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 私は、今、「明治維新」に興味を持って、幕末から、明治、それも、日清・日露戦争に至る時代に関する本を読み始めています。いまのところ明治維新の流れがなんとなく漠然と理解できるようになった程度の全くの素人です。そのなかで日本人の苦労や優秀さを、つくづく感じるのですが、これからさらに本を読むに当たって、ふと、この時代に活躍した人の考え方や行動が、良い意味でも、悪い意味でも、現在の日本にどのような影響や効果を及ぼしているのだろうか?ということを、事前に予備知識として、知っておきたいと考えてしまいました。それには、このサイトに質問してみるのが一番良いと考えた次第です。

 どんなことでもかまいません。例えば、良い意味でも、悪い意味でも、どのような人物のどのような考え方や、行動によって、現在の日本がこうなっている、というようなことがあれば教えて下さい。もちろん私見でかまいません。

 それから、幕末から明治維新を理解するのに、良い本があったらご紹介下さい。私は研究者ではありませんので、手軽に読める本、あるいは史実に比較的忠実と思われる小説でかまいません。

A 回答 (6件)

私見では、「明治維新」から現代に至るまで、日本を支えたのは、「教育」です。


そして、「教育国家日本」は、一朝一夕で出来たわけではありません。
日本は、同時代の他の国々よりも識字率が高かったのです。
中国や韓国は勿論、ヨーロッパやアメリカよりも高い識字率だったのです。
特に、江戸時代は、全国に寺小屋が在って、僧侶や武士たちが子どもたちに字を教え、古典を講じていました。
そこから、「明治維新」を成し遂げた志士たちが輩出されていったのです。
僕は、しばしば、思います。
現代日本の繁栄は「明治維新」の成功に負う事が大きいけど、その明治の先人たちは、江戸時代の文化が育てたと・・・。
明治日本は輝かしい歴史を創ったけど、それを真に理解するには江戸時代は無視できない、と考えています。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。

 寺子屋が発達したのは、調べてみると江戸時代中期のようですが、それ以降の民衆も含めた江戸時代の文化が明治維新に与えた影響は、あなたのおっしゃるとおりだと思います。

 私は、歴史も、教育も専門家ではありませんので、単なる感想に過ぎませんが、日本人の「教育のあり方」というのは、単に「江戸時代の文化が育てた」といってもよいのでしょうか??もっと時代をさかのぼるか、あるいは日本人そのものに、根源的なものがあるような気がします。
 そうでなければ、明治維新をあのような形では乗り切れなかったのではないかと感じるのです。「教育のあり方」を考えるのであれば、むしろ、江戸時代や明治時代と、現代の教育がどう違ってきたのか???そのことによって「現代の教育問題」というのが見えてくるような気がしますし、そちらの方に関心が向いてしまいます。

お礼日時:2013/12/21 06:16

江戸時代までは地方分権の時代で、明治の時勢から中央集権になりいまだにそうです。



明治っていいように思えますが、要人もよく殺された時期です。井伊直弼の時から明治、第2次世界大戦前。歴史上日本って殺伐としやすい空気など醸成しやすいところは共通しているかもしれません。

私は東洋ながら欧米とも親和性が高く、海に囲まれた極東という地の利も生かして、積極的に視察に出かけて取り入れました。

アメリカを除く欧米の地位が低下する中で先を見出せない現在も似た性質が続いているかもしれません。

ただし、当時は追いつかないとという上昇意識ですが、今は下降しているということでしょう。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。

 江戸時代というのは、「地方分権の時代」ととらえるのでしょうか???私は「中央集権の時代」と理解していました。これから、本を読むに当たって考えてみたいと思います。

 ご回答の文章を何度か読み返したのですが、意味がよく理解できません。m(_ _)m

お礼日時:2013/12/21 14:47

マンガですが、「風雲児たち」は面白いですよ。

みなもと太郎さんの一大ライフワークです。幕末マンガ(のはず)なのに、幕末にたどり着かずに終わったという作品です・笑。だってさ、幕末の前フリとして関ヶ原と江戸時代初期だけで5巻を費やしているんですから。「幕末を理解するには、少なくとも関ヶ原まで遡らなければならない」というのがよく分かるマンガです。
その後、平賀源内や杉田玄白、林子平や高野長英、大黒屋光太夫のような「幕末前夜(前々夜)」の人々とその人々が幕末に与えた影響を分かりやすく知ることができます。寛政の三奇人のひとりである林子平が残した足跡と、難破して漂流しロシアにたどり着いた大黒屋光太夫たちの功績がペリーの日米交渉で一躍脚光を浴びることにあるあたりなんざ、全巻読んでいるならではの楽しみですね。

現在、「風雲児たち 幕末編」が22巻(!)まで続いていますが一向に終わる気配はなく、むしろみなもと先生の寿命が続くのかファンは心配する有様です。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。漫画もあるのですね。もう、数十年も前の話ですが、私の恩師である歴史の先生から、「サスケ」だか「カムイ伝」だか、あるいは「阿修羅」だったか、名前は忘れましたが、日本史を理解するのに良い漫画だと言われたのを想い出しました。いまでもそんな漫画はあるのですね。もともと漫画を読む習慣がないので、気づきませんでした。

 今から、22巻を買う経済力はありませんが、古本屋でも覗いてみます。掘り出し物が見つかるかも……。

お礼日時:2013/12/21 14:31

 こんばんは、幕末維新から現代に至る過程に流れる地下水脈のようなものを対象にした入門書といえば、僕が思い出すのは岩波新書の下記の三冊です。


(1)『日本の思想』…丸山眞男
(2)『明治維新と現代』…遠山茂樹
(3)『翻訳と日本の近代』…丸山眞男・加藤周一
番外として日本中世史研究で知られる永原慶二氏の書き下ろし『20世紀日本の歴史学』を挙げます。こちらは単行本ですが、幕末維新から現在までの日本の社会と歴史学および歴史教育双方の関係から採り上げた社会思想史的な性質を持つ書物です。

 そして幕末維新の大転換を国内および海外の視点から観察した夏目漱石の『現代日本の開化』『私の個人主義』も一読をお勧めできる内容です。そして読んで面白い資料ならば、作家の日記があります。芥川のそれもあれば、永井荷風のそれもあります。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。また、沢山の本を紹介していただき、恐縮しています。でも、作品名と、著者の名前だけで、難しそうなというか、尻込みしてしまいそうです。(*^_^*)(T_T)
 『明治維新と現代』、それに『現代日本の開化』、題名からは、このあたりがなじめるかも知れませんので、とりあえず図書館あたりで探してみます。

お礼日時:2013/12/21 06:26

日本は、あまりしられていませんが、現在、世界一の精神病院国家で


国民ひとりあたりの精神科病床数が、だんとつで世界一です。

こうなってしまったきっかけとして、明治のころに、生麦事件というのが
あったときに、アメリカ人であったとおもいますが、そこに切りつけた人
物が、精神病だったから、と明治政府がくるしいいいわけをしたために
その後も、犯罪者が犯罪を犯した理由として、精神病だったという理由
があとづけで、つけられることがおこなわれ、収容型の医療が重宝さ
れていました。

もし、生麦事件がなかったら、いまのこの状態はなかったかもしれない
ということはいえますね。

ほか、いまの政治についていえば、自由民権運動などが明治期におき
たことが、重要かと思います。この時期の人物についていえばたとえば
伊藤博文などをウィキペディアでしらべてみてもよいのではと思います。

本については、しりませんが、映画がなにかあったはずです。福沢諭吉
が、アメリカの広さに衝撃をうけ、これからはオランダ語ではなくて英語
だといっている箇所があり、象徴的だとおもいました。かなりまえにみた
映画です。タイトル思い出せず申し訳ありません。

福沢諭吉については、福翁自伝というのがでているのでそれをよま
れてもよいかもしれません。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。

 「生麦事件と精神病」……思いもよらない、意外な関連ですね。調べてみます。

お礼日時:2013/12/21 05:50

22azqq22さん、とても爽やかな質問ですね。



私もこの時期の本は好んでいろいろ読みました。

お勧めは「吉村昭」の本です。
「天狗争乱」は知らない世界で衝撃的でした。
「彰義隊」もなかなかです。
これらは新潮文庫です。一度本屋さんでどうぞ。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございました。
 私は、二人の作家の作品以外は、よほど気に入った作品でなければ、読み終わった後、全部処分します。

 「吉村昭」の名前を見て、ふと記憶に残っていたので、本棚を見てみると、吉村昭の「羆嵐」というノンフィクションで、強烈に印象に残った作品でした。

 歴史小説は、これまで司馬遼太郎しか読んだことがありませんが、早速、本屋で探してみます。

お礼日時:2013/12/21 05:45

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