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 日本刀は、焼き入れの際の焼き入れ速度の違いによって、膨張が発生して反りが
 生まれる、といいます。(もちろん、反りも初めから入れているんでしょうけど)

 日本刀の焼き入れは、いったん、刃の方にお辞儀して、それから反対に反るといわれます。
 焼き入れの際に、日本刀はブルブルと震えるわけです。

 はて?と思ったのですが、本焼きの包丁は日本刀と同じ作りです。盛り土もします。
 焼き入れの速度に差がつくわけですが、そうなると当然、包丁に反りが発生するはずですが
 本焼き包丁で反っているのは見たことがありません。

 日本刀は炭素量が違う複数の鋼材の組み合わせだから、反る、という意見も当然
 ありますが、無垢で鍛えた日本刀が古代からのほんとの意味の古刀で、
 鋼材の組み合わせの歴史は、日本刀の歴史とイコールではありません。

 なぜ、日本刀は焼き入れで反りが発生し、同じ作りの本焼き包丁は反らないのでしょうか?
 現実には、焼き入れで発生する反りは、大した量じゃない、ということなんでしょうか?

A 回答 (2件)

日本刀にも反りのない直刀はあります。


短刀では現代刀でもよく見かけます。
盛り土の加減で調整できるんじゃないでしょうか。日本刀も結果的に反ってしまっているのではなく意図的に反らせているわけですから、包丁は反らないように焼き入れをしているのだと思います。
焼き入れ前から反った形につくっているのは中国のお土産日本刀でしか見たことがありません。
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この回答へのお礼

いつもご回答ありがとうございます。

 急冷が膨張を生む。刃は薄いから急冷され、膨張する。刃には盛り土しないし
 峰側は厚い上に盛り土をする。だから硬度も違うし、膨張率も違う。

 刃側は当然膨張する。

 盛り土を薄くすれば、焼き入れが急速になり峰側にも硬度が入ってしまう。当然
 曲がりは少ないが、硬度の差が出ない。

 そう考えると、本焼き包丁は難しいですね。

 曲がってはいけない、かといって硬度差は必要。
 盛り土自体も非常に難しいわけなんですね。

お礼日時:2013/12/23 17:57

おそらく熱の入れ方で自由に調整できるのでしょう。


鍛冶師はちゃんとそのように調整してるのです。
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