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日本では、なぜ目下の者から紹介するのでしょうか。歴史的由来がありますか。
具体的な例をいただければ、ありがたいです。

補足:海外日本語教育現場で頑張っている一新米日本語教師です。日本文化が大好きですが、上記の疑問に困っております。
ここの日本人の皆さんの知恵をお借りして、日本文化を正しく理解いたしたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。私の質問に対する皆様のご回答は、私の日本語授業の教材として活用させていただきたいと思いますので、よろしければ「ですます体」のご説明をお願いいたします。
勝手なお願いですが、上記の私の質問文におかしい日本語の使い方がありましたら、ご訂正をいただけないでしょうか。

A 回答 (4件)

歴史的由来ではありませんが、人間の素性を紹介する上での最も基本の部分・・「名前」についてお話しします。




日本では昔から「名を知られる」ということには、その人の「ある部分が支配される」くらいの大きな意味があります。
名を知った者は、知られた者の今後の一生やその人を取り巻く人間関係や状況・・・全てに影響を与え得る権利を得られるからだと思います。狭い日本ですから、名前さえ知ればその人を一生追っかけていくことすら出来る・・・そんな重みのあるものです。あと日本は西洋ほど「偽名」という習慣が浸透していないこともありますね。

ただこれは日本や昔に限ったことではなく、今の時代や西洋でもプライバシー保護といったことが重要視されますよね。例えばネット等の公の場で個人名などの個人情報が知られると、「身の危険」を含めた様々な「利や害」を受けることになり一生そこから逃げられなくなる・・・それと同じだと思います。
芸能人なんかは、そういったリスクと引き換えに「仕事」を得ている最たる例ですね。

世界の多くの国でもそうだと思いますが、目上の人を名で呼ぶのは失礼という考え方がありますよね。「社長(boss)」「陛下(majesty)」「ご主人様(master)」と呼んだり・・・日本だと兄や姉や1つ年上ですら「先輩」等と呼んだりします。そこにも「名を扱われる」=「支配」という認識が表れているかもしれません。


そもそも「名」というのは、陰陽道においても大変重要な意味があります。「名を与える」ということは、最も基本的な「呪(じゅ)」(「呪い」とは違い、陰陽道においての魔術のようなもの)なのだそうです。人や物は名前を与えられた時点から、その名に相当した様々な使命や制約に一生縛られるのだそうです。これはオカルティックな意味ではなく、最初に話した現実的な観点から考えてもよくわかりますね。
日本でも社会が陰陽道に大きく左右された時代が長くありましたから、その影響ももしかしたらあるかもしれませんね。


以上からも「目下の者から先に紹介する」理由は少なからず伺えるのではないでしょうか。それくらい「素性(名)」というのは大事なものなのですね。



ちょっと難しい表現があったかもしれませんが、わからない点があればまたご質問ください。
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この回答へのお礼

大変説得力あるご説明をいただきまして、感謝いたします。ここにいる日本人の優しさは忘れられません。皆さん、お元気で

お礼日時:2013/12/11 10:45

私はまったく歴史的な由来などはわかりませんが、単なるマナーだと理解してました。


ご質問の主旨としては、「目下の者から紹介する」ということは「目下の者が優先される」ということになり、質問者さまが考えている本来あるべき状態とは逆になっているのではないかということかと思います。
しかしこれは、優先すべきはなにかという視点が違うのです。
初対面のときは、お互いに相手が誰なのかを「早く知りたい」と思うものでしょう。
その「知りたい」という欲求に対して、目上の人を優先にするというマナーです。
目下の人を先に紹介することで、目上の人は、相手が誰なのかを先に知ることができます。
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正解ではないでしょうが、一つの見解として。


目下が先にする習慣があれば、目上と回数的に平等に近くなります。目上はしなくていい状況が増え、生まれ来る目下がかわりばんこにしてくれます。ある程度の回数がいけぱ、目上は死していなくなり、目下は生まれ来ます。
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この回答へのお礼

ご説明どうもありがとうございました。

お礼日時:2013/12/11 10:50

勉強熱心ですねえ。



歴史的由来といいますか
「目上(立場が上)の人に対する礼儀」の一つです。

その場にいるのが誰で何者なのかを「目上の人に先に」紹介します。
目下の人は、後回しです。
目上の人を後回しにしては、失礼でしょう?

そのため、必然的に目下の人から紹介することになります。
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この回答へのお礼

いつも詳しいご説明をいただいて、お邪魔いたしました。「目下の人は後回しです」とは、つまり目上を目下に紹介することを指しますね。私は日本語が下手なので、すみませんでした。

お礼日時:2013/12/11 10:57

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