No.3ベストアンサー
- 回答日時:
「G2」ってのは、アメリカの対中外交用語に過ぎず、アメリカの外交全体の方針では無いし、国際的にオーソライズされたものでもありません。
強いて言えば、「アメリカは外交の中でも、特に対中関係を最重視する」と言う意味合いですから、「アメリカの一の子分」を自認してきた我が国にとっては、「G2」と言う言葉は耳障りです。
事実、G2方針を打ち出しているアメリカからは、靖国参拝も異例の非難を受けるなど、実害もありますし。
しかし米中間は、質,量ともに膨大な諸問題を抱えており、基本的にはアメリカにとっての中国は、冷戦後の「新たな対立軸」ですよ。
それ故、外交的に最重要国の一つであることは言うまでもありません。
それを「対立軸国」と表現するのでは無く、「最重要相談相手国」みたいな表現にしたのが、「G2]です。
言わば「嫌いなグループの代表として、中国を指名した」とか、「要注意人物が、表立って悪さが出来ない様に、逆に学級委員長に指名した」などと考えても、差支えありません。
言わば「アメとムチ」のアメ政策で、中国をおだてて、少しはお利口さんになって貰おうとしたワケです。
ところがそれに気を良くして、調子に乗った中国は、「では!」と防空識別圏を設定すると言う悪さをしたところ、アメリカは速攻で、爆撃機を侵入させてます。
アメリカが中国を、本気で「共に世界を二分しリードしよう!」と言うパートナーと考えているならば、あの程度の防空識別圏は容認すると思いますよ。
或いは、G2構想で中台問題やら尖閣などの領土問題が解決する様なものでは無いし、中国のサイバー攻撃が止まると言う様なことも無いです。
それに対し、たとえば欧州(英,仏,独,伊)は、別の経済ブロックであって、環太平洋におけるアメリカの対中外交政策など「勝手にやれば?」とか、「キャンペーン好きなアメリカが、また面白いことを言い出したなぁ・・」くらいの反応じゃないですかね?
中には気を悪くする人もいるかもしれませんけど、声を荒げるほどでも無く、「冷ややか」と言うくらいでしょう。
カナダも、アメリカがG2外交を繰り広げたとしても、地理的有利が脅かされるワケじゃありません。
むしろアメリカが潤うならカナダもその恩恵に必ず浴しますので、「何でも良いから、アメリカは頑張ってね!」と言う立場かと。
ロシアに至っては、米中関係が注目されたり対立すれば、その影でロシアは、自由に暗躍したり潤ったりすると言う構造です。
元々の冷戦構造の対立軸の一つで、西側から最も警戒,敵視されてきた国であって、その意識や視線が中国に移るなら、大歓迎の大喜びかと思います。
もっともアメリカにとっての、潜在的な最大脅威は、今も昔もロシアであって、アメリカがロシアへの警戒を緩める様なことは有りませんが。
当の中国は、一般ピープルはアメリカに名指しで「世界の共同経営者」みたいに言われてるのは、甘美でしょうけど、習近平ら指導者は、そんな甘っちょろい考えは持ってません。
米中関係は、テーブル上では「G2」でも、その下では「蹴り合い」「腹の探り合い」と言う、常に「ダブルスタンダード」です。
中国側の中華思想に代表されますけど、蓮舫に「2位じゃダメ?」と聞かれたら、米中両国共に、即座に「No!」「不是!」と返事するお国ですから、その両国が「仲良く共同経営」なんてことは、根本的には有り得ません。
この回答へのお礼
お礼日時:2014/01/09 20:49
ありがとうございます。確かにロシアに比べれば、図体だけで、アホの集団にしか見えず、狡猾さにおいても、アメリカ等の敵には、100万年早いですね。ありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
”置いておかれた他のG8の主要各国はどんな気持ちなのでしょうか?”
↑
外交というのは、いかにして自国の利益を最大に
するか、という権謀術数の世界です。
そういう気持ちなどよりも、どうやって対抗するか
ということが問題です。
欧州はEUで対抗していこうとするでしょう。
EUは鉄鋼と石炭を巡る戦争を阻止するために
結成された組織が基になっていますが、それが
変容して、米ソに対抗する為の組織になりました。
その後、日本が台頭してきたため、EU結成に
拍車がかかり、今度は中国です。
このように欧州はEUで対抗しようとしている
訳です。
残るのはカナダとロシアと日本ですが、カナダは米国と
一心同体みたいなものですから、あまり問題は
ないように思われます。
ロシアは国土が大きく、軍事大国ですので
一人でも何とかやって行けるでしょう。
懸念されるのは我が日本です。
G2に対抗する為に連合を目指そうとしても
日本の周りにはろくな国がありません。
経済、軍事、科学技術、どれをとっても足手まとい
になるだけで、日本強化にはほど遠い国ばかりです。
そういうことで、ロシアと手を組むことは考えられますね。
シェールガス、オイル開発でロシアの石油にも影が
さしてきました。
経済発達するためにはシベリア開発は必須です。
しかし資金も技術も不足しています。
そこを日本が補って、ロシアと手を結ぶ、という
戦略はあり得るでしょう。
No.1
- 回答日時:
仕方ないです。
数は力ですから。将来はG3になります。インドが加わります。
インドは中国よりさらに民度が低いですが、それだって数は力です。
時と共に人類がだんだん豊かになります。
今の世の中では人権が尊ばれますから昔のように富が一握りの手に集中するのではなく、より多くの人に行き渡るようになります。すなわちインドの不可触民に対しても富は行き渡ります。
斯くして産児制限が緩く人口増加中のインドが世界一の人口大国となり、元々頭は悪くないインドは大国として頭角を現します。
日本は現在のスイスのように小さくてもキラリと光る国として世界から憧れられる国を目指すべきと思います。金持ち喧嘩せずですから中国だってもっと民衆が豊かになりましたら愚かな喧嘩はしなくなります。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 政治 日本が米国債を大量に保有している事は、危険ではないでしょうか? 11 2023/05/12 01:00
- 世界情勢 中国の不動産バブル崩壊で。 恒大集団 米国で破産手続きとか。 アメリカは民主主義。 中国は社会主義国 2 2023/08/19 19:03
- 政治 戦後、宗教による害が増えたのは何故ですか? 6 2022/07/16 07:17
- 英語 英語の発音の教育について 5 2022/08/05 17:12
- 政治学 自民党は本当に「反共」なのか? 3 2022/12/16 10:52
- 世界情勢 従米派か親米派か知りませんが、アメリカを中心とした欧米日らの国家は、自由主義・民主主義 5 2023/02/02 12:23
- サッカー・フットサル 何故世界中でフットボールが一番人気なのか? 3 2022/08/09 00:00
- 政治 日本は米国債を150兆円も買ってます。是を売り抜けるには? 5 2023/08/12 20:23
- ニュース・時事トーク アメリカ民主党とイギリスという「二大性悪」 3 2022/04/22 07:07
- 戦争・テロ・デモ 米国の管理機関が、なぜ日本に置かれるのですか? 5 2022/06/02 10:00
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
なぜ白人は老けるのが早いので...
-
アメリカだけではなくロシアも...
-
韓国は、何故、ロシアに「旭日...
-
東南アジアはよく聞くけど北ア...
-
九州沖南西の、海底油田の鉱区...
-
日本は世界一、変態の多い国っ...
-
アルマゲドンに一歩近づいたウ...
-
共和国とは?日本は共和国?
-
もうすぐ参議院選挙ですが、日...
-
今日イスラム国がロシアモスク...
-
列強ってなんですか? どこの国...
-
ババ・ヴァンガの予言では 「プ...
-
ウクライナ戦争の目的はウクラ...
-
日本のEEZ内に実弾演習、だ...
-
世界で一番強い国はどこか
-
共産主義がなぜ「赤い」のか?
-
ウクライナやイスラエルの紛争...
-
ウクライナって日本人の祖国じ...
-
社会民主主義と民主社会主義の...
-
もしロシアが日本を攻撃していたら
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
なぜ白人は老けるのが早いので...
-
ロシアの選挙って北朝鮮みたい...
-
ロシアのプーチン氏は、純粋な...
-
ロシア ウクライナ 戦争につい...
-
ロシア擁護
-
もしロシアが日本を攻撃していたら
-
各国がウクライナに贈与?した...
-
恐れ多くも質問します。ローマ...
-
ウクライナ戦争で、ロシアをボ...
-
ウクライナ戦争でロシア兵の死...
-
習金平ちゃんが、プーチンが弱...
-
ロシアはウクライナへ対し、宣...
-
もしロシアが日本を攻撃していたら
-
民主主義国家よりも独裁者国家...
-
ロシアによるウクライナ侵攻 NA...
-
プーチンと習近平は なぜ皇帝を...
-
ウクライナ侵攻前について ゼレ...
-
通販生活がやらかしたことをご...
-
ロシアもNATOに入れば皆んな仲...
-
ウクライナは勝てそう?
おすすめ情報