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天照大神は月夜見尊に、葦原中国にいる保食神という神を見てくるよう命じた。月夜見尊が保食神の所へ行くと、保食神は、陸を向いて口から米飯を吐き出し、海を向いて口から魚を吐き出し、山を向いて口から獣を吐き出し、それらで月夜見尊をもてなした。月夜見尊は「吐き出したものを食べさせるとは汚らわしい」と怒り、保食神を斬ってしまった。それを聞いた天照大神は怒り、もう月夜見尊とは会いたくないと言った。それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BF%9D%E9%A3%9F% …
より引用

月は昼でも見ることができます。
なんかこの神話、矛盾していませんか?
昼間に見ることができる月は、夜見る月とは別物だと考えていたのでしょうか。

A 回答 (6件)

> なんかこの神話、矛盾していませんか?



神話は古事記、日本書紀に現れて来たものです。 その神話は決して荒唐無稽なものではありません。 

天照大神神話は世界中にあります。 それも奇妙に一致する点がいくつか。 それらを照合すると、六世紀の初頭に世界的な気候大変動が起っています。 その余波の大飢饉で全世界の人口の80%が滅亡したと推定されています。 

それを歴史上の出来ごとで照合すると西暦535年のジャワ島クラカトア火山の大噴火が考えられます。 この時降った火山灰で太陽光線が18ヶ月遮られたとの記録があります。 

『天照大神天の岩戸伝説』は世界各地にある太陽神伝説と符合しているのです。 

日本の歴史を見ても、古墳を築いた古代人が突如姿を消しています。 この古墳は日本各地に点在しており、その壮大な規模から見ても大和朝廷を凌駕する多くの地域勢力がいたことになります。 

ジャワ島火山大噴火によって誕生した中世国家群が世界を席巻する。 そのひとつが朝鮮半島から渡来した大和朝廷(天照)であり、『月読命』は古墳を築いていた土着勢力と考えれば面白い歴史解釈になります。 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます、

>六世紀の初頭に世界的な気候大変動が起っています。 その余波の大飢饉で全世界の人口の80%が滅亡したと推定されています。 

>それを歴史上の出来ごとで照合すると西暦535年のジャワ島クラカトア火山の大噴火が考えられます。 この時降った火山灰で太陽光線が18ヶ月遮られたとの記録があります。 

そうなんですか。
たしかにこういう出来事が神話に組み込まれ、
それで世界中に同じような話ができたと考えられなくもないですね。

>ジャワ島火山大噴火によって誕生した中世国家群が世界を席巻する。 そのひとつが朝鮮半島から渡来した大和朝廷(天照)であり、『月読命』は古墳を築いていた土着勢力と考えれば面白い歴史解釈になります

説としては面白いですね。
おっしゃるように、そういうことを反映した神話なのかもしれませんね。

「古墳を築いていた土着勢力」とありますが、古墳とはどのような古墳のことでしょうか?
なんでももともとは日本の古墳は円墳だったのが
あるとき突然前方後円墳が現れたと聞いたことがあるのですが。

記紀神話には明らかに矛盾があります。
「それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。」
↑ これ。

月は夜だけのものではなく、昼にも見える。
夜を支配するのは月ではなく、星ではないでしょうか。

太古の人は現代人よりもはるかに自然観察力に優れていたと思います。
それは万葉集などをよめばわかる。
それなのになぜこんな矛盾した神話ができてしまったのだと思いますか?

「天照大神と星の神がケンカして昼と夜に分かれてすむようになった」
のなら理解できるのですが。

朝鮮半島からやってきた民族を天照大神とするのであれば
土着の民族は星でなければおかしいのでは。

それに記紀神話には星の神は天津甕星たった一柱しか登場しないというのもなんかおかしいと思いませんか。

思い出しましたが、天津甕星って天照大神の芦原中国平定に最後まで抵抗した神だとか。
やはり、土着勢力は月ではなく、星ではないでしょうか?

お礼日時:2014/05/01 11:43

No.5です。


あんまりおちからになれなかったようで
申し訳ありません。
訂正よろしいでしょうか。

ツイ=ツヒ→ツキ

それから
月は東には蕪村ですよね。

ウケモチはインチキ云々は言い過ぎました。
ウケ=オケですし
モチはムチのことで
漢字でかくと

(大巳貴オオナムチとおなじ)
実態はともかく方向は変わらないのですから
でもこの言い換えは
或しゅの詐術だろうと思います。

わたしの不勉強で
ご不快な思いをされたのでしたら
ごめんなさい。
m(_ _)m

この回答への補足

(1)万葉集を読めとは 月は東にの歌のこと?」
と質問をいただいたのですが
万葉集の「月は東に」とはどの歌のことですか?

(2)ウケ=オケ
モチ=ムチ(貴)
ツイ=ツヒ→ツキ
というのは、どなたの研究によるものですか?
そういった解説のある本やサイトがありましたら
教えていただけませんでしょうか?

再回答お待ちしています。
よろしくお願いします。

補足日時:2014/05/07 13:14
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>あんまりおちからになれなかったようで
申し訳ありません。

いえ、大変参考になりました。

>それから
月は東には蕪村ですよね。

はい。
「万葉集を読めとは 月は東にの歌のこと?」
と質問をいただいたのですが
万葉集の「月は東に」というのは存じ上げないので
蕪村の歌のことをおっしゃってるのかなあと。
万葉集の「月は東に」とはどの歌のことですか?
すいません、勉強不足なもので。


>ウケ=オケですし
モチはムチのことで
漢字でかくと

(大巳貴オオナムチとおなじ)
実態はともかく方向は変わらないのですから
でもこの言い換えは
或しゅの詐術だろうと思います。

そうなんですか。
私は万葉仮名についても不勉強でして
古代の日本語についてももと勉強しないと記紀を理解することはできないですね。

ツイ=ツヒ→ツキ
ウケ=オケ
というのは、どなたの研究によるものですか?
そういった解説のある本やサイトがありましたら
教えていただけませんでしょうか?

>わたしの不勉強で
ご不快な思いをされたのでしたら
ごめんなさい。

やー、とんでもないですよ~。
私の書き方が悪かったかな。
感謝してます。すごく勉強になりました。

補足は他の方の、「不思議な考え方」と断じることについての意見です。
書く欄がなかったので、補足のところに書いてしまいました。
回答者さまへの批判ではありません。
無視してください~。
すいませんでした!

お礼日時:2014/05/05 14:53

たぶん答えを


或る程度ご存知でご質問されているんだろうと思いますが
月(ツキ)の語源分かります?
漢字の方でなくて
大和言葉の
ツキ。
端的にいうと
ツキはツイですよね。
太陽の対としての月
音韻変化でいうと
ツヒ→ツイ→ツキ
です。
これで解答になってます?
ちなみに
前半の保食神というのは
太陽神のことです。
穀物や家畜を吐きだすのは太陽ですよね。
保食は
オケと読みます。
ウケモチってだれがいったのか知りませんが
インチキです。
じゃあアマテラスって
ナニ?
わたしは
光の神ではないかと思ってますが
研究中です。
もういっこ
万葉集を読めとは
月は東にの歌のこと?

この回答への補足

月は昼間見えることもあるが、毎日見えるわけではない。
それで夜を月が支配するということにした、というのもありえるとは思うんですよ。

しかし可能性としては、他にも考えられるでしょう。

十分に検討したわけではないのに、自分がそう思うから
そうだと決めつけるのってどうよ、と思ったわけですね。

そういう考え方をされる方って結構いらっしゃいますね。
そして他人の考え方をあざ笑ったり。

科学的に考える人であれば、そういう行為はされないと思います。
いろんな可能性を検討してみる必要性がわかっているはずなので。

補足日時:2014/05/05 12:28
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
いや、答は知らないです。
単純にこの神話を読んで、おかしいなあ、と思ったので。
月の語源ってツイなんですか。
しりませんでした。
太陽の対なので、つきというのですか。

>これで解答になってます?

申し訳ない。回答になってないです。
月は昼でも見ることができるのに、昼が太陽で月が夜というのがどうもすじが通っていないと思って。
日食なんかでも昼に太陽と月が重なる現象なわけで
そういうことは紀元前4世紀の中国ですでにわかってるそうです。
日本と中国は古くから交流があるので、知ってたと思うんですよね。

>前半の保食神というのは
太陽神のことです。
穀物や家畜を吐きだすのは太陽ですよね。

あ~、なるほど、そのとおりかもしれません。

>保食は
オケと読みます。
ウケモチってだれがいったのか知りませんが
インチキです。

記紀が編纂されたのは奈良時代なので万葉仮名を使っていたと思います。
万葉仮名で「うけもち」と書いてあったわけではないんでしょうか?
原文は読んでいないのでわからないのですが。

>じゃあアマテラスって
ナニ?
わたしは
光の神ではないかと思ってますが
研究中です。

おー、ご自身で研究されているのですね。
すばらしい~。

>万葉集を読めとは
月は東にの歌のこと?

や、その歌のことではないです。
というか、月の歌ではなくて、

たとえば

この里は、継ぎて霜や置く、夏の野に、我が見し草は、もみちたりけり

この里は、いつも霜が降りるのでしょうか。夏の野で私が見た草(澤蘭(さはあららぎ))は、色づいていました。
http://www6.airnet.ne.jp/manyo/main/nineteen/m42 …
より引用

孝謙天皇はさわあららぎの花が白くて霜に似ているのをしっていて
それで「霜がふるのか」と言ってるのですね。
どんな植物でもよくて沢アララギ、と言っているのではない。
そのくらい古代人は自然観察力にすぐれているのに
質問文の記紀の記述はどうもおかしいと思うのですね。

万葉集にある月は東にの歌とは柿本人麻呂ですか?
東の 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ
これは早朝に読んだ歌だそうですが
朝寝坊なもんで、夕方に「月は東に 日は西に」の風景ならば実際に見たことがあります。

お礼日時:2014/05/05 00:45

>月は昼でも見ることができます。


>なんかこの神話、矛盾していませんか?

見えることもあるけれども毎日は見えない、と言うか、ほとんど見えることは無い。たまに見える程度なら、月読が天照に会いに行ってるのだろう程度の認識で良いのではないでしょうか。

それとも、神話に書かれていることは全て科学的に正しいことでないといけない、という不思議な信条でもお持ちですか?

この回答への補足

つまり~、
古代人は現代人には及びもつかないほど
自然観察力がすぐれてたってことね。
万葉集とか読んでみるといいわ。

補足日時:2014/05/01 18:31
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

>それとも、神話に書かれていることは全て科学的に正しいことでないといけない、という不思議な信条でもお持ちですか?

うふふー、不思議だと思う?
調べてみるとこれがなかなか科学的に正しいことが多くてびっくりいたしますわよ。
回答者さまも調べてみればいかが?

お礼日時:2014/05/01 18:27

出雲風土記では都久豆美命と記述してますし、どちらもにしても漢字の導入以前の話ですからツク=月とは限らないんです。



後世の人のイメージで関連付けされたのかも知れません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

ツク=月とは限らないということですが
「それで太陽と月は昼と夜とに別れて出るようになったのである。」
と日本書紀に記されている、と解説されています。
日本書紀の現代語訳が間違っているということですか。

お礼日時:2014/05/01 13:39

月は夜の象徴ではありますが、ツクヨミは月というより夜の意味です。



夜に穀物は成長しないので、保食神を殺してアマテラスに嫌われたというのは的を得た比喩じゃないでしょうか?>
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
>ツクヨミは月というより夜の意味です。
うーん、でも月読命、と書きますよね。
月は毎日ちがう形に見えるのでカレンダーがわりにつかわれていたとか。
月齢を読む、月読で月の神なのかなあと思いました。

お礼日時:2014/05/01 08:29

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