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●フランス語に限らず、日本にはない「女性名詞」「男性名詞」というものがあるという
のを知ったのですが、これは、フランス語の名詞を男性名詞と女性名詞に分類した
ということなのでしょうか?それとも、女性名詞は女性が使うもので男性名詞は男性が使うもの
ということですか?(同じ一つのものを指すときに、男性と女性で呼び方が違うとか?)よくわからないので、女性名詞と男性名詞とは何かから教えてください。

●それと、フランス語で、何が女性名詞で何が男性名詞なのか分かる法則があったら教えてください。

A 回答 (4件)

フランス語を勉強している大学生です。



フランス語の名詞の性別は、男性が使うか女性が使うかということで決まるわけではなく
最初から「男性名詞」、「女性名詞」と分類されています。
なぜ男性か女性かで区別するのかはわかりませんが、これは理屈ではなく
この名詞の性別はこれだ!と暗記するしかありません。
性別の違いにより、名詞につける冠詞(英語でいう a や the)が変わってきます。
男性名詞には「Le」、女性名詞には「La」をつけますが、
例えばフランス語で「太陽(soleil)」は男性名詞なので「Le soleil」
「海(mer)」は女性名詞なので「La mer」といった感じです。
形容詞も修飾する名詞が男性か女性かで発音や綴りが変わります。
ただ、話し手が男性か女性かで変化する名詞もあります。
「私は日本人です」と言いたいとき
男性の場合→ Je suis japonais.
女性の場合→ Je suis japonaise.
と「日本人」の部分である「japonais、japonaise」が話し手の性別によって変わります。
これは「私」である話し手の性別を同格である「日本人」の性別と一致させなければいけないからです。

前述したとおり名詞の性別は暗記するのが基本ですが、「e」で終わる単語は
女性名詞という法則もあったりします。
また、接尾辞によってつくられる動詞や形容詞の派生語などは
その接尾辞の種類によっても性別が決まります。
例えば「proposer(提案する)」を名詞化すると「proposition(提案)」ですが、
動詞を名詞化する語尾(-ion)でつくられる派生語は必ず女性名詞です。

専門家ではないので詳しくは語れないのですが
だいたいこんな感じだと思いますm(_ _)m
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この回答へのお礼

なるほど!様々な回答があった中で、一番わかりやすく参考になったのでベストアンサーにさせていただきます!本当にありがとうございました^^

お礼日時:2014/01/11 17:13

女性名詞・男性名詞(+言語によっては中性名詞)というのは、あくまで文法上の分類です。


(分類名として「男性」だの「女性」だのという言葉はどうかと思うのですが、これはモトの言語の文法用語がそうなっているのであって、日本人の感覚ではありません。そんな用語を直訳するより、いっそAタイプ名詞・Bタイプ名詞…とでも言い換えた方が、日本人の学習者には分かりやすかろうと思うのですが、ゴガクの先生というのはそんなことは考えないらしいですね)
そして、ヨーロッパ言語の多くでは、文法上の性質によって名詞が二種類か三種類に分類されます。

大昔のヨーロッパ言語には、名詞の格変化というものがあって、同じ名詞でも主語か、 目的語か、補語か…といった文中での役割に応じて、単語の形が変化したのです(現代でもロシア語やドイツ語には、名詞の格変化が残っています)。そして、その変化パターンが大きく分けて三種類あったので、それぞれを男性・女性・中性名詞というふうに分類したわけです。
それが時代とともに、色々な言語に分かれていく過程で、三種類あった名詞が二種類に統合されたり、英語のように分類がなくなってしまったり…という変化がおこったのです。
これが、「名詞の性別」と言われているものの正体です。言ってみれば、日本語の動詞が「五段活用」とか「上二段活用」とかに分類されるのと同じような感覚ですね。必要があるから分類したのではなく、実際にどうなっているかを見て後からグループ分けしたのです。

現代フランス語は、名詞の分類が二種類になった言語です。しかし、大昔の言語にあった「名詞の格変化」というのは失われてしまったので、文法上の分類が少し分かりにくくなっています。それでも、冠詞や代名詞、形容詞、過去分詞などの使い分けに文法上の性質の違いが現れてきますから、この分類を覚えることは大切です。

ただ、残念ながら、その覚え方に確実な法則はありません。ロシア語やイタリア語などは、語尾をみればほとんど全部の名詞の性別が分かるのですが、フランス語の場合はそこまで形がハッキリしていません。
とりあえず、名詞を覚えるときには定冠詞とセットで覚えるというのが、一般的な覚え方でしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!参考にさせていただきますね!

お礼日時:2014/01/11 17:11

再びの回答です。



>女性名詞と男性名詞とを分ける必要ってなくないですか?

敢えて言いましょう。「言語ってのはそういうもんです」。
「私」「俺」「僕」「わたくし」「吾輩」「小生」「拙者」「あたし」「ウチ」「オイラ」…英語で言ったら全部Iだよね?分ける必要ってなくない?と聞かれたらどう答えます?
文化というのは目先の合理性だけでは判断できないものなのです。
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この回答へのお礼

はあ、そうですか。
ありがとうございました

お礼日時:2014/01/11 17:10

フランス語は知りませんが、古典ギリシャ語を知る者です。


古典ギリシャ語には、男性名詞・女性名詞・中性名詞があります。
はっきり言って、それらを分ける基準というのはありません。ですので、名詞を覚えるときは、同時にそれらの性を覚える必要があります。より正確に言えば、性によって語尾の活用が違いますので、活用と一緒に覚えていくことになります。
面倒くさいようですが、「物」であっても、例えば女性名詞であれば「彼女」という指示代名詞で受けたりしますので、色んな物が出てくる文章では「それ」しかないよりもわかりやすかったりします。
なぜそれを「男性名詞」「女性名詞」というのかという問いは、発してもしかたがないと思います。子どもがよく「ねえねえ、なんで●●は●●っていうの?」と質問していますが、同じことです。
確実に言えるのは、男性の名前は男性名詞、女性の名前は女性名詞です。これは間違いありません。
同じものを指すときに、男性と女性で呼び方が違うということはないと思います。

ですので、フランス語には不案内ですが、名詞の男女を分ける法則というのもないと思います。有名なところでは、「ネクタイ」は女性名詞、「ブラジャー」は男性名詞ですね。「付ける人」ではなく「外す人」の性がその名詞の性になる、なんて冗談もありますが。
私はラテン語もちょっと知っていまして、ヨーロッパ系言語の起源とも言えるこの2言語から現代のヨーロッパ系諸語の文法なんかを見ることもあるのですが、性による語尾変化が厳密な言語とそうでない言語に分けると、フランス語はかなり、言葉は悪いですが「いい加減な」言語です。ドイツ語のように男性名詞はこう、女性名詞はこう、と徹底してくれていれば、覚える方も覚えやすいんですが、フランス語の場合、一つ一つ覚えていくしかない感じです。

この回答への補足

あのー、結論から言うと、この名詞は「女性名詞」、この名詞は「男性名詞」という風に一つ一つ覚えるってことでいいんでしょうか?

そんなことなら、女性名詞と男性名詞とを分ける必要ってなくないですか?

補足日時:2014/01/10 22:57
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