プロが教えるわが家の防犯対策術!

車のことなんですけど、ヒール・アンド・トゥってなんですか?またCVTっていうのはどういうミッションなんでしょうか?教えてください。

A 回答 (4件)

ヒール・アンド・トゥ(踵&爪先)の動作はhero1000さんが述べられているとおりです。

なぜこのような動作をするかと言うと、急激なシフトダウンではトランスミッション内部のエンジン側のシャフトとディファレンシャルギア側のシャフトの回転数に大きな回転数の差があり、スムーズにシフトダウンできない可能性や、クラッチをつないだ瞬間に極端なエンジンブレーキがかかり、タイヤが瞬間的にグリップを失う可能性があります。これを避けるために、減速時にあらかじめエンジンの回転数を、シフトダウンするギアの回転数に近づけるために行います。クラッチ・ブレーキ・アクセルを同時に操作する必要があるので、右足でブレーキとアクセル同時に操作するのです。

CVTとは無段変速機のことです。一般的に自動車に用いられるギアを使用した変速機では、ギアの組み合わせにより変速を行うため、段階的な変速しか行えません。それに対してCVTではギアを用いないで摩擦によって動力を伝えるため、無段階に連続的変速することが可能です。これはどのような速度でもエンジンをもっとも効率のよい回転数で使用できることを意味します。ただ、摩擦による動力伝達であるため非常に難しい面も多く、小型車に搭載されている場合が多いようです。国産では日産のみが大型乗用車に搭載していますが、これは他の国産メーカーが搭載している物とは方式が異なります。

CVTで一番身近な乗り物はスクーターでしょう。スクーターに採用されているCVTは基本的に、多くのメーカーが乗用車に採用している方式と同様なもので、ベルトを使用した方式です。シンバルのような形の円盤(シーブ)を、凸形が向き合うように2枚合わせた物(可動シーブ型プーリーと言います)を2組用意します。各組とも円盤同士の間隔を変えられるような構造とし、2組のプーリーの間に断面が台形のベルトをかけます。この状態でベルトがたるまないように片方のプーリーの円盤同士の間を狭めると、ベルトはそのプーリーの外側に移動し(直径の大きなプーリーと同じ)もう一つのプーリーは、ベルトが内側に移動(ベルトの長さが変わらないので)します。このようにして連続的に、プーリーの実効的な直径を連続的変化させることで連続的な変速を可能にしています。ただ、この方式は摩擦による損失がギア式のミッション大差ないようで、無段変速によるメリットは在るものの、ミッション自体の機械的ロスの大幅な低減とまでは行かないようです。

日産が世界で初めて可能にした、トロイダルCVT(エクストロイドCVT)では、ベルトは使用せず、構造的にはいたって単純なものです。2枚の円盤の間にローラーをはさみ、片方の円盤が回転すると、もう一方の円盤に力が伝わる事を利用したもので、ローラーの回転軸を傾けることでローラーがそれぞれの円盤の、内周・外周の定まったところに当るため、円盤の有効半径が変わり、2枚の円盤に回転数の差がでる事を利用したものです。原理は至極簡単ですが、効率は非常に高く各メーカーともできるならこの方式を採りたかった思いますが、実用は非常に困難です。大きな力を伝達しようとすれば、円盤とローラーを非常に強い力(滑らないように)で接触させなければならず、かといって金属同士が直接大きな圧力のもとで接触しながら回転すると、あっという間に摩擦によって破壊されてしまいます。接触圧力を弱めずに金属同士の直接の接触を避ける潤滑油(ある条件のもとでは滑らないオイル)の開発と非常に高い圧力が加わった状態で耐えられる鉄の開発が、このCVTのキーポイントであったようです。実際、トロイダルCVTを自動車に使用しようと言う考えは30年以上前(他の方式に比べ効率が高いことは解っていた)からありましたが、この難問を解決できずに実用化できないでいたのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

細かい説明ありがとうございました。とてもよくわかりました。

お礼日時:2001/06/01 10:04

こんにちは。


sesameさんの回答の通り、CVTはプーリーとスチールベルトを組み合わせた「ベルト式」が一般的ですが、ディスクとパワーローラーにより動力を伝達する方式「エクストロイドCVT」もあります。
仕組は、中央のパワーローターを出入力ディスクで挟んでいる形となっています。ベルト式CVTの場合、大きなトルクがかかるとベルトの「すべり」が発生し、非効率な部分がありますが、「エクストロイドCVT」はパワーローターと呼ばれる高純度なベアリング鋼が使われているため、すべりが起きない。ゆえに主に大排気量、大トルク向きだそうです。

参考URL:http://www.nigensha.co.jp/webcg/news/9910/991012 …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/01 09:59

CVTとはContinuously Variable Transmission(無段変速機)の略で、普通の変速機と違い、ギヤではなく、2つの滑車に渡したプーリーの比を無段階に変えることで変速します。


特徴は、
1.普通のATやMTのように、シフトチェンジ時のショックがない
2.クリープ現象がない(D/Rレンジでアクセル無踏時にトロトロ動かない)
3.燃費が悪い(潤滑油を回すポンプのため)
などです。

ダイハツのエコCVTでは2と3は改善されているらしいです。
http://www.daihatsu.co.jp/tech/topaz_660/topaz.htm

参考URL:http://www.nissan.co.jp/ELEMENTS/MECHANISM/glori …
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/01 09:58

ヒール・アンド・トゥは、右足のつま先でブレーキを踏み、右足の踵でアクセル


を踏むテクニックのことです。
まずブレーキを踏んでからクラッチを踏み、ブレーキを踏んだまま踵でアクセル
を踏んでエンジンの回転数を上げてシフトダウンし、クラッチを離す、という
一連の動作を行います。(確か)

「頭文字D」という漫画を読むと、たくさん出てきますよ。


CVTについてはよくわかりません・・・。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2001/06/01 09:58

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!