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漆器の三つ揃屠蘇器などの盃台には、四面ともに真ん中に大きな穴が開いております。
なぜ、そのような穴が開いているのかお分かりになる方いらっしゃいませんか?

「三つ揃屠蘇器の盃台」の質問画像

A 回答 (1件)

デザイン嗜好の問題です。


真四角な箱の上に載せたのでは不細工と感じませんか。
四脚のものもあれば、三宝と呼ばれるデザインのものもあります。
三宝の場合には、宝珠を模った穴が開いています。

江戸時代までは食卓というものはありませんでした。
各人がお膳を使いました。
庶民は箱膳というものを使いました。
箱の中に各自の食器を入れ、使うときは蓋をひっくりかええして箱の上におきお盆として食器を並べます。
武家や裕福な商家や農家ではお盆に四本足がついたものを使いました。
四本の足の下の部分を横につないで安定性と装飾性を向上させたものが上流階級や高級料亭で使われました。
これのミニ版が写真のものです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
確かに四足の盃台や三宝のようなもの、松型に窓のようにくり抜かれたものなどいろいろあるようです。

元は饗応膳などに使われた御膳に倣っているのですね。
大変参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2014/02/20 09:44

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