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航空機内での喫煙、というと…火災の原因になり一度火災が起きたら大変だ、だから絶対に禁煙…と主張する人がいます。
しかしながら、私が調べた限りでは90年代までは国内線、国際線問わず普通に機内で喫煙出来ていたようです。発着陸中は禁煙ですが、水平飛行中は可能とか。そこで疑問なんですが、そんなにしょっちゅうタバコの火が原因で機内で火災なんて起きていたんですか??
もしそうなら先のような主張も理解出来ますが。

A 回答 (8件)

 わたしがはじめて搭乗勤務に就いたころはまだ個々の座席で喫煙できたものでした。

でもその一方で、国際便での経験ですが、煙が不愉快だとか、灰が飛んでくるとか、ことに空気の乾燥が激しい長距離便の機内では咳の原因になるとか、喘息持ちのお客様が急性の呼吸困難に陥ったとか。さらには、衣服に火の粉で穴をあけられたなどと、もうそのころでも喫煙にからむ苦情が毎回のように出ていたものでした。

 しかも、一番困ったことは、くわえタバコでトイレに入ったお客様が、洗面台のペデスタルの上に煙草を置くらしく、しばしば不燃樹脂部分に焼け焦げを作られてしまうというトラブルでした。また、座席毎の灰皿の掃除は結構手間と時間のかかる作業ですし、到着空港ですぐ折り返して飛んで帰ることの多い近距離便では、短時間しか余裕のない機内の清掃作業の足かせになっていたものでした。

 そうしたことを受けてだと思いますが、その後すぐ、喫煙席という席を後部の一角に幾つか設け、喫煙希望のお客様に利用してもらうように変わりました。後部に定めたのは、機内換気のための排気の多くを機体後部から吸い出しているからです。ところが、これも良し悪し。喫煙席以外の席を取ったスモーカーのお客様がこの喫煙席に集まり、同じスモーカー同士の仲間意識からかとかく騒がしくなって、付近のお客さまの顰蹙と苦情の種になったものでした。

 ところが、それもわずかな期間だけでした。やがて、アメリカが一番早く、公共の場のすべて、喫煙セクションの無いサーフェス(鉄道や長距離バスなど)すべて、そして特別な一部を除く定期便の航空機すべては禁煙ということが法制化されたのです。喫煙については比較的寛容であったヨーロッパもこの考えに同調し、そレ以来世界のほとんどで、同様の禁煙運動が盛り上がったのです。

 それでは、航空機は燃えやすいのか…。燃えないと断言できるほどではないかもしれません。現に事故で炎上した機体は内部まで激しく焼け焦げているからです。ですが、それは結果論。シート、壁材、天井やフロアカーペット、ブランケット、さらには座席備品や食事に用いるクローカリー類まで、これらは、印刷物や紙ナプキンなどを除いて極力不燃材を用い、あるいは不燃加工を施したものばかりです。

 また、飛行中の機内は、今日の旅客機はすべて与圧式になっていますが、その気圧は標準大気圧の90~95%とやや低めにセットされています。これだけのやや少ない酸素量でも物が燃える勢いは低くなりますから、タバコの飛び火ぐらいでは火災に至るほど燃え上がることはまずないと思われます。

 ただ、たばこの火の飛び火やまだ熱い灰などによって、ジョーぜットなど薄手の化繊の衣服に穴が開く、あるいは不注意で火のついた吸い殻を挟み込んでしまったビニールバッグや雑誌などがくすぶる…というトラブルは大変多いもので、前々から問題になっていたと聞きました。

 このように、機内の禁煙の実施は、ただ嫌煙権者の主張が通った…という面も無きにしも非ずではありますが、そのほかにもいろいろな要素がからんでいたからだと思います。しかし、少なくとも、搭乗係員が大勢シフトにつていて、自動消火システムも消火器も整っている現代の高性能ジェット旅客機がタバコの火で顕著で危険なまでの機内火災に至ったという話はついぞ聞いたことがありません。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
現役??元??スチュワーデスさんのリアルなご回答、大変勉強になりました。
感謝申し上げます。
それにしても機内での飲酒も何とかならないものでしょうかね(笑)
飲み過ぎてスチュワーデスさんを困らせたり、周囲の乗客にも迷惑掛けたり…という話も聞いた事がありますし。
そもそも原因となるお酒を機内で提供しない、機内へのアルコール類の持ち込みを禁止して、むろん泥酔者などは搭乗お断りにすればある程度そのようなトラブルは防げると思うのですが…いかがでしょうか。
嫌煙家は喫煙者に対しては数時間の喫煙を我慢出来ないようでは…とよく言いますが、数時間の飲酒だって我慢して欲しいものです。

お礼日時:2013/12/03 23:09

しょっちゅうではないが、煙草の火の不始末によると思しき火災(ボヤや煙草の煙ではない煙の発生を含む)は過去も現在も報告されている。



最も大きな犠牲を出したのが、ヴァリグ・ブラジル航空の不時着事故といわれている。トイレから出火し操縦室にまで煙が充満して視界不良となった結果、片翼を折りながらの不時着となり123人が亡くなった。出火原因は電気系統の異常かまたは煙草の火の不始末とされており、煙草の火の不始末が有力視されている。死者の多くは一酸化炭素中毒等で不時着前に死亡していたか意識を失っていたとみられている。

飛行機はもともと空の豪華客船との位置づけであったことから、喫煙も当然のごとく許されていた。もっとも、禁煙化されたのは、空の旅が大衆化したこともあるが、それ以上に安全な航行の懸念材料となるものは排除される傾向にあることが大きい。

煙が発生したり火災が起こった場合には、上空で鎮火等できたとしても、安全上の理由から目的地以外の空港に不時着するケースが多い。惨事にならなくても多くの人に迷惑をかけることになる。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
嫌煙家が火災を根拠の1つにするからにはもっと多発しているのかなぁと思ってしまいましたが(笑)たしかに懸念はありますね。前にスーパーニュースで木村太郎さんがボールペン1本でも凶器になる…みたいな事をおっしゃっていました。たしかにその懸念はありますよね。なのにボールペンの機内持ち込み禁止とはならない。つまり懸念を排除していたらきりが無いんです。
大型客船だって状況は飛行機と同じ、でも船内全面禁煙なんてなりませんよね。はたまた集合マンションだって同じでは無いですか。何故、集合マンションは全面禁煙にならないんでしょうか(笑)

お礼日時:2013/12/03 18:08

#1です。



>一度起きたら…となれば、集合マンションとかも禁煙にしなければなりませんね。

ちなみに、同じ頃、オフィスビルが軒並み全館禁煙になっていったのです。住居や宿泊先は、リラックスする場なので、なかなかそうはいかないのでしょうけれど、全面禁煙マンションはすでにありますし、ホテルも禁煙フロアと喫煙フロアに分かれたものが増えて久しいですよね。これらも主には、火災ではなく嫌煙権が理由かと思いますが。
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この回答へのお礼

再度のご回答ありがとうございます。
内容拝見いたしましたが、火災の話とずれているみたいで(笑)直接の回答では無いようなので余談として聞いておきます。嫌煙権なんてそもそもおかしい気がしますが。タバコの煙が有毒だなんて科学的に証明すらされてないのに、有毒だと独り歩きしているみたいで。

お礼日時:2013/12/03 18:12

まず、主張する人は禁煙になれば良いだけ。

だから「禁煙にする」理由はなんでも良い。
航空機内での喫煙を調べられたなら、航空機内で(煙草に限らず)不始末火による火災事故なんて無い事もわかると思います。

つまり、主張自体が間違い。欧米を中心とした禁煙ブームが、飛行機の中にも広がっただけの事。彼らは個人主張が強いですからね。吸う権利を認めるなら、吸わない(伏流煙も含め)権利も認めろ!と。
主張は嫌煙家の方が強くなっているので、航空会社も検討しなければならなくなった。分煙にするとコストがかかる。それならいっそ、全面禁煙にしちゃえ、と。

で余談ですが、昔は確かに喫煙席と禁煙席が有りましたよ。中流国や後進国の国内線なんかに乗ると、座席前のトレーなんかに、あきらかに煙草の焦げ跡がついていたり・・・。
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この回答へのお礼

ご回答、ありがとうございます。
おっしゃる通りです。
分煙が面倒だから全面禁煙にしてしまえ…
あまりにも幼稚というか安易過ぎる対応ですよね。
猿以外の発想力だと思いますよ(笑)

お礼日時:2013/12/03 23:13

この20年に上がり一方の人数。

それはアレルギー症状を呈する患者です。

喘息からアトピー、花粉症、神経系等に来る人もいて精神に出てきます。

タバコが明らかに原因だとは言わなくとも煙に触れると「なぜか」翌日症状が悪化しているなどが積み積もり。

タバコを吸うなら機体の外でどうぞ。火災数には関係ありません。

テロリスト対策で爪切りまで禁止されたじゃないですか。あれもついでだと思うのです。放っておくとキャビンを自分の家を勘違いした乗客が爪を切る、ハサミで眉を切る、鼻くそほじる.........

ネイルを塗っているならマニキュアを可燃物として取り上げられますが、ネイルファイルなんて爪の粉を撒き散らすものでハイジャックは多分無理、っつうか絶対無理。

公共交通機関を気持ち良く過ごすために、の一環だと思います。お酒もほどほどに。
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この回答へのお礼

タバコを吸うなら機体の外…じゃあ、フライト中にあなたの座席の窓、開けましょうか(笑)タバコに触れると何故か…それは思い込みと言いますか、精神的な病かも知れませんね…タバコを見ただけで具合が悪くなるとか、そういう人は山奥にでも籠るしか無いかと(笑)あ、お酒の臭いを嗅いだだけで気分が悪くなるんですが、機内でのアルコールの提供は止めるべきじゃ無いですか、飲むなら機体の外で飲んで欲しいですよ、一層の事、機体の外に飲酒席を設けるとか(笑)

お礼日時:2013/12/03 23:22

航空機や新幹線が全面禁煙になったのは、受動喫煙と副流煙の有害性が明らかになってからでしょう。

分煙化してエリアをセパレートすればすんだ話なのですが、そのコストより、全面禁煙の方が安上がりだったのです。たばこ吸えないから旅行や出張止めようという利用者はそんなにんませんからね。
で、やってみたらそれほど文句でないじゃん、ということです。

航空機火災の主要原因は電気系統のトラブルとエンジン系統です。機内が喫煙可能な頃でも、内装や什器は不捻化、難燃化されていました、発火しても容易に火災にはつながらなかったのです。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございます。
となると、少なくとも嫌煙家の火災の主張は…言い掛かり、みたいなモノなんですかね、事実と反する事ですから(笑)
受動喫煙とか副流煙だって…もし本当に有害なら、平均寿命など説明付かない部分もたくさん出て来ちゃうような(笑)
JR東海が唯一まともな会社に思えます…
未だに新幹線には喫煙席などあり、喫煙者もお客さんとして扱ってくれていますし、他社みたいに安易に排除していませんからね。

お礼日時:2013/11/30 02:04

ただ単に世の中のムーブメントですね



タバコごときで=火災だと飛行機足らなくなりますよ
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございます。
たしかにそれはありますよね。
禁煙が正義か分かりませんが、変に市民権を得てしまったばかりに…WHOとかの後ろ楯で(笑)

お礼日時:2013/11/30 01:53

おお! 喫煙時代を知らない世代でいらっしゃいますね! 光陰矢のごとし。



しょっちゅうタバコの火が原因で機内で火災なんて起きてませんでしたよ。もちろん、機内に限らず、タバコは火災の原因になるし、客の寝タバコで全焼した巨大ホテルだって赤坂にあったんだから、機内を禁煙にするのは大いに結構でしょう。

ただ、全面禁煙になった主な原因は火災よりも、国際的な禁煙および分煙傾向が原因だと私は思い込んでいましたが。80年代に主に米国で、禁煙分煙が急激に進んだんです。欧州で国境をまたぐ長距離バスに乗ったら、喫煙バスと禁煙バスとがあって、禁煙は9割以上が米国人で占められ、喫煙はヨーロッパ人で満杯になっていたのはその頃。当時はヨーロッパなんて、歩きタバコ天国だったのですよ。

で、当時はまだ、機内では、座席を離れて、乗組員がいる後方の空間で喫煙するのがマナーもしくはルール、という程度だったのですが、狭い機内のこと、分煙といえども、臭いや煙が漂いますよね。列車のように車両が分かれているわけでもないし。

それで、米国を中心とした嫌煙ムードに押された、というか、禁煙が世界中に広がったがゆえに、人々がちょっとの煙にも敏感になってきて、それで航空会社各社が徐々に全面禁煙に踏み切っていったのです。

余談ですが、パリのカフェが禁煙になったと聞いたときには、みんな、ぶったまげちゃいましたよねえ。パリのカフェほどタバコが似合う場所はありませんでしたから。

というわけで、「一度火災が起きたら大変だ、だから絶対に禁煙」という主張は、「一度」でもホテルニュージャパンの火災を知ってしまった人には説得力がありますが(なにしろ、主張は「一度起きたら大変」ですから)、それが全面禁煙のきっかけだったわけではないと思います。
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この回答へのお礼

なるほど、ありがとうございます。
平成生まれなので機内で喫煙出来たなんてビックリでしたよ(笑)
喫煙バスもあったんですね。
こちらも初耳でビックリです。
一度起きたら…となれば、集合マンションとかも禁煙にしなければなりませんね。
一軒家だって。となれば…吸えるところが無くなりますね(笑)

お礼日時:2013/11/30 01:49

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