度の勝利ではだめだ」と講和をしませんでしたし、逆に敗戦直前には「犠牲になった兵士や国民のことを考えると、敗戦で戦争を終わらすことはできない」と感情的になって、戦争をずるずる引き延ばしたのです。
西欧諸国を始め、大陸の国家は何よりも「たとえ負けても自国が存続すること」を優先します。なぜなら古代にはずるずる負け続けたせいで、民族そのものが消えてしまった例をいくつも知っているからです。
ですから通常の国は「戦争をここまでやったら、負けても終わりにする」という冷徹な目標があって戦争をします。その冷静さはどの国も同じですから、戦争に勝っても負けても、その国との付き合いが今以上にメリットがあるなら、条約を結んだり同盟を結んだりして仲良くするのです。(この場合も感情的な仲良くではなく、あくまでも相互にメリットのある信頼関係にすぎません)
また、その代わりお互いに戦争の犠牲になった人々は敬意をもって弔問します。日本に来るアメリカの使節団などは千鳥ガ淵にある戦没者慰霊碑を弔問しますし、日本の首相などがアメリカに行けばアーリントン墓地に顕花をします。
また、お互いの軍(日本なら自衛隊)を儀仗閲覧することで、軍隊の誇りと名誉をたたえあうのです。
このような厳然とした外交感覚と合理的な損得勘定で運営されているのが国家であって、多くの国は互いに戦争を繰り返すことで学んでいったのです。ヨーロッパでも19世紀まではフランスとドイツが2大大国で周囲を巻き込んで戦争ばかりしていましたが、今ではEUを牽引する2大大国に変貌しています。
さて、日本の周囲を見てみると「戦争で民族紛争を学ぶ」ということが十分にできていないような部分があります。
日本は明治以前まで対外戦争を行ったことはありませんし、中国大陸もその戦争はほぼ内戦であり、対外的な戦争はベトナムとロシア(モンゴル)ぐらいしかありません。また朝鮮に至っては対外戦争をそのものをしたことがなく、せいぜい秀吉侵攻と日本が併合する前のロシアと中国(当時は清)との戦争にまきこまれたぐらいでしょう。
このため、中国・北朝鮮・韓国・日本とこのアジアにある国家が本来の意味で、感情的な意識を抑えてお互いにメリットのある相互関係を築くにはまだまだ時間がかかるでしょう。
朝鮮半島の二つの国家にしても中国にしても、日本の影響をよくも悪くも受けての現状が国家運営に関わっていますので、それを反日という形で政策にすることについて理解することはできます。
しかし、現在朴大統領が世界的に反日にで行き詰っているように、多くの国は「合理的な国家関係」で見るので、いずれ破綻することは目に見えているといえます。
中国も朝鮮半島の二国も、自国内で起こる不合理をすべて「日本のせい」にすることで、何とか国民を抑えて国家を運営しているのです。これは「民主主義」の未熟さからくるものであり、日本のように明治以降100年以上も民主主義の経験を得てなんとか国家を運営している国から見れば、まだどの国も50年そこそこの未熟な状態であるといえるからです。
しかし日本も民主主義の発祥地である西洋から見れば、不合理で不可解で未熟なところがたくさんあるのです。
いま中国共産党がかなり危機的な状況になっているといわれています。この後数年か遅くとも十数年後には、中国は再革命して共産主義から脱し民主主義に移行するだろう、といわれています。
日本が仲良くするのは、合理的に考えても民主中国になってからでいいのではないでしょうか。それまでは「日本の利益を考えて、うまく付き合う」のが合理的です。
No.5
- 回答日時:
一言で言うなら、中国も韓国も、多くの内政問題の国民の目を外らすため、大人しくて、外交の下手で、都合の良い、日本をターゲットにしているだけですよ。
そして、何も知らない国民が騙されて騒いでいるだけですよ。No.4
- 回答日時:
中韓との関係が悪化したのは、小泉政権以降です。
現状は、戦後最悪といってもいいレベルだと思いますよ。日韓ワールドカップのときは、青いユニフォームを着た日本人サポーターと、赤いユニフォームを着た韓国人サポーターが肩を組んでお互いの健闘を称えたという時期もありました。
この中韓の問題は、むしろ彼らの国の国内問題だといえます。
韓国は長年北朝鮮と激しく対立していて、北朝鮮が最も憎むべき敵でした。そして意外なんですが、実は韓国人というのは地域ナショナリズムがものすごくて外国に敵を作らないと国内がまとまらないって事情があるんです。韓国では1980年に光州事件というのがありまして、韓国南部の全羅南道で反政府デモが起きて軍が発砲し、多数の死者が出たって事件があったんです。これは韓国内部での地域問題があったからです。ソウル出身の人にプサンの人についてどう思うか聞いてみるといいですよ。「あいつら田舎者」てバカにしますから。びっくりですよ。
で、長年その「外部の敵」は北朝鮮だったのですが、いわゆる太陽政策で反北朝鮮路線というのが使えなくなりました。そこで、日本が新たなる外部の敵となったわけ。竹島問題がやたらとクローズアップされるようになったのもこの頃です。そもそも竹島は1950年代から韓国軍が居座っていたので今さらジローなんですよ。
最近の韓国経済はまたデフォルトするかもしれないという危険な状態ともなっており、パク大統領は国民の不満をなんとか外国にそらしたいという思惑もあると思います。とりあえずあの国では「郵便ポストが赤いのも、電信柱が高いのもぜんぶ日本が悪いのよ」といっておけばいい的なところはありますね。
また中国もここにきて中国バブルの崩壊が囁かれ、全土各地で大小含めたかなりの暴動が起きているようです。特に貧困層の不満が大きく、また貧困層側も政権批判をすると厳しく弾圧されますが反日運動だと弾圧されないのでそっちでうっぷんを晴らしているという側面もあるそうです。反日暴動がピークになったときには「愛国無罪(国を愛するゆえの行動なら無罪となる)」というキャッチフレーズが流行ったそうですからね。
元々パンダは日中国交回復のシンボルとして贈られたものだったんですよ。ランランとカンカンが来日したときは「門外不出の中国の秘宝が初めて外国に贈られた」という扱いで、上野動物園の担当者は国の役人から直々に「パンダは国賓だから、どんなことがあっても、絶対に死なせるな」と厳命されたそうです。ちなみにランランが死んだときは、さようならランランという追悼ソングが作られて発売されたほどの大ニュースとなりました。
時代を遡れば、田中角栄さんが首相としてインドネシアを訪問したときは、インドネシアで反日デモが起きたんですよ。台湾なんかは政権中枢に親日的な人が多いですから、もし今の政権が国民の支持を失えば「現政権を後押しする日本はけしからん」と反日にならないともいえません。李登輝さんなんかは「彼は親日を通り越して愛日だ」と批判されるくらいですから。
No.3
- 回答日時:
太平洋戦争は宗教戦争や民族紛争みたいに、長い間くすぶっていた遺恨に火がついたってわけじゃないですからね。
国家として戦争を行なっただけで、それが終われば後に特段の何かが残るわけではない。そりゃあ戦争期における個々の事象で発生した恨みは残るのだろうけれども、それだって当事者が現役を過ぎるに従って消滅してゆくはず。それにアメリカやイギリス、台湾は一応先進国です(決して中国や朝鮮半島が発展途上国とはいいませんが)し。どこぞの国は、そうやって消えてゆくはずの憎しみをあえて増幅させ、世代を超えて継続させようとする政策をとっているわけですから、仲良くなんてなれないのは当然かも。
>戦ってもいない中国共産党と朝鮮から嫌がらせや謝罪、賠償の請求をされたりするのはなぜですか? 中国共産党は当時八路軍として日本と戦っていたと思うんですけれどねえ。それはさておいて、何で嫌がらせや謝罪・賠償請求をされるかと言うと「抵抗しないから」じゃないんですかね。中国がロシア(過去なんどもドンパチを)に、朝鮮が中国(ずっと侵略され続け)に「謝罪と賠償」なんて言ったらエライことになりそうです。日本なら黙って金を出しますから。
No.2
- 回答日時:
たとえて言うなら、大日本帝国ってのは族上がりのチンピラでぶいぶい言わせてたと。
俺は喧嘩も強いから負けねえぜって。そこに元からいたヤクザである列強が「おう、ちょっと調子に乗りすぎじゃないか」ってのを「けっ、やれるもんならやって見やがれ」ってやって、圧倒的な戦力差でボコボコにされた。
で、「もうここら辺でいいんじゃないか? 舎弟になるんなら許してやるぜ」ってんで「すんません、これから従わせていただきます」と。
それから逆らわずに仕事こなしたんで「おう、もうちょっといい目見させてやるわ」「はい、ありがとうございます」みたいな。
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