プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

海外オークションを利用して輸出を行っています。
商品代金はPayPalにドルで支払ってもらっていますが、帳簿の付け方がわからず困っています。

○ 売り上げ→円建て
○ 為替レートはいつの時点を基準にするか→発送した日の『TTMレート』で計算 (※発送基準・出荷基準)
発送時点で円換算を行い、円建てで帳簿に記帳することは判明したのですが、『TTMレート』で計算という部分がよくわからず…

例えば「2014年5月17日に商品代金20USDを受け取った場合」ですと、複式簿記ではどのように記帳すればいいでしょうか。

詳しい方がいらっしゃいましたら、その流れを教えていただけますと非常に助かります。
経理に関しては初心者ですので、可能な限り詳細にご指導いただきたく思います。
どうぞよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

外国為替レートにおけるTTMとは、電信中値相場ともいわれ、TTSとTTBの中間値のことです。

TTSが売値、TTBが買値であるから、その中間値であるTTMは為替レートの実質値ともいえます。顧客が銀行窓口で為替の両替を行う際の基準となるレートがTTMです。通常、TTMは、一日一回の頻度で決定されます。

為替レートは、
・発生計上するときは、計上する日のレートを適用し、
・外貨を交換する場合は、交換する日のレートを適用
します。

かりに質問者が、
・通関基準で輸出高を計上している。
・みずほ銀行で外国為替を利用している。
・輸出高は『TTMレート』で計算する。
・発生主義会計を採用している。
との条件設定で回答します。


◇質問者が20USDの商品を輸出した。4月24日が輸出通関日である。
この日のみずほ銀行TTMレートは102円25銭/USD。

発生主義ですからこの日の日付で円換算の売上高を計上します。

※20USD=20×102.25円=2,045円

仕訳:4月24日
〔借方〕売掛金 2,045/〔貸方〕売上高 2,045

売掛金元帳と売上高元帳へ、それぞれ転記します。


◇輸出先から20USDが送金され、5月17日に質問者の外貨口座に入金された。同日、外貨口座の20USDを円に交換して普通預金口座へ振り替えた。
この日のみずほ銀行TTBレートは101円55銭/USD。

※20USD=20×101.55円=2,031円

仕訳:5月17日
〔借方〕普通預金 2,031/〔貸方〕売掛金 2,045
〔借方〕為替差損    14/

売掛金元帳と普通預金元帳と為替差損元帳へ、それぞれ転記します。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!