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私は外国人です。
日本の歴史にすごく興味を持っています。
最近、太平洋戦争の本を買いました。
どうして、日本はパールハーバホノルルを攻撃する時、占領しませんか?
(シンガポールのように、簡単にできるはずです)
もし、全部の戦艦を集めて、さんざんに砲撃して、陥落するでしょう。
いかにも、真珠湾攻撃は中途半端な感じです。
それは、本当に惜しいと思います。

A 回答 (7件)

日本人は欧米人のように「血の気」が多くないからでしょう。

なにせ、農耕民族ですので。

日本の軍部は「太平洋戦争」ではなく「大東亜戦争」と呼んでいました。これは「大東亜共栄圏」という(欧米人の言う)極東地域のコミュニティ的なものを構築する目的で始められました。そもそもは、欧米などの列強に対抗するための国家集団を作ろうというのが目的です(今のEUのようなもの)。

このためには、まず東南アジアなど植民地化している欧米諸国を追っ払う必要があります。
日本人は東南アジア諸国に対してはあくまで「同朋意識」を持っていましたので、彼らを植民地支配から開放しようという意識はありましたが、欧米人のように完膚なきまでに占領して支配しようなどという意識はありませんでした。もちろん、開放してあげた代わりに石油を少しくらい分けてくれ、というのはあったと思いますが。

満州国にしても、(勘違いしている人が多いですが)実はもともと中国の領土ではなく「空き地」だったのです。そこに「満州国」という名前の国を作ったのです。決して、日本の領土や植民地にしようとはしていません。
日韓併合にしても、本来日本は「大東亜共栄圏」構想に基づき、韓国は韓国政府でちゃんとやってもらおうと思っていたのですが、時の韓国政府が弱腰だったのでやむを得ず併合(日本領土にする)運びになったようです。

しかし、欧米植民地を解放するために東南アジアに攻撃を仕掛ければ、当然米国太平洋艦隊が邪魔をするに違いありません。
そこで、まずは米国の太平洋艦隊を叩き潰してから、ゆっくり東南アジアの解放に取り掛かる、そうこうしている間にドイツが欧州を制覇・連合国と講和条約を結んで大東亜共栄圏の出来上がりというシナリオだったわけです。

もとより、米国を叩き潰そうなどという意図はありませんでしたし、そもそも不可能でしょう。ハワイを占領してしまったら米国は意地でも日本を侵略しようとするでしょうから「外交手段」としてはきわめて不適切です。
先の戦争で、日本は米国に対する侵略行為は一切行っていません。また、東南アジアも「欧州列強の植民地支配から開放する」のが目的で、占領は一時的なものです。米国は日本を占領しましたけどね。

大東亜共栄圏は実現しませんでしたが、先の戦争のおかげで東南アジア諸国を独立させるという目的だけは果たせたようですね。
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やろうと考えた人はいたみたいです。


連合艦隊司令長官の山本五十六は、ハワイを叩くなら、同時に占領して、アメリカ海軍の軍人を捕虜にできないか、検討させたみたいです。
何故なら、軍艦は1年で作れるけど(実際にエセックス級の空母は1年余りで完成させてます)海軍士官は10年以上訓練しないと使い物にならないからです。
このプランが没になったのは、#1#2の方の言われる通り、補給と陸戦部隊の輸送に問題があったからです。
特に奇襲を目的とした空母部隊は、速度が速い船ばかり選ばれていましたので、速度の遅い輸送船を連れて行くと、作戦そのものが危機になってしまうと思われたからです。
ただ、捕虜にしたら、引き上げるプランで、占領を続けるところまで考えてないのは、やはり補給の問題でしょう。
返す返す、残念なのは、第3次攻撃をかけ、ドック、燃料タンクなどの破壊をしなかったことでしょうね。
やっていれば、多分、真珠湾に向かっていたハルゼーのエンタープライズは発見され、攻撃されていたでしょう。
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対アメリカ戦における我が海軍の伝統的な戦略は、


フィリピンやグアム島を占領し、来襲するアメリカ
艦隊を迎撃するというものでした。

航空母艦を機動部隊(task force)として集中運用する
という発想は、我が海軍が世界初のはずです。

機動部隊による効果的な奇襲というオプションを
得たため、先手を打ってハワイにアメリカ太平洋
艦隊を攻撃したものです。

当初からハワイ占領という計画は国防計画になかった
はずです。

実際の歴史では、戦争の直接的な引き金は、アメリカが日本への石油の輸出を禁止したことですから、
我が国は、石油を東南アジアの欧米植民地を
占領することで確保しようとしました。

東南アジアの鉱物資源を確保して、持久しつつ、
ドイツの勝利を待つというのが
基本戦略となりますので、ハワイの奇襲は、
これを側面的に支援するという位置づけになります。

したがって、ハワイ占領ということには
ならなかったと思います。
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この回答へのお礼

わかりました。
「来襲するアメリカ艦隊を迎撃する」というと、
攻める意識ではなくて、守る意識ですね。
ちょっと保守的な考えだと思います。
やはり、私にはもっと積極的に、ロンメルのような戦法に魅了されやすいです。
ちなみに、日本海軍の中で、そういう人は少ないでしょう。(南雲忠一や草鹿龍之介とか)

お礼日時:2004/05/11 12:34

#1,2と同様です.戦艦のみを攻撃目標でした.12月8日は日曜日でこの日は,人々が教会へ行きます.従って,軍港には当直の人しかいま

せん.12/8に攻撃したかったのです.
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旧日本海軍の真珠湾攻撃の目的は、アメリカ太平洋艦隊の機動部隊、すなわち空母を破壊することでした。


空母がなくなれば、太平洋におけるアメリカ軍の驚異は激減します。
アメリカが空母と機動部隊を再建するにしても1年以上の時間稼ぎができます。

しかし実際は、たまたまアメリカの空母はすべて外洋に出ていて、真珠湾にはいなかったのです。これは日本にとっては大きな誤算でした。

この回答への補足

空母を撃破するのは目的だったのか、勉強になりました。
この点からみれば、攻撃は不十分ではないでしょうか。
どうして、真珠湾の近くで空母を探して、攻撃しませんか?
さっさと、帰るのはあまりにも必要はないと思いますけど。

補足日時:2004/05/11 11:22
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たぶん、ハワイ自体を占領しても意味がなかったんじゃないでしょうか。

 特に有望な地下資源があるわけではないでしょうし、 No.1 さんも言われたとおり、維持するのにも大変な補給路を確保する必要があると思いますし。

アメリカ本土での戦闘まで考えていたのなら、地勢的に好条件だった、という考えはできるかもしれませんが ・・

ただ、合衆国の州を占領するというのは、米国にとって耐え難い屈辱を与えるという心理的効果を期待できたかもしれませんが、その後の戦略を考えるとコスト対効果の比率が低かったのでしょう。
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占領できたとしても、物資の輸送などを考えると確実に孤立し、守りきれないからですね。



ハワイは旧日本軍の当時の制海権・制空権の外だったんです。
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