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学術振興会のPDと、任期ありの専任講師では、やはり後者のほうがよいのかどうか、ご意見いただけるとありがたいです。

学振PDをもらいながら任期なしの講師の口を探すよりは、任期ありでもいったん専任講師になったほうが、つぎの職を探しやすいでしょうか。それとも、学振をもらった経歴があったほうが、研究者として有利でしょうか。

また、収入の点でも(一般的に)どちらがよいか教えていただけると助かります。よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

ぼく>考えようによっては終身懲役刑ともいえるわけで。



Dさん>いいと思いますよ。結婚できるし、家庭が持てる。不満はあるだろうけれど、一応人並みです。

ぼく自身は大学を移るという強硬手段も発動しましたが・・・賢い人間じゃない 爆。ぼくは,親からも教師からも「ろくな人間にならん」と言われ,大学院同期では最後まで売れ残りました。挫折寸前で定職に就くことができ,いまは二人の子供も成人し,田舎に引っ込んで築42年のボロ家を購入しましたから,「ろくでもない人間」としては上出来じゃないですかね。

回答者どうしでじゃれあうと叱られるので(笑),質問者さんに顔をむけると,あなたがどんな人生なら納得できるかにもよるんですね。あまり言いたくはありませんが,実家(ないし嫁さんの実家)が裕福で,研究に打ち込めるかにもよるんですね。

ぼくは,助手の初任給で手取り17万円をもらったときは,本当に嬉しかった。「これで仕事があるかぎりメシが食える」と思ったので,どんな雑用も苦にはしません(いまでも)。研究条件が悪かろうと時間がなかろうと気にしない。こういう貧乏根性が染みつくと,学者としてはモノになりませんけども,いちおう生きていけますよ 笑。
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>しかし週に30コマとは,ベトコンが仕掛けた竹槍陥穽なみですねえ。



 Pさん、ご明察。語学教員で私大、一コマ40万円を非常勤講師に支払っていた大学です(非常勤講師の給料は通例30万円が相場だが、私大によっては何割か増しになる)。こうした求人に、お金がなくて矜持の高い博士様が、引っかかります。着任した院生はものすごい顔をしていましたね。使い捨てですよ。ちなみに名前を言えば誰もが知っているトップ校です。

>それでも任期切れはありませんでしたが,考えようによっては終身懲役刑ともいえるわけで。

 いいと思いますよ。結婚できるし、家庭が持てる。不満はあるだろうけれど、一応人並みです。過剰なネオリベラリスムは企業だけのことじゃなく、大学でも同じことなんです。
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いろいろなお答えを拝見して。



No.5 Dさん>任期付講師に、いきなり700万円支払う大学があるそうです。しかし業務がきつ過ぎます。毎日、6コマ近くの講義をもたせるそうです。

教育職(一)俸給表 (一例)
http://www.sangiin.go.jp/japanese/joho1/kousei/g …
によると,3級(講師)の最低は月額31万6200円なので,1年間で14.5か月ぶんもらうとすると458万円ですね。質問者さんは,こういうデータを調べてますか? 

700万円はその5割増し。甘いはなしには陥穽があるという例でしょう。しかし週に30コマとは,ベトコンが仕掛けた竹槍陥穽なみですねえ。専門は語学じゃないでしょうか。「哲学」やら「地学」やらでそんなに受講生がいるわけがない。

>大学側も若者を支援してやろうというつもりで雇うのであって、労働力としてこき使ってやれとは思っていません。変わりに生かさず殺さずの25万円くらいの月給で、その間に業績をもっと作って、あわよくば、単著を出版してね、と思っているわけです。

いまは若手育成という「社会事業」の側面がありますね。それはそれで結構なことだと思いますが,むかし助手などの下級労働者がやったような雑用を頼む(「命じる」ではない)と,ジロリと睨み返される。へたをするとパワハラだと訴えられかねん。そこで,元助手が昔取った杵柄で黙々とやることになる。人生の収支決算がとれんぞ 笑。・・・本音ではこう思っているわけ。苦労人なので匿名でしか愚痴らないけど。

むかしは,「こんな便利なやつがよそへ逃げないように,こき使って研究業績なんか積ませないよ。だいいち,若手が教授より業績がありゃ格好がつかん」というひどいこともありました。それでも任期切れはありませんでしたが,考えようによっては終身懲役刑ともいえるわけで。

>非常勤講師の時給で換算したら1200万円を超える労働対価

非常勤講師料を週1コマ1学期で総額15万円とすると,週30コマ2学期では900万円くらいじゃないですか。それでも700万円よりも高いです。

>ある一定数、「俺は将来、超一流大学のセンセイになるんだから、よほどのところからオファーが来ない限り、学振で飯を食っていよう」という人もいます。

うん。うちの田舎大学ではそんな偉い学者さんはもて余すし,すぐ逃げられてまた公募をかけにゃならん 爆。

No.6の方>次の職という観点では大きく違って、PDを取る場合の方が選択肢は増える

たしかにそうですね。講師になってしまうと助教には応募できない。しかし,少なくとも文系では,助教の椅子が激減したように思います。人員削減において末端はいちばん切りやすかったとか,文系は実験しないからとか,ひいては「怠けたうえに助教なんてぜいたく言うな」みたいな偏見もあったかもしれません。
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学術振興会のPDと、任期ありの専任講師では、やはり後者のほうがよいのかどうか、ご意見いただけるとありがたいです。



『学振PDをもらいながら任期なしの講師の口を探すよりは、任期ありでもいったん専講師になったほうが、つぎの職を探しやすいでしょうか。それとも、学振をもらった経歴があったほうが、研究者として有利でしょうか。』
専任講師でそのまま正規職員として定年まで働けるのなら魅力的ですが、任期があるのでしたら実質ポスドクと変わらないような気がします。勿論、特任助教よりかはましですし、教育歴になる点でも将来大学の職員になることを考えるのでしたら利点です。
でも一番大事なのは業績(論文)ですからどちらの研究環境の方が論文が出せるか、将来の研究生活に役立つかで決められたらどうですか?
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PDを受けるかどうか迷うってことは学位取得をこの冬に取る予定くらいの


若い方なのだと想像しますが、そんな若い人にいきなり任期付きとはいえ
講師の話がくるだなんてよっぽど優秀かよっぽどのコネなのか、と勘ぐりして
しまうほどの話ですが、、、羨ましい悩みですね(笑

まず収入の話ですがこれは調べればすぐにわかるでしょう。PDだと年収600くらい!?
講師だと700くらいですかね。(講師の年収は採用される大学とその身分によるでしょうけれど)
家庭をお持ちでしたら状況は変わってくるでしょうが、独身でしたらどちらも
「一年で数百万の貯金ができる」というくらいの認識であまり変わらないでしょう。

しかし、次の職という観点では大きく違って、PDを取る場合の方が選択肢は増えると思います。
基本的に人事としては、転職に関しては同レベルの転職か階級の昇進には寛容ですが、
階級の降格はありえない、というのが普通だと思います。つまりPDとはポスドクなので
任期終了後に再度ポスドクにも助教にも講師にも准教授にもアプライできますが、一旦講師になってしまうと
もうポスドク助教には応募できなくて、講師、准教にしか(実質的には)アプライできなくなるという制限がつきます。

ご自身の実力と環境と家庭状況を充分鑑みてご判断していただきたいと思います。
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>問題は<その次に定職があるか>なんですが,



 耳に入った情報を報告。世の中には凄まじい大学があるもので、任期付講師に、いきなり700万円支払う大学があるそうです。しかし業務がきつ過ぎます。毎日、6コマ近くの講義をもたせるそうです。

 最近の任期付講師は、4コマ程度なんですよ。しかも授業内容が同じものを2回やるというもの。大学側も若者を支援してやろうというつもりで雇うのであって、労働力としてこき使ってやれとは思っていません。変わりに生かさず殺さずの25万円くらいの月給で、その間に業績をもっと作って、あわよくば、単著を出版してね、と思っているわけです。ところがここは30コマ以上をもたせるのです。こんなのじゃ研究できるわけがない。つまり再就職が出来ないわけです。

 「先生の大学、そんなに非人道的なことをやってるんですか?」と私は真面目に聞いてしまいましたね。「700万円もあげるんだから、お金貯めておいて、任期が切れた後に数年、研究三昧にすればいーじゃん」と言っていましたね。若者の人生を何だと思っているんだろうと内心呆れ果てました。

 700万円は高いと思うけれど、非常勤講師の時給で換算したら1200万円を超える労働対価でした。要するに、労働力を買い叩こうというわけなんですねえ。ダンダリンでも呼んで怒ってもらう他ない(笑)。
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>それと、もしこれが任期なしなら、専任講師のほうがいいですか?あとあと大学を移ることも考えているとして。



 日本語がよくわかりませんが、専任講師とPDはどちらがいいかと聞いているんですか。
 そりゃあ、あなたの人生設計によりけりですよ。

 何でもいいから食っていく必要があるというのなら、専任講師になる方がいいと思います。しかしある一定数、「俺は将来、超一流大学のセンセイになるんだから、よほどのところからオファーが来ない限り、学振で飯を食っていよう」という人もいます。

 私個人は、何でもいいから飯を食えればいいじゃん、と思いますね。定職にあった方が、
 ・結婚しやすいし、
 ・住居も定まるし、
 ・親孝行もできるし、
 などなどの、社会的な特典がつきます。30代半ばだとすれば、子供を作るかどうかも微妙な歳です。ぼやっとしているわけにもいかないわけですねえ。

 しかし基本的な疑問ですが、すでに学振を取って、講師の口も見つけたのですか。すごく初歩的ななことを聞いているので、
  ・学振のホームページなどを検索する力もないのか、
などの疑念を生じさせます。こういう人が、両手に花の状態だとは思えないのだけれども。これからのことを考えて予備調査しているのだろうなと思ってお答えしています。
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いや,Dさんの考え方にも一理も三理もあると思います。

下級労働者としてクソみたい雑用に追われるより,高給で研究に専念できるほうがいいです。

問題は<その次に定職があるか>なんですが,こればっかりは運の要素が大きいので,なんとも言えませんね。ぼくのような叩き上げの前では,後者のように甘やかされた人物は,研究業績がおなじなら三文値を下げられます 笑。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。たしかにPDは研究に専念できるからいいですね。ただ、仰る通り、3年そうやって過ごして、3年後にすぐ定職に巡り合えるかわからないというのは確かにあります。PDもステイタスではありますが、専任もなかなか得られるものではないですし。

PDをもらっていた経歴と、専任についたことがあるという経歴、どちらがつぎの職探しに役立つかは、難しいところです。

お礼日時:2013/12/14 21:52

Pさんは人事もやるような方だから、正しいのかもしれない。

と思いつつも、別の意見を書いておきます。
・キャリア/DCを貰っていたのなら、PDを蹴っても問題ない。
・職歴/教育経験があるという方が、後々有利に働くことがある(分野によりけり)。しかしそれは非常勤でも構わないだろう。
・収入/普通の講師と比べたら、PDの方が遥かに高い。講師はせいぜい25万円。PDは37万円で、年90万円以上の補助がつく。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。25万円ってかなり安いですね。博士新卒でってことでしょうか。

それと、もしこれが任期なしなら、専任講師のほうがいいですか?あとあと大学を移ることも考えているとして。

お礼日時:2013/12/14 21:44

採用する側からいうと,教育経験や大学内の雑用をこなした経験のある人のほうが,安心感があります。

ぼくはむかし「任期つき助手(いまの助教)」でしたが,かえって先がないと覚悟してがんばれるものです。
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