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私はいままで自分の解釈、または学校の解釈が正しいと思ってきました。でも現実は解釈がいろいろありますよね。なぜいろんな解釈ができてしまうのか不思議です。どうしていろいろな解釈ができてしまうのか教えてくれませんか?

A 回答 (4件)

何事においても、解釈が多様であるのは自然なことです。

「正しい解釈」とは、支配力を有する解釈のことです。
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作者というものは昔から故意に様々な解釈が成り立つように書く。

簡単にたったひとつの解釈しか成立しないようなものは、名作には成り得ない。単純明快に誰にでも分かる書き方では、誰も読んではくれないし、第一、人々の話題にさえならない。当たり前に考えて、当たり前の答えのみが導かれるものが面白いわけがないから、ウケない。ウケないと分かっているものを話題にするのはウザい。

大いに「誤読」せよというのが、今日的な西洋の思想哲学。どれだけ沢山の「誤読」をさせるかが、作品の値打ち。あらゆる芸術は、得体が知れないほど価値が上がる。

この回答への補足

解釈が人それぞれとれるようにわざとしているのですか。でも作者のテーマみたいなものはあるのですよね?テーマがあるのに、解釈がいろいろできるようにするってできるんですか?

補足日時:2014/02/22 00:22
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解釈が分かれるのにはいくつかの理由があると思います。



一つは、解釈とはその人の主観によって大分左右されます。
極端な話を書きますと、コップは上から見ると円ですが、横から見ると四角です。
そしてどっちも間違っている訳ではなく、どちらも正解です。
複雑な形になればなるほど視点を変えれば様々な形(解釈)が見えてきます。

もう一つは、知識による差です。
例えば円周率πを100桁書き並べても、分かる人には円周率として意味のあるものに見えますし、分からない人にはただの不規則な数字の羅列にしか見えません。
同じ様に失恋をした事のある人にとっては失恋したときの心情を知っているので、失恋の描写には感情移入できるし、良く分かることなのですが、したことの無い人には良く分からない描写で理解しにくかったりということがあります。

最後の一つは、色々な解釈をされてもいいように作者が意図的に書いています。
読み手が考えてその人なりの答えを出せるように書いている。といっても良いかもしれません。
他者の人生を追体験させることが目的だったりもします。
ここで大切なのは読み手が自分を投影し、考えながら読ませるという事です。
人間は悲しいことに自分が実際に体験するまで世の中の本質や現象を理解・学習しません。
お金は大事だ、と耳にたこが出来るほどいわれても本当の赤貧になるまではどのくらい大事な物なのかは分かりにくいものです。
若いうちに勉強しろ、というのも同じ様なものです。所詮その歳になって自分がそう思うようになるまでは他人事の話なのです。
その他人事の様な話を延々と聞かされても人は『ふーん』としかなりません。
聞かされるだけではやはり他人事なのです。
では、どうやってそれを追体験させるかといえば、それは読み手に考えさせる事です。
考えさせる為には、あえて答えを書かなかったり解釈を曖昧にします。
そうすると人それぞれに解釈が生まれます。
ここで、もう一つ大切な事は主人公のキャラクターを濃くしないという事です。
主人公のキャラクターを濃くしてしまうと読み手は主人公に感情移入し、主人公のキャラクターとして答えを出してしまうからです。
逆にキャラクターを薄くすると読み手は主人公に自分を投影し、自分の答えを出します。
それを狙って作者はあえて主人公のキャラを薄く書いてます。
そして、その時に明確な答え等や決まった解釈ががあったりすると、作品自体が破綻してしまう恐れがあるのでそれを避けています。そのため多様な解釈が生まれ、かつそれはそれぞれ個人によっては正しい解釈なのです。
例えば心の弱い人がその心の弱さから殺人を犯してしまったと言う話がある場合
『心の強い人間になろう』
と作者が言っていると解釈しても
『心の弱い人間は最後こうなるんだよ』
と作者が言っていると解釈しても、どちらも間違いではありません。

一つの作品に対して一つの視点のみからの解釈を出してしまうのは少々もったいないのかもしれません。
しかし、自分の出した解釈を他人の出した解釈と比べて客観的に自分の位置や現状が分かるかもしれません。
そういう事を繰り返していくうちに自分の個性や考え方の傾向ががはっきりと分かってきたり、他人の個性や考え方もなんとなく分かってきます。
これからも沢山の作品に触れ、自分の事や他人の事、世界の事が少し広く、少し深く理解できるようになると、何もしていない人よりも少し豊穣な人生が送れるかもしれません。
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技術書や仕事の指示書であれば、一は一と読んで貰わねばならない



文芸書の場合は、多くの意味を含んだ文言を作者も意図して使うのではないか

含意が有ればこそ 内容に膨らみが出て 読み手に味わいが伝わるのではないか

読む側の其々は人生経験も違い 書かれた文言を読み説く巾や深さが全く違うのではないか
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