アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

柿の木のほうに原因があるのでしょうか、それとも土壌の栄養などが理由なのでしょうか。

A 回答 (4件)

 多くの果樹は、子孫を残すために実をつけます。



土壌が良すぎれば、幹や枝を伸ばします。微妙な力関係があります。

逆に果樹農家の立場から、コントロールの術を記します。
柿は、前年に伸びた枝に、花芽をつける芽をつけます。
つまり、その年に伸びた枝に実をつけます。

前年に実をつけた枝には実をつけません。

また、ひこばえとかシュート=とちょうしと呼ばれる力強く伸びる枝も花芽をつけます。

この枝は、横に伸ばすように曲げれば、花芽をつける枝をつけやすくなります。

同じ場所からでる一番元気な枝は基から落とします。逆に細すぎる枝も落とします。


土壌が良いとシュートが伸びて、実は少なくなるのです。


シュートを切り、実のなる枝を伸ばすのです。2年目、3年目で実をとったら、基から切り落とします。

このように、主幹から3本ほど支幹を伸ばし、先の方でさらに2~3の副支幹を少しだけ伸ばします。

副支幹と支幹に実をつける枝を伸ばし、3年過ぎたら基から落とすのです。

全ての幹は、手の届く高さに抑えます。

次第に、副支幹まで、太くなってその先の枝が極端に細い(3年生位まで)形状になります。

強い風にも比較的強いのです。摘果は7枚前後の葉に実を一つ位残します。

実が多すぎたり、剪定が強すぎたりすると、柿は自ら実を落としてしまいます。『今年は、実は少なくして枝葉を伸ばそう!』とするのだそうです。6月頃末までは、要注意です。

では、どうするか?

概ね、何個の柿が採れたか、柿の木一本毎に記帳するのです。過去3年くらいの平均の実数+αを、当年の実の数として、摘果すると、妥当な数の柿の実が当たり外れなく収穫できます。α分だけ、終了は増加します。

収穫後と、春先の芽が出る前に、肥料を与えます。
  詳細は柿の施肥でググってください。
http://kakinosaibai.web.fc2.com/hiryo.html

  大粒の甘柿を生産するコツの一部を、私の尊敬する先生の教えを基に記しました。

干し柿用の数を頼みとする小粒の渋柿は、自然の伸びに任せてもよいようです。
 採果するときに、枝毎もぎ取り、翌年の花芽をつける枝数を、経験でコントロールしているようです。
    • good
    • 11
この回答へのお礼

お話をうかがっているうちに何だか楽しくなってきました。あまりまじめに柿の木のことを考えずに来ましたが、今年はなるべくよく観察しようと思いました。ご教示ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/03 00:07

回答No.2です。


大変な間違いをしました。
>また、ひこばえとかシュート=とちょうしと呼ばれる力強く伸びる枝も花芽をつけます。
   絶対に花芽をつけません。  (*^_^*)?
     お詫びします。
      他にも、誤植がありました。  M(_ _)m

>α分だけ、終了(=収穫量)は増加します。
などなど。
 
  徒長枝=とちょうし 
  蘖=ひこばえ

柿は、本当にお利口さんです。

実が熟す時期でも、本来葉は厚くて大きく、緑なのです。
実より早く紅葉するのは病気なのです。
梅雨が明ける前に消毒し、早く紅葉する葉は、除菌のため、撤去します。
感染を防ぐためで、いま病名は思い出せません。

一言で「生理落果」といいますが、自分で実を落とすのです。私はヘタムシ位に考えていました。

若木(径5~5cm位から)を育てると、本当に毎朝・毎晩覗きたくなるほど、発見があります。

日本人が育て上げた希有な果物でしょう。
 一本身近に植えて、うんとかわいがってあげてください。 (*'。'*)♪
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ご丁寧にご教示をいただきありがとうございます。私も柿は特別な感じがする果物と持っております。

お礼日時:2014/05/03 11:52

原因は人間です。


人間はどうしてもたくさんなることを望み、沢山なった年を豊作と言いますが、実は、少ない年が豊作なんです。
多い年は大豊作なんです。
なので、多すぎる年に摘果して少ない年に合わせれば、毎年豊作で、そのレベルは段々上がってきます。
一本で良いので、柿を栽培して、渋抜きして(渋柿なら)食べてみて下さい。
豊作の年の方が、大豊作の年よりおいしいです。

勿論No1さんの言う生理的な事でも説明できますが、私の頭ではどうしても男と女の例で話してしまうので、このカテでは不適切かと思いますので、やめておきます。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

なるほどと思いました。環境が悪いとかえって子孫をたくさん作っておかないと、絶滅してしまうというようなこともあるのでしょうね。個の保存か,種の保存か、の問題でもあるのでしょうね。ご教示ありがとうございました。

お礼日時:2014/05/03 00:13

自然に生る柿の木は、目一杯花を咲かして実にします。


そこで体力が無くなり次の年は間が少ない。
つまりは木の子孫を残そうとする働きでしょうね。

プロの農家は実を間引く「摘果」をして、
実を大きくしますが、これにより表裏の差が少なくなるそうです。
しかし、少なくてもやっぱり差が出るそうなので、
生理的なものでしょう。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご教示ありがとうございます。貴方のおっしゃる生理的という具体的な原因は何だろうといつも不思議に思っています。

お礼日時:2014/05/02 18:16

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A