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先ず日本は少子高齢化問題があります。
それから日本の経済指向としてグローバル展開を常に意識されてます。
であるならば、移民を大量に受け入れる事で少子高齢化問題の解決と同時に、
日本特有のローカルな文化は淘汰させ、多民族国家にし、
多種多様な文化を発展させた方が経済戦略としても良いと思うのですが、
何故日本は一向に移民を受け入れないのでしょうか?

A 回答 (37件中1~10件)

No.22です。


いまいち質問者様の意図がわかりませんね。何故ただの場所としての日本にそこまでこだわるのでしょうか? 生まれた場所、国だからでしょうか? 血も文化も言葉もどうでも良いのでしたらそういった――幻想的とでも云うのでしょうか――理由で場所としてだけの日本に固執する理由がわかりません。
もし日本が非合理的だと思い、他に理想的な国があるのでしたら移住なされたらいかがでしょうか? 少なくとも私はそうしようとしました。それが本当のグローバル化だと思います。皆が一緒の方向に向かうような、国や文化の平均化では無いと思います。

話を本題に戻しますが、何故移民を受け入れないのかと云ったらその答えは「日本が民主主義国家で、ほとんどの国民がそれを望んでいないから」というのが答えです。
おもしろいことに新自由主義者やそれに類する人間というのは口ではナチスとか独裁政権とかを批判するのですが、実際に自分達がやろうと思うことに人々が反対すると「何だよ分からず屋。お前らなんか馬鹿なんだから何も考えずに俺達の云うこと聞いてればいいんだよ」といった感じで情報統制や様々な手段をこうじて人々を騙し、自分達の思い通りに動かそうとするのです。TPPの時も、それの内容を説明する場を設けていたのですが中身を知った人間が「なんだこれ? こんなの植民地化みたいなものだろ!」となってしまったのですぐ閉鎖したのです。以後はテレビでも「情報が上がってこない」とか「入らなきゃわからない」の一点張り。でも実際は情報なんかいくらでも流れていたんです。
例え移民政策が正解であろうと日本が民主主義国家である以上国民の大多数がそれを否定するのなら受け入れられないのです。勿論それを説得する事は許されますが、その場合に嘘を吐いたり情報を隠蔽してはいけません。

国家の形成の核となったのは民族集団というものです。
民族集団とは集団の名前、共有の神話、共有の歴史、共有の文化、故国という結びつき、集団を構成する主軸に対する連帯感という文化的共同体から成り立っています。
国家というのは人々が言語、文化を共有する「NATION」を想い抱いて生まれたのです。
国の成り立ちから考えると根底にある民族集団としての意識の否定とは国家の根幹の否定とも云えるわけです。質問者様の云う「国」のためにこれらを犠牲にするというのは「お国のため~」と何ら変わりません。
ヨーロッパ諸国では多くの民族が入り乱れていましたが、国家の手綱を握るのは数的にも優勢な支配民族であり、彼等が領域や経済の拡張を望むことで国というのは肥大化しました。それが戦争や植民地支配になるわけですが、これによって国家は民族間の対立というものをどんどんと内包していくわけです(バスク地方など)。
数年前の資料には多民族化万歳といった内容のものが多く掲載されていますが、そこに挙げられる国家の名前を見るとギリシャ、スペイン、イギリス、カナダ、フランス・・・・・・どれをとっても今問題が起きている国ですよね? しかも後者三国は移民に関して問題が起きていることを自他共に認めているわけです。

もう一つ移民政策が否定されるべき根拠となるのが――上記にもありますが――民族間の対立です。
クロアチアの紛争で見てもわかるように、かつてはセルビア人とクロアチア人が子供同士で仲良くサッカーをする事もあったというのに、それが一気に民族浄化の血で血を洗う紛争へと発展したのです。人々はグローバルだの反差別だの云っていても結局根底に血や文化や言語の共有を求める意識があるのです。このあたりのことは前の回答のアフリカのところでもお話ししましたが。
しかしこの民族対立はただ争いが起きるという負の面だけでは無いのです。その簡単な例が朝鮮や中国です。
この世界には3S事なかれ政策というものがあり、支配者が国民を愚民化させて支配するための3つの方法のことを云います。Sports、Sex、Screen、の3つです。この中にSpeedを入れる場合もありますが要するに、ローマ帝国にあったコロッセオのようにスポーツやその他様々な娯楽(パスカルが云うところの気晴らし)で人々に考えさせないようにする事が目的な訳です。スピードはまさしく加速する現代社会がそれです。あちこち新製品新技術新サービスが出てきて、人々はそれに振り回されるばかりで思考も精神も擦り切らしていくのです。
この事なかれ政策には他国や多民族に対する憎悪が利用されることもあるのです。国への不満を日本への憎しみに変えさせて抑えている国――それが朝鮮と中国なわけです。
で、これが何故問題かというと、日本に移民が入ってくると争いが起こるだけでは無く、その争いを利用して国民を扇動することが容易になるからです。例えば日本でも反中国反朝鮮的なことを行う者に無条件で拍手喝采をする輩がいるわけですが、彼等も結局彼等が嫌う反日国民と同じ穴の狢なのです。
人間には「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」という言葉があるように、その人物に対する評価とその付属物を同一視してしまう傾向が見られます。つまり「犯罪者は悪い奴だ=奴らの云うことは全部間違っている」というもので(要するにナチスに関して一切の思考や研究を禁じている欧米諸国)これは「彼は~に反対している=彼は信用できるぞ」という方面でも起こるのです。人間は思考が面倒なときは往々にしてこのように選択するのです。
今は一部の人間しかこの民族的対立による扇動に乗せられる日本人はいませんが、これで移民が入ってくれば間違いなく過半数を上回る日本人が簡単に扇動されます。仕事が無い不満などをユダヤ人憎しに変換させて政権をとったナチスのような出来事が起こるでしょう。

何度も云っていると思いますが、移民政策で来る移民とは自国でもまともな仕事や生活が出来ない最底辺層がくるだけですのでそれがイノベーションにつながるということは非現実的です。良い影響を与える外国人移民を受け入れたいのならなおさら日本が治安面でも給料面でも安定したものを提供できるようにならなければならないのです。デフレを深刻化させればいずれ移民の祖国との賃金格差が減少して底辺の移民にすら見放される羽目になります。要は移民政策というのはその場しのぎで、しかも未来を食いつぶす行為ですから結果的に見るとマイナスにしかならないのです。イギリスでもベビーシッターとして雇い入れた移民が一斉に年をとって福祉を受ける側になったせいで一気に負担が増えましたしね。

日本人は優秀じゃ無い、衰退している、する、といった話は何か根拠になるようなデータがあるのでしょうか? 「~と思います」といった文が多いので、私は新自由主義者がよく使う洗脳手段にひっかかっているんだなと思ったのですが。
輸出入赤字が~とかGDPが~とかを挙げられるとしたらそれは別問題です。以前の回答にも書いたように為替やデフレが原因ですから。むしろこれほど長期間デフレに耐えてきた国なんか歴史上存在しないでしょう。
日本は戦争に負け、資源も人も失ったというのに新たな土俵で一気に駆け上がり、対してアメリカはその勢いに危機を感じてプラザ合意で日本円を潰しにかかりました。今でも多くの国民が高等な教育を受けていて、国を挙げての学力向上政策が行われているわけでも無いのに多くの分野で日本の学力は未だに上位に存在します(同じ敗戦国のドイツは20位半ばを彷徨っていますが)。対してアメリカは大人も子供も学力が低いことで知られていますし、しょっちゅう「アメリカ人=馬鹿」というネタでジョークが作られるほどです。敗戦前から識字率等に関しても多くの外国人が日本人の優秀さに舌を巻いてきました。対してアメリカでは今でも英語に関する識字率は50%程とすら云われています。
日本人が復活し、多くの功績を挙げている背景には日本人の国に対する意識や今まで培われてきた文化や伝統が色濃く影響しています。それを可能にした一つの条件に内憂が無かった事も挙げられるでしょう。

民族主義は確かに愚かですが、何故それが愚かなのかというとそれを今から作ろうとすることが非現実的だからです。外国人排斥や民族浄化など愚の骨頂です。ですが日本の場合は状況が違います。既に結果的にほとんど単一民族の国家が出来ているのです。その国に圧倒してマイナス要素しか無い移民政策を取り入れようとすることに反対することはこれらの民族主義とは全く違います。こう云うとそれは鎖国だとか新自由主義者は云うのですが日本が鎖国では無いというのは為替の影響で多大なダメージを負ったことからもはっきりしています。

以前も回答しましたが現代の経済は「どれだけ人間を犠牲にするか」のラインの探り合いが主戦場となっています。奴隷労働やブラック企業などを批判しても相変わらずユニクロ会長が世界有数の金持ちなのは人々がそれらの犠牲に関心が無い証拠では無いですか? こうしてじりじりと犠牲に出来る枠を増やしていけば誰も批判などしないのですよ。戦いとは将棋や碁、チェスのように繰り広げられるのです。

グローバル企業の席巻を止めるにはアメリカナイゼーションの否定以外あり得ません。日本の過度なグローバル化とはアメリカや多国籍企業に無条件降伏するようなものです。アメリカやグローバル企業のやり方は質問者様が想像するような正攻法ではなく私が最初に書いたジョークの通りなのです。つまり、
「彼等は自分達の都合の良いルールをつくり(NAFTA、TPP)、優秀な企業や人を買収し、反対する者は死なせる」

「あなたが国の指導者で、正義を貫きたいのなら、アメリカと対立する覚悟を持たなければならない」

この回答への補足

>質問者様の意図

衰退する日本の中で移民を受け入れない、または移民を反対する正確な理由を知りたいのです。

>何故ただの場所としての日本にそこまでこだわるのでしょうか?

それが快適だと思うからですよ。自国が発展し豊かな暮らしを営める事を望む事は特に理由としておかしく無いと思いませんか?

>それが本当のグローバル化だと思います。

それは目から鱗でした。自分はグローバル化(情報化)の行き着く先はフラットな世界(勿論気候等から生まれる多少な文化差は無くなりませんが)になるんじゃないかと思っていたので。
もちろん日本という場所が豊かになる事を願っているので、移住する気はさらさらありません。

>何故移民を受け入れないのかと云ったらその答えは「日本が民主主義国家で、ほとんどの国民がそれを望んでいないから」というのが答えです。

やはりここに行き着いてしまうのですかね?
これまでの流れからして移民を受け入れ、若い労働人口を増やし、消費者を増やし刺激し、多民族化による必然的な合理・効率化とそれによる発展よりも、あくまで血筋とローカル文化に拘りたい?のですかね。
天皇の存在意義を含めてそこら辺の心理描写が分からないのですが、取り敢えずどうであれ反対している、ただその一点のみはとてもよく分かりました。

>国家の形成の核となったのは民族集団というものです。
>国の成り立ちから考えると根底にある民族集団としての意識の否定とは国家の根幹の否定とも云えるわけです。

日本を愛し、日本の為に移民を受け入れ発展を願う事が日本を否定する行動であったという事でしょうか。
発展よりもローカル文化の維持が大事であるというのが過半数の人間の価値観であるという事ですかね?
しかし他国の優れた部分を取り込んで効率化して行く事を望んでる人も多いとは思うんですが。

>どれをとっても今問題が起きている国ですよね?

勿論最初は多少は荒れるでしょうが、結論を出すのは早過ぎると思いますよ。
現に日本でもこのままでは衰退のみだと思いますし、個人的に最終的には多民族の方が国家として安定し易いんじゃないかと思いますよ。

>もう一つ移民政策が否定されるべき根拠となるのが――上記にもありますが――民族間の対立です。
>この世界には3S事なかれ政策というものがあり、支配者が国民を愚民化させて支配するための3つの方法のことを云います。
>これで移民が入ってくれば間違いなく過半数を上回る日本人が簡単に扇動されます。

少なくとも日本においてはこのような情報が一般教養として頭に入っている以上、簡単に扇動されるとはちょっと思えないんですが・・・。
世間知らずなので断言出来ませんが、群衆とはそこまでお花畑なんですか。
過半数は危険ですが、少数ならば脳内敵を作って勝手に争ってる多分化に適当出来ない無能な連中は放っておくだけで淘汰され特に問題無いと思うのですがね。
善悪に拘り合理的に動けない非効率な人間は哀れなものです。

>日本人は優秀じゃ無い、衰退している、する、といった話は何か根拠になるようなデータがあるのでしょうか?

例えば格差社会を始め、あらゆるモノ(デジタル含)のメイドインジャパンの衰退や歪な人口動態及び減少や経済新人代謝の悪化等を危惧しております。

>輸出入赤字が~とかGDPが~とかを挙げられるとしたらそれは別問題です。以前の回答にも書いたように為替やデフレが原因ですから。

逆に言えば金融政策だけで解決する問題なのですか?
無知ですみませんが、素人知識では小手先だけでなく移民導入等と大胆な制度を導入しなければ若若さは得られず衰退は止まらないと思うのですが。
No.34も色々とご意見が述べられましたが、あくまで日本人の力だけで今の衰退を止める事が出来るのでしょうか?

補足日時:2014/03/18 18:12
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この回答へのお礼

すみません、いくつか文献等で調べて見ると現在の社会システムでは移民はハイリスクだという事が伺えました。
・合理の基準が状況によって変化する事
・外需に向けた薄利多売、つまり高い利益を得てるグローバル企業において、その富が役員未満の社員には到底還元されず、配当金として格差が広がり、その流れは止められない事
・タックスヘイブン、租税回避問題
等々あなたの仰るご指摘が定説のようでした。

教育を受けた人間ですら世の中特定の人間だけが特権を享受していて、自分だけが損をしているという考え方をするお粗末な人間が多く、心理上多く納める富裕層なら尚更納税したくない(バフェット氏等例外もありますが)という以上、
現状のシステムでは移民導入による更なるグローバリズムを進める事で実質的に純粋な資本主義の権化とも言える現在の中国化を推し進めてしまうようですね。
生産拠点・消費需要拡大どちらも行き詰まり、更に環境問題やモラルの低下等、やはりグローバリズムに対する富を還元する税制対策が必要不可欠だと感じました。
また上記の事柄から高度情報化社会になってもアホはアホのままのようです。

という事で色々ととても参考になりました。多くのご指摘をありがとうございました。

お礼日時:2014/04/14 02:29

移民を大量にとありますが、具体的にどれだけのボリューム感で受け入れるのが良いと思われますか?少なくとも移民を「受け入れる」と、日本に来るのは本国にお金を送るために低賃金(もちろん彼/彼女らの祖国から見れば悪くない給料)の仕事でもいいから働こうという人々ばかりが来ます。



勘違いでしたらすいません、質問者様が言いたいのは、”異文化との競争によって、日本の既存文化の中の残るべきものは残りそれが「日本の良い文化である」ことが判明する一方、日本特有の文化の中には淘汰される文化がありそれが結果的に「ローカルな、くだらない文化」であったことが判明する”ということでしょうか。

しかし上にあげたような人々は日本に自国文化を伝えるような生活を必ずしも望んでいるわけではなく、文化輸入の役割を果たしてくれるかは微妙ではないでしょうか。恐らく彼ら/彼女らは仕事の多い都会で無個性な一個人として暮らすのではないでしょうか。もちろんその人たちは祖国の気質を多分に持ち、そういう意味では個性的な人々ではあるでしょうが、それをして異文化を受け入れたと言えるかは微妙ではないでしょうか。

移民によって諸外国の異文化と日本文化を競争的に融合するというのは、移民が文化を持ってきてくれなくてはなりません。
アメリカなんかは「植民」によって異文化をいやおうなしに自国文化と植民先文化を融合しましたが、日本に移民を受けれれば同じことがおきるというのは楽観的と思います。文化を輸入してくれるような人が日本に来たいと思っていなければそれは起きないのですし、日本に旅行したいと思う人はいたとて移民したいという文化伝道者がそんなに多くいるとは思えません。

質問者様のいう日本のガラパゴス(質問者様はローカルと呼んでいますね)文化の改善や少子化対策の問題意識自体は妥当だなと感じます。しかし前者については移民の受け入れが解決につながるかは微妙で、自分はどちらかというと日本人が外に出てそれを自国に持ち帰って浸透させることの方がよほど効果があると思います。

乱文失礼しました。

この回答への補足

>具体的にどれだけのボリューム感で受け入れるのが良いと思われますか?

歪な人口動態が回復するくらいまでですかね。

>質問者様が言いたいのは...

仰る通りです。

>上にあげたような人々は日本に自国文化を伝えるような生活を必ずしも望んでいるわけではなく

そうなのですか?
移民を受け入れた国は文化対立等がそれなりにあるらしいので、そこに合理が生まれると思ってたのですが。
そしてサービスが多様化すればする程安定しやすくなると思います。
勿論対立から争いに転じるような適応能力の無い無能は淘汰されれば良いです。

>前者については移民の受け入れが解決につながるかは微妙で、自分はどちらかというと日本人が外に出てそれを自国に持ち帰って浸透させることの方がよほど効果があると思います。

合理化させる点においてはそれでも構いませんが、語学と同じように現場で使わなければいくら外で覚えて来ても忘れ去られてしまいそうですが。
日本国内自体を多民族、多分化にする事の方が合理化が進むと思います。
ただ勿論、人口動態の適正化が主な目的為、日本人だけでは若さを取り戻す事は不可能と思うのが素人の見解ですが、そこら辺はどうなのでしょうかね。

補足日時:2014/03/18 18:30
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経済ってね、商売だけの話じゃないんですよ。


よーく、勉強しましょうね。

仮にローコストで雇えたとしても、移民の数が増えれば
彼らの労働環境や一家総出の福祉を無視などできないでしょう。
治安の問題も増えるでしょう。日本は物価の高い国ですしね。
こういう場面に新たにお金がかかる以上、いくら労働力として移民を受け入れても
元の木阿弥にしかならないんです。

更に、移民は日本語の難解さを理解する必要があります。
移民が医療職に就く場合、大変な苦労があります。
医療現場での安全性の危惧もあります。
事実、東南アジアから受け入れた看護師たちは、
日本語の難解さについていけず、毎年試験に落ち続ける間に期限が来て
多くの人が祖国へ帰っていきました。 当然です。

試験の内容、専門用語の漢字を平易な名詞に置き換える という対策もとられましたが
それでも彼らは合格できなかった。 
患者の安全も十分に測れません。医療ミスの増加は避けなければなりません。
看護師の仕事は、多岐に渡ります。
その中には、医師の書く処方箋や処置のミスをチェックする部分もあります。
平仮名、漢字、カタカナ、文法。
どれをとっても外国の人には厳しいのですよ。
特に医療など、人間を扱う専門職の場合は。

また、他の方も言ってますが
移民政策って、失敗が多いんですよ。
カナダだって近年、移民の最も多い国からの申請を禁止しましたね。
「お金を沢山持っていればOK」と言っていたカナダでさえ
経済が移民制度の前より良いわけではないのに、移民を止めた。
何故だと思います?
移民とは違いますが、EUだって結局失敗してますしね。

ついでにもう1つ。
あなたの言う、「ローカルな文化」を今以上に淘汰させてどうします?
メインではないでしょうが、観光産業はそれなりのウェイトがあります。
地震大国の日本で、放っておいても淘汰される観光資源や
伝統文化、伝統技術をこれ以上淘汰させるって、
あなた… 日本に対する勉強が足りな過ぎるよw
人間国宝とか、建築に釘を使わない伝統工法とか、
そういう伝統の大切さが全く分からない人なんだろうね。

移民なんて、自販機を堂々と置けない国の人たちを受け入れて
悪馴染みしてどうするんですかw

この回答への補足

移民を受け入れないと人口減及び市場競争力は停滞し、また単一民族であり続けるとガラパゴス化してしまうでしょう。
もはや日本人だけでは日本という国の繁栄は維持出来ない、そう思いませんか?

また日本語が壁となるならば、それなりの移民の質が保証されるとも言えますよね。
しかし公用語は日本語というローカル言語のみしか扱えない事は自分はどうなのかなとは思いますが・・・。

>伝統文化、伝統技術をこれ以上淘汰させる
非合理・非効率的で存在需要の無い文化は消え去っても良いのでは?
その文化が合理・効率的で有利に働くのであるならば、在り続けると思いますし、特に問題無いと思うのですが・・・。

補足日時:2014/02/28 21:18
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じゃ逆になんで移民をうけいれないといけないんだ?


いろんなもんだいがでてくるんだよ
宗教もんだいとか

この回答への補足

人口減を始め、単一民族では合理・効率化が進みにくく海外の優秀な企業に勝てなくなってしまうからです。
リスクがある事も承知しておりますが、それらを含めても移民の必要性を感じております。

補足日時:2014/02/28 21:08
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No.22の続きです。



金持ちの収入の多くは金転がしなどの不労所得です。これは何も生み出さないギャンブルのようなもので金が金を稼いでくるようなものですので消費者というものが頭にないのかもしれません。
それに多くの企業が多国籍大企業に支配されているように、貧乏人を相手にするような事業もまた金持ちの収入源なので(ユニクロ、ウォルマート)本当に問題ないのかもしれませんね。むしろどんどん事業が単一化していって(民営化とは多国籍企業が支配するための手段)全ての人間が全てのサービスを自分に提供して貰う社会を夢見ているのかもしれません。
安全という自由ですが、ウォルマート創始者は超大豪邸に籠城していますし、ゲーテッドコミュニティと云って特定の人間しか入れない地区に金持ちは集まって身を守っているので(これはアメリカで既に、実際に存在しています)一般人より遙かに安全な暮らしが出来るでしょう。彼等は知られることと結託されることを恐れるので様々な手を使って民衆をコントロールします。特に新自由主義者の論調はその典型例で「農家は多額の補助金で左団扇の生活をしているぞ」とか「鎖国したままだと日本は取り残されて駄目になるぞ」などと云って不安や怒りなどの負の感情を煽ってコントロールするのです。朝鮮や中国の反日政策も民衆のコントロール手段の典型例ですね。
社会全体の現状を維持することは出来なくなっても自分達の周りだけ今まで通りかそれ以上なら問題は無いのかもしれません。もしくはニック・ロックフェラーの「我々が支配するのに人間はちょっと多すぎるからなぁ」という発言から考えると、支配こそが目的(彼等の考える社会は頂点にいる自分達とその小間使いと被支配者というもので、金の亡者共は所詮小間使いに過ぎないのです)だとしたら問題ないのかもしれません。
まぁ何度も云っていますが、誰が何を企んでいるかでは無く、そういった動きが間違いなくあり、且つそれを持ってこれらの支配社会が実現可能である以上その動きに対して警戒しなければならないのです。そしてそれが出来ない人間はそもそも自分が誰のせいでどうして苦しい生活をしているのかわからないのですから反乱なんか起きません。というより支配の為に何百年と時間を掛けて計画を練っているわけですから最後までいったら取り返しなんか付かないのです。質問者様が云う暴動で何とかなるという考えはチェックメイトされてから慌てれば良いといっているのと何ら変わりません。現実にはちゃぶ台返しなんかありません。
情報化社会だから知識の支配は無理と云われていますが、実際情報に長けている人はどれくらいの割合なのでしょう? そしてその人のうちどれくらいが真剣に経済や政治に関心を持って調べているのでしょう? そしてその情報が正しいかどうかを判断する基礎知識はどうするのでしょう? まさか人々は自転車に乗りながらスマホで勉強しているのですか? ほとんど大多数の人間はこの情報を娯楽の手段としてしか扱っていないと私は思います。それはこれからも変わらないでしょう。
どこかの国の損が全ての国の損につながるという考えはまさしくその通りで、それこそがグローバル経済というものが隔壁を取り払う行為と比喩される理由なのです。ですがリーマンショックの件を見てもわかるように被害を被るのは弱い者、つまり一般の市民や低所得者です。リストラ、派遣切り、内定切り、新卒採用縮小、どれを見ても上流階級の血など一滴も流れていませんよね?

現代のグローバル主義を私は世界全体のデフレ化だと私は考えています。
ムーアの法則で2045年にコンピューターの知能が人間を超えると云われていたり、私からしたら人間の営みを経済と呼ぶはずが経済のために人間が使われているような現状を見るとどこかで人間が技術や手段、理論に使われる現状を見直して立ち止まる必要があるのでは無いかと考えています。難しいのは日本だけがやっても意味が無いということです。核抑止力みたいに中々歯止めを掛けるのは難しい。

代替案が無いとしてもメリットがほとんど無い以上移民は死期を早めるだけでしょう。私個人としては代替案が一応あります。ただし前提として「あらゆる勢力による妨害を想定しない」「他国との関係というのをとりあえず無視する」「内部にも抵抗する人間はいない」といったような事を必要とします。何故ならそうしないとあと10回くらいは回答しないといけなくなるので。
以下がとりあえず代替案の一部です。勿論完全に考えが纏まっているわけでも無いので増えたりすることもあります。

・メディアや政府に存在する売国奴を右左問わずに裁判にかける。
まず罪人に責任を取らせない事が多すぎるのでこれを正します。

・男女雇用均等法、男女共同参画基本法を廃止する。
詳しく書くと長くなりすぎますので省きますが、これ無しに少子化は解決しません。

・パチンコの完全違法化。
パチンコはラスベガス等の一大ギャンブル都市の収入などカスに思える程の収益を上げるものですが、その売り上げの9割は朝鮮に流れています。これは経済に大きな打撃ですし、この金を使って朝鮮は(結局彼等も陰謀を企む者にいいように使われているだけですが)国連の買収によって自国人を総長にしたり、アメリカでロビー活動したり、日本で左翼洗脳工作をしているのです。これは経済だけで無く少子化にも影響しています。

・タックスフリーなどの税逃れを厳しく規制する。
昔からアメリカなどでも税逃れは重罪でした。これが機能しないと何も始まらない。

・メディア、マスコミ関係にスリーアウト制を設ける。
本来左翼右翼というのは共産的か資本主義的かの別だったはずなのに今ではどちらも売国奴の集まりです。そういった売国的報道等を3度した場合に責任者一同は処分され放映権を停止されるといった制度を設けます。例えばTPP報道で「合わなきゃ抜ければ良いんですよ」と云っている人がいましたがこれもアウトです。何故ならTPPにはラチェット規定があり、一度批准すると永遠に抜けれない為、この発言には視聴者を欺いて陥れようという魂胆が見えるからです。

・教育改革。
より教育を充実させる必要があります。ゆとり教育を推奨した人間が同じくして韓国で受験戦争を煽っていたのを見ればわかると思いますが、教育は競争をさせてこそ真価を発揮します。そして日本は大学になると途端にレベルが低くなるため海外大学(正直アメリカの経済大学とかは行かない方がましだと思うが)への留学を支援する。その為にも英語教育を抜本から見直し、従来のようなテストのための英語では無く言語としての英語を教える方針に転換をします。
また男女のあり方についても教育し、必要ならば男女で学校を別にする。

・小泉内閣などでやってきた事を元に戻す。
所得税は最高で半分持っていかれますが不労所得は確か最高で35%でしたよね? 日本は世界で最も低所得者から多くの所得税を取る国で知られています。頑張って働いている人から多く取って金転がししてる奴を優遇するこの税制や、昔はヤクザがやっていた単純労働への派遣労働の合法化などなど、ぶっ壊された日本を元に戻します。

・選挙を変える。
選挙に行かなかった場合にその事が外部に知れるようにするなど、行かなかったことで社会的な地位や信用を失う恐れを出させる。そして選挙権は政治経済に関する基礎的な知識を持っている人間に渡し、選挙権を持っているかいないかで税等による優遇に差を出すなど、とにかくより多くの人間が責任と知性を持って行動するように仕向ける。
またイギリスのように選挙に使えるお金に制限を設ける。

・消費税は上げない。
税金は上げれば増収というわけにはいかない。たばこ税のように一時的に上がっても、その後どんどんと減っていき最終的には以前より減収となることが増税には起こりうる。消費税は最も低所得者に打撃のある税であり、これを上げることで中間層の滑り落ちや低所得層のさらなる困窮からくる経済の悪化による減収が見込めるため中止すべきである。何なら減税しても良いんじゃない? とすら思う。結果的に増収になれば良いのだから。増税はインフレ対策である。

・安かろう悪かろうに歯止めを。
100円ショップ、ファストファッション、こういったサービスの利用が結果的に産業の空洞化に拍車をかけている。これらの改善のためにも関税やその他の方法で貧困ビジネスに歯止めをかける。

・賃金再分配の見直しと養育への手当。
「高所得者は人の100倍儲かっても人の100倍食うわけじゃ無い」という言葉通り、高所得者から税金を多めに取る。そして子供が自立した後、出来ないであろう年齢の妻を持つ、そもそも結婚していないししないであろう年齢の男などの子供を増やすことにも養育することにも費用がかからないであろう男から税金を取り、その分の税金を若年層の給料や養育費用等に対する手当として使う。

・核家族化の歯止め。
詳しくは省きますが少子化対策に必要です。

・限定的村社会復活。
まだ思考段階ですが、資本主義社会に順応する条件を失った女性、かつての娼婦のように女らしさより男のような生き方を羨望する男女平等主義者、共産主義に傾倒した男女、色々な意味で肉体派の男などを集めてかつての村社会のような局地的共産社会を地方の農家等で行い子供の増加と自給率の上昇を狙う。

・ニートなどを鍛え直す。
女性が職から退き、団塊世代が抜けた事で結果的に出来る穴を埋めさせるために彼等を鍛える。
性根が腐っている人間は上辺だけの訓練をしても意味が無いので自衛隊などに入れて根性からたたき直す。

などです。

この回答への補足

>日本の為にと云って日本人の血も文化も破壊して名前も場所も一応日本だけどかつての見る影も無い国ができあがったとしても、質問者様はそれを日本だと思うわけですね?

そうです。血とか名前とかは重要では無いですし、歴史的に文化というのは非合理・効率的なものは淘汰されていくものなので、結果的に破壊されたのならばそれは淘汰であり良い事だと思いますよ。
日本とか日本人とかは名目でしかありませんし、日本という場所が発展し快適になればそれが、それだけで良いのではないかという話です。

>つまり経済の為に生まれ、行動している国――アメリカと同じになろうと云うことです。

そうなりますね。ただアメリカという名目はどうでも良く、「市場競争を高める事で生まれる最も合理・効率的な国を目指す」というのが指針になります。
またそれがこの先の国の発展において重要だと思いますし、その手段として移民は最も手軽だと思います。
ただ仰るような日本人の血だとか非合理・効率的な文化を残す事に拘る方が居るのならば、移民を反対する立場を取られてしまうのかもしれません。
しかし日本人は特別に優秀でもありませんから、日本人だけではこの先日本の衰退は免れないと思うのですが、それに対してどうするつもりなのかなと疑問であります。

>グローバル化じゃなければ鎖国と云う風に思われているようですが
と言うより多民族国家にし多分化の中でビジネスした方が海外に対して需要のあるビジネスをより多く発明出来ると思うのです。
極端に言えば砂漠のど真ん中に一人でビジネスアイディアを考えるより、都会の多くの人の中に囲まれた方がアイディアは出ると思います。
日本人だけではガラパゴス化してしまい、海外と取引出来る商品が発明し難くなってしまうと思うので、移民を受け入れる事で市場競争力が高まるだけでなく、イノベーションも起こしやすくなると思うのです。

>単一民族維持というのはむしろ最も理想的な形だと考えられます。
ちょっと優生学的な危険思想な所が見受けられますが、実際日本人の能力は先進国として普通だと思いますし、単一民族では日本の生活レベルを維持出来ない状況に陥りつつあります。
ですからここいらで多民族国家化しなければ衰退は止まらず、日本という国が没落してしまう可能性があるでしょう。
多民族化にリスクがある事は認めますが、しなければ没落は免れないと思いますし荒療治は必要悪だと思いますよ。

>金持ちは消費者というものが頭にないのかもしれません
>自分が誰のせいでどうして苦しい生活をしているのかわからない

自分は割と世間知らずなのですが、群衆とはそこまでお花畑なんですか。
他国は知りませんが、日本において国というものは格差を無くす事が仕事で、一般市民は最低限の生活を営む権利を有し、基本的人権が与えられてるにも関わらず積極的に使わないのですか。
情報化社会において誰もが参加出来る議論の場をいくらでも作れ、団結する事も可能なツールがある世の中でも、一方的な支配、搾取とはされてしまうものなのでしょうか。
また金持ちは労働者=消費者を認知出来てない、しないのならば自らの事業も苦しくなり選択肢が減り困りますから、庶民を味方に付け、搾取ビジネスを繰り広げる同族同士での争いに発展され勝手に粛清されるとすら思うのですが。
他の国は知りませんが、優秀な憲法の在る法治国家な日本にて一方的な搾取はちゃんと権利を主張するだけで長期的には続かず、それ程心配するものではないとは思うのですが・・・。

>以下がとりあえず代替案の一部です。
いくつか同意出来るものと非現実的なものがありますね。
まとめて現実的な質問させて頂きますが、この先衰退して行く単一民族国家にてグローバル企業という津波に太刀打ちする事は出来るのでしょうか?
多民族国家から生まれたグローバル企業が次々と市場を制覇して行く事に危惧しているのですが、国内総シャッター通りにならない事を心配しております。

補足日時:2014/02/28 21:06
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No.22です。

返信が遅れて申し訳ありません。

早速ですが、やはり最初に「何のために」とか「何をもって」をはっきりさせておくべきでしたね。
国とは何かという質問に今までの回答者様も含めて多くの人が文化や血、精神や家族などと回答するでしょう。そもそも質問者様と回答者様達の間で日本という言葉の定義に誤謬があったために話がややこしくなったのだと思います。誰がどのような思想であっても基本的に問題ではありませんが会話をする時には非常に重要になります。
グローバル化の課程で、日本の為にと云って日本人の血も文化も破壊して名前も場所も一応日本だけどかつての見る影も無い国ができあがったとしても、質問者様はそれを日本だと思うわけですね? それはつまり経済の為に生まれ、行動している国――アメリカと同じになろうと云うことです。つまりグローバリズム=アメリカナイゼーションの証明に他なりません。

グローバル化(自由貿易など)は必然的なものではなく経済政策の一環に過ぎません。経済学ではインフレ対策として使われる手段となります。

・まず理論的に考えるとデフレである日本がグローバル化を推し進めるメリットはありません。デフレを進行させたい場合は別ですが、資本主義はそもそも緩やかでもインフレで無ければ成り立たないため世の中の政治家は普通デフレを警戒します。

・別の面から考えると、今まで多くの民族が出入りしてきた経験があるヨーロッパや中国などと違って限りなく単一民族のみで構成されてきた日本が多民族国家になることは不可能でしょう。ましてや移民政策は当のヨーロッパでも多くの禍根を残しているのに出来るわけがありません。
例えばアフリカはヨーロッパ諸国に植民地支配されたせいで適当に人工的に線を引かれて国を分けられた影響で部族や言語、文化的な問題が起こり、今でも全く発展の兆しが見えません。例えこの先彼の地にどれだけ金をやったとしても自らの力で国を築き上げていかなければ国というものは成り立たないのです。その課程で出来上がるのが国土という場所であり国境であり、そして精神や文化であるわけです。歴史の無い国とは違って多くの国はそういった長い時間を積み上げて微妙なバランスで国を構成しているわけです。そこに突然経済政策の名の下に異人種を入れることになればそれはアフリカに起こったことと同じことが起きてしまうのです。

・そしてもう一つの視点、メリットを考えた場合。移民政策でやってくる人間というのは国際経済学の理論のところでもお話ししたように労働賃金の低い、謂わば発展途上国の下層の人間達なのです。ですから就ける職は限られますし、職に就けない移民も大量に出てきます。もし彼等の生活も日本が福祉で見るとしたら間違いなくスウェーデンのように負担増になり、移民と国民の間に軋轢が生まれます。イギリスが方針転換したように移民の生活を保護しないようにしたとしても生活できない彼等が犯罪に走ることになり社会は劣化します。
対してそれで手に入れられるものは単純労働の賃金が低下することと経済がデフレに傾くことです。
コンビニの店員や掃除のアルバイト店員が外国人になった程度で日本の経済がよくなるなんて夢物語はありません。それはただのデフレだからです。もし移民をそれなりに技術や能力のある外国人というものだと思っていらっしゃるのでしたら移民政策はそういった人々とは無関係です。そういった人間は既に世界各国を渡り歩いています。彼等が渡り歩く誘因は移民政策などでは無く単純に会社が払う報酬や労働環境です。
また少子高齢化対策とありますが、そもそも日本は全くと云っていい程この問題に対策を取っていません。恐らく議論もしていないと思います。だというのにいきなり移民で片付けるというのは短絡的ですし、何より結果としてメリットは少ないと考えられます。それは勿論文化が~とかではなく利益を考えた上でです。
前回の回答でも書いたように基本的に日本やアメリカなどの先進国において貧乏は輪廻します。日本人で、しかも名門大学を出ている人でも就職難に悩まされるような状況で移民達やその子孫が日本のレベルの維持、もしくは発展に寄与出来るかといったら恐らく無理でしょう。平均化という言葉通り質の低い労働者の流入で日本の質自体が目減りする可能性があります。そもそも餅は餅屋。日本が低賃金を売りにしている国の労働者と賃金の低さで争うこと自体無意味です。もし世界の人々との会合で「日本はこれから低賃金戦争に参加する!」などと云ったら失笑ものです。普通先進国はその技術や研究などの先端能力を競い合う戦いに興じているべきなので、もし日本がそんなこと云ったら「日本は発展途上国に戻るつもりなのか?」と思われるでしょう。単純労働等をみんな移民などにやらせて上等な職業はみんな日本人が~といった妄想を抱いていらっしゃるのでしたら間違いです。蛙の子は蛙ですが鳶が鷹を生むことはあるのです。つまり低生産層の子供がいきなりものすごい研究者になるという可能性はかなり低いのですが中間層の子供がのし上がる確率は十分あるのです。また鷹の子供が必ず鷹という保証もありません。要するに如何に低生産層を中間層にするか、中間層がどれくらいいるかがその国の強さ、底力のバロメーターなのだと考えられます。だからこそ小泉は中間層の一斉抹殺を断行したのでしょう。
世の中には「2:6:2」の法則というものがあります。これは基本的に集団は2割の頑張り屋と6割の普通の者と2割の怠け者で構成されるというものです。じゃあ頑張り屋の2割だけを集めたらどうなるのかというとやっぱりまた同じ割合で分かれてしまうそうです。サッカーなんかが良い例で、すごい優秀な選手だったのに一流クラブに引き抜かれた途端全然力を発揮できなくなる人は多いです。それは彼等に問題があるのでは無く、そもそも皆が頑張ると仕事にあぶれる者が出てくるという理由などが挙げられるそうです。また、蟻の世界でも同じような割合で働き蟻が分かれるそうですが、その分かれる理由は頑張りすぎる蟻は過労死してしまうためその補欠として頑張らない蟻が存在していないと全滅してしまうからだそうです。それは勿論頑張らない蟻が突然代わりとして滅茶苦茶働くようになるのでは無く、普通の蟻が頑張る蟻になったときに開いた穴を塞ぐ役割を彼等は持っているわけです。
こういった微妙なバランス調整を生物は自然と行うわけです。仮に優秀な日本人と、劣等な日本人と移民達の2極に社会を分断させると優秀な人間の補欠がいなくなるため社会は先細りしていきます。ですのでむしろデフレを深刻化させて低所得層を増やすのでは無く、彼等が中間層になるように仕向けること(というより彼等がふるい落とされた原因を作り出した法改正などを見直す)こそ日本の発展につながるのです。

グローバル化じゃなければ鎖国と云う風に思われているようですが、日本は常にきちんと国際社会に順応して取引しています。多分テレビか何かで新自由主義者などがTPP反対は鎖国だとか云っているのを信じてしまったのでしょうが全くの嘘です。例えば米韓FTAですが、韓国はコメなどの一部の関税を除いてほぼ全ての関税を撤廃しましたがアメリカは自分達が戻したいと思ったのなら自分達だけはいつでも関税を復活できるという超不平等条約なのです。そもそも国が国内企業を守ろうとするのは当たり前です。アメリカは国内の生産業を活性化させると云って大量のドルを刷ったとき日銀は何をしたかというとほとんど何もしませんでした。それは「アメリカ様が生産業を伸ばしたいと云っているぞ。ならば円高にして輸入でアメリカ様を支援しなくては!」という考えがあったからです。グローバルの最先端のアメリカだって国内企業を守るために様々な手を打つのです。これは国家としては当然の行為なのですがグローバル化を勘違いされている方や洗脳された方は無抵抗に全部ポイと明け渡すことが正しいことだと思われているようです。

単一民族維持というのはむしろ最も理想的な形だと考えられます。イスラエル――ユダヤ人やナチスは随分と羨ましがっているようです。とある人物は「人間は人種によって知能に差があり、黒人より白人が、白人より黄色人種が、その中でも日本人がずば抜けて優秀であり、それを唯一上回れるのがユダヤ人である」と云っています。そういった意味で日本人はゲッペルスが警鐘を鳴らした人間獣化計画に対する脅威として狙われているのかもしれませんね。
話は戻りますが、例えば日本が移民を受け入れれば多くの中国人が入ってくるでしょう。しかし彼等にとって日本は金を稼ぐための場所ぐらいの価値しか無いため簡単に国を割ったり内部から崩壊させることができます。
例えばカナダのケベックで「君たちの独立を支援する用意がある」と云ったら?
例えばアメリカ南部のヒスパニック系に「ラテンアメリカという国家について・・・・・・」と云ったら?
今ウクライナやロシアに吸収された多くの民族達の間で起こっているように、アフリカで問題が起きているように、民族の問題、言語の問題というものは社会にとっても経済にとってもマイナスにしかなりません。そしてそういった不満の種が国内にあると国も領土も簡単に壊れてしまうのです。日本がわざわざこの理想的な状態から移民受け入れをすれば日本分裂や国家の崩壊は免れ得ません。そうしたら質問者様が定義する日本が無くなることは十分考えられます。

もう書けないので次に続きます。
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No.22の続きです。



グローバル企業については資本主義や新自由主義のことを知っていればわかると思うのですが、要するにグローバル化とは規制緩和なのです。そして国に納める税をどんどん下げたいのです。そうすれば利益に繋がり競争力の上昇に繋がるからです。これが共産主義者の危惧する現象となるわけです。共産主義の生みの親マルクスはもともと貴族でしたが、労働者が--例え子供であろうと--地獄のような労働を強いられて実際に過労で死んでいくのを目の当たりにして共産主義を生み出したのです。いうなれば共産主義は労働者視点、資本主義は経営者視点であり、人々や経済学者はそのどちらの視点も持って判断していかなくてはならないと私は考えています。
ちなみにネオリベラリストの小泉政権も法人税を下げました。結果所得税の方が法人税よりも高くなっちゃったもんだから金持ち経営者は自分に給料をあまり出さないで会社の金を自由に使うことで税金逃れをしている始末。新自由主義者は国と企業を分けることによって起こる「産業栄えて国滅ぶ」をなんとも思ってはいません。奴等は質問者様の想像もつかないほどの存在ですよ。数万人の日本人が自分の一声で死んでもなんとも思わない連中なんですから。

法律を完全に無視した企業に国が動くとありますが果たしてそうでしょうか? 今、国はブラック企業に何かしてます? するとは云っているかもしれませんが本当にすると思いますか? 日本でも最大規模の資産を持っている連中が政府関係者に袖の下渡してないわけないでしょうに。自分の息のかかった連中を国政に送り出していないわけがないでしょう。私の知人で政界にいたものがおりますが当選の為に必要なのは「金」それだけだそうです。
あと質問者様は暴動やテロを美化しすぎですね。エジプトの例を出しましたが、あれだって結局暴動を起こして独裁政権を転覆させたはいいがその次に何も考えてなかったため空中分解しているではありませんか。挙句の果てに色々な連中が漁夫の利を狙っている始末。

結果で判断可能と申しますが、
例えばド田舎という場違いな場所で働く従業員と大都会の最高の立地で働く従業員。二人が高級車ランボルギーニを販売しました。
前者は3台売り、後者は5台売ったとして、どちらの従業員の方が優秀なのですか?
結果で判断するなら売れて当たり前の場所で5台売った従業員ですが、本当にそう云えるでしょうか?
これは極端な例なので「この場合は」と思うかもしれませんが、あくまでわかりやすくする為にわざわざ極端な例を挙げたまでで、実際の社会では従業員数、店舗数、立地条件ともに比較にならないほど複雑です。さらに現地の上司はそれがどれだけすごいのかわかっていてもその上司のそのまた上司の上司である最終決定者には伝言ゲームのように話が希釈されて伝わるため最終的には正当に判断されないのです。

教育格差というのはそもそも支配者側の視点からしたら喜ばしいことなのです。競争相手が少なくなるわけですし。自分が金持ちで、金持ちしか高度な教育を受けられず、高度な教育を受けられれば良い会社に入れるというのなら自分の子孫の為に教育格差をさらに広げようとするのが彼らにとっての合理的判断なわけです。私が何度も「誰にとって」と訊いていたのは、人によって社会全体よりも自己中心的になった方が合理的と判断する者が存在するからです。例えばブラジルの単純労働者の視察に向かった日本人がそこで目にしたのはひたすら自分の手元を隠す労働者だったそうです。成果主義ということは自分だけ好成績ならより良い給料がもらえるわけですから、例え効率的な作業の仕方を発見したりしても誰にも内緒で、情報を共有しようとはしないのです。労働者の視点から見たらこれが最も合理的な判断なわけですが、経営者から見たら皆が効率的な方法を編み出し、共有してがんばってくれた方が良い結果を得られるわけです。
バカは固定化してもいいということですが、これは逆に一度でも上にあがると例え子孫がどんなバカでも(大王製紙の奴とか)ずっと上に居座り続けるのですよ。そして質問者様が幻想するような革命や暴動で打ち倒されるということも結局起こらないのです。「ウォールストリートを占拠せよ」でも「イギリスの大学問題」でも結局何も変わらなかったでしょう?
質問者様は自分に都合のいいように夢を見すぎです。イェール大学が廃れるとか東大が廃れるなんてあると思います? 大王製紙の一件で東大が何か被害を受けましたか? 結局質問者様は自分の信じたい答えの為に都合よく言葉を使っているように見受けられます。だから他の回答者様が「新自由主義者」とか「反日思想家」だとか勘違いなされるのだと思いますよ。答えに固執しすぎです。

国家の縮小化云々については前の回答の部分でお分かりになると思います。
優秀な人間が自分の足を食うとっしゃられておりますが、まさしくその通りなのです。私もそれが理由で新自由主義者とは相反しているのです。まったく現実的ではない。
彼らはその事実に気がついていないか、
金に対する欲望が抑えられなくなっているか(実験で、大金を安易に手にしたりするなど、ギャンブル的な金の動きにさらされ続けると中毒になって正常な判断ができなくなることがわかっています。アメリカの保険業者と医者の結託による非人道的な商売を告発した元保険業者の人は「あの時の私はどうかしていた」と涙ながらに発言していました)、
そうなっても良い理由がある(間引き的な意味か若しくはもっと別の目的の為か、いずれにせよ問題なのは誰が何故ではない。陰謀論者はそこに陥って間違えてしまう。木を隠すなら森)のでしょう。
まぁ100%配分しないということはないでしょうが(多分)生かさず殺さずぐらいに絞ると思いますよ。そもそも最大利益を求めるというより支配が目的なのだとしたら労働者は例え生産効率等を犠牲にして奴隷にしてもいいのですから。だからどれぐらいの恩情を与えてくれるか期待するのではなくそもそも一部の人間が生殺与奪のコントロールをできるようにしてはいけないのです。『我々は資本主義が実は社会主義だということを隠さなければならない』

で、以下は大体上で書いたように少し非現実的で理論的ではなく、夢見すぎかなというぐらいです。
そんな酷い状態でも何もアクションを起こさないなら異常でしょうという意見は全く同意見です。TPP参加賛成が過半数越えとかお前ら脳味噌の代わりに糞でも詰まってんのか? と思います。しかしこれも一種の策略の結果なのかもしれません。例えばテレビでは重要な部分は伝えなかったり嘘(以前自民党の女性議員がTPPに関して「合わなきゃ抜ければいいんですよ」と云ってました)を流して情報統制。よく「日本人は仕事がきついから政治だとか経済を考える時間がない」なんてことを云う輩がいますが仕事が比較して楽な外国の人間も大差ないですから私は「3S事なかれ政策」のおかげだと思います。
正直云ってそんな連中どうでもいいのですが、問題がいくつかあります。
一つはこの国が民主主義で、彼らも私と同等の権利を有する国民であるということ。
一つは彼等もこの国を構成する人間であり、猿ではないから全うな人間になる可能性を秘めている上に感情も生活もある。
一つは彼等によって結果的に治安が悪くなると上層階級みたいにゲーテッドコミュニティに篭ることもできないので私や私の友人家族に被害が出るかもしれない。
という理由があるので放ってはおけないのです。
ちなみにアメリカに搾取された国は「ヒャッハー」な国になっていますよ。でも直接被害に合うのは無関係な一般人です。貧困層が田園調布や成城学園前にうろついてたら即職質でしょうし、東電の例を見ればわかると思いますが警察だって金持ちを優遇します。日本みたいな一般人が武器を持たず密輸も難しい国が警察や自衛隊やアメリカ軍と戦うのは多分無理でしょう。

私は共産主義者ではないので働かざるもの食うべからずだとは思っていますが、わざわざそういう人間を殺そうとは思いませんし、結果として貧困層への虐待が悪い影響を起こすというのなら捨て置くつもりもありません。私は人を背負える人間が強者だと思っています。人の上に乗ろうとする人間は病人、老人、子供などの弱者だけです。

文化についてですが、最終的に合理的な文化が残るのではなく「残ったものを合理的と思う(思うしかない)」という結果論だと思います。これは上にある個々の視点で合理性が変わるという点から理解できると思います。それに文化っていうのは結局幻想ですから金だとかなんだというよりも一種の楽しみみたいなものなんですよ。要するに多様性による娯楽の一環というか、頭のおかしい連中は例えば音楽なども「正しい」とか「偉い」とかで語りますけどはっきり云ってこれも「ぼくのかんがえた~」と同レベルだと思います。結局自分を少しでも上に見せたいから何かを下に置きたくてこういうことをするのですよ。

よくネオリベラリストに洗脳された人間は日本を「鎖国」だとか「グローバルじゃない」と発言しますが全然そんなことはありません。今までの文でわかると思いますが彼等新自由主義者の理論は大多数の民衆にとって何のメリットもないのです。しかしこの世は民主主義なので民衆の理解が得られないとどうしようもないのです。だから彼らは嘘を吐き、情報統制や洗脳(アメリカの大学では経済学で新自由主義しか教えないそうです)を施すのです。
もう書ける文字が限界なので最後になりますが、
質問者様の云う「日本」とは何でしょうか? 名前ですか? 人ですか? 場所ですか?

この回答への補足

詳細にご回答頂きありがとうございました。

>質問者様の云う「日本」とは何でしょうか? 名前ですか? 人ですか? 場所ですか?

今迄は「文化」と言えるでしょうが、グローバル化された現代において「場所」になって行くと思われます。
これは日本に限らず非鎖国・情報公開された各国全体に言えると思います。
まだ時間は掛かるでしょうが、最終的には世界全体の文化がフラット化し、非効率・合理な文化は衰退・淘汰されて行くと推察されます。

いくつか気になる点を

>移民政策は意図的に外部の存在を入れる行為であり、立派な優生学

グローバル化は貿易・移動技術と情報技術を中心としたテクノロジーの発展による必然的な発生です。
そしてグローバル化すればする程鎖国・情報規制等でもしない限り多民族国家化は免れない現象だと思います。
現に日本は歪な人口動態を始め、市場が衰退して行き、より大手の企業は海外へ外需・アウトソーシングと外に向いています。
従って移民政策は意図的では無くグローバル化に伴う免れない自然発生現象と言え、それに伴う淘汰も自然淘汰と言えるでしょう。
逆に単一民族を維持すると言った一種の鎖国とも言える行為は無菌室で人を育てるような非現実的な手段と言えるでしょう。

>優秀な人間が自分の足を食うとっしゃられておりますが、まさしくその通りなのです。
>彼らはその事実に気がついていないか、金に対する欲望が抑えられなくなっているか、そうなっても良い理由があるのでしょう。

お金は分布が偏れば偏る程お金の持つ信頼性そのものの存在意義が失って行くと思います。
従って金持ちは分配する気がさらさら無ければ、労働者=消費者という式が成り立たず、自身の事業が破綻し、また自身は安全と言う自由を失い、公共インフラも衰退して行き、金を持っているのに生活の質が下がってしまいます。
究極、金持ちは全員モナコのような国家を作りそこに身を置き、そこから全世界をコントロールすると言った事も考えられなく無いでしょうが、非現実的です。格差が行き過ぎたら貿易拒否と圧倒的数の暴力により潰されるのは時間の問題です。
また仮に負け組を完全に支配下に置くには徹底した教育格差が必要になるでしょうが、情報の共有が容易い現代においてそれが長期的に成功するのでしょうか。
またどこかの国が損すれば全体が損害を被るグローバルな経済の現代において、全体的に上流階級に対し少々悲観的な見解であると見受けられるのですが。
しかし自主的にトリクルダウンが行われるとは中々思えないので、世界的に富の分配する制度はしっかり設備する必要性は避けられないと思います。

最後に重要な点として、移民を導入しようがしなかろうがグローバル化された現代において、企業は単純労働を中心に最も安価な国へアウトソーシングする事は免れません。
従って移民を受け入れようがしなかろうが純日本人の賃金低下は避けられぬ事実であります。現に日本は格差社会ですし安価な外国産を避けられない層も多いと思われます。
問題なのは移民を受け入れなければそれに留まらず、歪な人口動態から財政破綻は免れず、人口減少と市場の衰退は避けられません。
そうなれば優秀な人間や企業は次々と日本から流出・完全撤退して行くでしょうし、日本の衰退に拍車が掛かる事が予想されます。
結局は仰るようなあらゆるデメリットは確かにありますが、それらは移民を受け入れようが受け入れなかろうが発生は避けられぬものであり、
同時に移民を受け入れれば日本という国家は自主選択の上で存在し得るが、受け入れなければ日本という国家そのものが産業の空洞化を避けれず、市場と国家そのものが消滅してしまう事が懸念されます。
別に自分は移民で無くても代替案があればそれでも構わないのですが、他の方からもご回答を頂けないので、やはり移民という選択肢になってしまうのです。

仰るようなデメリットは何もしなくても発生してしまいます。その上で
移民を受け入れて日本という国家を選択の上で維持するか、受け入れず空洞化と退廃そして消滅に陥るか、他の解決案を提供されるか、如何でしょうか?

補足日時:2014/01/31 21:13
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No.22です。


26の方が間違えて22と書いてしまっていますが、一応私が本当の22です。
現在少し忙しいので返信がかなり遅れると思いますがお気になさらないでください。

まず優生学の件ですが、質問者様の思想はナチスとほぼ同じ人為淘汰ですよ。
そもそも自然淘汰とは、例えば生まれた子供のうち体が弱かったりする個体が死んだり親に捨てられて死んでいくような場合のことを云います。
ですが例えば外来種の生物を意図的に野に放した場合は自然淘汰ではなく、人の手が加わっているのですから人為淘汰となります。
マングースのように「マムシと敵対するだろう」という素人考えで野に放し、結果的にその島にいる在来種が被害にあいまくった場合は過失程度かもしれませんが、在来種が被害を受けると知っていてやったのなら、例えばそれが人殺しの場合なら過失ではなく殺人罪が適応されます。
それともナチスが腹を空かせたトラのいる森にユダヤ人を放した場合なら自然淘汰でしょうか? トラに負けるユダヤ人が悪い?
移民が別に日本人を殺すわけじゃないと思われるかもしれませんが、例えば外来種が在来種の餌や住処を奪って結果的に絶滅させることもあります。これが全く人の手を介さずにおきた闘争の場合は自然淘汰でしょう。渡り鳥の体に付着して外来種が~何てことも実際にはありますから。ですが移民政策は意図的に外部の存在を入れる行為であり、しかもそれで淘汰される存在が結果として死、若しくはそれに類する状態に至ることはわかっていらっしゃいますでしょう? だからこれは立派な優生学ですよ。
この在来種外来種の問題を例にすればわかりますが、質問者様がやろうとしていることは「もっと外来種を入れて強い個体だけが生息する国を作ろう!」というようなことです。はっきり云って「ぼくのかんがえたさいきょうのさっかーちーむ」という思考と同じです。

ラーメンの件ですが、まさしくその通りです。
移民を入れることで労働者の賃金が下がるわけですからデフレーションの方向に経済が動くわけです。デフレになると企業が合併するようになるというのはご存知だと思いますがこれによって企業、製品というものは多様性を失っていくのです。最終的には高くて良い物と安くて悪い物の二通りになるのです。
「TPPに参加してもブランド力で何とかなります」とおっしゃられる方もいらっしゃいますが、その方が作っている物を買えない人は結局防腐剤や燻蒸剤たっぷりの輸入野菜や遺伝子組み換え植物、牛用コカインとも云われるポジラックを与えられた牛の牛乳を買うしかなくなるわけです。
「そんなの個人で食べないようにすれば~」という意見の方もいらっしゃいますが、外食産業などはそれこそ高級、安全を売りにしていなければ安い方を選びますから結果的に輸入物を使うことになります。ちなみに北海道の試算だったか農林水産省の試算では北海道の農産物畜産物は100%外国産に置き換わるそうです。
つまり世の中は高級ラーメンか激安カップラーメンの2パターンとなり、そこそこの値段で安全でおいしいという物などが無くなっていくのです。ラーメンなんか興味ないからで済ませられる話ではありません。その中間の製品を作っていた店や企業は経営が立ち行かなくなり、その会社と取引のあった企業等も被害を受け、従業員は減収か解雇になり生活が苦しくなり、うまい具合に次の職が見つからなければ死か貧困層の生活となるわけです。
で、たぶん質問者様は「それは職が見つからない自己責任」とお考えになると思いますが、そもそもそのようになってしまった原因を作ったのは移民政策によりデフレを促進させた政府にあるわけですから、その結果こぼれた人間を救う手段も政府が用意しなければならないわけです。そうすると質問者様は「儲かった人間の所得を再分配して~」とおっしゃるかもしれませんが、だったら最初から移民政策をしなければ失業者も生活が苦しくなる人も出ないんだからそれでよかったんじゃないの? という風になるわけです。何度も云いますが、移民政策で日本において利益を受けるのは経営者のみです。

今云われている国際競争力というのは基本的にどれだけ人件費が節約できるかにかかっています。なので人件費の安い中国などに企業は工場を出したり現地生産に移っているわけです。つまりユニクロや100円ショップなどの人件費の安い地域で、ほとんど奴隷労働に近い環境で現地人を働かせている企業の製品を買えば買うほど会社はこぞって工場を移し、日本から雇用は失われていくのです。ではその企業の利益はどうなるか? もちろん従業員の給料アップには使いません。何故なら本来従業員に払うべき金を削減し、その浮いたお金で設備投資等を行い利益をあげているのですから、競争力の為に経営者は給料を上げるなんて判断はしないのです。例えしたとしても株主から「そんな金あるなら経営拡大に使え」とか「俺たちの配当が少ないんじゃねぇの?」って云われたら「はいはいその通りでございます」と云って従うしかないんですよ。『借りたものは貸したものの奴隷になる』
そんな、一般労働者とはまったく別の視点である企業の人間が国の所得再分配に好意的だと思いますか? ましてや株主は日本人だとは限りませんからね。

そんなこと知ってるよと云われるかも知れませんが、基本的に世の中は資本主義と共産主義にわかれています。
資本主義とは「国はあまり市場に手を出すな。適正な価格や需給は自然と決まるものだ」という考えになります。
対して共産主義は「自由にさせると富が一箇所に集中して労働者は疲弊するばかりだ。国が積極的に手を出すべきだ」という考えとなります。
もちろん資本主義にも独占禁止法とか所得分配という概念等はありますが、その中でもネオリベラリズム(No.17さんがおっしゃっている新自由主義)というのは最も過激(?)な主義の奴等でして、よりいっそうの規制緩和と自由を訴えているわけです。
例えばサブプライムローンの一件でモルガンスタンレーだとかゴールドマンサックスなどは今までに想像もできないほどの巨万の富を手に入れることができたわけですが、その理由はアメリカの金融に関する規制が緩和されたからなのです。この規制はいわば船の隔壁のようなもので、これを無くすということは「隔壁が無くなっただけ積載量を増やそう! まぁ浸水したら100%沈むけどね」というハイリスクハイリターンを選ぶということなのです。しかしこのハイリスクハイリターンはとんでもないもので、リスクは下層階級に、リターンは上層階級にいくようになっているのです。現にサブプライムローンの悪夢を引き起こした連中は何の罪にも問われず数十億(ドルか円か忘れましたが)の退職金を貰って辞めただけです。一方事件から数年後もテント暮らしの人々が大勢存在しました。彼らは金融業者が手に入れた巨万の富のほんの少しすら恩恵を受けていませんし、騙されて搾取されるだけされて結果的に責任だけ押し付けられたのです。これがネオリベラリストの云う自己責任という名の無責任の正体なわけです。騙されたほうが悪いという理論ならこの世に詐欺罪というものはなくなります。

メキシコの件ですが、非効率的な生産が淘汰されて誰が恩恵を受けたのでしょうか? 勿論アメリカの農家ですね。それと例えば殺精子コーンによってトウモロコシが主食のメキシコ人の間引き実験をできるようになったエピサイトとか?
麻薬はメキシコでも違法です。現地人は職を奪われ何の利益も得ることなく、そして何も関係のない麻薬戦争に巻き込まれて生きたまま皮を剥がれたり、一家全員首を斬られて路上に並べられたりしています。あと麻薬を作っているわけではなくアメリカにコロンビア産などの麻薬を流しているのです。ちなみにメキシコ麻薬カルテルのボスの一人は全世界の大富豪リストで900番台の大金持ちとなっています。

コントロールの件ですが、これは単純な指示とか管理とかではなく支配なのです。
例えばモンサントお手製の「自殺する種子」を農家が100%使っている国があったとします。(これは意外にも非現実的な仮定ではありません)そうしたらその国はモンサントやアメリカに逆らうことができますか? モンサントが種を売らないといえば自給率は夢の0%! 土壌はラウンドアップで汚染されているからスーパー雑草以外の植物は生えない。そんなことは絶対に避けたいのでその国は支配者に自分たちとは何の関係もない戦争に参加しろと云われても逆らえなくなるわけです。
また、英国医師会は2004年の調査で「人類は特定の民族集団のみを殺すことが可能な生物兵器をあと数年で手に入れるだろう」と延べ、それに対してスティーブン・ブロック教授は「良心に従えばこんなの使う人間はいない……と云いたいところだが、すべての人間が良心に従って生きているわけではない」と応えています。
賢い人間とおっしゃられますが、エリート=賢いではありませんし、イコール善人というわけでもないのです。それは金融のところでも示したとおりです。
その支配者側が「自分たちが世界を支配するのに人間はちょっと多すぎるなぁ」という考えで間引きを計画したりその為に様々な嘘や情報統制をかけたりするのが「普通」とは私には思えませんし、嫌なら殺す側にまわればいいじゃんというのにも賛同できません。

上でも書きましたが単純労働の賃金下げ程度でイノベーションなどありえません。

それと書ける量が限界に来たのですがまだ返信し切れていないので次に続きます。
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>>◇逆に非効率的で生産性の低い文化は海外でも評価


    されないでしょうし、そのような部分が淘汰されて行く 
   と思います。

経済合理性で文化を評価すしてはならない・・・。
こう、思いますね。
しばしば、文化は、そういうものとは相反するものです。

>>◇移民以外の形で人口動態の適正化や労働力及び合理・効率性を
   高める案が無いのでしたら、治安より衰退を選択するという事ですか?

人口動態の適正化は、一時的なものです。
移民でそれを是正しても、やがて、また、いびつな人口動態が出現します。
問題を先送りするだけの姑息な手段です。

>>◇移民がダメなのならば、他の案をご提案ください。

われわれは、異民族の国内への移入などというハイリスクで姑息な手段よりも、少々、時間がかかっても、よりリスクの少ない根本的な手段を模索して導入するべきです。
その方法は、関連各機関が専門的な知識を集めて協議し、見出すでしょう。
日本にとっては幸いなことに、移民政策では先を行っているヨーロッパ諸国の失敗の先例ががありますので、良い教訓になるでしょう。

>>◇「和」とは具体的に何でしょうか?

それは、アニメや漫画、ファッション、寿司やテンプラ、すき焼き、刺身などに代表される和食、自然災害の中でも統制が取れて秩序のある言動や、多くの職人によって伝えられている豊富で多彩な伝統製品、田舎の隅々までキレイで清潔な環境、世界屈指のサービスや安全な社会、賄賂の少ない官公庁や各種公共機関などなど・・・。
これらは、世界の多くの国々の人々を魅了し、称賛されています。
あの反日で鳴らす中国人でさえ、「日本人は、恐ろしく、また、尊敬すべき民族だ」と、嘆息するほどです。
勿論、欧米の人々も、「日本は、他のアジアとは絶対的に異なる」として、特別視しています。
安易な移民政策の導入は、そのような和の美風を毀損する可能性があります。
そして、一度、毀損されれば、これを元に戻すことは容易ではないのです。
僕が最も危惧することです。
われわれは、一時的な痛みのためにリスクの多い麻薬を用いる愚を犯すべきではありません。
わざわざ、移民政策の先輩であるドイツ人が、「日本は、ドイツの失敗を繰り返してはいけない」とアドバイスしてくれていますので、それに耳を貸すべきです。

>>◇それは歪な人口動態や縮小して行くローカル市場、権威主義的で能率の
   悪い労働形態でも貿易が維持出来るものなのでしょうか。
人口動態に関しては、上述したように、一時的に解消されるだけで、問題を先送りするだけです。
縮小していくローカル市場の件は、移民の移入によるリスクよりはマシです。
権威主義的で能率の悪い労働形態と言いますが、僕は、そう思いません。
仮に、百歩譲って、そうだとしても、安全な社会とは交換できません。

>>◇その高い評価とやらが単なる思い込みでない事を願います

多くの外国人の証言ですから・・・。
逆に、われわれ日本人の方が、「へぇ~、そうなのか・・・」と、外国の人たちから指摘されて始めて、日本の美風に気づくことが多いのです。
われわれとしては当然のことなのに、外国の人々は、「日本は、日本人は凄い」と・・・。

以上、縷々、述べましたが、僕は、移民政策の常態的な導入によって日本の良い点が損なわれることを恐れるのです。
日本を訪れる外国の人々は、「日本は、特別な国である」と称賛します。
移民政策の実施は、日本を、「その他多くの国々」と同様の水準まで落とすことになるでしょう。
そんな国にしてはなりません。
私見では、中国や韓国などの反日国家は、そのように願っているはずです。
移民政策の導入は、確実に、日本文化の体力を奪い、中韓の思惑に沿うだけです。
先輩国家が失敗したことを真似る必要はありません。

この回答への補足

>経済合理性で文化を評価してはならない

着物が記念日程度で日常が洋服に置き換わったように、嫌でもグローバル経済な現代において合理・効率的でない文化は淘汰されてしまうでしょう。
またそれが悪いとは思いません。非合理・非効率な文化は消滅させた方が結果に反映されます。

>異民族の国内への移入などというハイリスクで姑息な手段よりも、少々、時間がかかっても、よりリスクの少ない根本的な手段を模索
>関連各機関が専門的な知識を集めて協議し、見出す

移民に置き換わる有効な対策手段が現状は無いと?
今日に至るまでのこれまでの世界歴史上、思い当たる有効な手段は移民政策以外は存在しないのですか?
であるならばもたもたしてないで早い段階から移民との共生方法を模索する方向に向かわないと、衰退を超えた衰弱・消滅という取り返しの付かない自体に陥ってしまうのでは?

>それは、アニメや漫画、ファッション、寿司やテンプラ、すき焼き、刺身などに代表される和食...

上記の問題を解決しない限り、それらは全て衰退して行き、最期は衰弱・消滅していくと思うのですが。
それらの「和」とするものを日本人ではなく、移民が引き継いでも問題無いでしょう。
「和」が合理・効率的で優位に位置するものならば、淘汰されず、その「和」を引き継げない日本人や移民は淘汰され、代わりとなる日本人や移民が引き継いで貰えるはずです。
しかし上記の問題を解決しない限り受託者不在によるその合理・効率的な「和」すら消滅してしまうのでは?

>縮小していくローカル市場の件は、移民の移入によるリスクよりはマシです。

今はまだ実感し難いのでしょうが、この衰退・縮小は今後加速化していくと思いますよ。
もたもたせずに代替案が無いのならば、移民との共生への道を模索して行く必要があるでしょう。
グローバルな経済の世の中、今の日本人だけではその「和」となる日本を維持出来ない事を、先ず自覚された方が良いと思います。

>日本を訪れる外国の人々は、「日本は、特別な国である」と称賛します。

少し「和」の力に過剰な期待を見受けられるのですが、その証言となる具体的なソースを提示して頂けませんか?
またあまり文言通り受け取らない方が良いと思いますよ。単に都合が良いからそう発言されてる可能性もありますから。

>中国や韓国などの反日国家は、そのように願っているはず

「和」の力を持ってしても反日国家が存在している以上、「和」とは大したものじゃない可能性もありますよね。
そんなに日本が素晴らしいのならば、何故中国韓国等と仲良く出来ないのでしょうか。
そして本当に優秀ならば市場競争を加速化させた中でも「和」が生き残る余地は十分あると思います。残らなければその程度のものだったわけです。
代替案が無いのならば、自信と勇気を持って移民政策を検討しなければその強く美しき「和」すら消滅してしまうと思うのですが、如何でしょうか。

補足日時:2014/01/29 22:26
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あなたが、なぜ、ヨーロッパで失敗している移民政策の日本導入に固執するのか不思議に思っていましたが、おぼろげながら分かってきました。



>>◇日本特有のローカルな文化は淘汰させ、多民族国家にし・・・。

ここにあなたの狙いがあるんですね?
近年、日本文化が世界で高く評価されているので、これを破壊したい・・・。
あなたは、なぜか、そのように思っている・・・。
僕は、そう判断しました。

移民政策の日本導入にはメリットはあるでしょう。
同時に、デメリットもあります。
そして、両方を勘案しますと、デメリットの方が多い・・・。
僕は、そう確信しますね。
だからこそ、ドイツ人は、日本に対して、「ドイツの失敗を繰り返してはならない」とアドバイスしているのです。
ドイツは、労働力不足の解決のために多くの外国人を国内に受け入れ、その結果、今、苦しんでいます。
「やるんじゃなかった」と・・・。
日本に対しての「われわれの失敗を繰り返してはいけない」という忠言は、そういう苦い経験からの教訓なのです。

労働力不足の解消のために外国人を移入することは、麻薬のようなものです。
一時的には楽になるでしょうが、長期的には苦しむことになります。
ここは、われわれはしっかり耐えて、労働力の不足は衆知を結集して解決し、日本文化を護り、世界に発信する・・・。
幸い、今、世界は、「和」を高く評価してくれています。
この流れを維持し、更に発展させる・・・。
この方向で行きたいと思います。

この回答への補足

>近年、日本文化が世界で高く評価されているので、これを破壊したい・・・。

高く評価されてる部分はそれだけ合理的で他国に比べ有利に働いてるのですから、破壊されないと思いますよ。
逆に非効率的で生産性の低い文化は海外でも評価されないでしょうし、そのような部分が淘汰されて行くと思います。

>そして、両方を勘案しますと、デメリットの方が多い・・・。

移民以外の形で人口動態の適正化や労働力及び合理・効率性を高める案が無いのでしたら、治安より衰退を選択するという事ですか?
そうしたら今の生活すら厳しくなり、格差が広がり、優秀な人間はどんどん日本から出て行かれると思いますよ。
長期的に見ると何らかの形で対策した方が良いと思います。移民がダメなのならば、他の案をご提案ください。

>今、世界は、「和」を高く評価してくれています。

「和」とは具体的に何でしょうか?それは歪な人口動態や縮小して行くローカル市場、権威主義的で能率の悪い労働形態でも貿易が維持出来るものなのでしょうか。
その高い評価とやらが単なる思い込みでない事を願います。

補足日時:2014/01/29 13:59
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