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 私は地方の理学部の学生です。今3回生です。環境問題、とくに、植物や土壌と人の生活のかかわりなどで途上国で研究するひとにあこがれて、「それには理学部だ!」と思い込んで入学しました。
 ところが、大学でいろいろな講義を受けているうちに、どうやら自分の学びたいことは、むしろ、農学部系だったのではと思うようになりました。実際にいくつか農学部の講義にもぐりましたがなるほど、やはり農学部のようです。理学部は、基本原理を探求する、農学部はその利用と応用ということも改めて聞きました。
 そこで、大学院は農学部系へ進みたいのですが、試験は農学部系の勉強をかなり自分でしないと厳しいでしょうか。大学院選択はどんなことを基準に選ばれましたか。農学部系の大学院へ進まれた方は、研究室でどんなことを研究していますか、どんなことをやっていますか。例などを大雑把で良いので教えてください。
 「大学に入る前にもっと自分のやりたいことと学部の特性などをきちんと理解しておかなかったのが悪い」と自分でも思います。すいません。どうか、よろしくお願いします。
 

A 回答 (3件)

私は農学部から農学研究科に進学しました。


大学院の試験としては英語と専門、面接でした。
英語は理学も農学も大して変わりませんが、出てくる文章はやはり(一般的な)環境系のものでした。特に問題ないと思います。
専門の方は部屋別なのでなんとも言えませんが過去問などは事務局でもらえるはずなのでそれで勉強すればよいでしょう。
面接はたかだか10分もあるかないかのものでしたが他学部とか他大学からだとちょっとつっこんで質問されると思います。志望動機とかやりたいことはきちんと言えるようにしましょう。
もちろん事前の研究室訪問は必須です。
また、農学部といっても分野は様々です。
本当の農業をやっているところ、バイオをやっているところ、環境をやっているところ、有機合成をやっているところといろいろです。
また、それぞれに植物専門、動物専門、魚類専門などと分かれていたりします。
ちなみに私はバイオでした。酵素の精製とその遺伝子のクローニング、解析です。
最後に理学から農学への転向はマイナスにはならないと思います。もちろん勉強することも多いですが、役立つこともきっと一杯知っていると思います。例えば物理などは農学系は弱いところです。そういった知識は役立つこともあるでしょう。
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この回答へのお礼

 試験のこと、とても参考になりました。分野に関しても、もっと調べるなりして、自分のやりたいことはどんな分野に属するのかをまずしっかり見極められるようにして、自分の目的にあった研究室を探していこうと思います。
 ありがとうございました。

お礼日時:2004/04/30 18:35

 私は農学部卒業者ですが、進学はしていませんので、回答の資格はないかと思いますが、ひとこと言わせてください。


 まず、「大学に入る前にもっと自分のやりたいことと学部の特性などをきちんと理解しておかなかったのが悪い」と思う必要はありません。現在の日本の大学入試システムでは、大学に入る前に理解なんて至難の技です。そんな暇があったら受験勉強してます。ですから、あなたがそう思えたことは、大学に入って勉強をしてきた証明であり、もっと前向きに考えてください。
 しかし、大学院となるとそのような言い訳は通用しません。あなたはもう研究者ですので、必要な情報は、自ら探し出し、獲得していかなければなりません。では、そのためにはどうしたらよいでしょう。基本的にはNo.2の回答者がおっしゃている「事前の研究室訪問は必須です。」につきると思います。これがうまくいけば、9割がた成功したと考えても良いくらいです。
 まず、質問の文章中の、もぐりこんだ農学部の講義の中に、あなたのやりたいことはありましたか。もしあれば、その教官の研究室に行って話をしてみてください。
 次に、同じ大学の中には、進みたい研究分野をやっている教官がいない場合は、他の大学の研究室を探さなければなりません。それには、研究論文や図書を探して、その著者にあたりをつけます。もし大学の教官であれば、なんとか電話や手紙でアポイントをとって、会いに行ってください。論文を探す場合は、所属の大学の図書館にいけば、いろいろなツールがあると思いますので、図書館員に相談してみてください。その場合、ある程度テーマを絞ってからの方が、うまく教えてもらえます。
 さらに、ネットも活用してみてください。専門のテーマや研究者名で検索するほか、大学院の研究室も最近はHPを持っているところが多いですから直接検索の対象となります。教官を探すのであれば、学部の研究室を探してみるのもヒット率が良いかもしれません。その中で大学院兼務の教官をさがします。
 それから、大学院に行くのであれば、是非とも、その分野の学会に早い目に入会してみてください。大抵年一回大会が開かれます。そこに参加すれば、大御所から新進気鋭の若手研究者まで、選り取りみどりで話をするチャンスがあります。
 大学院というところは、何を勉強してきたかよりも、これから何がしたいかが重要となります。ですから、私の所属していた研究室には、理学部出身どころか、教育学部の出身の院生もおりました。いづれの方も、学部時代からよく出入りしていました。
 最後に、試験自体は、英語は絶対勉強しておいてください。特に外国文献をたくさん読むようにし、専門用語の使い方に慣れておいてください。
 専門科目の方は、「農学部系の勉強」などと悠長なことは言ってられません。そこの大学院の専門に尽きるといってもいいくらいです。そこの研究室に行けば、過去問が置いてあると思います。或いはそこの院生に聞いてみるのも良いでしょう。
 長くなってしまってすみません。いろいろなケースが考えられますし、やってみなければ分からないところもありますし、「地方の」というのも、行動可能範囲の面から少々気になりますが、とにかく教官を探すことから始めてみてください。大学の教官は大抵、意欲のある学生をとても喜びます。ではがんばってください。
 
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この回答へのお礼

 いろいろ詳しく回答して下さってすごく参考になりました。どうもありがとうございました。なるほど、自分が情報収集不足であるし、なんだかあまったれた考えを持っていたように思います。研究室訪問のことや学会のことそれに研究室の探し方など、本当に参考になりました。とにかく、早早と検索作業を進めます。
 ありがとうございました。

お礼日時:2004/04/30 19:48

私の通っていた大学では、大学院が、理学研究科と農学研究科が一つとなり、自然科学研究科になりました。

理学系それも生物学系から農学系の大学院への進学はそれほど難しいものではないと思います。また、筑波大学大学院の環境科学研究科のように、理学系とも農学系とも異なる学際域を対象とした研究科もあるので、まったくあきらめる必要はないと思います。ただし、そういった大学を早いうちから見つけ、情報を入手して準備した方がいいでしょう。
それから、将来職業に結びつけるのであれば、公務員が大きな選択枝になると思いますが、これは、試験区分がものをいいます。(1)種試験では、農(3)になるので、これを目標にするといいでしょう。試験自体は、理学部卒でもハンディなしに受けられます。研究職に就くのでなければ、大卒だからといって院卒にハンディをつけられることもありません。OJTだと思って飛び込むのも一つの手です。
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この回答へのお礼

 公務員や研究職のことまで回答して下ってありがとうございました。とても参考になりました。
 融合したものを扱う所や、環境科学の中にも“理学系とも農学系とも異なる学際域を対象とした研究科”があるなどときいて、自分が随分狭い範囲で考えていたことが分かりました。
 まずはどんな研究室があるのか、自分の目的とする研究を扱っている研究室はどういったところかなど調べなくてはと思います。
 ありがとうございました。

 

お礼日時:2004/04/30 19:30

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