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分光光度計の取り扱いで、0.1~0.8nmの値内でしか正確に計測できないのは何故なのでしょうか?
できればLambert-beerの法則に関係づけて回答をおねがいします。

A 回答 (6件)

ランバートベールの式に関連づけてということですので。



Abs=e c l のほかに

Abs= -logT= -log(I/I0)という式がありますよね。

この式をみると、たとえばAbs=3とは、入射光の1/1000
の強度が検出されたということになります。

この強度を検出する際に当然、誤差があります。
仮に、一つの検出器で入射光と透過光を同時に検出するなら、
その検出器は1~1000のはんいで精密に検出が可能でないと
いけません。それよりはAbs~2程度になるように
溶液を調整した方が好ましいのだと思われます。

私が使っている分光器はAbs(MAX)が5まで設定できますが、
イプシロンが必要なときはAbs~2以下になるようにしています。
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この回答へのお礼

みなさん返答をありがとうございました。
どうにかレポートも間に合いました。
またおねがいしますね。

お礼日時:2001/06/01 22:07

L.-Beerの式より、吸光度Absと、入射光強度I0と、透過光強度Iとの関係は、以下の通りです。



Abs = -log(I/I0)

すなわち、吸光度は、透過率I/I0の常用対数の逆数となります。よって、試料がAbs=1のときは透過率10%、Abs=2は1%透過、Abs=3は0.1%透過…、という具合になります。なお、ホトマルの検出感度はこの透過率の有効数字に支配されますので、吸光度の有効数字が0 < Abs < 1でn桁あった場合、1 < Abs < 2では有効桁数n-1桁、2 < Abs < 3では有効桁数n-2桁…、という具合に精度が悪くなります。
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この回答へのお礼

みなさん返答をありがとうございました。
どうにかレポートも間に合いました。
またおねがいしますね。

お礼日時:2001/06/01 22:07

>できればLambert-beerの法則に関係づけて回答をおねがいします。



こうかかれるとレポート?と思ってしまうので考えものですが、Lambert-beerの法則の成立する条件に希薄溶液ではとありませんか?濃い溶液ではどうなるのでしょう。濃い溶液は吸光度も大きくなリますよね。薄いほうはご自分で機械を使うとわかると思いますが、値のぶれがこれ結構大きいので、あんまり薄いのもやはりだめ。あとは皆さんがかかれているとおり、機械の光源の安定せいを考えればそんな値になるでしょう。あとは検量線と相談になります。

あくまでもあの値は目安です。実際の実験では許される誤差などもかかわってきますので気をつけましょう。
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rei00 です。



atching さんの回答を拝見しましたので,追加しておきます。

お使いの分光光度計の吸光度の測定可能な最大強度は 1.0 ではないですか。以前の分光光度計は殆どの物がそうでした。

この場合,測定可能範囲ギリギリでは正確な測定が出来ない,あまり微量でも正確な測定が出来ない,という事で 0.1 ~ 0.8 の範囲にしなさい,という習慣じゃないでしょうか。

ですから,最大 2.0 まで測定できる分光光度計であれば 1.?? まで十分正確に測定できます。
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この回答へのお礼

みなさん返答をありがとうございました。
どうにかレポートも間に合いました。
またおねがいしますね。

お礼日時:2001/06/01 22:06

勘違いされているかと思いますが、吸光度が0.1~0.8ではないでしょうか?0.1~0.8nmの波長は読めませんよ。

すべての場合でその間がふさわしいとは限りません。きちんと検量線をとって直線に乗っているかどうかを確認してから、使用できる範囲を決めるのです。吸光度は透過率の対数ですから、それ以外の範囲では誤差が大きくなることが多いからでしょう。あくまで0.1-0.8は一般論です。
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お書きの 0.1 ~ 0.8 nm というのは何の数値でしょうか。



推測すれば,吸光度の事かと思いますが,それでしたら nm という単位ではありません。

nm で表示するのは波長ですが,どの様な分光光度計でも測定波長が 0.1 nm ~ 0.8 nm という事はありません。

この点について補足下さい。
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