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サッカーの戦術や見解について教えてください!

イタリアサッカーは守備的だとか、南米は個人技だとか、
スペインが最も完成に近い組織だとか、いろいろ意見がありますが、
どういう事でしょう?根拠は?試合を見た感じですか?

スペインが完成に近い組織なのは、個々のスキルもレベル高いし、
殆どバルサだしチームプレーのサッカーだと当然の結果と思うの
ですが、じゃあブラジルとかアルゼンチンは組織サッカーを全く
やらないかと言うとそうでも無いと思います。

ドイツが安定して結果を残してるのはバランスですか?

それぞれの強豪国の相性などどう思われますか?

更にこういうところを見れるようになるとまた別の楽しさがあるよ!
というような意見もお伺いしたいです。

A 回答 (12件中1~10件)

南米のチームが個人技主体で


ヨーロッパのチームが組織主体と
いうのは

サッカーを覚えた環境に由来しています

南米ではストリートサッカーで
遊びでサッカーを覚えます
ヨーロッパはクラブチームの下部組織に年代別のチームがあってクラブで教わります

すると南米は個人技が発展して
ヨーロッパは組織が発展するのです
今は南米チームにもクラブチームの下部組織が充実しているので組織も勉強しますし
ヨーロッパチームでも個人技の練習は大切な要素なのでお互いが融合してきました

アフリカは個人技主体で
アジアは組織主体なのですが
アジアが組織主体というのは南米と意味が少し違って個人技では勝負できないからです

個人技と組織は大切な要素で
個人技にたけた選手へは二人がかりで対応するなど
組織力を発揮して常に鎮圧します

例えばメッシにボールがわたると
手に負えないのですが

ボールがわたるとです

従ってメッシに
マンマークがつくのはもちろんですが
メッシにパスをしようとする選手に対してパスコースをふさいでしまうとか
メッシへのパスをカットするためにメッシへのパスコースにひとり立たせるとか
そういう組織的な対応でメッシを無力化させるのです
それが組織力ですが

他方、組織の一員が相手の個人技により突破されれば守備陣は守備体系をかえないと
ならないので
守備陣形を崩すことにもなり
個人技と組織力はサッカーの両輪です

なおドリブル突破で相手を抜きさるのは見ているものを魅了しますが
時によっては
よくないプレーになります

相手を崩すとは
例えば右や左に
ボールをまわせば相手の守備陣形は立ち位置が変わります
すばやくやれば
そこにスペースができるし
マークもはずせます
その時のラストパスがとおれば
ビッグチャンスです

ところがドリブル突破は時間をかけたプレーなので
相手の守備陣形の立ち位置を変更できず相手に守備陣形の修正時間を与えてしまうだけになります

一方でそれがゴールに近いとこなら逆に抜かれた選手が守備陣にとって戦力外になるためその突破をくいとめるために他の選手が対応すると
その選手はもともとマークしていた選手をフリーに
させることになり守備陣に混乱を与えることになります

その意味で
よいドリブルと
悪いドリブルが
存在します

場合によっては
パスをまわした
方がよい選択
なのです

一応、これで
質問にはお答えしたと思います

いろんな戦術を記載しましたが
なにか質問があれば補足にいれてください
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この回答へのお礼

nacci2014さん!感謝です!
僕は読解力の無い方なのですが、それでもとても分かりやすかったです!
特に各国の歴史や実際のシーンなどを挟んでご説明いただいたところが
更に頭で描けて楽しく読み進めました!

今なら試合前に出てくるフォーメーションを見て指揮官の思惑などを
汲み取れそうな気がします!

CL決勝最高でしたね!
nacci2014さんの解説を隣で聞きながら見れたら更に深かったと思います!
今回の試合で言うと、レアルがあれだけ抑えられていたのは何が効いていた
からなのかが僕はまだ見て取れないレベルで、そういうのを試合進行中でも
見て気付くようになりたいです!

きっとこの質問はこの先何度も読み返します!
ご回答いただいた内容を元に、またいろいろ試合を見ていきたいと思います!
nacci2014さんの回答のおかげでもうWCが待ちきれません。

開催までにDVDでも借りてこれまでのを見たいと思います!
ご回答いただき、本当にありがとうございました!

お礼日時:2014/05/26 11:04

前文で


延長後半レンセンブリンクのシュートがゴールポストを叩きとありますが
後半ロスタイムの間違いです

国の相性は有名なのは
(1)イングランドの天敵はスウェーデン
どのくらいの期間かわかりませんがイングランドが勝てずにいます
(2)ドイツはイタリアが苦手
国際大会ではドイツはなかなかイタリアに勝てません。
(3)ワールドカップの常連国ブラジルとドイツは日韓ワールドカップでの対戦しかない
※ドイツが一回不参加した以外、両国とも全てのワールドカップに出場してますが一度しか対戦がありません

なお、ドイツの項目の時に
ドイツは相手チームの弱点を試合中巧みにみつけだし自らのチームの欠点は試合中に修正する
そのようなことができる国は他にイタリアとスペインしかない
と書きましたが
語弊がないように補足します

相手の弱点をつき自らのチームの弱点を修正するのはどこの国もやっていることですが
それを高精度で
やれる国は
ドイツ、イタリア、スペインの三か国と書きたかったところです。

ジーコが日本代表に選手の自主性を尊重したのも
その修正能力が高度にならないと
ワールドカップではベスト16より上にはいけないことを知っていたので代表に導入を
はかったのですが
日本のサッカー文化は監督絶対主義なので
監督の指示にないことを自らがやることは難しく失敗をしました

ドイツワールドカップでの日本対オーストラリア戦

一点を追うオーストラリアはディフェンダーを一枚削って前線に選手を投入しました
さらにまた後方の選手を前線の選手にかえました
ヒディングお得意の作戦です。

この時、自分たちで考えろと言われていた日本は
守備の要の宮本は「オーストラリアの攻撃陣が二枚増えたので手に負えない。前線の選手は守備参加してくれないか」と主張しました。他方
中田英寿は
オーストラリアの守備陣が二枚減ったので
「守備陣が攻撃参加してきてもらえれば簡単に追加点が奪える」と主張しました。
一点を守るのか
二点目をとりにいくのか意志統一されてませんでした
前線の選手は攻撃に
後方の選手は守備にとなって間延びしてしまったのでつなぐ選手が不在で守備陣が
苦しまぎれに
クリアーする
ボールは
ことごとく
オーストラリアにひろわれて
日本は劣勢に
たたされました

ジーコは
この時、間延びを解消するために
中盤のつなぎ役として小野を投入しました

しかし劣勢なので小野も下がってしまいました

ジーコは
この時、守備か攻撃かをはっきり
示しチームの意志統一をはかるべきでした

そうすれば負けなかった試合だったと思います

従って小野に対して
前線の選手に下がれと指示するなり
後方の選手に上がれと指示するなり
または小野ではなくベンチの意志が伝わりやすいように守備要員あるいは攻撃要員をだすとかしてチームの意志統一を回復すべきでした

というより
ヒディングが
韓国代表監督だった時に頻繁に使った戦術なので
試合前に対処方法をきめておくべきできめてなかったことに私はびっくりしました

試合は日本守備陣が数的優位なオーストラリアに圧倒され数分間に三失点を喫することになりました

戦術が徹底してないと
こんなぶざまも
ありうるという
一例でした
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(8)アルゼンチン



アルゼンチンは自国開催とイタリアW杯で優勝しています。タレント揃いの個性豊かなサッカーは魅力的ですが実はアルゼンチンはその昔、対戦拒否まででるくらい荒っぽいチームで世界の嫌われものだった一時期もあります。
イングランドW杯では対戦チームの主力選手を削りに削って故障させFIFAも問題視したことがあります。

チームが変わったきっかけは西ドイツW杯からで
南米チームらしい個人技豊かで
なおかつ組織力をあわせもった
近代サッカーに変身してきました。この大会でトータルフットボールのオランダに4対0とコテンパンに叩かれますが
試合自体はアルゼンチンの良さも
発揮されていました。

自国開催のW杯は優勝します。ヒーローはケンペスでした。この大会の予選リーグは有り得ないほどの死の組でアルゼンチン、イタリア、フランス、ハンガリーが同居していてアルゼンチンは開催国ながら予選リーグ敗退の危険性まであったのです。結果はイタリアが全勝で首位通過。アルゼンチンは二勝して二位通過してます。当時はベスト8を二つのグループにわけて
首位が決勝に進む二次リーグというものがあり、アルゼンチンはブラジルと同居しました。直接対決は引き分けて二勝一分で並びますがアルゼンチンがペルーに大差勝ちしたおかげで決勝進出。決勝はオランダでしたがクライフはいませんでした。クライフはオフを家族とのんびりしたいとの理由で代表を拒否していたのです。決勝は延長戦になりますが
延長後半ロスタイムのオランダのレンセンブリンクのシュートは惜しかった。ゴールポストを叩いてノーゴールだったのですがオランダが世界一に一番近づいた瞬間でした。
延長戦はトータルフットボールのオランダが体力を失いアルゼンチンがニ得点を挙げて初の世界一。電光掲示板には アルヘンチーナ カンペオンの文字が伝統してスタジアムは大熱狂しました。
二度目にW杯を制覇した時はマラドーナがエースの時でした。チームはマラドーナをいかすためにマラドーナのために汗をかいてくれる選手を選抜してマラドーナに対してはチーム戦術に染まらなくてよい。好きなようにサッカーをしてこいというわけで残りの選手でチームを組織してマラドーナはフリーマン扱いのチームでした。マラドーナは稀代の天才プレーヤーでイングランド戦でみせた五人抜きやゴッドハンドでも有名なのですがマラドーナがイタリアセリエAに移籍したナポリでもマラドーナは手に負えない個人技の持ち主で目の前の選手は簡単に抜かされていきました。そこで対マラドーナ用に考えられた守備戦術がゾーンプレスでマーカーは
マラドーナにあたりにいくとともにパスコースを限定、後方には抜かれた場合のマーカーを用意するとともにマラドーナが抜きにかからずパスを出すタイミングを見計らってそのパスをカットするという二人がかりのプレスディフェンスが誕生したのですがそもそもマラドーナ対策だったのです。
フリーマンとして自由奔放にサッカーをするマラドーナは他の選手と違ってチーム戦術に加わっていないのでフォアザチームのプレーを免除されてますから息を整えて常にベストな状態でプレーをすることができてアルゼンチンは
好調で大会を制しました

ですがこれはマラドーナの成長もあるのです。イタリアW杯の前のスペインW杯でもマラドーナは世界最高級のプレーヤーでしたが相手のマーカーにガチガチに削られてストレスがたまり、ついにイタリア戦ではマーカーのジェンティーレを蹴飛ばしてしまい一発レッドで好評価もなく大会を終えています

アルゼンチンが本格的に強くなったのはイタリアやスペイン、後にはイングランドなどが選手の宝庫としてアルゼンチンに目をつけアルゼンチンの有力選手はヨーロッパの有力チームで実績をつけヨーロッパサッカーも理解をしてきたことで個人技と組織力がミックスされた近代サッカーを手にいれたことが躍進の理由です
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(7)イングランド



サッカーの母国ですが世界組織であるFIFAはイングランドが作ったものではありません。イギリスにはイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドが別々にサッカー協会を持っていて古くからホームインターナショナルという代表戦を実施していて、それで充分に盛り上がっていたので他国との交流に興味を示しませんでした。FIFAは母国なしの組織では存在価値がなくまた当時世界一の強豪であったイングランドに加盟を迫ります。すでにイギリス内に4つのサッカー組織が存在していたものをFIFAの都合で合併するわけにもいかずFIFAは4つのサッカー協会を同時加盟させる提案をして、イングランドら4つのサッカー協会はしぶしぶ加盟しました。世界一国決定戦であるワールドカップをFIFAが創設しますがホームインターナショナルで充分な4つの協会は予選参加せずにいました。イングランドがW杯に初参加するのはブラジルW杯からです。イングランドはこのW杯を簡単に制することができると自信満々での登場でしたが結果は散々でした。イングランドは他国との交流を疎かにしていたため他国の進歩に気がつかなかったわけで井の中の蛙でした。しかもW杯初戦は当時、サッカー後進国のアメリカでしたが、まさかの0対1の敗北を喫してしまい母国の面目は丸つぶれになりました。アメリカがイングランドを破ったこの試合、NYタイムスの特派員は結果を送信しますがデスクでは、この情報は有り得ない。誤植に違いないとして当日の新聞掲載を見送っています。
イングランドのサッカーはキック&ラッシュのサッカーでゴール前に
放りあげて肉弾戦でゴールを奪うというスタイルが一般的でした。サイド攻撃は頻繁に使われました。

サイド攻撃を近年でも有力な戦法とする訳はサイド攻撃はマーカーを外してフリーになりやすいのです。
中央からの攻撃ですとディフェンダーはゴールを背にしてボールとマークする選手の両方を視野に収められますがサイドからですとボールとマークする選手は同じ視野に収まらないため、マークを外しやすいのです。イングランドの放りあげての肉弾戦は実は割と最近まで多くのクラブチームで主流だった作戦です。他国のよいサッカーを取り入れることより自分たちのサッカーを進化させることに執着したためイングランドは段々と世界から引き離されていきます。

イングランドは
自国開催のW杯で優勝しました。この時はキャノン砲のチャールトンや得点王ハースト、守備の要ムーアやGKバンクスという非常にタレント揃いのチームだったのですが戦法は
旧態依然の放りこみでした。

イングランドが
近代サッカーに目覚めたのは最近です。

リーグをプレミアリーグと改名して外国人選手は代表経験者のみに限定するなど選手の質を高めるとともに世界の戦法を取り入れるようになりました。そのため最近は多彩な攻撃パターンを持つように変身しました。さらにクラブチームも好成績を納めるようになりました。

イングランドには代表戦にしか使わないウィンブレーというサッカースタジアムがありサッカーの聖地となっています。

またサポーターは熱狂的で時にフーリガンと呼ばれる悪態をみせることもありますが
応援するチームが苦戦している時などサポーター全員で合唱したり(この伝統をフランスW杯の前の日本サポーターも真似をして、翼をくださいを合唱した)敵味方を問わず好プレーには拍手喝采をし遅延行為にはブーイングを飛ばすなどサポーターの質は世界一流です。

イングランドが近年、W杯において成績が奮わないのは過去には伝統に捕らわれ過ぎて世界の潮流に遅れをとっていたことがありますが近年ではクラブチームの試合数が多すぎて代表強化の日数が少なくチームの完成度が不足していることがあります。

最後に伝説のプレーはYouTubeにありますがバンクスの奇跡的なセービイングです。ゴールのファーサイドにいたジャイルジーニョへのクロスに対して当然バンクスはファーサイドで構えていましたが、このクロスがジャイルジーニョに届く前にペレが反対側のニアポストにワンバウンドでヘディングシュート。普通のキーパーなら逆をとられて見送るだけなのですがバンクスはファーサイドからニアサイドに飛び込んでこの完璧なヘディングシュートを叩きだしてしまいました。信じられないプレーを目の当たりにした当時の世界的な選手であるペレやリベリーノらが敵チーム、しかも試合中にも関わらずバンクスに握手を求めにいきます。
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(6)フランス



シャンパンサッカーと呼ばれます。アイデアにあふれた多種多様なゲーム展開から
ビューティフルゴールを産み出すサッカーで非常に
芸術性高いサッカーです。
芸術の国ならではの美しさを追及したサッカーです。
しかしながら、泥くささがないわけではなく、形にこだわりすぎているわけでもなく、出来ればゴールは美しくという
あくまでも、願望です。

伝統的には中盤にひとりのカリスマがいます。プラティニ、ジタン、リベリなどが該当します。

中盤の選手は魅力的な反面、フォワードがあまり得点をあげない部分もあります

フォワードに名選手がいないわけではないのですが
彼らは相手守備陣を混乱させたり
する役回りになり中盤の選手が得点をあげることが多いです

守備陣も個人的なスキルは世界レベルではありますが鉄壁と言うほどの堅さではありません。

フランスは本土とフランス領の植民地からの移民からなる多国籍軍で
前述のジタンも
アルジェリア人の血統を引き継ぎます
しかしながら民族間のトラブルは
さほどありません
リーグの実力は
ヨーロッパで五番手あたりですが
上位四か国とは
レベル差が否めません

ロンドンオリンピックでフランス女子チームを見ましたか

日本を圧倒する
多彩な攻撃が
印象的だったのですが
女子サッカーも
男子同様
魅力的です

この国一番のレジェンドはプラティニかジタンですが私はプラティニの方を上位にしたいです

フランスでは
プラティニのことを将軍と呼びます。現役時代は
82メキシコワールドカップで準々決勝でブラジルを破り準決勝で西ドイツに敗れます。
86スペインワールドカップでも準決勝で西ドイツとの死闘に敗れてはいますが
常に存在感ある
チームのまさに
将軍で司令塔でした。
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 今晩は。

懐かしい歴史が聞けて頼もしく思います。
自分はシャドーアタッカーとして、違う視点からフォロー致します。
サッカーは自由度が高いので、見る方の視点も様々で良い。只いざ試合の段になったら、夫々の戦術ヴィジョンを擦り合わせながらプレーする。でも完全に一致する事はあり得ない。 ですから、一丸となるべきなのは、ハートと、戦略;ペース配分とかの、です。 戦術は個人個人で微妙にズレがある。 そこをどれだけ合わすかで、チーム戦術もかわりますね。
ブラジル・アルゼンチンは通常あまりフォーメーションを細かく合せない伝統です。 何故なら言わなくても出来ちゃうから。カバーリングなど、どう動けば良いか皆大抵分かってる。ドイツもそうかな、。それが伝統国の強み。
その伝統では、FWやトップ下は守備に戻らなくても良かった。 しかしそれでは通用しない時代になって、チーム戦術の常識を修正しました。 そういうせめぎ合いがある。
各国の代表は寄せ集めなので、普通は大した戦術無しで試合に臨んだ。
でもクラブ戦術はもっと細かいですね。 70年代、ベッケンバウアーのバイエルンと、
クライフのアヤックスが、チャンピオンズCup(当時の名称)を夫々3連覇した、そのチームが殆どそのまま西ドイツとオランダ代表になった。
それで一挙に変わったのです! 2チームは74年の決勝でしたね。 その大会で、皇帝ベッケンバウアーはポジションフリーのリベロ像を確立し、クライフはブラジルを完膚無きまで叩きのめした、所謂トータルフットボールの始まり、ポジションチェンジで全員攻撃守備です。
それを見た英雄ジーコが、こりゃマズい!とショック受け、 次の大会では中盤だけでもクライフ戦術取り入れたのです! それがあの黄金のカルテットでした。 Fwが弱いので優勝できなかったけど、。
かようにサッカーは、時たま出現する戦術的天才とそのクラブチームがエポックメイキング時代を画するのです、代表戦術はその二番煎じが多い。 
 さてそのクライフが監督時代のバルセロナでの愛弟子のグラディオーラ、彼が監督してメッシらを擁したバルサが、2年半前のクラブWカップ決勝で、ネイマールらのブラジルSantosを4-0と又もや圧倒しました。 これも大ショック! 同時期の代表スペインもバルサ主体でEuroとWカップを取った。
それでブラジル指導部のフェリポンとパレイラは守備戦術変えて、去年のコンフェデ決勝は対スペイン3-0で勝ちました。 ラインデフェンス捨てて深みを取る守備にした。じゃないとバルサスペインの同じく深みを取る攻撃に対処できないからです。 ポジションをローテーションしてくるので、守備もCBやボランチがローテしてましたね。 ラインDFではないのでオフサイドトラップを捨てたのです。 オフサイド0でしたから。
 同じくイタリアもユーロ決勝やコンフェデで、対スペインの時はラインとOSトラップ捨てて、真ん中寄りの3バック;CB一人は後ろに引いて、ボランチアンカー2人と併せてホームベース型のBox型デフェンスで対抗しました。これもオフサイド殆ど獲ってません。 他の国とのゲームでは4バックのラインDFです。
 つまり相手に合わせて戦術は変える。そこらに注意して見ると奥深いです。 でもイタリアは攻撃でもパスサッカー重視し始めて、その分、守備は弱くなりましたね。
 06年はWカップ優勝ですが、チーム最多得点者が2得点かな?殆ど満遍なく一点づつ取った、こんなチームは初めてだった。これは守備のチームでしょう。
仰るように<個人の能力高くなくとも、組織で>勝ち抜いた良い例でしょう。でも面白くはないサッカーでした^^。トーナメントではオーストラリアに不可解なPKで1-0で勝ったのかな、オージーの方が支配してたヨ。もし日本が勝ち上がってたら勝てたかも知れない、。
小野や中田ヒデは欧州リーグ優勝の立役者でしたし、俊輔も100年伝統のリーグMVPですから、実績では現代表より上ですね。 このジーコのチームの中盤もパス回しの戦術は出来てましたよ、英国・ブラジル・独逸と引き分け、充実期のチェコには勝ちましたから。 只ジーコは守備の約束事を決めなかったので、あの結果でした。 これも先述した強国の{云わなくても分るだろう}という伝統・常識で通してしまったからですね、選手はその自由を喜んで、攻撃では結構できてました。でも後にヒデ氏が「必要な自由だけど、日本には未だ早かった・・」と述懐してましたね。
 同じくローテして流動する戦術を、もっと緻密にやろうとしたのが、
オシム氏でした。W中村、遠藤、阿部らの中盤の流動は凄くて、アジアCupではオーjーを圧倒したな、引き分けでしたが。 これはかなり約束事が有ったようです。
 さてザックさんですが、この人は伊人には珍しく、バルサFan.
90年代にゾーンプレス戦術で一世風靡したミランのアリゴ・サッキ監督の後継者でもあった。だから2つの戦術をミックスできると期待されましたが、そこまで卓越はしてませんね。守備のタレントを重視しないし、バルサほどのローテでもない。一寸残念です。
 バルサはポジションチェンジしたら、ローテした先に残って何をするか、約束がきちんと決められてます。フォローやカバーする遣り方も。攻撃の時の真ん中のリスク管理や、ボール獲られた時のフォーメーションなど。 其処が日本は足りません。
 ボールが無い所での守備のフォーメーション、TVでも中々映しませんし注目する人も少ないけど、凄く大事です、バルサはしっかりやってたから勝てました。
 それを観るには、スタジアム最上階(安い席)から俯瞰で見るのが解り易い、Kickオフの時の守備側の、442などのシステムフォームは一目瞭然です。 攻撃側は陣形崩して始めますが、リスタート時に戻るポジションなど良く判ります。一度どうぞ。 
ちなみにW中村などの名パサーは、フィールド目線ではなく、俯瞰で見る事が出来るのでは?と言われますね、それは滅多に居ない才能です。
 ドイツは昔から有名なパサーを輩出してて、戦術書もオランダとともに充実してましたが、近年は進歩が無かった。 それがスペインの台頭後こりゃアカン!と、イタリアとともにパスサッカーへと舵を切った、。ユース強化です。多分今回は年取ったスペインより上行くのでは?と思います。
 以上、これら戦術の約束事などは、専門誌でのインタヴュなどを長年見て我々も培ってきたのです。 慣れれば凡その傾向は直ぐ分ります。
 只、試合を観る時はボールやそのホルダーだけに眼を奪われがちですが、フト思い出してなるべく全体も見る、何となく焦点と視野を広げて観ると、戦術理解し易いです。相手の守備も観るべし。
 小笠原選手が言ってたのは「眼を上げた時、最初に見るのは、一番遠くで動いてる選手。」だそうです、これはテレビ観戦でも可能です。お楽しみ下さい。
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この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます!

ザックの守備人選には素人なりに疑問もあります。
もちろん候補選手、それ以外の選手も実力は素人が云々言える
わけも無くすごいとは思いますが、闘莉王は欲しかったです(笑)

何かどう見てもメラメラした選手はいたほうがいいと思うんですよね。

代表の皆さん闘志は当然お持ちでしょうけど…。

nacci2014さんの回答と併せて参考にさせていただきます!

ご回答誠にありがとうございました!

お礼日時:2014/05/26 11:30

(5)ドイツ



ドイツはW杯の優勝経験もあり、毎回ベスト8以上の成績を残す実力国です。

ですがドイツは技術的に他国より優れた個人技を持っているわけでなく、体格優位による空中戦を得意とし勤勉な性格を反映してか、サッカーの戦術に選手自身がたけていて試合中にチームの弱点を修正し、相手の弱点を探し出して得点をあげるという高度な能力を持つチームです。
これがこの国が常に世界の上位に君臨できる強みなのです。
この要素をもちあわせている国は他にイタリアと最近のスペインでサッカー文化が成熟していないとできないものです。
監督に言われたことだけ従順にやる日本人がこのレベルに達するのは至難の技と言わざるを得ません

ロスタイムで追いついたりする試合展開も多く得点機的には見応えはありますがチームの迫力としては今一歩他国に劣ります。大胆に言えば
つまらない試合が多いです。

チームが一番強かったのは68年ユーロでベッケンバウアーとネッツアーという二人のロングパスの名手が鵜匠の如く前線を束ねていく戦法は見事でした。

最近のドイツは
ゼロトップのコレクティブカウンターという作戦をよく使います。実に省エネな作戦です。ポゼッションは相手に譲ります。前線に二人だけを残して全員で守備をはじめます。相手は決定機も迎えられるので次第に人数を増やして攻撃を繰り返し、前がかりになります。相手にとっては攻撃一辺倒だから負ける気がしないわけですが
そこがドイツの狙い。相手の攻め疲れを待って、ある瞬間に前線の二人にボールを渡すや今度は自陣に二人だけを残して全力疾走で攻撃をはじめます。相手守備陣は、突然あらわれた多人数の敵にマークが遅れ
ドイツが得点を奪うという仕組み。別名、百姓一揆ともいう。

いくら世界的な名選手が相手守備陣にいたとしても
それは1対1には強いかも知れませんが1対2や1対3では無力化します。そこを狙った作戦です。前回の南アフリカでも
アルゼンチン戦で用いています。南米のチームは攻撃大好きですからドイツの罠に陥りやすいのです。

しかし、ドイツ国民にとっては
あまり愉快な作戦ではないようです。常に相手に攻撃されている試合なわけですから
勝負に勝って
試合に負けた
という印象を
与えるようです
これがつまらないサッカーのゆえん
ドイツのサッカーリーグはブンデスリーガと言います。ひところ、スペインやイタリア、イングランドに後塵をあびていましたが最近は立て直してきてバイエルンなどがチャンピオンズリーグで優勝しています。復調したのには理由があって普通サッカーリーグは外国人選手の人数を制限しますが、ドイツは逆に試合に出場させなければならないドイツ人選手の人数を規定して所属外国人選手の数に制限を設けないようにしたので財力あるチームは強化がすすんで強くなったのです。
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(4)オランダ



オランダは1960年代から強くなりました。74年西ドイツ、78年アルゼンチン、10年南アフリカのW杯において準優勝をしてます

オランダは攻撃陣が世界的な選手に恵まれていて個人的スキルだけなら、どの大会でも優勝チーム以上のものがあります

オランダは
最初からエンジン全開の戦い方をして予選リーグでは圧倒的強さを
誇りますが
W杯は1ヶ月に及ぶ長丁場なため
コンディションを落とし優勝を逃しています

この国一のレジェンドはクライフといい個人技にたけたプレーヤーです。いえばメッシのような選手で
マラドーナやジーコより上の評価を受けるスーパースターです

オランダはこのクライフを使って
世界一を目指すために戦術を検討しました

その結果誕生したのがトータルフットボールです
全員攻撃、全員守備で常に相手より地域的に人数で上回っていてボールを相手に渡さず
奪い返しては全員攻撃を仕掛けるといったサッカーです
あたかも選手が
渦巻きのように
動くサッカーで
渦の中心には
クライフをおきました

このサッカーを具現化するには体力が必要で
そのため技術よりも運動量にたけた選手と
ゴール際が強いゴールキーパーよりゴールエリア全体を広く守れるゴールキーパーを選出するなど
したものだから
当時著名な選手だった中盤のカイザーやGKのベベーレンは国際的評価を得ながらも走れない、あるいは守備範囲が狭いとの理由で代表落ちしています

試合中ボールと
一緒に動くぐらいの体力がなければいけません
体力消耗を防ぐためには前線の選手とバックの選手の距離をコンパクトにし走る距離を短くする必要があったので
バックラインは
センターラインより前に位置することがあったくらいです

なので守備範囲が広いGKが必要になるし
またオランダのバックラインの裏は大きなスペースがあることになるので敵に裏に蹴られ走り込まれても対応できるようにオフサイドトラップを併用しバックスは走力がある選手を起用しました

トルシエが日本代表に教えたサッカーの原型がこのトータルフットボールでした

このサッカーは
画期的に強く
アルゼンチンにもブラジルにも完勝してオランダは決勝に進出します
相手は開催国西ドイツ
西ドイツがホームであるのに下馬評は圧倒的にオランダ優勢でした

開始一分クライフの突進を防ぎきれずにフォクツがペナルティーエリア内でファールをしオランダがPKで先制

しかし西ドイツはトータルフットボールの弱点であるオランダの体力を使わせることにしてカテナチオよろしく守備陣が自陣にはりついてオランダの人数に負けない対処をしてマイボールになるとオランダの人数をかけた囲い込みがくる前に素早くオランダの裏へロングパス

そこにゲルト ミューラーひとりが走り込み、オランダのバックスに全力疾走させてオランダをさげる

この繰り返しによりオランダは徐々に体力を失い
ヘルツェンバインをペナルティーエリアで倒されて西ドイツもブライトナーがPKを沈めて前半を1対1で折り返す
とはいえ試合は
オランダペース
しかしゴール前を固められ決定打が打てず
なおかつロングパスで走らされて
体力消耗
次第にトータルフットボールに
ほころびがみえはじめ西ドイツが少ない決定機をゲルト ミューラーが沈めて西ドイツ奇跡の優勝となりました

その後トータルフットボールは
改良をかさねて
いろんな戦術に
変化していきますが
オランダがいつもW杯でエンジン全開スタートをきるのは西ドイツW杯での代表があまりにも強烈な印象があり常に現代表と比較されるため、それを打破しようと圧勝につぐ圧勝を目指していることがあります

サッカーリーグはアヤックス、フェイエノールト、PSVアイントホーフェンなど名門は
ありますが、ヨーロッパの中では
中堅クラス。そこで有力選手は自国リーグを離れてレベル上位の他国リーグに移籍する
他国で活躍するためには自我が強いことも必須なため代表チームを作るとチームの主導権争いなどでぶつかりあい
またオランダ領ギアナの選手も
オランダ代表となるため民族間の
対立などで
チームワーク的に問題をはらむことが多いです。
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(3)スペイン



現在の世界チャンピオンですが
スペインのワールドカップは過去は失敗の連続で
あまりよい成績を残していません

スペインは
マドリードのある地域と
バルセロナのある地域とでは
地域性が異なり
スペイン代表と
いっても
マドリード地域の人はマドリードの選手のみの応援
バルセロナ地域の人はバルセロナの選手のみの応援になり
代表チームで選手選抜に偏りがあるとそれだけで
不満がでて
チームが不和を
しめすということが少なくありません

またスペインは伝統的にスロースターターでロンドンオリンピックでは初戦に日本に敗れたようにワールドカップでも直前ではスイスに過去にはナイジェリアに敗れるなどしていて韓国とも引き分けています

ですから今回のワールドカップの初戦オランダ戦は
スペイン不利と
私は考えています
スペインはリーガエスパニョーラという世界最高峰のリーグを持っていて、二十世紀におけるナンバーワンクラブチームに選ばれたレアル マドリードやバルセロナ、あるいはバレンシアやアトレチコ マドリードといったチームがヨーロッパチャンピオンズリーグなどで好成績をあげていて国民の多くはクラブチームの成功に期待してビッグスタジアムが満席いる反面、代表チームの試合にはスタジアムが閑散とする傾向にあります

野球でいうと
レアル マドリードが巨人で
バルセロナが阪神としましょうか
それぞれのホームゲームでは球場が満席になるのですが
サムライニッポンの試合が満席に
ならないのと
少し似ています

代表チームの成績があがらないことに対してスペインサッカー協会は
プロジェクトを
作って強化のありかたを研究し
ユース年代を強化して 与えられた戦術をこなすだけではなく臨機応変に自分たちのあたまで打開策を模索する能力を身につけるという訓練をはじめました

実はイタリアやドイツがタレントの潜在能力においてスペインやオランダあるいはブラジルやアルゼンチンに劣っていても
試合には勝ってしまうのは臨機応変に相手の弱点をみつけだしていく能力にたけているからだとスペイン首脳陣は分析をし
スペイン選手にもその能力をうえつけました

教科書通りの
監督に指示された戦術を繰り返すのではなく
チームのストロングポイントが通用しなければ
どうしたら通用するのか
どこが機能してないから通用しないのか
ならば誰がそこをフォローするか
そのフォローにいったもののフォローは誰がするかを各人が考えて組織として連動する

またウィークポイントをつかれたらどのような修正をするかを
試合中に監督に指示されなくても
選手自身が身につけることができたということが
スペインが世界一になれた理由です(このプロジェクトは同じ時期にオランダもやっている)

そのためには
チーム作りは
バルセロナか
レアル マドリードを主体として
普段から息のあったコンビネーションに問題ない選手を多く起用する必要性があり
バルセロナのサッカーの方が答えが導きやすかったのでスペイン代表はバルセロナが中心となっています

スペインのサッカーはポゼッションサッカーです

マイボールを永遠に続けていくサッカーなのです

パス交換を多用し相手の守備陣形をゆさぶり
教科書通りではない意外なとこで
シュートをする

つまりは教科書通りのサッカーですと相手も狙いがわかるので守備の準備をされてしまうため、相当にうまくやらないとなかなか得点できませんが
意外なプレーは
相手の想定外の
ことなので守備対応がおくれて
得点を得ることができるというわけです

この戦術を具現化できたからこそ
スペインは現在
世界ランキング一位なのですが

ワールドカップを連覇できるかどうかは別問題です

ブラジルワールドカップで初戦のオランダ戦をおとして二位通過の場合決勝トーナメント一回戦の相手は
ブラジルが有力です。この試合に勝てるかどうか
また勝ったとしても相当体力消耗する戦いになるので決勝戦までコンディションを保てるか不安もあります
とはいえ
ポゼッションを高めたマイボールを続けるサッカーは試合を圧倒していて現在世界一魅力的なチームには違いありません
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こんにちは。

 

戦術に関する高度な情報はサッカーをより良く楽しむためにも有効です。 『nacci2014』さんの解説が楽しみです。 

『カテナッツィオ』は三人のDFの後ろにもうひとり自由に動くDFを置く『守備重視のシステム』で三人のDFの後ろを走りまわるリベロの様子が錠前に掛ける閂に似ている様からつけられた名称です。 元々はDFを4人置き、守備にだけ専念させ、マンツーマンに徹する作戦でした。 イタリアが有名になったのは1970年代に3-1(リベロ)を徹底させ、急激にイタリアが存在感を上げたことに拠ります。 

日本でも60-70年代、ドイツ人のクラマーコーチの指導で急激に強さを増した当時、小城得達(東洋工業)がリベロを務め、一種のカテナッツィオを採用していました。 フルバックの後ろで大声でコーチングをし、決定的なピンチには身を呈して未然に防ぐ小城選手の勇姿に憧れたものでした。

しかし、1974年のワールドカップでオランダが全員守備全員攻撃の『トータルフットボール』を採用して以降『カテナッツィオ』はイタリアでも姿を消しつつあります。 トータルフットボールは渦巻き状態で全員が攻守両方を行うため、相手チームがマークできないのが特徴です。 これは偶然ですが、戦国時代の名将・上杉謙信の『車懸り(くるまがかり)』の陣と良く似ています。 これも誰をマークすれば良いのかわからず、敵陣は混乱に陥ってしまうのです。

有名な川中島の合戦で、謙信の『車懸りの陣』と信玄の『鶴翼(かくよく)の陣』が激突し、秘術を尽くした歴史に名を残す名勝負となりました。 鶴翼の陣はどこかカテナッツィオに似ているんです、、、。 
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この回答へのお礼

ご回答誠にありがとうございます!
戦術、陣形となってくると合戦も似ていますね!
組織と組織ですから必然かもしれませんが。

なんか戦場から将棋ができたようにサッカーの
卓上戦術ゲームみたいのもできると楽しそうですね!

お礼日時:2014/05/26 11:05

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